第三棺

尊く懸命な輝きの埋没the Twinkle of monochrome

Middle Phase 2
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   ■シーンプレイヤー:新垣尚◆

GM では、次は尚君のシーンのつもりですが、大丈夫ですか?
ああ。
GM 一緒に出て欲しい・出したいキャラはいますか?
どんなシーンを描写するかによるかな。
GM 一応、尚君がうろうろする感じのシーンを考えてます。
要するに、話を聞きたい人と接触する感じですね。
今やりたいことは…列車脱出作戦について詳しく聞きたいかな。
となると、黒兎さんか、あるいはなまみんか。
GM みん。
ナマミン。
…。まあいいや。
会うとしたらそのあたりか。
うーん、まあとりあえず一人でいいか。
いや、まあPC同士ってことで、一度黒兎さんと話しておくのも手だけれども。
GM 一つの手ですね。じゃ、場合によっては登場して頂くという形で。
まぁ、汚染レベル2で、対汚染判定どうぞ。
ダイス 8R+5 = [6,10,6,6,3,1,3,2][6]<クリティカル>+5 = 21
問題なく成功。
GM はい。
侵食率どうぞ。
ダイス 1D10+37 = [6]+37 = 43
普通。
黒兎 俺は最初から居たほうが良いのかな?
どうします?
そうだなー。
…ぶっちゃけ、“列車のこと”という話すきっかけがあるのは嬉しいかも。
GM 黒兎さんは適当に声をかけでいいのでは。
間に白狐郎か生美入れますよ。
なんだったら、ロイス結んだ和尚でも。
では、あのシーンの後です。としますと、昼食時ですか……ま、糸緒さんとかも裏でうなうなしてそうですが。
つつがなくお食事が終わったあたりからで。
結花 糸緒のお母さんとかは?
GM いますよ。
では、シーンを開始します。
はいよっと。
GM 一斗「やー、うまかった! 午後もこれで頑張れるってなもんだ」
良吉「ほんとっすねー」
黒兎 俺もこのタイミングで居たほうがよさそうですね
GM あ、出やすそうならどうぞ!
ダイス 5R10+3 = [6,6,10,2,3][4]<クリティカル>+3 = 17
33+1D10 = 33+[4] = 37
GM 問題無し。
黒兎 「ごちそうさまでした。おいしい食事を食べれるのは幸せですね」
GM 生美「ほら、儚恵さんにお礼を言おう!」
全員「ありがとう儚恵さん、ごちそうさまでした!」
儚恵「ぇ、あ、う、は、はい……」 照れて俯く儚恵さん。
「ごちそうさまでした」と、礼儀正しく言うが、食べ方はメチャ汚い。
犬食いで食事をかきこんだせいで頬についた食べ物のカスをぬぐいつつ…
「ところで生美さん、みなさんが駅でやっているのは一体…? 列車を改造しているみたいでしたが」と、話をふろう。
GM 生美は、儚恵にみんなでお礼を言う音頭を取ってから。
尚君に対応します。
生美「あ、えっと、うん。新垣尚君だよね」
生美「この街から脱出するために必要なものを組み立ててるんだよ」
「脱出…」おうむ返し。改めて聞くと驚きを隠せない。
GM 生美「そう。興味ある?」
にこやかな表情で、彼女は聞いてきます。
阿舎生美。18歳と聞いてますが……
夜歌学園の『先輩方』をみるに、こんなに人付き合いを心得た三年生は、かなり珍しいでしょう。
OLになったら成功しただろうに。
…まあ、今は今で才能を生かせていることになるのか?
「興味はありますが…そんなことが可能なんですか?」
というか、脱出って単語だけだと、正直、夢物語か妄想にしか聞こえない。
GM 生美「可能か不可能は、君が判断したらいいんじゃないかな」
生美「白狐郎が言ってたよ。新垣君、こういう状況に『慣れている』においがするって」
生美「しかも、自分の目で見た物しか信じないだろう、ってさ」
そう言って笑います。
「…そうですか? まあ、そうかもしれませんね。俺は、はみ出し者ですから」と、ぼかして答えておこう。
「自分のできる範囲のことだけやって生きたい、と思ってるので」
黒兎 「実際に見て、何処か変えるべき部分があれば教えてくれると嬉しいかな。きっと俺たちでは気付かないところもあるだろう」
「列車の改造って、具体的に何をしているんです?」
GM 生美「そうだね。協力してくれるなら万歳だし……黒兎君、設計図持ってる?」
生美「駅に置いてきちゃった?」
黒兎 「一応持ってきています」足元から取り出す
用意がいい。(笑)
思いついた事があったらすぐその場で書き加えるんだな(笑)
黒兎 その通り
GM 生美「ありがと!」
受け取って、机の上の物を移動させ、そこに広げます。
食器などは儚恵と和尚がささっと片づけていきますね。
さて、設計図。
精巧に書きこまれています。
まぁ、尚君なら一目で大体のことがわかって良いでしょう。
相当頑丈です。線路のレールを利用したカタパルトで加速するように出来ているようですね。
カタパルト…ってことは、宙に浮くのか?
