第四棺

唯麗しきあの人の埋没the Vale of monochrome

Middle Phase 2
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   ■シーンプレイヤー:早乙女結花◆

仁也 じゃ、次行こうか?
結花 はーい。順番的に結花のシーンですね
GM ここで尚君のシーンとは言えない釘を刺された。
(笑)
GM まぁ、結花さんのシーンです。
対汚染どうぞ。
ああ、4レベルです。
ゲッゲゲッゲ
ダイス 7R+5 = [6,10,4,9,8,10,2][4,5]<クリティカル>+5 = 20
41+1D10 = 41+[7] = 48
GM ち。
成功ですけれど。
剛さんの分もどうぞ。
ダイス 7R+5 = [3,6,10,2,10,8,10][5,8,4]<クリティカル>+5 = 23
40+1D10 = 40+[1] = 41
GM 成功か。
結花 でも、目標値18とはだいぶ高くなってきましたね
GM はい。
それでは、雨脚が強まって来たところからですね。
歯車「あいつだ――あいつはいつも、雨を連れて来る……!」
結花 結花さんは前回のシーンから引き続き警戒しております
GM さて、どう動きますか?
雨の色が徐々に赤黒くなってきます。
結花 周囲を警戒することしかできません
GM そして――どこからか哄笑らしきものが聞こえてきますね。
結花 「――――っ!」
GM ??「ャアャアャアャア――きひっ、ハハハハハハハハハ」
可愛子「何、この声――」
結花 声の方向はわかりますか?
GM いえ、響くようにして聞きとりづらい――ですが、まぁ、ハヌマーンですし。
後方からのようです。
結花 じゃあ、可愛子を背にかばって
前に歯車を戦ったときのことを思い出し
「みんな、逃げよう!」
と提案する
歯車くんはかなり強いオーヴァードだったので、そんなオーヴァードに勝った悪魔を警戒します
そして、可愛子の手を取って強引に走り出そう。
GM 歯車「そうだ、逃げるしかない――だが、逃げ切れると思うな!」
艶髪「いやっ、いやっ……いやよぉ、なんでぇ、悪いことしてないのに……」
結花 「剛先輩!」
GM 「おう!」
結花 剛先輩に声をかけながら、逃げようとする
「みんなも!」
GM 歯車「なっ、何してる!」
結花 「え―――?」
GM 歯車「馬鹿、そっちじゃない!」
歯車君が結花の手を強引に引っ張り、
近くの飲食店に引きずり込みます。
艶髪達もそっちの方へ。
結花 じゃあ、歯車くんに逆らおうとするけど、彼の必死な力に対抗できず引っ張られます
GM はい。
可愛子は迷いましたが、歯車君の引っ張った方向に進もうとしたようです。
歯車「ああ、あ、あいつは、『撃って』来るんだ――射線が通らない逃げ方をするしかないんだ」
歯車「い、いいか、早乙女。壁を壊し、隣の建物と繋げ――常に屋根や壁を障壁にしつつ進むんだ――それしかない!」
結花 「……でも、それじゃあ」
ジリ貧じゃないか、という想像をしたけど
歯車くんの声を聞いて、しゃくだけどそのとおりにします。
シャクだっていう態度を隠しもせずに
GM 歯車「せ、先生!」
艶髪「わかってるわよぉ!」
艶髪先生が、飲食店のテーブルを髪で弾き飛ばします。
道を開いて、後ろに他の人間が続きますね。
歯車「いっ、いい、いいか、早乙女……」
がくがくと震えながら、彼は懸命に言います。
結花 「……なに?」
GM 歯車「お前は梔子駅の付近から列車でやって来たんだろ。音を聞けばわかる。改造してあったな。しかもあのレベルだ。一人や二人ではなく、組織だった協力が必要だっただろう」
歯車「しかしその技術者と呼べる人間は乗っていなかった。事故により脱線が起きる」
歯車「そしてその原因はつまり、出立直前に化け物に襲われたからだ。おそらくはそう、思念集合体のような奴らだろう。組織立った人間を駆逐したんだからな」
結花 その問いには答えない。
というか、結花よりも詳しい人にプレイヤー的には答えて欲しい
個人的には、技術者が乗ってても脱線はどうにもならんだろうと思うわけだが。(笑)
GM 明らかに計器をいじった奴がいた、ってことですね。
結花 「それで?」
先に進みながら、歯車くんに聞きます
とりあえず、壁を壊しながら進みます
GM 歯車「そいつらの根城は――叢雲寺だな」
まくしたてるように言います。
歯車「位置的に、線香の臭いもだ! イレギュラーがいたな、いざこざがあったはずだ。何かをとりあった。子供がいたな、二〜三名。一人は索敵に優れていたに違いない。しかし死んだ。つまり襲った奴がいる。思念集合体とは別だ。そいつらは個人的理由から――化け物になりかけだったはず。四………三人の小隊だったはずだな」
歯車「奴らに対してお前は酷く敵意を抱いた。――そうだろう!?」
結花 「そうだよ。だって、敵だもん」
なんで、そこまで知ってるんだ!?
そんな歯車くんに、ますます警戒心を強めます
GM 後ろで可愛子も目を丸くしてます。
歯車「いいか――『この程度のこと』――わかるんだ! 僕には!」
歯車「すぐにだ! お前と数十秒会話をすればそんなのすぐ知れる――それでも、それでもだ!」
歯車「この僕が! 『あいつ』――あの悪魔の裏だけはかけないんだ!」
絶望したように、彼は叫びます。

