第四棺

唯麗しきあの人の埋没the Vale of monochrome

Middle Phase 10
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   ■シーンプレイヤー:早乙女結花◆

GM 順番的には結花さんのシーン、かなぁ。
結花 はーい
GM 登場したい人・させたい人がいればどうぞ。
果実さんと話せます。
あと、場合によっては青藍さんも少し出るかな。
結花 なにを話せばいいのだろう…?
特に話す内容…、あれだ!
どんな会話すればいいのか、思いつきました。OKです
まあ結花に任せようじゃないか。
GM そうですね。汚染レベルは3です。
仁也 じゃあおっちゃん達途中で出てもいいかなぁ。
まぁ時系列的に無理なら無理で構わんよ。でも起こった事が事だからねぇ(笑)
なら俺も出るか。
…とはいえ、つっこんだ話をするのに、観客が何人もいるってのは具合が悪いな。
かなりの人数がこのシーンに出るみたいだし。
やっぱり俺は様子見しよう。
結花 どうせ、結花は邪魔者ですよーっだ
なにヘソまげてんだ(苦笑)
GM まぁ、対汚染判定と登場侵食どうぞ。
仁也 対汚染
ダイス 13R+5 = [1,9,7,1,7,4,4,8,1,6,1,4,7]+5 = 14
仁也 あっぶね(笑)
ダイス 8R+5 = [2,7,1,10,7,5,1,5][10][7]<クリティカル>+5 = 32
1D10+72 = [4]+72 = 76
結花 えーと、あのシーンの直後ですよね。
GM 直後というほどでもないですので、麗香さんを退場などさせたければそれでもいいですよ。
結花 果実さんと会話っていうから、果実さんのとこから出る前かと思ってました
GM 部屋は同じですよ。
あの後即お暇するならそれでもいいですけれど。
結花 結花、用件なかったらすぐにみんなのところに帰ろうかと思ってましたし
GM じゃ、直後で。
麗香さんはどうなさいます?
結花 侵食がやばいというメタな理由で、出さない方向でお願いしたいです
GM じゃ、先にお暇したのかな。



結花 「この力のことについて、よくわかりました。ありがとうございます」
GM 果実「酷く定型的に言われた気がするわん。嫌われたかな」
くくく、と、不気味に笑われます。
結花 「えーと。…そ、そんなことないですよ?」
「それと、疑問がひとつあるんですけど……」
GM 果実「何かしらん?」
結花 「果実さんに教えてもらったシンドロームで、四季先輩のシンドロームってどれなんですか?」
GM 果実「“彩める空(monotone sky)”? 是色のお嬢様の個人情報だからなぁ、教えちゃってもいいのかしらん」
などと、わざとらしく言って。
それから、事もなげに、「ま、いっか」と呟いてから、
果実「エンジェルハィロゥとオルクスのクロスブリードよ」
と、言います。
結花 「えーと、シ、シンドロームも個人情報っていうのにはいるんですか?」
GM 果実「個人情報よん。当たり前じゃない」
結花 「個人情報って、難しいんですね……」
GM 果実「何が?」
結花 「シンドロームだったり、名前だったり、住所だったり……」
GM 果実「個人情報が難しいんじゃなくて、個人情報の扱いが難しいんじゃないかしら」
果実「個人情報ってものが何だかよくわからないなら、結花のお嬢様は社会に出ない方がいいかもね」
果実「ま、そんなの気にするような環境じゃもはやないけど」
結花 「………?」
町から出たら、また日常に帰れるのに。と不思議そうな顔をしておきます
「いろいろとありがとうございました。それじゃ失礼……」
と言いかけておきます
GM ぴぽぱぽぴぽぱぽ。
と。
そこで素っ頓狂な音がしますね。
果実「どうぞ、入って」
青藍「お邪魔致します」
と、秋土青藍が入ってきます。
果実「青藍の兄様……ああ、“仮初”?」
青藍「ええ。こちらになります」
青藍は、尚君から受け取った御経を果実に手渡します。
結花 「え、えーと……」
「失礼しますね」
といって、出ていきます
居ちゃいけない雰囲気を察したので。
仁也 待てや(笑)
君が居なくなったらシーンが切れるだろうが(笑)
結花 だって、組織の人の話っぽいですし。いたら、まずいかなーって。
仁也 そうやって関わらないからPCじゃないだの主体性が無いだの言われるんだよ(笑)
結花 でも、いても追い出されそうですし…
GM いや……。(苦笑)
仁也 ともあれ。居なくなられるとおっちゃんが対汚染判定した意味が無くなっちゃうんでね。しょうがない、このタイミングで入らせてもらおうか。
GM はい。
ダイス 127+1D10 = 127+[1] = 128
仁也 じゃ、結花のお嬢ちゃんが出る前にバン! と扉を開けて。
GM 果実「おう」
青藍「……おや?」
結花 じゃあ、そのドアにぶつかる!
