第三棺

尊く懸命な輝きの埋没the Twinkle of monochrome

Middle Phase 9
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   ■シーンプレイヤー:日向糸緒◆

GM さて。
宿題は覚えておいでですか?
結花 四季先輩を殺すかどうかですよね
GM ああ、はい。もうそれでいいですよ。
で、どうなさいますか。
まぁ、真面目にお話すれば、剛さんの浸食率を1d10〜15d10の間であげられますが、どうなさいますか?
ということですね。
黒兎 15d10で試してほしい(笑)
結花 えーと…
難しいんですよね…
あまり低いとクライマックスに差し支えそうですし
糸緒 今いくつでしたっけ
GM 51%ですね。
糸緒 ならとりあえず6個くらいやっておいてもいいんじゃないですかねぇ
全部10なら
100超えますけど
そうそうないですから。
微妙なら4個くらいかなー
《リザレクト》を当てにしたいなら、ソレくらいがいいかと思う
結花 じゃあ、5dでお願いします。
GM 5dでいいんですか?
結花 はい
糸緒 だそうですよ、GM
GM 5か。
良いんですね。
結花 OKです
GM では、どうぞ。
ダイス 51+5D10 = 51+[3,7,1,7,10] = 79
GM ん。
では、79%ということで。
結花 了解です
GM では、まずマスターシーン。



◆通称殺し屋:草間駆馬
 
 人は死ぬために生きていて、
 人は殺すために生きている。
 人は殺し合うために生まれ、
 人は殺し殺され死んでいく。
 
 そいつが真理って奴だろうよ。
 
 だのに世の中ってのは奇妙なもんだ。
 法律やら宗教やら道徳やら倫理やら、
 とにかく殺人を禁止していやがる。
 まあまあ、筋の通ったわからない話じゃないぜ?
 殺されたくないから殺してはいけない。
 成程そいつは一理ある。
 だが、こうは考えられないもんかね。
 
 殺されたくないなら殺してしまえばいい。
 
 殺人を良しとすれば、弱い奴の面倒を見なくて済むんだぜ。
 殺人を良しとすれば、強者は死に場所に悩まず済むんだぜ。
 将来のことに迷わなくたっていいし、
 詰まらなかったら、殺してもらえる。
 
 ハッピーじゃん。
 ってのが、俺の本音なわけだ。
 とはいえ、仕事の関係上、公言するわけにはなかなかいかない。
 いかなかった。
 UGNだからな。
 
 こんなこと考えている俺がUGNだって?
 人は殺し合うべきだと考えている奴に似合わないってか?
 どっこい、大抵の奴が世の中に不満を抱きつつも、
 不平をもらしつつも、渋々したがって生きてるように、
 俺だってまともに生きるくらいの能はあるのさ。
 卑怯で小物で臆病で怠惰だからよぉー。
 はみ出し者なりに、UGNらしく働いてたわけだ。
 
 だがこうなっちまえば仕方ない。
 おいおい、アンタら何してんだ?
 街からの脱出だって、本気かよ?
 
 見ろよ、この状況を!
 感覚を酷使してみろ!
 啓示が聞こえないか?
 俺には確かに聞こえたね。
 
「人よ、殺しあうのだ」と。
 
 だったらこいつは選手権だ。
 この街で一番殺せる奴を見極める、試験場だ。
 UGNだかFHだかはわからんが、
 ブチ切れたかっちょいいお偉いさんが、
 オーヴァードの可能性とやらでも測ってるに違いない。
 
 逃げるんじゃねぇ。戦わないなら、大人しく死んでいろ。
 卑怯で小物で臆病で怠惰な俺が、殺してやるから。




糸緒 なんでFHにいかなかったんでしょう、この人……
結花 ハートシェルだからじゃない?
糸緒 かなぁ……まあ、深層心理的な思考だった……の、かなぁ
GM 漫画描きたい人が漫画家になれるわけじゃないでしょ。
同じように、人殺ししたい人が人を殺せるとは限りません。
普通の社会であれば、ね。
まあ、UGNは組織だからな。個人主義のFHと比べ、福利厚生は充実してると思うぜ
FHだと、ちょっと身体検査に行ったついでに実験解剖されかねん。FHに行きたいなら、自分の力だけで生き残るスキルが必要になると思う。
GM もう一つ、マスターシーン。



◆夢に破れた者:永原剛
 
 そいつが笑う。
 いやらしく高らかに笑う。
 
「ぎゃはららららら。
 人は死ぬべきだって、思わねぇ?」
「思わねぇよ、クズが」
 
 心臓のついた鎌。
 奴の周辺から、全てが渇いていく。
 
「おっさん! なんなんだよ、こいつ!」
「知るか! それとおっさんじゃねぇ!」
「ぎゃはらら、俺を知らないか。
 まあまあ、そうだろうぜ。
 同情するぜ、俺を知らない人生を歩んできたなんてよぉ」
「ゆ、有名人っ!?」
「違うぜ、オジョーチャン。
 俺はしがない『殺し屋』“Dry”――
 アンタらを殺す者」
 