――ャアャアャアャアャア―― きひっ ハハハハハハハハハハハハ―― 

不気味な笑い声が外から聞こえてきます。
結花 じゃあ、そんな歯車くんに興味を失って、とりあえず先に進もう
そして、歯車くんに聞く
「それで、進んでいってどうするの?」
ジリ貧っぽい気しかしないのです
GM 歯車「隣の建物と穴を繋ぐ。繋ぎながら、いくつか――二・三方向に分かれる合流と分断を繰り返しながら、『建物の下』を進む」
歯車「300m進むと、繋ぐ建物が無くなる。そこまでに奴の目をそらせなければアウトだ。囮を使う以外にない」
結花 「そのときは……」
あんたが行きなさいよ、という目で歯車を見ます
GM 歯車君は、血走った眼で周囲をきょろきょろとしますが。
歯車「あ――ああ、僕が適任だろうな……」
と言います。
歯車「わかっている。そんなことは」
結花 「そう」
GM 艶髪「壁よ! 三枝君、どっちな、のぉ!?」
歯車「正面と左だ! ぶち抜き、左に三人! 正面が本命だ。建物二つを抜いた後、交差するように合流する!」
生徒達:「無、無理だ、どうせそんなことしたって――」
結花 めんどくさいので、どっちも壊します
GM 艶髪「いやぁああ!」
壁を壊し、左へ進む艶髪先生。
生徒達は人に埋もれるように正面へ。
結花 カガヤキ倶楽部の方々は?
GM 可愛子がちょっと迷った後、
艶髪先生の方を追いかけようとして、剛さんに止められます。
「アンタはあの連中に頼られてるから、正面だ」
「左は俺が行くぜ。おい、結花も!」
結花 じゃあ、結花も正面に行きます(可愛子についていくともいう)。
GM 「おい、結花!」
「ちっ……」
歯車「そっちはまっすぐ進むだけでいい」
そう言って、歯車が左に行きます。
さて……。
《愚者の軍団》《血の絆》《血の従者》《天性のひらめき》《確定予測》
ダイス 22R+14@7 = [2,4,8,6,1,2,10,6,1,10,2,2,5,10,3,10,4,9,9,9,2,8][6,3,1,2,10,10,5,9,7][7,9,10,6][4,3,5]<クリティカル>+14 = 49
GM 建物と建物の間をくぐる時に――
結花 敵の攻撃か…。歯車、ハメたな
GM 1d10を振って、2以下を出して下さい。
ダイス 1D10 = [10] = 10
GM 歯車、艶髪、剛、可愛子
ダイス 4D10 = [8,6,8,5] = 27
GM 全員セーフ。
結花 2以下を出すと当たるフラグですか?
GM その通り。
生徒の内の一人が、建物の間を抜けた瞬間、赤黒い雨にびすっと撃ち抜かれます。
生徒「ぎゃあっ!」
生徒「う、ううっ、い、嫌だぁ……化け物になるのは……あんなのは……」
撃たれたところが、オーヴァードなので当然のように治りますが、
その様子がおかしいです。
ぼこぼこっ、と、泡立つように、不気味な脈動をしたように見えました。
結花 たぶん、可愛子が驚いて一瞬たちどまるだろうから
強引に前に引っ張ります
GM まぁ、良いでしょう。
可愛子「きゃぁっ!」
さて、順に壁に穴をあけるようにしながら、一団は進みます。
結花 警戒だけはしておこう
歯車くんの計画を崩しちゃうのもアレなので、そのまま進んでいきます
GM 遠距離攻撃よる撹乱や、交差したり合流・分流を繰り返した甲斐無く……。
しばらく進むと、歯車が呟きます。
歯車「ここからは……何処へ進んでも大通りに出てしまう――狙い撃ちに合う」
結花 「………」
GM 壁の前で、立ち止まります。
雨脚は弱まらず――