GM え。
結花 「痛っ……!」
そして、しりもちをついておきます
仁也 「おっとごめんねぇ、お嬢ちゃん。急いでたもんで。よう、果実の嬢ちゃん。元気そうで何より」肩で息して登場、と。
尚の坊ちゃんは車椅子押してくより自分で来い! と置いてきた!(笑)
しくしくしく……(笑)
車椅子で坂道を上るのは大変なのに…(笑)
結花 「え、えーと……」
病院で尚くんと一緒にいた人だな、と見上げておきます
GM 果実「ああ、仁也の旦那。良くここがわかったね」
仁也 「あぁ、まぁね、とりあえず、水お願いするわ」ポケットから煙草取り出してしゅぼっと火をつける。
GM 青藍「……“Light”が連れてきましたか」
と言って、青藍が紙コップに水を入れてくれます。
結花 そんな仁也さんを目線で追っていよう。尻餅ついたまま
仁也 で、一息ついてから。
「いいや、まぁ正解とも不正解とも言えるね。エレベーターは自分でハックしたよ。で…ちょっと大変な事になってねぇ」
GM 果実「お。イケメンとオジサンのカップリングだわん」
青藍「“腐敗済み(Rotten fruite)”、今はよして下さい」
仁也 「いつもならちったぁ付き合ってあげるが今はこっちが先やなぁ。降りた先で尚の坊ちゃんとマルボロの嬢ちゃん…四季奏是色って言ったか。あの地下通路で会ったんだけどね」
GM 果実「“彩める空”?」
青藍「……いつの間に外出を……なにを考えているのやら」
結花 顔見知り同士の会話っぽいので、ついていけなくて所在なさげに尻餅をついていよう…
(四季先輩が…、どうかしたのかな?)
仁也 「そうそう。で、是色の嬢ちゃんがな。自分だけ残って地下通路潰したんだわ」
GM 青藍「はい……?」
果実「ん? それだけだと情報がつかめないわよん」
仁也 「つまり、俺と尚の坊ちゃんがこの支部に残されて」地面指差して。
「是色の嬢ちゃんはご丁寧に自分追いかけて来れないよう通路潰して病院へ」病院の方角を指差して。
結花 「………」
その言葉を聞いて、病院に駆け出そうとします。
…地下道を通ってきたので、それが使えないとどっちが病院なのか方向がわかりませんが。
仁也 だがドアはおっちゃんが塞いでいる!
「おっと、胸の中に飛び込んでくるとは随分積極的なお嬢ちゃんで」
結花 じゃあ、ここで剛さんを出してみるー
もちろん、バイク込みで!
OK?
GM バイク込みって。室内ですよ。
登場自体は良いですけれど。
剛さんは出すんですか?
結花 剛さんは、実際に病院に行くことになったら出そうかなー。と。
「離してよっ!」
胸板をばんばん。
ばんばんばんばん。
仁也 「まぁまぁ待ちな。お嬢ちゃん」ぽんぽんあしらいながら。
結花 「待てないよ、危ないところに四季先輩がひとりで戻っちゃったんでしょ! 助けに行かなきゃ!」
キュマイラパワーでばんばんばん。
や、やめろー死ぬぞー!
結花 キュマイラパワーのばんばんに耐えるとは……!
GM キュマイラパワー使うと骨折れますよ。(笑)
仁也 じゃ、此処で《マインドリーディング》と行きたいが、是色に対して可能かね?
GM 是色に? まぁ、いいですよ。
今ここに居ませんけれど。
仁也 ま、あの時の是色に対して、だよ。
GM 構いませんよ。
仁也 使う時間無かったからね、あの時(笑)
では、《天性のひらめき》も使用。
《マインドリーディング》!
ダイス 15R+2@8 = [8,2,8,2,3,4,6,8,3,8,4,5,5,1,7][4,7,10,3][4]<クリティカル>+2 = 26
ダイス 14R+6 = [6,3,8,2,1,10,2,7,10,10,1,4,1,2][1,1,8]<クリティカル>+6 = 24
仁也 あっぶね(笑)
では、何考えてたか言ってもらおう!
