第二棺

思い出の深い町の埋没the Expansion of monochrome

Middle Phase 8
←前へ 次へ→



   ■シーンプレイヤー:新垣尚◆

GM それでは、開始します。
新垣君のシーンかな。
結花 省吾さんが帰ってくるところですね
糸緒 はい
あいよー
まあとりあえず俺は登場するぞ。
汚染レベルは?
GM 汚染レベルは2で良いですよ。
糸緒 よかった……
じゃ、振るぞ。
ダイス 9R+2 = [5,8,4,1,7,9,4,10,8][2]<クリティカル>+2 = 14
64+1D10 = 64+[4] = 68
結花 じゃあ、結花さんも
ダイス 9R+4@10 = [8,9,1,7,9,8,3,8,3]+4 = 13
1D10+85 = [9]+85 = 94
うわー。
糸緒 わぁ
GM 結花さんてば。(笑)
結花 恐怖心から、衝動に抗う気が失われているのです
…たぶん
糸緒 みんな高くていいなぁ
じゃあ、私いきますね。
……あ、ダイスボーナスつくのか
ダイス 7R+2@10 = [8,7,3,2,2,7,6]+2 = 10
糸緒 せー…ふ?
GM セーフですね。
ダイス 1D10+70 = [8]+70 = 78
GM で、えーと。
NPCたちで出るのは誰ですか?
剛さんと充さんだけ、かな。
結花 とりあえず、PC@からは剛さんで
GM 他にリクエストは無しで良いですか?
結花 きっと、他の人たちは見張りかなにかに行ってるんでしょう
GM はい。
では、まず剛さん。
ダイス 7R+2 = [6,8,2,5,8,9,9]+2 = 11
GM あ、ダイスもう一個あった。けれど成功。
ダイス 61+1D10 = 61+[4] = 65
GM 次に充さん。
ダイス 8R+3 = [5,6,10,4,6,7,3,2][2]<クリティカル>+3 = 15
69+1D10 = 69+[10] = 79
GM 伸びてきましたねぇ。
結花 充さんも背伸びしたいお年頃だったんですよ、きっと。
GM そういうことではないと思いますが。(苦笑)
糸緒 さっき衝動判定に失敗しましたから…
結花 つまり、たまには暴れたいと
糸緒 そういうことなのかもしれません。
えぇと、どういうシーンではじまるのかな
GM 糸緒さん達が来たところからですかね。
糸緒 は、はいい