 ジャキッ。
 そいつは鎌を掲げる。
 何かを飲み干すように、心臓が脈動する。
 
 ヤバいな。
 こいつはマジで殺る気だ。
 俺は臨戦態勢に入る。
 かつての俺の栄光――思い通りに動く分身を生み出す。
 
「へぇーえ、オニィサン、従者じゃねぇか。
 ブラム=ストーカーかよぉ。
 かーっこいーい。ぎゃはららら」
「五月蝿ぇ。ストーカーだかスニーカーだか知らねぇが、
 ただで殺れると思うんじゃねぇぞ」
「おっさん、俺も手助けするよ」
「ガキはひっこんでやがれ!」
「ガキじゃないって言ってるだろ!」
 
 俺達は、立ち向かった。
 
 だが、それは。
 
 
 
 失敗だった。




ひい。ムービーモードに(笑)
<失敗
糸緒 なにがあったのー!(笑)


GM それでは、糸緒さんのシーンです。
まぁ、朝食は食べたでしょうから、おそらくお寺周辺に居たことでしょう。
糸緒 はぁい。
GM というわけで、お寺の近くに居た人は登場可能です。
俺はいたな。
GM 汚染レベルは3です。対汚染判定どうぞ。
糸緒 レベルがあがってます……
せいっ
ダイス 6R+3@10 = [1,2,4,6,3,4]+3 = 9
糸緒 衝動ー
やーん
GM 衝動判定して下さい。
糸緒 えーと
とうっ
ダイス 6R+1@10 = [10,7,2,8,6,7][3]<クリティカル>+1 = 14
糸緒 目標いくつ?
GM 10なので、成功です。
浸食率を2d上げて下さい。
糸緒 はぁい
ダイス 2D10+55 = [10,4]+55 = 69
糸緒 ワケもなく怖い。
……いや、訳はあった。空気が違う。衝動の「恐怖」が!(笑)
GM はい。
では、シーンに入りましょう。
糸緒 はぁい


GM ――バリン。
空気が変わったのを感じます。
ノワール「ぐるうぅうう」
ノワールが唸りますね。
糸緒 「ひぃっ!! いやぁぁぁぁっ!!」びくびくしゃがみ込んで震える
GM まぁ、お寺の周辺か、中の何処かでいいですよ。
どの辺りに居ます?
糸緒 じゃあ、ここはちょっと勝負に出て、周辺にでも
GM はい。
糸緒 がたがた震えながら、ノワールにふれて
「……なに、なんなの……こ、怖いよ、ノワール……」
涙目で
うん。GM怖いから、エフェクト使っていいですか?
GM どうぞ。
糸緒 はい。《不可視の領域》と、《領域調整》で。隠密化します。
まあ、宣言よりは確実かなってだけだけど(笑)
GM 浸食率どうぞ。あとそれ、達成値だすんですっけ?
糸緒 えーとね、これを見破ろうとするキャラクターは近くでこのエフェクトと対決すること、この対決にあなたはLv*2個のダイスボーナスがつく。
です
見破らないと、攻撃の対象にはできないんだったか。たとえシーン攻撃であっても。
GM じゃ、見破ろうとしなければいいんですね。
糸緒 そうみたいですね
じゃあ、判定は見破ろうとするとき、達成値出せばいい?
GM はい。
糸緒 んじゃ、4追加で73%です
じゃあ俺も出ておこうか。
ダイス 8R+5 = [2,7,3,2,10,6,2,4][1]<クリティカル>+5 = 16
対汚染判定は成功。
ダイス 1D10 = [6] = 6
52%だな。
糸緒 なんか尚お兄ちゃんが出てきて早速無駄になりそうな予感はひしひしとしますけど(笑)
ひどいな。(笑)
GM シーンを進めます。
では、嫌な――あの街のような空気が侵入して来るのを感じ始め……
続いて。
 
みしっ
  みしっ、みききききっ!
 