GM まぁ、おそらく“悪しき驟雨(With your Devil)”こと、八重崎怨嗟に会いに行ったんだと思われます。
仁也 何故かは?
GM 不明。
そこまでは。
仁也 《マインドリーディング》でも読み取り不可能と。OK。
結花 あ、GM。果実さんにロイスとって置くねー
あと、歯車と可愛子に
GM どうぞー。
青藍「何故彼女はそんなことを?」
仁也 「恐らく怨嗟の旦那に会いに行ったと思うがね。怨嗟の旦那は是色の嬢ちゃんを『天使』だの呼んでいたからすぐにどうこうってのは無いとは思うが、保証はできんよ」で。
結花 「早く行かなきゃ、四季先輩が死んじゃう!」
GM 果実「いや、死なないと思うけれどなぁ。“彩める空”だし」
肩をすくめる果実です。
仁也 「お嬢ちゃんもちょっと頭を冷やす事だ」動きを読みきって腕を取ってくるりと回して極める。
結花 「そんなこと、わかんないじゃない!」
それに対して、《電光石火》とか言ったら…
仁也 エフェクト使うならこっちもエフェクト使うけど無駄に侵食率増やしたくないから落ち着け。
結花 いや。ロールプレイ的には、エフェクト合戦のほうが燃えるかなぁ…と
落ち着いて、そのほうが演出的にいいかな。と思ったわけですが
GM 青藍「とりあえず、“腐敗済み”は“仮初”の方をお願いいたします」
仁也 「で、果実の嬢ちゃんと青藍の坊ちゃん。この子は使える方なのかい?」腕を極めながら聞こうか。
結花 「うっ……」
GM 果実「そうねん。こっちやらないことには、是色のお嬢様どうこうしても無意味よねー」
青藍「オーヴァードとしての素質はあります。が、情緒が安定しません」
結花 素質なら、みんなあるだろうに……
GM 全員覚醒はしてますが、大多数は、サイコロ振ってエフェクト決めるようなものだと思って下さい。>素質
つまり、噛み合ったり使いこなせているかは別。
結花 実際にGMはさいころを振って決めていたのであった
GM 果実「結花のお嬢さんは真面目でピュアなわからず屋、ってこと以外わからないわん」
仁也 「ふぅん。じゃあお嬢ちゃん、ジャームを殺した経験は?」
結花 「………ある、けど」
こっちは仁也さんの目を見ておこう
なんとなく、このシチュエーションでは目を見ておくとかっこいい
GM 果実「でも、おかしいわ。“仮初”とのリンク作ってからって話だったのにねん」
と言って、最初いじっていた機械に受け取った『お経』をセットし、調整しています。
仁也 「是色の嬢ちゃんが、かね?」>果実
GM 果実「ええ」
仁也 「さて、其処まで考えは読めないなぁ。おっちゃんただの凡人だからよぅ」へらっと笑って。
GM 青藍「この件を伝えてきます」と言って、青藍はその場を離れ、支部長室へ。
仁也 「んじゃ、ま。及第点ギリギリか。よぅし、お嬢ちゃん。おっちゃんの指示をきちんと聞くならっていう限定があるか、一緒に来るかい?」
結花 「……うん」
GM かち、ぶぅーん。
機械がうなりを上げて。
果実「……よし、と」
果実「ハロー、“仮初”。ううん、瀧儚恵のお嬢様って呼んだ方がいいのかしらん?」
ざらら……、じじじっ、と。
そこに、結花さんは見覚えのある、黒衣の女性が現れます。
結花 「えーと、あれは……」
GM 儚恵「……はい」
果実「お久しぶり、覚えてるかしらん? 夏火の“腐敗済み”果実よん」
儚恵「……えっと、は、はい。鮮明に……とは、言えません……けれど」
ぺこぺこ。
気弱そうな美人ですね。
仁也 「そいつが切り札その2かな?」果実の嬢ちゃんに。
GM 果実「そうね。是色のお嬢様とセットでこの街を救う『装置』よ」
儚恵「……」
何故か、酷く悲しそうな顔をする彼女。
結花 「………?」
よくわかんない顔をしておきます
GM 果実「さっそくお仕事ね、儚恵のお嬢様。――その前に、是色のお嬢様には、もう会った?」
儚恵「ええ……はい……彼女とは……彼女は全部知っていて……」
機器をいじる果実。
果実「だから既に……『リンク』が……あの子、一人でそこまで済ませてたのかしら」
仁也 「ふぅん。つまり既にその『リンク』とやらは済まされていた、って事かい。多芸なこって」
GM 儚恵「はい……叢雲寺で」
――僕は僕らしく、救おうって決めたんだよ。
結花さんの頭に、その台詞が想起されます。
結花
仁也 覚えてねぇぞこいつ(笑)
GM 叢雲寺のお墓で、是色と話した時のことですよ。
結花 細かい内容までは覚えていません
GM このお経を持った是色と、結花さんは会話していました。
――ここのみんなの頼みの綱、蜘蛛の糸――、“仮初(Area of Fake)”の名を冠する、レネゲイドクリスタル
――君達の命運を握る鍵だよ。
気絶した時の台詞です。
それと同時に、寺の結界が消えうせたのでした。
結花 それは覚えてます。たしか、人の死がどうこういう話でしたっけ?