――ャアャアャアャア――

例の哄笑は聞こえ続け――
がりがりと、建物を雨が貫く音が聞こえてきます。
結花 あ、わかった。この悪魔さんがセルリーダーか……
「どうしたら……」
GM 歯車「……そっちを」
と、右の壁の方を指します。
歯車「いけ。通りの向かいへ抜けられれば、四季奏総合病院だ。あの建物はでかいから、中に入れば――おそらく」
歯車「僕が先に出て、囮になる」
結花 「………」
歯車に信用できない、という視線を向けますが
それ以外、選択肢がないので従います
GM 歯車「信用できないって顔だな」
皮肉気に笑います。
結花 「当たり前でしょ?」
GM 歯車「その通り、お前達を騙そうとしてるだけだよ――とでも言ってやろうか」
青ざめたまま、力なく笑みを作り続けます。
結花 「……」
なにか言おうとするんだけど
なにも言えずに
「……やるわよ」
とだけ言います
GM 歯車「どっちにしろ、僕は今から早乙女を信用させる術を、もう持ってないからな」
歯車「ただ……まぁ……さっきの彼女の言葉が、嬉しかったから……やる気になっただけだ」
結花 じゃあ、その言葉に少し意外そうな顔をします
GM 歯車「どうせ無理だ……こっち側に来たかったら、一緒に来ればいい。多い方が、おとりとしては役に立つ」
疲れたように、そう言います。
可愛子「……あ、あの……いや、えっと……」
結花 「……わたしは」
迷ったようにして
「ごめん」
と言って、囮になるのは辞退します
GM 歯車「先生、よろしく」
艶髪「……」
艶髪先生が、髪をハンマーのような形にしますね。
髪に覆われて表情は見えない。
歯車「僕が外に出たワンテンポ後だ! タイミングを間違えるなよな、早乙女!」
歯車がそう言って、
艶髪先生が髪を振るいます――!
 
ガゴォオン!

結花 「任してよ、絶対に無駄にはしないから」
歯車くんに、そう答えます
GM そして、歯車が飛び出し――
 
――た、その瞬間――
彼は、後ろに吹き飛ばされるように――
すれ違って――


設楽艶髪が


飛びだしました。
――《妖の招き》
髪で、歯車を後ろ――つまり、結花さんたちの方に放りました。
結花 それでも、歯車を信じて可愛子ちゃんの手を引きながら飛び出します。
「先生?」
GM 飛びだす刹那、 にわかに振りかえる設楽艶髪 ――
視線が生徒達とわずかに交錯し
 
新学期のあの日のように、
 
彼女は微笑んで。
 
そのまま、全てを貫く哄笑と――つんざくような銃撃音!!
結花 目を伏せて、歯車くんの言ったとおりに走ります
GM 艶髪「――ぁぁあぁ、ああああ、あああああああああああああああああああああああ!!
艶髪 わたしは ここだあああああああああああああああああ! 
悲鳴のような、怒号のような声!
直ちに、剛さんが壁を砕き、
反対側へ飛び出す一団。
一目散に四季奏総合病院へ。
振り返ってはいけない。
振り返ってはいけない。
振り返ってしまえば、