と、嫌な音が聞こえてきます。
糸緒 「ひ、ひぃっ……」ぎゅっとノワールに抱きついて……
ダッシュで逃げたいなー
GM 何処へ?
糸緒 んー。ママが居る場所です
今いるとしたら、どこだろうって連想するかな
オルクスな能力でもわからないだろうし…
まあ、列車かねぇ。一番目立つし。
GM 駅かお寺ですね。
朝の騒動を見ていたのなら、駅に居ることがわかるでしょうが。
昨日・一昨日だったら、この時間はまだお寺ですね。
糸緒 んー。
じゃあ、ちょろっと聞いてたってことにして駅に向かいますか。
「の、ノワール。ま、ママをさがそう……たぶん、えきに……いる、はず、だから……」
俺はとりあえず、寺にいる連中を集めてから駅に向かおう。
GM そうそう。
お寺が見える所なら、気付きます。
糸緒 うきゅ?
GM 音が聞こえて来るのはお寺の方で、
その叢雲寺は崩壊し始めています。
糸緒 ああ、はかなえお姉さんの、効力が消えちゃったんだね
GM その通り。
糸緒 まあ、そんな事はしらないので
壊れてる場所にいくのも怖いし、駅に向かいます。ノワールのせてー(笑)
怖いよう
あれ、寺に行く俺はこれでシーン離脱か?(笑)
結花 寺に行く途中にノワールたちをみやぶるとか
GM ちなみに尚君達は、前のシーンの直後に
瀧儚恵の姿が崩れるように消失し、
崩壊し始めた寺からの脱出を余議なくされます。
ちなみに
麗香さん・灯ちゃんは
お寺で療養してました。
結花 つまり、死亡ですか?
GM 助けないと死亡ですね。
糸緒 お寺なら、平屋だろうし
頑張れば……
結花 まあ、距離的に結花さんは無理ですが。
浸食率が上がるのは助ける方? 助けられる方?
GM 助けるほう。
白狐郎とか生美とかはどうしている?
さっきのシーンの直後なら、俺は白狐郎たちと一緒にいるはずなんだが。
GM 脱出の手はずを整えてます。
脱出の手はずって、具体的には何?
GM まぁ。
脱出って、お寺からですから、
普通に駆けて出るだけですよ。
白狐郎・生美・奇縁は自動的に助かります。
はいはい。じゃあ俺が4d10分、頑張ればいいのな。(笑)
GM そうですね。頑張れー。
充さんでもいいですよー。
おっと青藍さんも助けないと。
GM 青藍さんの分も振ってあげて下さい。
ああ、そうですね。
充さんは助けなくても別に死にはしないんだよな。
結花 充さんは灯を助けにいきそう、というか付き添ってそう
GM 充さんは逃げられます。
なら俺がやるさ。
ノイマンの機転をフル回転させて、灯と麗香と青藍さんを誘導するぞ。
ダイス 6D10+52 = [6,1,8,4,5,5]+52 = 81
OKOK
GM さて。
視点を戻して。
駅へ移動しようとする糸緒さんですが……。
糸緒 怖いよ怖いよと、ダッシュで逃げてます……
GM 移動を始めた直後に、剛さんに遭遇します。
ダイス 8R+5 = [7,9,7,5,9,4,5,8]+5 = 14
GM 成功ですねぇ。
ダイス 79+1D10 = 79+[3] = 82
糸緒 ど、どんな様子ですか。怖いよ
GM 血まみれで、ずるずると歩いています。
素顔と、紙縒を抱えながら。
お寺の方へ。
隠密している糸緒さんには気付いてません。
糸緒 それは行動するかな
じゃあ、いきなり何も無い空間から
「お姉ちゃんっ!? お兄ちゃんっ!?」
と、叫んで近寄ります
GM 「! 誰だ――!?」
「……ああ……ガキか……」
糸緒 わんわんないて、近寄ってすがってます。
「どうしたのっ?! なんでお姉ちゃんとお兄ちゃんがっ!! なんでお兄さんも血まみれなのっ!! やだよぅっ!! こわいよぅっ!!」びえーん
GM 「…………情けねぇ……くそ……」
「……寺へ運ぶの、手伝ってくれねぇか……」
糸緒 首よこふる
GM 「そうか……」
ずる、ずる……、と、剛は歩き始めます。
糸緒 「やだ。怖いの。壊れてるの。お寺。だから、やだ。駅にいくから、それなら、いい、けど……」ひっくひっくとしゃくりつつ
GM 「五月蝿ぇ」
糸緒 「ダメっ!! お兄ちゃんとお姉ちゃん連れてっちゃダメっ!! あそこあぶないよっ!!」
GM 「五月蝿ぇ、ガキ! 見てわからねぇのか!」
糸緒 「ひっ……」
GM 紙縒の半身は干からびたようになっていて、苦しそうに喘いでいます。
素顔は、息をしていません。
糸緒 うう。恐ろしいことになってるよぅ
「わ、わかんない……なんで、そんなふうに……」
GM 「こいつの姉貴が、寺に居んだよ!」
素顔を指して。
糸緒 「なまみおねえさん……?」
GM 「それに……あいつだ」
糸緒 「あいつ……??」
涙目で超混乱
GM 「新垣ってガキなら、何とかできるかもしれねぇ。瀧って女なら、何とかできるかもしれねぇ」
糸緒 ……剛さんも死亡覆せるのに(笑)
あれは、死んだ直後だけだっけ
GM 残念ながら
剛さんの持ってるエフェクト、《奇跡の雫》は、100%突破エフェクトです。
糸緒 浸食率か
どっちにせよその時、じゃないとダメか
GM そう。
100%突破してたら、素顔君は生きてましたが。
糸緒 100超えてたら、この場で紙縒お姉ちゃんだけ瀕死だったのね
しかし一度シーンを退場した俺はもう登場できない。
糸緒 退場したっけ?
GM 退場としてないので良いですよ。
糸緒 だよね
ところで今、死亡状態ですか?
昏倒、ではなく
GM 素顔はまだ昏倒、にしておきましょうか。