GM 別に空へ飛んだりはしませんが、
加速装置、ってことですね。
あくまで線路の上を走るのは変わらない、ってことだな。了解。
GM 物理的な補強と、そして、レネゲイドウィルスを利用した設計になっていることがわかります。
黒兎 メモ代わりになっていたりするので、所々に全く関係のない事が書き込まれていたりする
「えーっと…、なになに? この図は構造の強化案。こっちの計算式は重心と安定性の計算、そして夕食はマグロの刺身か。…あれ?」
「…間違えた」めっちゃ苦々しい顔。
GM (笑)
「まあ、確かにうまく脱出できれば、マグロでもサーモンでも、食いたいだけ食えるでしょうけれど。ここじゃ、生ものはもう貴重品ですから」と言ってごまかそう。
GM 生美「端にごちゃごちゃ書いてるなぁ、黒兎君〜」
見て、あはは、と笑う生美です。
生美「この辺りのは関係ないからねー」と、尚君に一応説明。
黒兎 「気にしないでください。きっと全く関係ないことでも関係あるかもしれませんし」『今日の晩御飯は和食』という文字を消しながら
GM ほとんど説明をしないでも理解しているような尚君の様子を見て、生美は感心します。
生美「凄いね。新垣君、専門だったりしたの?」
「いやぁ…皆さんと同じく、力のおかげですよ」
「なるほど。列車についてはわかりました」
「それで、あの壁は一体なんなんです?」
GM 生美「んー。それについては白狐郎に訊いた方がいいかな」
生美「白狐郎ー。おーい、こっち来てー」
ん、と気付いた感じで。彼が近づいてきます。
てくてく。
白狐郎「なんだ」
生美「新垣君が、脱出の手段について、そして壁について訊きたいって」
白狐郎「ふむ」
ゆるり、と、近くに胡坐をかきます。
白狐郎「壁か」
「ええ」
GM 白狐郎「一応、撮ってもらったものがある」
すっと、写真を取り出します。
うごめいてます。
ずるる、ずるる、っと。
まぁ、黒い煙の台風と言うか……ただの壁じゃないのはわかりますね。
それ、壁の写真なんだよな?
GM はい。
了解。
GM 白狐郎「百綴紙縒……もう話はしたか?」
言いつつ、ちょっときょろきょろとしますが。部屋にはいないみたいです。
「いえ。…しかし、“そういう能力”だというのは推測がつきますね」
GM 白狐郎「形容はしがたいが、こういうものがずっと続いて、ドーム状に街を包んでいるようだ」
白狐郎「普通に触れるのは難しい。と言うのも、はじかれる」
生美「斥力……磁石の同極同士を近づける感覚に近いかな」
白狐郎「まぁ、既知の物質で出来ているわけではなさそうだ」
「つまり、その斥力を列車の推進力で上回ろう、というわけですね」なるほど。とりあえず理論はわかった。
GM 白狐郎「また、周辺には強力な化け物が多かった」
生美「すっごく嫌な感じ漂ってたしね」
「街の外縁部の方が汚染が強い、ということですか」
GM 白狐郎と生美が頷きます。
やばいなー。街の外はもう壊滅してる説が有力になってきた。
GM 生美「ちなみに、化け物たちも外には出られないみたい」
白狐郎「徹底して閉じ込められている感じだな」
なるほど。
「…それで、壁を突破するのに必要な出力をどこから持ってくる気です? 既存のエンジンだけじゃ無理だと思いますが」
GM 白狐郎「動力か」
白狐郎はこめかみを人差し指で抑えるような仕草をします。
指をはなすと、バチッ……と、電流が走りますね。
白狐郎「基本的には、これだが」
「うわぁ」
「一発勝負ですね」
人力? 一度失敗したらオシマイじゃないかそれ。と、心の中で思う。
GM 白狐郎「だから、加速距離が必要なんだ」
つまり、
梔子駅から南側に抜けるのではなく、
日告駅、四季駅の方へ抜けるというルート選択ですね。
でもその間ずっと加速しなきゃいけないわけだ。
GM その通りです。
ふーん。
なるほど。
で、脱出する人間は全員で列車に乗り込むと。
GM はい。
黒兎 「乗らないで、穴をあける場所の近くに待機するという案もあったんだけど、あの壁が修復する可能性が高いから除外されたんだ」
GM ええ。
まぁ、そんなところ。
穴のあく材質じゃない。
まあ、短時間で壁が出来上がったことを考えると、穴を開けられても、それを維持できるとは考えにくいよな。
GM はい。
頭を抑えて「なるほど…なるほど」
理論はわかる。理論はわかるが…無茶すぎるだろ。
GM まぁ、無茶ですね。
それに、斥力をどうにかできたとしても、その先の壁を貫けるかどうかの考察が一切ない。さらに、線路上の障害物についても。
あと、どうやって止める気だ。この列車。
GM ブレーキも用意されてますけれどね。(笑)
うーん(笑)
…とはいえ、他にいい手があるわけでもないしなぁ。
