第四棺

唯麗しきあの人の埋没the Vale of monochrome

Middle Phase 12
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   ■シーンプレイヤー:  ◆

GM では、仁也さんのシーンですかねぇ。
仁也 汚染は3でいいかい?
GM はい。
ダイス 14R+5 = [4,4,8,6,6,3,7,4,6,6,6,5,6,9]+5 = 14
仁也 さっきからギリギリだぁ(笑)
はらはらさせるなぁ。(笑)
ダイス 134+1D10 = 134+[3] = 137
仁也 侵食ダイス目も100越えてからは押さえ気味だ(笑)
うわぁ…
やっぱり俺も出た方がいいかい?
GM そうですねぇ。出来れば。(笑)
了解。
ダイス 11R+5 = [3,10,5,8,3,3,6,4,9,9,9][7]<クリティカル>+5 = 22
1D10+96 = [1]+96 = 97
GM 1%
ひい刻み刻み(笑)
まあ、元はとれた感じかな。
GM ま、支部長室からにしましょうか。
仁也の後を追いかける感じで支部長室に入ろう。
GM はい。
体の左半身が機械仕掛けの支部長、冬水真冬と、秋土青藍がいます。
回線で夏火果実ともつながっているということで。
真冬「よく来てくれたね、“Vodka to Lip”――多田野仁也君」
仁也 「さて…こうして会うのは久しぶりかな? 支部長さん。随分伊達になった事で」
「皮肉か、それ」
仁也 「なぁに。かっこいいじゃないか、サイボーグ」へらへら。
GM 真冬「みてくれほど性能のいいものじゃないさ」
真冬「全く、君ときたら困った物だね。いったいどこから仕入れたのか、この世界の状況について既にご存知のようじゃないか」
真冬「まぁまぁ、おそらくソースの半分は果実君だろうけれどもね」
仁也 「ま、半分はね」
GM 真冬「解説の手間が省けるというのは実に助かる」
真冬「彼女の先見の明にはいつも鼻を明かされるな。明るいだけにね」
笑って。
仁也 「俺よりおっさん臭いってどうなんよぉ、その見た目のくせに」
GM 真冬「君ほどじゃないが、見てくれよりは歳が行っているのさ」
真冬「さて、懸念としての議題はUGNがFHに協力を仰げるほど頭が柔らかいかどうか、ということだろう」
仁也 「むしろその心配は無いんじゃないかね?」両手を広げて。
「こっちはもうはぐれ。そっちさんは組織としてほぼ壊滅。協力して協力仰いで何処の誰が怒って罰するやら」
GM 真冬「身も蓋もないことを言うものじゃないぜ、仁也君。詰まらないじゃないか」
眉根を寄せて。
仁也 「へっへっへ。俺は詰まらない人間でね。粗品ですがどうぞって事よ」
「機甲旅団を抑えられる粗品かい? よく言うよ」
「まあ、現実問題として、ああだこうだ言ってる余裕はない、ってのは確かですね」
「問題があるとすれば、UGNとFHの“合同作戦”は初めてだってことと、個々人の悪感情くらいでしょう」
GM 真冬「ま、新垣君の言う通り、我々に余裕がないというのは確かな話だ。より正確にいえば、余裕というよりも余地がないと言うべきなのだろうけれどね」
「とはいっても、戦闘が始まる前に、意思を統一したいところですね」
「ギクシャクしたままで戦いになってまとめて全滅、なんてのはゴメンですから」
GM 真冬「意思ね」
ふぅむ、と、彼はうなります。
仁也 じゃ、くつくつ笑っていようか。
GM 真冬「どうだい、青藍。彼らは我々の“意思”について意見を欲しているようだが?」
青藍「そう仰いましても。私は貴方に従いますよ。真冬」
真冬「ほほう。夏火君はどうだい?」
果実「仁也の旦那様と協力するとか? どうでもいいわよん。つーか、“仮初”のメンテに忙しいのよね」
真冬「成程成程、貴重な意見を頂いたな」
真冬「新垣君としてはどうだい?」
「俺はもう共闘済みなんで、しこりはありませんね」
GM 真冬「そういえばそうだったな。聞くまでもなかった。新垣君ともあろう人物が、こんな些細なことにこだわるはずがない」
「おだてないでくださいよ。気持ち悪いなぁ」
GM 肩をすくめてから、両掌を広げて、仁也さんに示すようにします。
仁也 同じく。
「ちなみに。麗香の嬢ちゃんとは其処の尚の坊ちゃんと一緒に共闘したわけだなぁ、これが」
「つーか俺、見てただけだけどな」
まあ仁也の場合、戦闘能力的に有象無象がどう感じてようと関係無いっていうレベルなんだけどな(笑)
味方にするとこうまで心強いとは思わなかった。
GM 真冬「ところで、この冬水真冬自身のささやかな個人的意見を述べさせてもらえば、だが」
真冬「多田野仁也氏――彼に協力してもらうことに対する反論を1ビットも持ち合わせていないのだがね」
真冬「これはもしかして、満場一致という奴ではないかな?」
真冬「ふむ」
真冬「さて」
真冬「四季奏是色についてだが」
話を進めます。
仁也 「放っておく事はできないわけだ、これが。時間が足りない」
GM 真冬「この街の未来について、最も多大な決定権を握る彼女の心情を推察することは、実はアカシックレコードを読み解くよりも難しい」
真冬「彼女は一体どのような意図を持って、支部を出るに至ったのやら、だ」
真冬「これは非常にデリケート且つ重要な意味を持つ議論に繋がるわけだが、さて――」