その後の印象が強すぎて…
四季先輩が気絶して、いきなりジャームが来て……
気絶と結界の消失だけは覚えているのです
「あれが…仮初?」
お経と彼女が頭のなかで一致しなくて、頭に満開の???を咲かせておこう
GM 果実「なんで……一人でそんな無茶を」
儚恵「あの時は……その、カガヤキ倶楽部の皆様がたと、秋土……青藍さんとの意志疎通が……しかし、その……ジャームの襲来が間近で……」
果実「……良くわからないけれど、タイミング的に……脱出を急がなくてはいけなかったのね?」
儚恵「はい……だから、四季奏是色さんは……」
果実「彼女は悪くない。それは知ってるわん――問題は……」
果実「……メンバーの尻に火をつける行為、としてそこは解釈するとして……問題は、成功か……否か……」
果実が、似合わない難しい顔をちょっとしています。
果実「でも……会話した感じだと……きわめて普通に……」
果実「正常で……」
結花 「………?」
仁也 「さぁて。それは果実の嬢ちゃん、そっち側が頑張る問題だぁな」また新しい煙草に火をつけて。
GM 果実「そう……かもしれない、わね」
果実「二つ伝えておくわん」
仁也 「承ろう」
GM 果実「ひとつ――『四季奏是色は理解できない』」
果実「別に、はぶろうとしてるわけじゃないわん――ただ、わ・た・し達とはぁ、次元という意味でずれがある」
果実「大げさに言って、二次元が三次元を理解しようとするような感じ」
仁也 「ま、確かにレネゲイドを軸として見た場合、見てるもんが違うんじゃないかね」
結花 「……違う?」
GM 果実「歩み寄れても理解できないってことよん。……犬が人のことを理解できるか、あるいはその逆は可能か、ってこと」
結花 ここは突っ込んで聞くべきなのだろうか
GM どのように?
結花 「でも、私たちだって四季先輩と同じオーヴァードなんですよね?」
仁也 「同じオーヴァードだがね。ま、見えてるもんが違うのさ。例えると、人間に赤外線や紫外線は見えないが、是色のお嬢ちゃんはそれが見えている。なら見えている世界は人間と同じかどうか」
結花 「なんで、四季先輩には赤外線や紫外線が見えてるってわかるんですか?」
仁也 例えってのを見なさい(笑)
結花 見てるさ!
