第四棺

唯麗しきあの人の埋没the Vale of monochrome

Middle Phase 11
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   ■シーンプレイヤー:  ◆

GM 一応次のカメラは、尚君のつもりです。
あいよ。
GM とは言え、是色の話が前のシーンで既に出ているので、ここでやらなくてはならないこと! みたいのは特にないのですが。
情報(街のこととか)を共有し、PCの動きを決定するシーンかな。
じゃ、セッション始まってからずっと放置してたPC間の会話するか? 結花と。(笑)
仁也と3人で。
GM 登場したい人はして良いですが、まぁ、尚君の許可を仰いで下さい。
果実さんや儚恵さん、可愛子・歯車・青藍・真冬あたりと話したければ、呼んで下さい。
いや、まあ
特にないっちゃないんだが…
ああ、まあ可愛子の一件があるからな。それについては喋っておかないと。
GM 汚染レベルは3、支部に戻って来たところからですかね。
とにかく登場するぞー
ダイス 11R+5 = [5,2,8,5,8,6,10,3,4,9,3][9]<クリティカル>+5 = 24
GM ふむふむ。
ダイス 94+1D10 = 94+[2] = 96
ひい崖っぷち。
GM はい。
では支部です。
仁也さんに置いていかれました。
「くそ! 坂道を車椅子で上るのがどれだけ大変かわかってんのか畜生」ぶちぶち。
仁也 じゃ、おっちゃんが出てきて早速是色の嬢ちゃん呼び戻す作戦について話し合おうか!(笑)
ひでぇ。(笑)
というか帰ってきてもまたふらっと外出しそうだ。(笑)
仁也 さて、じゃあおっちゃんも登場するかい?(笑)
えーっと、何を話し合うつもりなのか聞いてもいい?(笑)
是色を取り戻すとか言われても、俺、何をどうしていいかわからないんだけど(笑)
仁也 うん、とりあえず障害に成り得る怨嗟の旦那を殺す事かなぁ…
うーん。
まあ確かに、支部の周りの見回りを強化して、3話のボスとか怨嗟とかが近づいてくる前になんとかする必要はあるよな。
拠点ができると逃げられない分苦労も増えるなぁ
GM とりあえず、シーンはスタートしてます。
登場する方は、尚君の許可を貰って、対汚染判定どうぞ。
結花 はーい。
尚くんからのご指名なので…
ダイス 8R+5 = [7,5,4,3,9,4,7,7]+5 = 14
1D10+76 = [2]+76 = 78
GM そこは失敗するところでしょう。
(笑)
結花 ですよね…
ダイス目に無茶言うな(笑)
GM さて、果実の研究室を飛び出してきて合流という感じでしょうか。
結花 先に仁也さんが飛び出して
次に自分が飛び出してくるんですね
「ギャーッ」結花くんのごういんなドリブル! 尚くんふっとばされたー!
怪我人は大切に!
GM 仁也さんは飛び出すというほどではないかと。
仁也 おっちゃんは悠々と支部長室に向かっただろうね(笑)
結花 じゃあ、結花さんは剛さんのもとに
まだ、たどり着かないけど。
ちょうど良いから剛さんにも出てもらうかい? いや、俺はそれでもいいけど。
GM まぁ、登場するときに判定して下さい。
「いってぇ、なにすんだ! って結花か」
結花 「……なに?」
不機嫌な目で見下ろします。
「可愛子とは仲直りしたのか?」
「この前まで、あんだけベッタリくっついてたのに。百年の恋も冷める?」
結花 「可愛子ちゃんなら、ここにいれば大丈夫だよ。尚くんもいるし……」
「信用されたもんだな」ハッ、と鼻で笑って。
結花 「それに…、わたしが可愛子ちゃんに許されないことをしたっていうのもわかってる」
「ふぅん?」
結花 「でも、どんなに嫌われたって、どんなに責められたってわたしは可愛子ちゃんと一緒にいるよ」
「だって、あの人のぶんだけ可愛子ちゃんのこと、守るって決めたんだもん」
「なるほどね。…俺の考えを言ってもいいか?」
結花 「……?」
「俺が可愛子だったら、こう言うと思うぞ。“結花が怖い”って」
結花 「………」
「正直、お前のこと、怖いって思ったことが何度かあるよ。俺、本当はビビリだからな」
結花 「尚くんが?」
「想像したことあるか? 銃弾より早く動けるような化け物が殺しあう戦場で、体を使うのはてんでダメな人間が放り込まれるんだ」
「周りに、戦える仲間がいないとどうにもならない」
「だから、もしそいつらがやられたり、裏切られたりしたら…」バン、と言って指鉄砲で自分の頭を撃つジェスチャーをする。
「震えが止まらないせいで、飯もまともに食えなくなることもけっこうあった」
結花 「………」
「だからなんとなく、想像できる気がするんだ」
「親友とか幼なじみならまだしも、会ったばかりの人に“絶対に守る”と言われて」
「けれど、その相手は、守る相手と殺す相手を、“自分自身が味方と思うか、敵と思うか”で決めていた」
「もし、自分が何か相手の気に障ることを言ったら、すぐ、手のひらを返すようにして、潰しにかかられるんじゃないか…」
いや、そもそも―――“別に自分じゃなくてもいい”んじゃないか。
“結花と仲良くしてくれる、都合のいい相手だから、今は守ってくれてるだけ”なんじゃないのか?