GM ま、導入のごたごたは除きましょう。
そういうわけで、ゲームセンター:ベッドオブネイルズ
「と……言うわけでして。新垣君」
「彼らをお連れしたのです」
「あー…わかった」すごく微妙な顔をしてる。
気まずそう、というか。
だが、早めに改悟が死んだことを話さなきゃいけないだろうな。
なにせ、俺が着てるのは改悟と同じ夜歌高校の制服だし。
糸緒 「……」
おろおろ、おろおろ
ノワールをぎゅって抱っこしておどおどしてる
GM 塵内「はぁ……ええと」
糸緒 「……っ」びくっ
GM 少し落ち着かない様子のおじさん。と、かなり落ち着かない感じの女の子。と犬。
糸緒 一番落ち着いてるのが、犬(笑)
GM 灯と麗香は偵察中、ということで。
結花 結花さんは、可愛子からなるべく距離を取って座ってます。
GM 可愛子は、「お化粧直しして来る」
と、ちょっと端の方に行ってます。
あんまり遠くに行くなと言われてるので、それは守ってる。
気配はするので大丈夫。
結花 じゃあ、可愛子さんが消えてちょっとホッとしていよう
GM ええと、お互いの紹介はとりあえずすんだということで良いですか?
ああ。それで頼む。
GM って言うか、新垣君は会ったことある?
塵内食堂に行ったことがあるなら、見覚えあるはず。
塵内の家に遊びに行ったことはあるだろうから、その時に、一度くらいは会ったこともあるんじゃないだろうか。
と、俺は想定してたが。
GM 遊びに行ってるのか。なら覚えてるはずですね。
「塵内さん。ご無沙汰してます」一礼する。
GM 塵内「ああ……新垣君、だったか」
糸緒 (おろおろ
(しりあい、なのかな……?)
「さてと…。やっと全員そろって落ち着けましたし、現状について、話しておかないといけませんね」と言って、オーヴァードやジャームの説明を始めよう。
GM 塵内はそわそわと、息子のことを聞きたさそうですが。
もちろん、改悟のことを聞かれる前に、あえて先に事情の説明をした。改悟殺しの犯人として問いつめられるような展開になった場合、誤解無く説明するのは難しいからな。先入観のないうちに話した。
GM ふむふむ。
どんな風に話します?
第一棺で、灯や是色が結花に言ったような感じで。
そうだな…
曰く、自分たちの世界には、十数年前からオーヴァードと呼ばれる、一種の超能力者が存在していた。
で、オーヴァード達が能力を使えるようになるのは、レネゲイドという名前のウィルスが原因。
さらに、オーヴァードは、力を使えるようになったときや、力を使いすぎた時などに暴走し、ジャームという化け物になる。
この街は、よくわからない理由で全員がオーヴァード、もしくはジャームになった。
と、説明する。
GM はい。
では、説明を聞きました。
塵内「そう……か」
糸緒 それを横で聞いてて、私もショック受けるんですね
「……」←混乱中で頭に「?」が飛んでる状態
…まあ小学生が一度に理解するのは無理だよな。
糸緒 うん。ちょっと……w
目をぱちくり。
結花 生粋のオーヴァードなのに…
糸緒 だ、だって、誰も教えてくれなかったし……おーヴぁーどなんて、しらなかったし……
結花 GM、質問していい?
GM はい、どうぞ、結花さん。
結花 第0棺の食堂と、塵内食堂は別でしたっけ?
GM 同じにしたかったら同じでも。
違くてもいいですよ。(笑)
結花 じゃあ、違うほうで。そしてら、剛さんとも顔見知りになってしまう!
GM はい。
塵内「……そんな馬鹿な、と言いたいところだけど……、疑うだけの根拠もないし、今はどうでもいい」
塵内さんは首を振ります。
塵内「それより、私の息子は……?」
糸緒 「……」こくこくと頷く
「…改悟は、亡くなりました」はっきりと告げる。
余計なことを漏らさないよう、そのまま口をつぐむ。
糸緒 「……!!」
びくっ
GM 塵内「亡く……なった……」
目を見開いて。
結花 結花さんは隅でうつむきながら聞いています
糸緒 「……お、おじさん……」