仁也 「おいおい、例えって言ったのを聞いてなかったかい? 実際に見えてるかどうかが問題じゃないんだよ」やれやれ。
結花 「……? でも、四季先輩もわたしたちと同じクロスブリードなんですよね?」
つまり、“なんで是色が普通の人間と理解しあえないと言い切れるのか”ってことを聞きたかったのか?<なんで紫外線や赤外線が見えてるってわかる
GM 果実「そのレネゲイドウィルスの組成が違うのよん」
果実「どっちが高次であるという定義は厳密には出来ないけれど、是色のお嬢様が同じオーヴァードというのは、人間とチンパンジーは同じ霊長類だというようなものなのよん」
結花 「…どうしてですか」
GM 果実「彼女は特殊なレネゲイドウィルスを保持しているの」
結花 「特殊な……?」
GM 果実「……」
頬杖ついて、唇をとがらせます。
果実「まぁ……いいわん。この際だから教えてしまうけれど……古代種って言われてる。古代種な上に、彼女の場合さらに特殊な性質を持っていると言えるんだけど」
結花 「…だから、四季先輩とは理解し合えないっていうんですか?」
仁也 「詳しい説明はいずれ講義の時間を待つ事だ。重要なのは其処じゃあない」
「ま、是色の嬢ちゃんが『一層変なオーヴァード』だって理解してりゃあこの場はいいのさ」
GM 果実「そうねん」
果実「そしてもうひとつ伝えておくべきことは――『四季奏是色は人々を救おうという意志を持っていた』ってことね」
仁也 「過去形かい?」
GM 果実「今もそう思ってくれてることを願うばかりよ」
肩をすくめて。
果実「未来は予測できない」
果実「わ・た・し達のぉ、感情の方程式が、是色のお嬢様には適用できない――部分が大きい」
果実「理解し合えないとは言わないけど、理解できると言えるほど心理の推移を追えないってことよん」
仁也 「ははは。心理学か。苦手な分野なんだがね」
GM 果実「少なくとも、この『作戦』――『段取り』が組まれた時は、協力的だったわ」
果実「けれど、シナリオからは既に逸れている」
結花 「……でも、四季先輩がみんなを救いたいんだってことはなんとなくだけど……わかるよ」
「理解できるとか心理の推移とか、そんなの関係ないよ」
「私は四季先輩と仲良しでいたいし、一緒にいると四季先輩も楽しいんだなって思ったことある」
「そういうのって、理解し合えてるって言えないの? 一緒にいて楽しさを共有してるって言えないの?」
仁也 「ま、じゃあお嬢ちゃんがそういうならそうなんじゃないかね。おっちゃんは是色の嬢ちゃんがどうであろうと、『やってもらわなくちゃ困る』から『やってもらう』だけさ」
GM 果実は肩をすくめます。
果実「何か気に障ること言っちゃったかね」
果実「ウェットなジュブナイルは嫌いじゃないけどねん」
結花 「心理の推移だか心理学だかわかんないけど、みんなおかしいよ!」
マイナーで《完全獣化》、メジャーで《電光石火》
仁也さんから抜け出せないか、試してみる
仁也 あぁ、やんの?
結花 やるやる
仁也 じゃあ、本気で叩き潰すから。
結花 えーと、判定はどちらから?
仁也 おっちゃんの方が速いからおっちゃんから。
おっちゃんはきちんと『言う事聞くなら連れて行く』って言ったじゃない(笑)
言う事聞かないならじゃあ仕方ない、昏倒してもらうよ。
えーと。じゃ、《マルチウェポン》除いて全部乗せでコンボ行こうかぁ。
結花 仁也さんが好きだからこそ、やっていたいのー
感情的に振りほどこうとしただけさー
二人とも、GMの話を聞いたらどうだ(苦笑)
真正面から戦うわけじゃないんだ。GMの判断に従うのが筋だと思うぞ。
GM 儚恵「あ、あの……ゆ、結花さん、でしたっけ」
儚恵「や、やめて……下さい……」
おどおどと言います。
結花 儚恵さんのほうを見る
《完全獣化》しながら
仁也 だから、《完全獣化》するとおっちゃん問答無用で叩きのめすから獣化はやめときなさい(笑)
イニシアチブ的にもおっちゃんの方が先だから、獣化するより前におっちゃんの攻撃が入るんだから。
結花 たたきのめしていいじゃないですか?