「そいつらは、今寺に居るんだ……連れていかねぇと……」
ずる、ずる、と向かいます。
糸緒 「……わかった、の」
頷いて、ちらりと駅を見てから
「私、お兄ちゃんとお姉ちゃん呼んでくる。運べないから」
「だから、怖いくうきだから、えと、その……かくれて、まってて、くだ、さい」
GM 「…………わかった」
「気をつけろ……変な奴が、近くに来てるみてぇだ」
糸緒 「……」びくっと震えてから
「……」こくり、と頷いて
GM 「ただの化け物じゃねぇ」
糸緒 「……?」
GM 「場慣れした……サイコ野郎だった」
糸緒 「さいこ?」
首かしげ
GM 「俺たちみたいな、『なりたて』じゃねぇってことだ」
糸緒 「えと……」←野良
じゃあ、そこに俺が登場すればいいわけか。
糸緒 うん。お願い(笑)
GM いいですよ。
白狐郎達と登場かな。
意識が在って、発言させる予定のキャラは、対汚染判定して下さい。
結花 あ、じゃあそこに出たいー!
GM はい、結花さんもどうぞ。
結花 おーし
じゃ、登場判定しますねー
GM はい。どうぞ。
ダイス 11R+4 = [6,1,8,8,7,7,8,8,6,8,9]+4 = 13
GM 成功。
結花 ではー
ダイス 103+1D10 = 103+[4] = 107
本当にがんばるな。結花は。(笑)
糸緒 刻みしょうが
「どうした? ひどくやられたな」剛さん達の様子を見て。
糸緒 「あっ! お兄ちゃん! お姉ちゃんっ!!」
GM 「……俺のことはいい……こいつらを見てやってくれ」
生美「――素顔!?」
白狐郎「紙縒もか……」
糸緒 「ねぇ、お兄ちゃん! 前のとき、倒れちゃってもおこしてくれたよね! 素顔おにいちゃんに、おねがいっ! あれやって!!」
「俺は医者じゃないぞ。まあやってはみるが…」で、敵の手口を検分しつつ…
「こいつは…。寺にいた人間には無い攻撃方法だな。しかも、子供だからっていった、容赦や躊躇も見られない。手慣れてやがる」
GM 「ああ……名乗ってやがった。確か……『殺し屋』“Dry”――と」
青藍「“Dry”――」
青藍さんの眉がピクリと動きます。
尚君も当然、聞き覚えがありますね。
新垣小隊、天月班、“Dry”草間駆馬(くさま かるま)。
灯に匹敵する、対人戦闘のエキスパート。
糸緒 「……!!」びくぅっ!がたがた
(ま、ママ大丈夫かな、ママ、ママ、ママ……!!)
おろおろしつつ、とりあえず素顔お兄ちゃんと紙縒お姉ちゃんの無事だけ確認しよう
結花 じゃあ、尚くんが見てる最中に登場します
もう登場していい? 話終わりました?
GM 登場していいですよ。
結花さんがどのタイミングで出たいか。
先に出たいなら、今どうぞ。
結花 では、この判定が終わった直後に登場します
じゃあ《要の陣形》《世界樹の葉》《ドクター・ドリトル》な。
判定するぜ?
って、やべぇ。6個しかダイスが振れねぇ
今、浸食率は81%だからな…
GM はい。
糸緒 尚お兄ちゃん
ジェネシフトだ
ダイス1個分ジェネシフトしておこう。これでもう1個ダイスが増える。
目標値、90%以上だと-2。ダイスボーナスは3個だよな?
糸緒 ああ、それなら大丈夫か
目標ちょろっと下がるし、大丈夫じゃないかな
まあ振るぜー
Takasi_10
ダイス 1D10+81 = [7]+81 = 88
で、エフェクト使って95%。対象は素顔と紙縒だな。
GM はい。
糸緒 頑張って!
"Takasi_10
ダイス 7R+5 = [3,5,6,8,4,3,2]+5 = 13"
あっぶな。
GM ぎりぎり成功。
ジェネシフトしてなかったら失敗してた。
糸緒 よかった(笑)
「あー、しんど…」
GM 素顔「――か、っは……」
糸緒 「!! お兄ちゃんっ!!」
GM 生美「素顔!」
素顔「か、く、ぁ……あ、あいつは……?」
「……今は、平気だ……。逃げ切った……」
素顔「そっか……」
糸緒 こよりお姉ちゃんは?
結花 「―――みんなっ!?」
そこに四季先輩をお姫様だっこで登場しよう
GM では、髪の色が常にキラキラとめまぐるしく入れ替わってるモードの是色です。
糸緒 「お姉ちゃん!?」
おろおろ
結花 「大丈夫!? みんな!」
GM 「ああ……結花、無事だったか」
結花 「剛先輩……」
血まみれの姿に気づいて、絶句しよう
GM 青藍「……! それは、もしかして……」
お経は持ってきましたか?
結花 捨ててきましたb
糸緒 いろいろアウトだ!(笑)
結花 というか、そこまで気にする余裕がなかった
糸緒 しょうがない(笑)
GM まぁ、故意に捨てたというのでなければ、
是色が持ってます。
びろびろびろと。
糸緒 握ったまま倒れた感じです?
GM はい。
引っぺがして捨ててきたなら、墓場におきっぱですね。
どちら?
結花 さすがにそこまではしてないです
GM はい。
結花 なので、お経インザ四季先輩のハンド
糸緒 うーん。ごめん。パニックになったし、素顔お兄ちゃんも元気になったし、人いっぱいいるし
わけわかんないし、殺し屋っていう言葉も聞いたし、シーンプレイヤーだけどシーン退場していい?(笑)
GM いや、ここからイベントありますけれど。
糸緒 ひぃ
駅に向かいたいのに!(笑)
大丈夫。駅はもう壊滅している。
糸緒 そげな不吉なこというでねぇだ!(笑)
「……」でもま、あ、とりあえず走りだすだけ走り出しちゃうね。駅に
GM ん。では。
 