赤黒い雨に撃たれ、真っ赤に飛び散る――

―― かつての恩師の姿が、見えてしまっていただろうから 。

彼女の声と、悪魔の哄笑と、雨の音だけが、結花さんたちを追いかけてきていました。
 
――ザァ――
  ――ザァ――
ザァ……

 
可愛子「はぁ、はぁ……はぁ……」
歯車「ぅう、う、う……」
結花 「…………」
GM 呼吸、声にならない吐息……転がり込んだ四季奏総合病院の、正面受付。
逃げのびた人間達が、何も言わないで、ただ、呼吸をしています。
……ざぁ……
……雨脚がゆっくりと遠のいていってるような気がします。
可愛子「追いかけて……来ないの……?」
「みてぇ……だが……」
結花 「……助かった…んだよね?」
GM 歯車「……また、来るさ……だが…………すぐじゃない……」
可愛子「……」
歯車「誰かを、ああやって……血祭りにあげると、しばらく退散するのさ、あいつは……」
歯車「知ってるんだ……間を開けたほうが、『恐怖』が増すと……。そして、どうせ――あの悪魔は、僕達を見逃しも、見失いも、しない……」
歯車「繰り返し、繰り返し、そうやって、少しずつ……僕達を消耗させて来るんだ……悪魔が……」
結花 「……わたし、忘れてた」
不意につぶやきます
「歯車くん、可愛子ちゃんの言葉が嬉しかったって言ってたよね?」
GM 歯車「……言ったけど……それが、なんだ……?」
何だか、酷く酷く――さっきまでとも比べ物にならないくらい、彼は疲れたような目つきをしています。
結花 「人は変われるんだってこと……、わたし忘れてた」
「……わたし」
そう言って壁を殴ろう。
そして、少し呆然とした様子で、泣き崩れます。
いままでのなにかが、堰を切ったかのようにあふれ出して
GM 歯車「ふん……く、はは、ふふ……大丈夫さ……」
彼は、……笑いだします。
歯車「ははは、はははは……変わりなんかしない。はははは、人間なんか変われないんだ……あは、はははは、ははははは」
可愛子「え……えと……」
可愛子は困ったようにしてます。
歯車「変わらないんだよ! は、はは、は!」
結花 「そんなことないっ!」
「歯車くんがそうだっていうんだったら、それでもいいよ」
GM 歯車「だって……だってそうだろうが――!」
歯車「僕には――読めていたんだから」
歯車「わかっていたさ! 僕が潔いような――思い切ったような、そんな風に振舞えば」
結花 「………!」
思わず、殴りかかります
GM 殴られます。
がすっ
結花 そのまま、襟首をつかんで壁に押し付ける
「……見損なった」
もちろん、地面に足がつかないようにギリギリのところで浮かせながら
GM 歯車「……くはっ……は」
歯車「なんだかんだ言って、生徒が一番大事で、そのために身を呈してきた、彼女――設楽艶髪のことだ」
歯車「寸前で、僕を助けて……自分を投げ出すことくらい……読めていたさ」
歯車「そうさ……わかっててやった――だから、何も変わっていない。僕も、彼女も」
結花 なにか言おうとするんだけど、何を言ったらいいかわからないぐらい激昂して
とりあえず殴る
GM ぼくぅ。
結花 「あんたなんか信用した……わたしが馬鹿だった」
GM 歯車「そうだよ。早乙女も、馬鹿なまま一生変われない」
結花 「なにも変わらない。人なんて、なにも変わらないんだ」
「みんな…みんな……!」
GM 可愛子「……」
結花 とりあえず、横殴りに吹き飛ばして
GM どしゃぁ。
結花 マウントポジション取って、殴り続ける姿勢に入ります
そのまま、誰も止めないなら、殴る
GM 「おい……、おい、結花!」
がっと、手を剛さんが握ります。
結花 「……止めないで」
GM 「確かに――確かに、むかつくのはわかるが――」
可愛子が駆けよって来ます。
可愛子「……」
歯車「ははっ、殴れよ。殴ればいいだろ!」
馬鹿にしたように、歯車は声を上げます。
結花 「この……っ!!」
マイナーで《破壊の爪》、メジャーで《浸透撃》
思いっきり殴ります。
容赦なさすぎだろ!(笑)
殺す気か。