おじさんを見上げておろおろ。服つかんじゃう。
GM 塵内「…………それは……確かなのかい……?」
「…はい。残念ながら」
目をつぶって。
GM 塵内「そう……か…………」
がくり、と肩を落としてしまいます。
糸緒 「……」おじさんの手をぎゅって握ります。少しだけ震えながら。
(……ママ、みだらお姉さん……っ)びくびく
えぇと、おじさんのそばにいます。
GM 塵内「……」
何もしないなら、しばらくそうやってうなだれて。
塵内「……ああ……すまない。気にせず、今後のことについて話していてくれ」
塵内「その……色々あるんだろう。私は、大丈夫だから……」
糸緒 「……」困った顔でおじさんの隣にいます。
どっちにせよ、小学生を今後のこと、の話し合いにいれないような気がする
GM 「……」
充さんは少し顔をしかめて頷いたあと、新垣君の方を見ますね。
結花 その方向を見ないように、耳だけ傾けてじっとうつむいています
糸緒 「……」
GM 「(そうか……息子が死んじまったのか)」
結花 そして気づかない剛さん(笑)
GM 「……よお、アンタ。なんだ、酒とか飲むか? コンビニで少し拝借して来たんだがよ」
塵内「ありがとう……だけど、いいよ」
力なさげに断ります。
「……そうか」
「これから、俺たちは、昔の仲間と合流するために、秋土劇場へ向かうつもりです。…塵内さんは…?」
…なんとなく、返事を予想しながらも、そう聞く。
GM 塵内「秋土劇場かい……?」
塵内「邪魔は……しないよ」
糸緒 「……?」(劇場……? 劇場って、おしばいとかする所で……みだらのおねえさんは、劇をやってた……んだよね)
「………。…(糸緒の方を見て)それで、この子は? 塵内さんのお知り合いですか?」
GM 塵内「いや……、途中で拾った子だよ。ひとりで神社へ向かっていたんでね」
糸緒 「……!」はっとして
ぺこぺこお辞儀して
「あ、あの、ひ、日向、糸緒、です。お、おじさんには、神社に向かう途中で、拾ってもらって……」おろおろ
GM 塵内「そうだ……神社と駅前は、その……恐ろしいやつらが沢山いる。近づかない方がいい」
糸緒 「えと、その……も、もともとは、生き残った人たちと、神社にいた……んです」
「で、でも、気がついたらいっぱいきて……みだらのおねえさんが、一人で……私と一緒の人たち逃がしてくれて……」
「……その後もその人達と一緒にいたけど……怖くて。……ずっと一緒にいられないって思った」
「一緒にいたら、多分……私が、私でなくなっちゃう気がして……」
「だから、怖かったけど……みだらのお姉さんが心配だったし、神社に向かいたかったんです」
「でも……」と奴らがいっぱいいるよー
って思い出して、口を閉ざして、下を向きます。
「みだら…? …もしかして、香華院みだらさんのことか」あごに手を当てて、思い出しながら。
糸緒 「!!」
「お姉さんを知ってるんですかっ?! じゃ、じゃあ、ママもしってますか!?」
結花 じゃあ、その大声に
「ひっ!」
と小さく悲鳴をあげて、やっぱしうつむこう
糸緒 「ふぇっ!?」びくっ
悲鳴にびっくり
「すまないが、会っていない。みだらさんとは、前に道を教えたことがあるだけの関係でしかないし」
しゃがんで、糸緒と目線をあわせて、そう言う。
糸緒 「あぅ……そう、ですか……」悲しそう
(そのまま塵内さんの方を見て)「…で、この子のことはどうされるおつもりで?」
内心、イライラしながらも、表向きはあまり関心のない様子を装いつつ、塵内に尋ねよう。
GM 塵内「ああ……良ければ、君達が守ってあげてくれないか?」
糸緒 「ふぇっ!?」
結花 じゃあ、その言葉に結花さんは顔を背けよう
ちょっと
震えながら。
GM 塵内「私は、こんな状況で生き残るための技能は、ほとんど持っていない」
塵内「だから……君達に従うつもりだ」
糸緒 「……」おろおろおろおろ
結花 結花さんは耳と目をふさいでうつむく。