「そういう風に、思ったんじゃないかな」
結花 「……それでも、わたしは」
「ま、そこまでブレないと、もう立派って言うしかないけどなー」前の癖で、頭の後ろで両手を組もうとして、左手が宙に浮く。
「一応、言っておく」
「俺とお前は、あの学校からなんとか逃げ出して、今日までやってきた仲だ」
「だから、できるだけ敬意を持って接しようと思ってる」傍若無人な尚にしては珍しく。
結花 「………」
ちょっと意外そうに尚くんの顔を見つめます
「と言っても、ああしろこうしろと命令する気はない」
「だが、聞いて欲しいんだ」
「責めたり、馬鹿にしたりするつもりはないんだが…、君、実は恐がりな方じゃないか?」
結花 「………え?」
「悪いけど、さっきの、果実の研究室でのやりとり、立ち聞きさせてもらった」
「それに、歯車のこともある」
「どうしてかはわからないが、君は、“無理解”とか”無理矢理”が許せないらしい」
結花 「無理解?」
「って?」
「相手のことを知ろうともしないで、自分の考えを押しつけたりすること、かな」
結花 「………?」
「嫌いなんだろ? あれ、違った?」
結花 「そう…なのかな?」
GM 何より自分に無理解なのかも。
「まあともかく、キミは、一見“他人の為に怒っている”ようだけれど、本当は“自分の為に怒っている”ように見えた、ってわけ」
ぶっちゃけ、“誰も是色の事を理解してあげない”ということに怒ったというより、“他人をハブくような連中が大嫌い”なように見えた。
「まあ、俺は君の家族でも恋人でもないから、あれこれ言う権利はないかもしれない」
「こんな状況じゃ、そう遠くないうちに、どっかに行っちまうだろうしな」
「だから…、君自身の問題は、君がなんとかしなきゃいけない」誰もアテにできない」是色ですらも。
「別に、今のままでもいい。何もしたくない、今のままでいたいっていうなら、そのままでいればいい」
「でも、君って、今の自分、あんまり好きじゃないんじゃないか」
「もっと、こう、なんて言うか…できるものなら、もっと“誇れる自分”に生まれ変わりたい、って思ってるんじゃないか?」
結花 「………」
「……生まれ変わるって、文字通りの意味でだよね?」
「心機一転してリフレッシュ、とかそういう意味じゃなくって」
「あー、そうだな。そうかも」
「放っておくとマジで輪廻転生できそうだしな」
世界滅んだし。
「まあ、何が言いたいかっていうと。カガヤキ倶楽部みたいに、1%の希望を追いかけて死ぬのもいい。逆に、ニートになって死ぬまでゴロゴロしてもいい」
「好きにすればいい」
「ただ、どうするにせよ、メリットとデメリットを考えて―――自分の人生、選ばされるな。自分で選べ、それくらい」
「っつーこと」
結花 「言ってることが難しくって、よくわかんないよ……」
割と本気で
「そうかい?」
「好きに生きていい、だけど惰性で生きるのはやめろ…、ってことかな」
「君が、今日まで、どんな人生送ってきたかは知らない」
「けど、とりあえず20年くらい、麻薬漬けになったりすることも、自殺はしたりすることもなく、なんとかやってきたんだろ?」
結花 「…うん」
「君にはそれだけの力があるのさ。生きる力が」
「君の体はガラスでできてるわけじゃない」
「人生ごときで砕けたりはしないさ」
「もっと自分を信じてもいいと思うけどな」
「(呟くように)恐れる必要はない… いや、怖くても、それをぶちまける必要はないんだ」力を振りかざして、他人を叩きのめす必要はないはずだ。
「俺にはこうして喋ることしかできないが、相談にならいつでも乗る」
「だから、できれば俺にも敬意をもって接してくれると嬉しいかな。可愛子にも、仁也にもな」
GM ところで、通路で話してるのかな?