GM 歯車「は――はは……ははは! 殴れって、ムカついてるんだろ! いい話信じたかったのに、ぶち壊されて!」
結花 「ふざ……けるなあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
GM 「おい、結花!」
さすがにキュマイラの力は止められず、振りはらわれます。
結花 侵食を7上げて本気の一撃をお見舞いします
GM はい。判定どうぞ。
結花 命中ー
ダイス 7R+3 = [1,7,10,8,9,8,4][8]<クリティカル>+3 = 21
GM はい。
ダメージどうぞ。
ダイス 3D10+4 = [10,4,3]+4 = 21
結花 …かな? 防護点無効
GM はい。
結花 怒りに我を忘れて、本気で殴りかかります
GM では、間に可愛子がカバーリングに入ります。
ずしゃあ!
結花 「え……?」
GM と、床まで貫いた一撃は、しかし、
オルクス能力で歯車と入れ替わった(オルクス能力)可愛子の体でした。
結花 振り切った拳を、呆然と見ます。
「可愛子……ちゃん?」
GM 可愛子「けふっ……やめ……たげなよ……結花ちゃん、だっけ?」
可愛子の方から――呼びかけます。
可愛子「彼……泣いてんじゃん」
結花 「え……?」
可愛子ちゃんに言われて、そのことに初めて気がつきます。
GM 可愛子と位置の入れ替わった歯車は、
小刻みに震えながら、可愛子の方を、そして結花さんの方を見ます。
確かに良く見れば、その顔は……惨めに泣いているようにも見えますね。
結花 「………」
とりあえず、可愛子の上からどきます
で、血のついた自らの拳を見ます。
GM 歯車「ば……間抜けなことを言うな……い、今のも……僕には読めていた……わかってた……『殴れ』って言う程……アンタたちが、助けてくれるって……だ、から……」
ぶつぶつぶつぶつ、と呟きます。
結花 可愛子に背を向けながら。
GM 可愛子「……でも、殴って欲しかったんでしょ? ほんとに……」
歯車「……! ……ぐ……ぅ……」
わかってしまう。
明晰な頭脳で、
自分の行動がどのような影響を与えるか、
未来予知のように、読めてしまう。
どんなに本音を言いたくても、それを言えばどのような影響を与えるか、見えてしまう。
それが見えてしまえば――もはや、その本音は、ただの計算――。
いくら思い切っても、それを言えば、誰かが犠牲になることなんか、とっくに読めている……。
歯車「ぐ……ぅ……」
泣きたかった。
しかし。
今、泣いてしまえば、楽になることも、同情をしてもらえることも、今後そのことで信用されてしまうことも、
いつかその信用を裏切ってしまうことも。
わかってしまった。
だから、彼は、こんなにみじめな顔をしている。
結花 じゃあ、そんな二人に背を向けながら
「……ごめん」
GM 「…………」
「まぁ、なんだ……いつまでもここに居るわけにもいかねぇだろ」
「……どうすりゃいいのかわからねぇけど、進もうぜ」
可愛子「そう……だねっ(>□<;; またさっきのが来ると怖いもんね(((・□・;;)))ガタガタ」
可愛子「ほらっ、行こー!(≧▽≦)/」
結花 「………うん」
GM といって、可愛子は結花さんの肩をぽんと叩きます。
可愛子「えっと……三枝君も、道案内、お願いできるかなっ?(・ω・;」
歯車「……あ、……ああ」
「うし、行くぞ」
モブの人達も、ひと段落ついたようなのを見て、近寄ってきます。
結花 「………」
まだどこか歯車を信用していない目で見ながら、先に進みます
GM いびつな面々は、四季奏総合病院を進みます……。
悪魔の足音におびえながら。


GM シーンカット。
何かロイスがあればどうぞ。
結花 じゃあ、歯車くんに
信頼/不信 的な感じのロイスを
GM ふむ、歯車にですか。
そのままで良ければ両方ともあるので良いですよ。
先生や悪魔には?
結花 うーむ…。まあ、いまはいいです。




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