状況的にしょうがないと頭ではわかっているが、その姿から、自分の親を連想して、自然と口調が辛くなる。一度拾っておいて、都合が悪くなったら責任を放棄するわけだから。…まあ、八つ当たりなんだけど。
「…なるほど?」顔をしかめて「それは、子供と動物を一緒に連れて歩くリスクも、俺に背負え、って言っていることになるんですが。その点については?」
糸緒 「え、あ、ご、ごめんなさい……」
うつむく
「…」何も言わず、ちらりと糸緒に視線を投げる。だけ。
GM 塵内「……」
「捨て猫を見つけたとき、一番多いのは見なかったことにする人間です。次に多いのが、拾うけれど育てきれずにまた捨てるか、死なせる人間です」
「厳しいことを言うようですが、ただ、この子たちを連れて行ってくれと言われても、同意できかねますね」
GM 塵内「はぁ……」
(………)本心ではもっと責めたいんだけど、改悟のことを思い出して、ぐっと抑える。そのまま黙りこむ。
GM 塵内「そうか……」
まぁ、そのくらいは伝わっています。
結花 顔をそむけたまま、横目で二人のやりとりを見る結花
糸緒 「……!! す、捨て猫をみつけたら、う、うちに連れてきてください!!」
(…ああ、そういえば、日向動物病院の子か)と、今さらながら思い出そう。
糸緒 今更(笑)
「……あ、あの……」
PLの下心としては、糸緒の面倒を見るかわりに、しばらく生きる気力出せ、って言いたかったんだけどな。塵内さんには。
まあ荒療治なのは認める。
GM 塵内「悪いが……私には無理だよ」
塵内「改悟が……あの子も、もうこの世に居ないと知って、抜け殻のような心地なんだ」
「…なら、ここに置いていくしかありませんね。それとも、捨て猫みたいに安楽死させますか?」
「保健所で殺処分される動物は、年間、犬10万頭、猫24万頭。その数を考えれば、ここで人間の一人や二人…え、何?」
煩わしそうに。
糸緒 「……あの!」
GM 「おい、何か言いたそうだぜ」
「何だ、ちみっこ」
糸緒 「……あんまり、おじさんを、せめないで、くださいっ!」少しだけためらったあと、まっすぐ尚おにいちゃんたちを強い目で見て
「おじさんは、私が危ないのを、身をていして守ってくれたんですっ!」
「私はどうしても神社に行きたくて……」
「でも、それは危ないから、って。私みたいな、足手まといが一緒なのは絶対に、きっと、危ないことなのに……」
「それでも、一緒にいてくれたんです」
「私だって、ママやみだらお姉さんにあいたい。あの二人が……し……」
震える声で、少しだけ涙目になりながら
「―――死んじゃってた、なんて聞いたら、きっと、何もできなくなりますっ!!」
自分の不安を叫ぶように。
「私は……その気持ちが、よく……分かる」
GM 塵内「…………」
(不機嫌な表情のまま、糸緒を見ながら)「…へえ。じゃあ、一人で神社まで行ったのか?」
「いや、一人と一匹、か」犬をじっと見つめよう。
一瞬、《ドクタードリトル》で、この犬に、糸緒が言っている事に嘘がないか聞こうかとも思ったが、ぶっちゃけどっちでもいいのでやらない。大事なのはそこじゃないだろうし。
糸緒 首を横に振る
「街がこんなになっちゃって……私は、何度も助けてもらいました」
「最初は、みだらおねえさんと、くもまるお兄さんに、はりおねえさん、るりおねえさん、かたちのおじさんたちに」
「だけど、奴らがやってきて、みんなが逃げるとき、私も一緒に逃がされて」
「その後、団地で……子供を……私よりちっちゃい子たちを……私は……」目を伏せて
「他のみんなは、戦うことが楽しそうだった。ゲームだっていってた」
GM 正しくは、生きることがゲームだと思ってるんですけれどね。
糸緒 「さっきお兄さんがいってた、なんとかうぃるす、っていうの……多分、私はずっと前から、かかって、おーヴぁ……なんとかってのでした」
「えと、それで……」
おろおろと自分でも何言ってるのかわからなくなってきて