GM 生美「なんか気になることがあるって顔だね」
「そりゃあ気になりますよ。俺だって外に出たいですからね」論点をそらしてかわす。
GM 生美「うんと、まぁ、多分ここだよね」
白狐郎「主に障害物に関する点か」
白狐郎はしばらく顎を撫でるようにしてましたが。
白狐郎「この叢雲寺が特殊な環境なのには気付いているか?」
と、問いかけてきます。
「ええ。和尚に聞きました」
GM 白狐郎「そうか。和尚に訊いたか……」
超微妙なニュアンス。
それを理解するGM。ステキすぎる。
GM 白狐郎「まぁ、そうだな」
ポケットを探って、ナイフを取り出します。
まぁ、人を殺すようなのじゃなくて、便利ナイフって感じの。
カッターナイフほどしょぼくはないですが。
白狐郎「見ておけ」
ナイフを、
畳にぐずっ、っと突き刺し、
びちちちち、っと引き裂きますね。
で、ナイフを引っこ抜く。
すると…………、ジジジジッと音を立てながら、
ビデオの逆再生のように、畳の傷が再生していきます。
「…なるほど。和尚が言っていたのは、こういうこと…か」
GM 白狐郎「この叢雲寺には、『自己修復機能』がある」
白狐郎「実際、『あの時』直後くらいには、ここも襲われたんだ」
白狐郎「しかし、寺はこの通り綺麗なもんだ」
見回すように。
白狐郎「直ったから、な」
白狐郎「この機能を、列車に積む」
そう言います。
黒兎 「そして、列車の自己修復と壁の修復による押しつぶしを相殺させる」
GM ま、そんなところです。
生美「正確に言えば、列車と直下の線路に、だね」
生美「つまり、列車本体が乗っている線路自体は、常に修復されているから、破損の恐れなしってこと」
尚君なら気付いてもいいですが、この辺りの汚染が低いのも、その「修復」の作用です。
気付けば、寺だけではなく、周辺も綺麗なものでした。
「………」これで利害の対立が生まれた…か。
ぶっちゃけ儚恵を列車に乗せようってんだろ。
GM そういうことですね。
ただ、彼らはレネゲイドクリスタルという単語などは知らない。
なるほど。
そこで青藍さんが言うわけだ。レネゲイドクリスタルはもらうが儚恵はやる、あとは勝手にしろと。
GM いや、そんな事実はありませんが。(笑)
あれ?(笑)
まあ俺が言ってもいいんだけど。さすがに大量虐殺につながりそうなことはやりたくないな。
結花 本当は、儚恵こそが青藍さんの狙いだったり……
ひっ
ラブハンター
「積むって…どうやって?」
GM 白狐郎「どうやって、とは?」
「あー…なんつーか」
GM 白狐郎「なんつーか?」
冷静そうな顔で、首を傾げるようにします。
「全員、この計画でやる気なんですね?」儚恵も含む全員。
というか儚恵は、列車に乗ることを了解してるのか?
GM 白狐郎「ああ」
頷きます。
カガヤキ倶楽部とUGNの計画の同時進行は難しいかな。これは。
GM まぁ、どちらにも『例のレネゲイドクリスタル』は必要不可欠のようですね。
あとは青藍さんがどの辺りで手をうつ気なのか、だ。が、まあそれはこっちが考えるべきことだし。
ところで、聞きたいことは聞いたが、そろそろシーンカットするかい?>GM
GM まぁ、聞きたいことが以上なら。
「…わかりました」片方の眉を上げて答えよう。
「できる限りの協力はしますよ」
「俺も脱出したいという気持ちは一緒ですから」と、先ほど言ったことを繰り返す。
その意味は、大きく違っていたけれど。
GM 生美「やった。ありがとう!」
白狐郎「感謝する」
白狐郎「さて、それでは俺は指示を出しに行く」
席を立つ白狐郎です。
生美「そうだね。私達がここにずっといると、あっち動かないし」
生美も続いて席を立ちますが。
尚君と黒兎君はどうなさいます?
黒兎 「尚君も列車を改造する? 実際にどんな状況か見てみても良いと思うよ」と言いながら立ちます
「ありがとうございます」
「そうですね。実際に見てみないとわからないことも多いって言いますし、見学させていただけるなら是非」
GM 生美「よーし、じゃ、みんなで行こうー」
白狐郎「ピクニックじゃないぞ」
黒兎 「他に列車に興味がある人が居るなら呼んできても良いよ」
とは言うけれど…
考えてみたら、ここで時間をとる前にPC同士で連携とっておきたいんだよなぁ
結花 主に糸緒ちゃんと黒兎くんと?
そうそう。戻ってきてたら結花とも。
まあ俺はシーン裏ででも、「忘れ物忘れ物ー」とか言って一行を離脱しよう。
GM というわけで、とりあえず一端シーンカットでよろしいですか?
あい。
黒兎 あい
GM はい。では梔子駅へ向かったあたりでシーンカット。




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