「ぁああああああっああ!」
 
叫び声。
糸緒 だ、だれの…
GM 素顔「! 紙縒!?」
紙縒「ぁ、あああっ、うぅ、うあああ」
紙縒がもがいています。
糸緒 わーん。ジャーム化してるー!(笑)
こわいー!(笑)
結花 中にいたか…
身体を割いて、ドライが出てくるんですね
その展開はひでぇな。(笑)
GM 生美「紙縒ちゃん……」
白狐郎「……」
素顔「紙縒!」
結花 「えーと……」
いきなりな展開についていけない結花さん
糸緒 同じくなんですが、それ以上に、ママが心配
結花 「……そういえば、可愛子ちゃんは?」
ふと、気づいたように結花さんが問いかけます
GM 駅に居るんじゃないかな。答える人は今居ませんが。
結花 「可愛子ちゃんはどこ!?」
誰も答えてくれないので、ひとりで絶叫していよう
「探さないと…探さないと……」
シーン無関係に勝手に焦る結花さん
とりあえず、辺りを警戒しておこう
糸緒 おろおろして駅の方角ちらちら見てる
GM 紙縒「うぅぐっ、あああっ、生美さんっ、びゃ、っころー、さん、こ、れぇ」
震えながら、写真を差し出します。
糸緒 頑張ったお姉ちゃん
GM 白狐郎が受け取りますね。
白狐郎「……受け取った」
俺も横からのぞき込もう。
GM 何やら、森が映ってます。
森? 電柱じゃなくてか。
GM 森、ですね。
動いているように見える。
奇妙なことに。
指輪物語を見てる気分だ。
糸緒 オルクス系、EXレネゲイドかなぁ
仮初のレネゲイドクリスタル関係じゃないか?
GM 受け取ったのを見て。
紙縒「くっ、あぁあうう」
白狐郎「……」
生美「――、白狐郎」
白狐郎「ああ」
神妙な顔で頷く白狐郎。
紙縒「すっ、が、、お、くん……し、おちゃん……」
糸緒 「! お姉ちゃん、どうしたのっ?!」
おろおろ
手を握りたい。
GM どうぞ。
素顔「紙縒、俺、ここに居るぞ!」
素顔も握ります。
紙縒「私っ……  ともっ、だち ……」
 