たぶん通路。
GM ほふ。そろそろNPCを出しますけれど、出て欲しい人はいますか?
もう言いたいことは全部言ったから好きにしてくれ(笑)
結花 じゃあ、剛さん?
GM なら、登場侵食お願いします。
ダイス 7R+5 = [2,6,10,3,5,3,9][5]<クリティカル>+5 = 20
GM せいこう。
ダイス 1D10+42 = [9]+42 = 51
結花 「えーと…、よくわかんないけど。なんだか、なにかわかったみたいな気がする」
「尚くん、話してくれてありがと」
「わたし、四季先輩のところに行ってくる。だから、可愛子ちゃんたちをお願いね」
って言って、剛さんのもとに向かおう
GM 「おう、何だお前ら。こんなところで」
ずけずけ。
結花 「剛先輩、バイク貸して!」固定してるから、あるはず…と信じる!
「わたし、四季先輩に会いに病院に行ってくる」
「へ?」
GM 「は?」
「なんだ……? バイク? ああ……俺のバイクは、そういや何処にやったっけ」
「つーか、四季……、ってあの妙な雰囲気の女子高生か? アイツがどうした。そういえば姿見てねぇけど……」
「まだ病院に居るのか? こっちに戻って来たんじゃなかったのか……どういうこった」
「あいつなら出てっちまった」かくかくしかじか。
剛さんに、これまであったことをかいつまんで説明する。
結花 「病院に戻ったらしいの」
GM 「全く理解出来ねぇ神経してんな……なんだ……? あの悪魔って奴と決着でもつけに行ったのか?」
結花 「これから、どうするにしても一人であんな危ない場所にいさせていいとは思わないから」
「とりあえず、会いに行ってくる!」
GM 「おい、待て結花。危険な場所ってなら、お前を行かせるわけにもいかねぇだろうが」
結花 「……だからって、四季先輩を見捨てられないよ」
「四季先輩は友達だから」
GM 「俺は結花を見捨てられないわけだが」
「個人的には“是色を信じて待て”って言いたいところなんだがな」
結花 「………」
GM 「結花、お前昔っからそうだよな」
「自分の都合でしかうごかねぇっつーか」
「思い込みが激しいっつーか……思い込みしかしねぇっつーか」
あー、ガキんときの俺もそうだったなぁ、と心の中で思ってよう。
GM 「まぁ……俺も人のこと言えねぇし、その思い込みに助けられたりもしてるんだけどよ」
と、少し目線をずらして。
また戻します。
結花 「……ごめん」
「危ないって言っても…、剛先輩ついてきますよね?」
GM 「馬っ鹿お前、危ないって言われるほどついてくに決まってんだろ」
「とにかく、バイクが手に入るかわかんねぇけど、お前が行くなら俺もついていく」
「お前を一人にしたくねぇ」
結花 「…そうですよね。じゃあ、行きましょう」
GM 「おう」
「こっちはこっちで、怨嗟をなんとかする手を考えとくわ。くれぐれも気をつけてな」とその背中に言っておこう。
GM ということで、二人はシーン退場ですか?
結花 はーい。病院に向かおうと思います
GM で、尚君が残されるわけです。
普通に考えたらシーンを切る流れなわけだが。
GM 特にやりたいことがなければ切りますが(笑)
ぶっちゃけ無い!
怨嗟対策? つっこんでって殴る!
GM はい。
ではシーンカット。




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