やろうと思えばできるが、だからといってやりたい訳じゃないだろ、普通。
結花 「みんな、おかしいよ! 四季先輩のこと『装置』って言ったり、理解できないって言ったり!」
「そんなの、わたしは絶対にいや!」
GM 儚恵「その……お、お気持ちはわかります」
儚恵「わ、わかります……私も……『装置』だから……」
儚恵さんが縋りつきます。
儚恵「私も……“仮初(Area of Fake)”と呼ばれるレネゲイドクリスタルだから……、理解できない、って顔されるのが、その……悲しいの、わかります」
儚恵「怒ってくれるのは、嬉しいですけれど……でも、やめて下さい……」
儚恵「ここで、暴れたら……機器が、壊れるし、怪我人も……出ますし……貴方も傷つきますし……」
儚恵「そんなことをして、救われる人なんていません……」
結花 「………」
儚恵さんの行動に、少し落ち着いた顔をします
「でも…、でも……」
「わたしは、四季先輩をもの扱いするこの人たちと一緒に四季先輩を助けに行こうなんて思えない」
「町を救うため? 救うためなら、あとはどうだっていいの?」
「わたしは町を救うために、人を『装置』なんて呼んだりしていいなんて思えない」
「誰かのためを想ってくれてる気持ちを、理解できないなんて言って欲しくない」
仁也 「それを言う資格は嬢ちゃんにはないなぁ」
GM 儚恵「モノ扱いじゃないです……あの……私も……、カガヤキ倶楽部の人達と話しててわかりました……人、それぞれ、表現の方法が……あって」
つっかえつっかえ、言います。
儚恵「奇縁和尚も……私のことは道具として生み出したけれど、人として接してくれて……うぅ、こんなこと、言いたくないですけれど……」
儚恵は、悲しそうにしてから。
言います。
儚恵「あの……」
 
儚恵「他人を理解しようとしてないのは、貴方の方なんじゃないですか、結花さん……」
 
ぎゅ、と、結花さんの腕を掴んで、言います。
結花 「……?」
GM 儚恵「そ、そうやって……夏火果実さんや、そこの、おじ様の考えを、決めつけて……勝手に怒って……」
儚恵「四季奏是色さんのために怒っているのは、わかりますけれど……この人達だって、悪い人じゃないんです……理解して、あげて下さい……」
仁也 「そういう事だ。嬢ちゃん。嬢ちゃんさぁ」
「『生きる為にジャームを殺した』んだろ?」
「同じ事だ。『生きる為にやってもらわなくちゃならない』。じゃ、其処に至るまでの関係者がどんな思考を持ってたか。嬢ちゃんに殺されたジャームが何を思ってたか。知ってると言えるかね」紫煙を吐き出して。
「知らないくせに生意気言うなって事だ。知ろうともせずに力を振るうのはタダの愚か者」でこぴん。
「そんなんじゃぁ、お嬢ちゃん。だぁれもお前さんの事なんざ解ってもらえやしない。表層だけしかなぁ」
結花 「それでも…、わたしは四季先輩のことを『装置』だって言われたり、理解できないなんて言われたくない………」
「知ろうともしないって、ここにいるみんなだって四季先輩のこと理解しようともしてないじゃない」
仁也 「じゃ、果実のお嬢ちゃんがまったく理解する努力をしなかったと言うのかな?」
「えぇ? どうだい、お嬢ちゃん?」
「無知は罪じゃない。だが知ろうとしない事は罪だ。お嬢ちゃんは罪を犯してないと言えるかね」
GM 果実「……言い分が悪かったなら謝るわ。あのね、結花のお嬢様」
果実「貴方の言葉は、非常に薄っぺらに聞こえるわ。是色のお嬢様のことを理解するために人生をささげた人がいるのよ」
果実「……四季奏一切の旦那様。娘が生まれてから、この街がこんなになるまで、ずっと是色のお嬢様のことを想い続け、理解しようと会話と研究を重ねた」
結花 「…それでも、理解し合えないなんて決め付けていいなんてこと……ない」
「みんながそんなに言うんだったら、わたしが四季先輩を理解してみせる。四季先輩の大親友になってみせる」
「できなかったら、そのときはみんなの言ってた通りだよ。そのときは笑ったり馬鹿にしたりしてくれていい」
GM 果実「…………」
肩をすくめて、シガレットを取り出します。ピンク色の萌え煙草。
果実「もういいわん。とりあえず」
煙草に火をつけて。
一息。
出口を指します。
果実「不愉快だから出てってくれる?」
結花 「…離してよ」
仁也さんに言います。
仁也 「あぁ、すまんね。邪魔したよ。で、嬢ちゃん」
離して、思いっきり頬をグーで殴ろう。
結花 なんとかかわそうと努力してみて、殴られる
仁也 「何もわかっちゃいないだろうが、おっちゃんは果実の嬢ちゃんとはそこそこ仲が良くてね。だからまぁ腹に据えかねる事もあるわけだわ」すぱー。煙吐き出して。
GM 儚恵「……」
仁也 「嬢ちゃんは今、『絶対に許せない事』をいとも簡単に吐き出した。自覚は無いだろうがな」
結花 「………?」
仁也さんをにらみつけておきます
仁也 「ま、嬢ちゃんじゃあ怨嗟の旦那の前に出ても他のヤツ危険に晒して自滅するだけだわ。だから言っておこうか」
「『邪魔だから来るな』。そんじゃ、果実の嬢ちゃん、またなぁ」手をひらひらさせて出てくよ。
GM 果実も軽く手を振って見送ります。
扉が閉まります。
結花 「………」
自分も、そのあとを追って扉をでます。
GM というあたりでシーンカット。




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