 
   ―― パァン
 
紙縒の頭に穴があきます。
糸緒 う、うたれた?
結花 「――――っ!」
GM ―― パァン パァン パァン
結花 警戒して、銃声の方向に振り向きたい
糸緒 か、カバーリングしたい……
GM ちょっと難しいですかね。
糸緒 「やっ! お姉ちゃんっ!!」
GM 踊るように飛び跳ねる、紙縒の体。
生美が、袖を変形させた銃を。
収めます。
生美「……」
糸緒 なまみおねえちゃんかよ!
結花 剛先輩をかばうように、移動します。
GM 素顔「あね……き……」
糸緒 「……なんで、なんでっ!!」
涙目で、睨む
GM 生美「……ごめんね……でも、もう、駄目だった……」
尚君ならわかりますね。
紙縒はもう、ジャーム化する瞬間手前でした。
わかった。
糸緒 ヤッパリー
結花 「………」
糸緒 「知らないっ!! だめなんてしらないっ!! わかんないっ!!」
泣いて叫んで。
GM 生美「……」
糸緒 「……」
GM 白狐郎「生美を責めるな。決めたのは俺だ」
「そうだな。生美さんがやらなければ、俺がやっていた」手を、ズボンの後ろに隠していた銃からどけて言う。
「それより今は、できるだけ早く、まだ生きてる連中を拾いに行かないと」
糸緒 うん。ママが超心配。
だって走って、駅に向かう。もうやだ。こんな所いたくない。
結花 倒れた紙縒さんのほうに視線をやって少し迷ってから
冷静な視線で顔を上げよう
以前みたいに人の死には動揺しない
「……可愛子ちゃんは、どこにいるの?」
「剛先輩をこんなふうにしたヤツがいるんでしょ…。可愛子ちゃんが心配だよ!」
GM 白狐郎「……産方可愛子なら、おそらく今は駅だ」
結花 「早く向かおう!」
提案します
「…剛先輩、大丈夫?」
剛先輩に肩を貸して立ち上がらせます
GM 「ああ……」
是色はそこに寝かせる感じですかね。
結花 片方に四季先輩、もう片方に剛先輩を担ぐイメージ
「わたし、先に駅に向かうね。駅にいるみんなのことが心配だから」
そのまま、結花さんは駅に向かおうかと。
じゃあ、周りを見回して…
(少なくとも表面上、紙縒が死んで大きく動揺しているのは糸緒だけ、か)
「やれやれ。…ずいぶん、スレたもんだ」
結花 「………?」
尚くんの言葉に、怪訝な表情をしよう
GM 素顔は、俯いていますが、必死に唇を噛んでいます。
駅に向かう人は少しお待ちを。
では、がさがさがさっ!
と、音がします。
結花 「―――っ!?」
GM 駆馬「おーっとぉ。こいつは大勢だぜぇ」
駆馬「適当に捕まえてきて良かったっつーの。ぎゃはららら」
パーカーを着崩して、邪悪な笑みを浮かべた、軽そうな男が登場します。
ジャーム:「ぐぅるうるるる」
ジャーム達を引き連れて。
結花 「………」
その声と剛先輩の姿から、敵だと類推して構えを取ろう
2人は壁にもたれかかせます
先手必勝で殴りかかりたいなぁ…
GM 殴るのはどうぞ。でもジャームがカバーリングしちゃうので、ダメージは発生しません。
糸緒 はっ。私は戦闘入る前にダッシュでシーン退場していたいです(笑)
GM シーン退場は無理。
やめとけ。今シーン退場したら、次のシーンで1対多数で敵と戦わされても文句は言えないぞ。
糸緒 うーん。私的にはソレもありなんだけどねー
GM 青藍「――“Dry”!」
駆馬「おーおー、秘書さんじゃねぇか」
駆馬「ま、自己紹介しておこうかぁー? 俺のことを知らないってのは人生の損失だからな」
駆馬「新垣小隊、天月班、通称『殺し屋』の“Dry”――草間駆馬つったら、俺のことだよ」
「天月班ってネーミングは厨二病くさいからやめろ…と言うのも、これで12回目か」
「お前も我が強いよな」
うんざりした顔で。
GM 駆馬「だってさぁ、“Light”――アンタ、俺達と別行動多かったじゃねぇか」
駆馬「同じ新垣小隊で、曲がりなりにもリーダーやってくれてるのによぉーお」
「当然だ。前にも言っただろ? 新垣小隊は、“自分の力で、自分のやりたいことをやる”ためにある。他人に甘えて何かしてもらうためのチームじゃない」
GM 駆馬「違いねぇ」
「それに何より、俺は、お前と違ってシリアルキラーじゃないんだよ」
結花 「…あなたが、剛先輩をやったの?」
立てかけながら問いかけよう
低く、暗い声で
「答えて! あなたが剛先輩をやったの!?」
…いや。だって剛先輩から名前聞いてないもの
GM 駆馬「ぎゃはららら、“Breeze”と“Gale”の奴も来てるぜ。それに、なんだぁ? 剛先輩ぃ?」
「……」
駆馬「そこのサングラスを痛めつけたのも、ガキを殺ったのも、俺だよ」
素顔「お前の……お前のせいで、紙縒はっ!」
結花 「…殺す」
2人に背中を向けて、ドライに向き直ろう
「…許さない。わたしの仲間を、あなたは傷つけた」
しゃべってる横合いから殴りに入ります
GM どうぞ。
結花 その瞬間、殴りに入って
ジャームにカバーされる…っと
GM はい。
とっさに入ったジャームが砕け散ります。
結花 ジャームに弾き返されて、後方に吹き飛ばされながら、体勢を整えて着地しよう。
「………っ!」
「まだ…! まだ!」
何回も攻撃して、何回もカバーされよう
GM 駆馬「おいおい怒るなよ。どうせ人生、殺ったり殺られたりだろ――」
駆馬「ぎゃはらら、つってもそんなに殺してないけれどな――『今までは』」
駆馬「これでも仕事熱心だったからよ。知ってるだろ?」
「まあな。新垣小隊の理念に従い、そうやってお前が“自分を通している”事についてだけは、感動すら覚える」
GM 駆馬「そいつはどうも。さって、何やら俺を殺したいオジョーチャンもいるみたいだし」
駆馬「死んでもらおうかね」
「ああ。力の続く限り、好きに殺すといい」
「同じように俺も、自分を語らせてもらおう。…相手になるぜ」
結花 こんな会話の横で、延々とジャームを殴ってる結花さん。
糸緒 ダッシュで逃げていたい私。
GM さて。先着二名、この場を離れられます。運動か隠密か意志で12以上出せば。
糸緒 ダッシュ
もうとっくのとうに逃げたいです
ちょっと待った。
GM はい。
NPCの連中は正直邪魔なので余所にやりたいんだが。
GM ああ、逃がす、というか気を引くと言う措置をするのなら、「俺に任せて先に行け」ができます。
その代わり、PCとサブPCを、合計3人以上この場に残して下さい。
糸緒 正直素顔君は
隔離したほうがいい
ジャーム化二号が出来上がってしまうと思うの
まあ言い出しっぺだしな、俺は残るぞ。
結花 結花も残るよー
脅威は排除したいから
糸緒 まあ、それと剛さんで
ちょうどいいんじゃない?
いや…
剛さんと俺の能力は同系統だ。
分けた方がいいかもしれない、というか分けないと駅でNPCが死んだら終わる。
糸緒 あ、大丈夫だよ
尚お兄ちゃん
私も、《奇跡の雫》覚えてるから
最悪一人なら(笑)
ひい(笑)
いつの間に。
糸緒 今回の成長で(笑)
受けないキャラ相手なら、私は結構強いし
今の私は至近なら範囲攻撃もできる……はず
まあ、剛さんをこっちにもらって
GM 充さん、剛さん、麗香さん、灯さん、一応この場に居るでしょうから。
ちなみに、駅にも敵はいますから。
そっちに回す分担をしたほうが良いですよ。
糸緒 充さんと、剛さん以外は
侵蝕率的に厳しすぎますよ……(笑)
麗華さんもね
GM 糸緒さんは、今はまだここに残ってる演出でお願いします。