真冬が、傍らの紙を取って、眺めるようにします。
真冬「――ここに、少々気になる報告が寄せられている」
真冬「早乙女結花、永原剛、二名がバイクの貸出を求め、四季奏是色が向かったであろう四季奏総合病院へ向かった――と」
結花 走っていってもよかったんだが…
「すいませんさっき会ったけど止めませんでした」がくり。
仁也 「まぁ、おっさんとしては自殺するのも自由だって事で、と言っておこうかなぁ?」
「俺が言うのもなんだが、“三つ子の魂百まで”か」
GM 真冬「まぁ、勿論許可はしなかったわけだが、すると彼らはだったら無理やりにでも行くという。早乙女君に至っては、キュマイラの獣化をする寸前だったとだけ言っておこう」
真冬「いたしかたない。支部を壊されては本末転倒だ。しぶしぶ許可を出したよ」
真冬「だが、彼らは今や、世界にとって重要な生き残りたちだ。みすみす不慮の事故で見殺しにするわけにはいかない」
真冬「四季奏是色――彼女にいかなる意図があろうとも、だ。さすがに我々が、地獄へ向かう両名を見過ごしてはならないと、そう思うわけだ」
片眉を、そこであげます。
そうだろう? と言うように。
「そうですね。それに、怨嗟とはいずれ決着をつけないといけなかったわけですし」
「演習代わりに、少数精鋭でちょっと、やりますか」
GM 真冬「うむ」
真冬「ところで、勇んで病院へ向かった彼らを援助するために、実は親切心からナビゲータを渡したのだがね」
「発信機つき、とか?」
GM 真冬「街の現状について情報がインプットされていて、目的地まで最も安全かつ『遠回り』なルートを示してくれるという代物だ」
ニヤッと笑って。
ひい、できる男(笑)
「さすが支部長、そこにしびれるあこがれるー」
仁也 「抜け目無いねぇ、流石」
GM 真冬「今から追いかけても十分に間に合うわけだが、誰か彼らを追いかけてくれる人間はいるかね?」
「え、何ですって?」
と言いつつ俺はもう出発する気満々で準備を始めている。
GM 真冬「おや、いないのか……残念だな。ならばこちらから指名しよう」
真冬「“Light”――新垣尚君。信用でき、優秀なメンバーを迅速に集め、彼らを追いかけたまえ」
「アイ・サー」
っていうかまあ麗香と仁也さんと俺だけどな。どう考えても(笑)
GM ですね。(笑)
クライマックスで出ないとかいう暴挙が許されていいなら残すが(笑)
結花 歯車とか
仁也 「やれやれ。ま、向こうの面倒は見ないから其処はよろしく」
「まあ努力はする」
「今なら新しいエフェクトが使いこなせる…かもしれない」
GM 真冬「ついでと言ってはなんだが、もしその場に四季奏是色の姿が見えたら、その真意を推し量ってきてくれると、大変こちらとしては助かる」
そう言って、青藍にトランシーバー的なものを渡します。
仁也 「ま。適当に頑張るさ。適当に」
GM 真冬「濃いレネゲイド因子のおかげで、普通の通信機器全般が、もはや使えない」
真冬「それは、この支部にだけ繋げられる、特別仕様だ。数は今出ているだけだから、大事に扱ってくれ」
真冬「その大きさでは、支部に繋げるのが限界だが、ここを経由して他の通信機と疎通させることは可能だ」
青藍が、通信機を3つ、尚君に渡してくれます。
通信機には、“L”、“P”、“S”、と小さく書いてあります。
仁也 何の略?
俺と灯、それに充のコードネームの頭文字だろう。
GM 真冬「……ま、もう少しコトが進むのが遅ければ、どちらにしろ君に渡すつもりだったわけだがね」
勤めて軽く、そう言いました。
「ありがとうございます。ご配慮痛み入ります」
ニヤリと笑って「もしあの世があったら、二人とも喜ぶでしょう」
あの世の存在とか、あんまり信じちゃいないが、あったら楽しいかも、と考えながら。
GM 真冬「おいおい、あの世の話をするには、まだいささか尚早じゃないかね」
「いつだって早すぎるってことはないでしょう」
ひっ、支部長がダジャレを…
そんな歳だったなんて…
GM あはは、偶然。(笑)
まあ通信機は麗香と俺と仁也さんで一つずつ持とうか。
GM 真冬「それでは、行って来たまえ。気になることがあれば、気兼ねなくコールするがいい」
「了解」
仁也 「さて、それじゃ行ってくるわけだが、最後に一つお願いがあるんだよ」
GM 真冬「なんだい?」
仁也 「なぁに、難しい事じゃない。この件に対する正当な報酬が欲しいってだけでね」すっと人差し指を立て。
「上等なウォッカを一瓶。きちんと用意しといてくんなぁ」
GM 真冬「工面しよう。幸い、“仮初”も協力的なわけだしな」
彼は頷いて。
真冬「ならば、こちらからもお願いだ」
仁也 「おう、なんだい?」
GM 真冬「そいつを飲むときは、是非自分も呼んで欲しい」
仁也 「おいおいその身体で飲んでいいのかい? ドクターストップされてるんじゃないのかねぇ?」
GM 真冬「なぁに、少しくらいばれやしないさ。なぁ、夏火君」
果実「まー、メンテナンスはするわよん」
果実←ドクター
「入院中に隠れて酒を飲むオッサンみたいなこと言わないでください」
仁也 「はっはっは、不良中年だね。じゃ、帰ってきたら付き合ってもらおうか」
GM 真冬「ああ」
そう言って、軽く右手を上げます。

シーンカット。




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