糸緒 うん。画面端っこにいるとおもう(笑)
結花 そして、PL的に言うと可愛子さんが死ぬと結花が狂って終わるb
そういう誓いをこの前心に立てた
GM、ドライがつれてきたジャームはトループ?
GM トループです。
じゃあ、灯には残ってもらうか。
《ジェノサイド・モード》で一掃できる。
GM 素顔「紙縒……紙縒をよくも……」
素顔「お前は許さないからな!」
「おい、お前」と、素顔の肩を掴んで。
GM 素顔「なんだよ!」
「人を殺したことはあるか?」
GM 素顔「あるわけないだろ! 俺は人殺しなんかじゃない!」
「じゃあ、さっさと行け。自分の勢いに流されるな」
「今のお前は…自分から戦うことを選んでいるように思えても、その実、場の空気に流されているだけだ」
GM 素顔「あいつは……あいつは人間じゃない!」
素顔「人間が、あんな残虐なこと」
「するさ…」
GM 駆馬「そいつは違うぜぇ、オボッチャン」
駆馬「人間は殺す。圧倒的に殺す。何をしたって殺す。何処にいたって殺す。どんな理由でも殺す」
駆馬「目の前に居る人間を、隣に居る人間を、後ろに居る人間を、見当たらなければ探し出してでも、殺す」
駆馬「殺すのが人間だぜ」
おかしそうに笑います。
結花 いまだ殴りかかってる結花さんもきっとそうです
先ほど、“カガヤキ倶楽部なんてみんな死ねばいいのに”と一瞬でも思ったのがやましかったのか… それとも、自分とは違って、最低一人でも仲のいい家族がいた素顔が羨ましかったのか…
つい、普段は言わないようなことを口走る。
「…知ってるか? 東南アジアの話だ」
「科学の進歩で、人間は、臓器移植が割と簡単にできるようになった」
「それは、大昔から続く商売と組合わさって、新しいビジネスを生み出した…」
「子供の臓器売買だよ。“闇の子供たち”って映画、見たことないか?」
「正直言って…さすがに、俺も吐いたね」
「売られた子供は、売春やら労働やらをさせられたあげく、臓器提供ができそうな相手が見つかったら、生きたままバラされてあの世行き」
「…このふざけた現実にはな、声をあげる機会すら与えられずに死んでいく奴が、歴然として存在する」
「そんな死に方は願い下げだったから、俺は、お前みたいな奴が幼稚園でお遊戯会をしてた頃から、UGNの戦闘部隊でナイフを振り回してたのさ。自分が生きて、喋るためにな」
「だが、お前も同じことをする必要はねぇよ。…せいぜい、生まれた場所の幸運に感謝するこった」
GM 素顔「でも……そんな……」
ぎりりっと、尚君や、駆馬を睨みます。
白狐郎「ここは、任せていいか」
「ああ。ゴミ掃除はゴミ野郎に任せておくといい。あんたたちは希望でもなんでも、好きに追いかけてろ」
GM 白狐郎「なるべく早く来い。席は空けておく」
生美「素顔!」
生美が素顔を捕まえて、《ヴィークルモーフィング》
サイドカー付きのバイクを創り出します。
素顔「…………くっ!」
白狐郎が乗って、(乗る人は乗って下さい)奇縁和尚、素顔、生美はこの場から去ります。
素顔「……」
去り際に、白狐郎が是色の手からお経を取っていきます。
ぱしっ。
結花 じゃあ、素顔さんが去った時点で疲れてちょっと後退しよう
「絶対に殺す! 守るために殺す! わたしの意志で、あなたを殺す!」
GM 駆馬「おっとぉ」
邪魔をしようとした駆馬ですが、結花さんに阻まれますね。
退場する人は宣言どうぞ。
糸緒 かけ出してます。
←退場といいたいらしい
GM 糸緒:「ノワール!」
ノワール:「ワゥッ!」
たったかたー。
糸緒 あれ、私のセリフが!?(笑)
「おい、ところで早乙女さん」
「あいつを殺してどうするつもりだ?」
結花 「殺して…、みんなを守る」
「尚くんも、剛先輩も、灯ちゃんも、みんなみんな、わたしの大事な仲間だから」
「なら、守るために必要なことだけしてろ」
「素顔だけじゃない。君もだ。いつまでも、自分の感情に流されるな」
嫉妬や怒り、先入観や勘違いによって“気がついた時には既に行動してしまっている”ことがある。
“悩まず選択した”とか、“感じるままに行動した”とか言えば聞こえはいいが、それは結局のところ、自分で選択をしたことにはならない。
なぜなら、自分の頭を使って判断したわけではないからだ。
毎日レストランに行き、そのときそのときで食べたいものを注文する。それ自体はいい。
しかし、“食べたい”という欲求に従うだけで、料理の値段やボリューム、栄養価についてまったく考えないのであれば、
メニュー…、つまり選択肢は、無くても済む。レストランにありそうなものを口頭で注文すればいいのだから。
だがそれでは、選択肢があるメリットは少ない。そのときの自分に必要なものは何か、考えることもない。
それは、(不満を持つ相手がいないことを除けば)サイコロを振って決めたり、他人に決められたりするのと大して変わらないのではないか。
「自分の人生、選ばされるな。自分で選べ」
結花 「傷つける人は許せない」
「みんなを守りたいから、わたしは戦う」
「みんなを傷つけたりするひとたちを、全員殺してでもみんなを守ってみせる」
「そう、決めたから」
「それが本当に必要だってなら、やれ。ためらわずに」
「ただし、次からはもっとうまくやって、殺す以外のオプションも選べるようにするんだな」
「選択肢が少ないと、後で苦労するぞ」殺すのもなかなか面倒だしな。
結花 「………?」
「だって、殺さなかったらまたみんなが狙われるかもしれないじゃない」
「殺しても変わらないさ」
「どこに逃げても、敵はいる」
「人は、ゆりかごには戻れない」
結花 「殺した人はもう動かないし、最低でも敵がひとり減るよ?」
「戦場において、戦術的な勝利が戦略的な勝利につながるとは限らない…。敵を一人減らす間に、別の敵が十人でてきたらどうする」
「駄々っ子みたいに、ただ暴れたって、なんとかなるわけはない」
「目の前の結果に惑わされるな。頭で考えるんだ」
結花 「えーと…」
ちょっと考えてから
「全員、殺す」
「殺すことは重要じゃない」
「ぶっちゃけ、敵なんてどうでもいいんだ。死んでようと生きてようと」
「ただ、“邪魔だから排除する”。大事なのはそこだ」
「そして…、排除した結果、相手が生きているか死んでいるかは、やり方次第だ」
結花 「なら、わたしはこの人を排除する」
「みんなを守るのに邪魔だから。なんにもできないように、排除する」
「あいつを…絶対に殺す!」
「オーケーオーケー。なら、それを冷静にやってくれ」
(こいつも頑固だなぁ…)
GM 駆馬「長々とお疲れさん」
駆馬「でもそんなのおうちでやってくれや」
馬鹿にしたように笑って。
「すまん、実は時間稼ぎなんだ」気がつけば、残っていた味方が駆馬を半包囲している。
「騙して悪かったな。相変わらずつきあいが良くて助かるよ」
GM 駆馬「だと思った。新垣タイチョーはいつもそんな感じだ」
駆馬「ぎゃはららら、同僚だから許してやるよ」
駆馬「ヘイ、ジョーチャン。いいこと教えてやるぜ」
結花 「…なに?」
GM 駆馬「俺が生き残ったら、アンタの大事な人とやらを無残に無様に皆殺してやる」
悪意たっぷりに。
駆馬「だから全力で殺しに来いや」
ちょいちょいっと、指で誘うようにポーズをつけて。
結花 「言われなくたって……!」
敵意むき出しの目でドライを見据えます
GM シーンカット。



◆カメラマン志望の小学六年生:百綴紙縒
 
 お父さんの撮ってくれる写真は、いつも素敵だった。
 綺麗っ!
 って言ってあげると、お父さんもにっこり笑ってくれてた。
 私も、こういうのが撮りたいなぁって。
 甘えたりした。
 
 古いカメラを、お父さんはくれた。
 撮り方も、一生懸命教えてくれた。
 私っ、頭悪いからっ……、お父さんはいつも苦笑い。
 でも、嬉しそうで、楽しそうで……。
 お母さんもっ、そんな私達がいて幸せって。
 言ってくれてた。
 
 私、
 能天気に笑ってた。
 それが幸せなんだよって。
 カガヤキ倶楽部の人は、教えてくれた。
 
 お父さんと、もう、会えないのかな。
 お母さんとも、二度と、会えないのかな。
 能天気にもう笑えないのかな。
 
 ……。
 ……いやっ……。
 そんなのっ、いやっ……、私っ、笑顔でいるよ!
 写真を撮って、みんながいたことを、
 こんな景色が在ったことを、
 いつかいろんな人に知ってもらって、
 それでもっ、
 私はっ、笑顔でいられたよって……、
 幸せがなくなっちゃったわけじゃなかったよって、言いたい。
 
 けど……、
 もう、駄目かなぁ……。
 
 私、何かに、食べられちゃってる。
 何か別のものに、変わってっちゃってる。
 あんなに素敵に見えてた、人達――
 カメラに写したかった景色――
 気持ち悪くなっていく、見てられなくなる。
 抗えない。抗えない。
 こんなの嫌だよ。
 苦しいよ、悲しいよ。
 嫌いたくないよ。
 
 だから、
 はやく、
 わたし を。
 
 生美お姉さんが、
  私に 鉄砲を向けて、
 閃光
   まぶしい
  つんざく     おと  ……
 
 
 もっと、生きたかったな……





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