「わ、私のせいで、おじさんが責められたりするのは、嫌、です」

「足手まといなのも、わかって、ます」

「だから……私は……一人でいきます」

「ノワールと一緒に、ママとみだらお姉さんを探しに」
少しだけ怖がってるけど、迷いのない目で。

「……ノワール、いこ」
ノワール撫でてから、歩き出します。
じっとしてたら、多分、決心にぶるから
GM 「おい、まてよちみっこ」
ぐい、っと、持ちあげます。
糸緒 「ふぇっ?!」おろおろ
「お、おろしてくださいっ」おろおろ
じたばた
GM 「もう外は暗いし……あー、今一人で出てくのはあんまりいい考えじゃねぇと思うぜ」
サングラスをいじりながら、言います。
結花 サングラスかけたチンピラ
外見は、ですが
糸緒 チンピラっていわれてもw
「でも、私がいるから、おじさんが……」
「おじさんは、悪くないもん。優しいですもん。なのに、なのに……!!」涙目でうーーっと唸るように
「…」難しい顔をして、立ち上がろう。
本音を言えば、ここまで生き残ってこられた、というだけで、糸緒にそれなりの生存能力がある、ということはわかっていた。
だから、糸緒が同行することに文句があったわけじゃない。省吾につっかかったのは、単に、自分のトラウマに引きずられただけ。
いつの間にか俺は、省悟が悪人で、自分が善人であるかのような。省吾を責めれば自分が救われる、とでもいうかのような気持ちになっていた。改悟のことを知っていながら。
「…いや、俺が悪かった」大人げなさを反省しながら、目をつぶり、片手で両のまぶたを押さえる。
「別にキミを泣かせたかったわけじゃない」
糸緒 「おじさんだって、悪くないもんっ!!」
「どのみち、今夜はここに留まった方がいい。その上で出ていきたいというなら止めないが」
糸緒 「……」うーっと唸りつつ、それは認める
GM 「……」
がらがらっと、後ろで突然音がします。
糸緒 「……!!」びくぅっ
「…」後ろに目をやるが。
GM 可愛子「うーっ、うー、こけたぁー。>O<。」
ずるずる。
可愛子「何なのぉ、荒れまくりだよぅ……あれ?」
可愛子「あ、あれ? さっきまでいなかった人達……だよね?・o・;;」
と言いつつ、おっかなびっくり近づいてきます。
結花 じゃあ、結花さんは可愛子さんの姿を見て
背を向けよう
糸緒 「……」(知らないお姉さんだ)と、きょとんとしてる
「あ、えと、ひ、日向糸緒といいます。こ、こんばんは」
ぺこり
GM 「そこら辺散らかってるから気をつけろよな」
糸緒 ……あれ? 私まだ持ち上げられてるまま……?
GM いえ、降ろしてくれます。
糸緒 じゃあ、無意識にノワールのそばによってます
GM 可愛子「えと……産方可愛子」
おずおず。
糸緒 「かわいこおねえさん、ですね。どうぞ、よろしくお願いします」ぺこぺこ
「…」今のがわざとなら可愛子に助けられたな、と思いながら、事務的な話を始めよう。
悪い雰囲気のときは、そういう話に限る。可愛子には後で礼を言っておこう。
「さっき充たちが連れてきたんだ。…今日は三交代で眠ろう」
「人が通りそうな通路にはガラス片を撒いておけ。踏むと音が鳴るから気づきやすい。それと、寝る前に明かり、脱出ルートと、緊急時の集合場所は必ず確保しておくこと」
「あと、夜、可能な限り一人では行動するな。僻地でのキャンプ中に吹雪にあった時は、トイレもテントの中で済ませるのが理想だ」
GM 「はい」
短く頷いて、充さんが動き始めます。
可愛子「え……こ、ここで眠るの?」
糸緒 「ねる……?」首かしげ
ベッドないよね? という目
GM 可愛子「そんな、五月蝿いし……」
可愛子「ふ、布団もないじゃん」
糸緒 ああ、まだ電源はいってるんでしたっけ
GM 可愛子「えええ、可愛子、布団の無いところで寝たことないし……」
「贅沢言うな…」床や地面の上で寝ることには慣れきっているので、やや呆れたような声で。
GM 可愛子「贅沢ってほどじゃない……でしょう……」
語尾がだんだん小さくなっていきます。
「…言いたいことはわかるが、今から寝具を探すのは難しい。あるだけのものでなんとかするしかないだろ?」とはいえ、睡眠環境を良くするのは、気力や体力を蓄えるためにも重要だからな。
「じゃあ、そのあたりにある椅子とかを加工してマット代わりにしよう。ゲーム機の電源は消しておくか」
糸緒 「えぇと……えと……おねえさん、ノワールと一緒に寝ますか?」
GM 可愛子「きぃ…………うーうー、わかったもん。可愛子、一番寝やすい寝床作ってやる」
ほっぺたを膨らませて、動き始めます。
「そっちは灯と一緒にやってくれ」
と、可愛子に言おう。
「そいつの能力が適任だ」
GM 「永原さん、手伝ってくれますか?」
「おう、どうすりゃいい」
「とりあえず、周囲を回ってガラス片撒きましょう」
「よし来た」
塵内「わ、私も……手伝うよ……」
糸緒 「お、お手伝いします」
じゃあ、箒……はないだろうから、ガラスの破片をひろって、スカートの中に貯めよう。
ノワールは危ないからきちゃダメだよ、っていっておくね
「頼む。俺は照明が使えなくなった時のために、持ち運べそうな明かりを調達してくる」
結花 そして、座ったままの結花さん。
なにもしないのは気まずいから、尚くんに聞こう
「え、えーと…尚くん」
「ん?」
結花 「わたし、どうしたらいいのかな?」
(前のシーンのことを思い出しながら)「ああ…、…そういえば、さっきも灯に同じようなこと言ってたな」と言ってから、思い出したように「すまん、聞こえちまった」
結花 「そ、それで、わたし、どうしたらいいのかな?」
(あたりを見回して、特に手が足りない仕事がないことを確認しつつ)「何か得意なことがあるなら、それをやってくれ。無いなら好きなことでいいと思うぞ」
結花 じゃあ、充さんたちに
「なにか、手の足りてないところってある?」
って、聞いてみよう
そんな結花の背中に「…俺は、てっきり、君が最初に文句を言うと思ったけどな」と、声をかけよう。
結花 「…も、文句って?」
尚くんに聞くけど。
「日向ちゃんのこと。忘れちゃいないだろ?」まあ、あの子を置いていく、って話をしてたわけだし。
「ずいぶん気にしてるようだな」泰平のこととか、可愛子のこととか。
結花 「そ、そんなことないよ」
「それより、剛先輩、充さん」
「どこか、手の足りてないところってあるかな?」
GM 「あ、早乙女さん。でしたら」
「そっち側を」 と、出て左手の方を指して。
「永原さんとぐるりと見回ってきて下さい」
「やつらがいたら、素直に逃げること」
結花 「う、うん! わたし、頑張るね」
そう言って立ち上がろう。
GM 「おう。ま、今日寝られるかどうかを見てくるわけだな」
「ええ。お願いします。あんまり近くにやつらがいそうなら、プランを変更しないといけませんから」
結花 じゃあ
可愛子のほうを見て
GM 可愛子「……ん、何?」
結花 「剛先輩、早く行こう」
と、早くその場を立ち去りたいかのように言う
GM 可愛子「……」
じゃ、見回りに行こうとする結花に…「これは、俺の経験からの想像なんだが」
結花 「え、えーと……」
引き止められて、戸惑いながら尚くんのほうを向こう
「君がそうやって、いくら努力しても、本気で満足はできないと思うぜ」
結花 「………」
それには答えない。
糸緒 「?」←ガラス拾ったのどこに捨てればいいかきこうとして、立ち聞き状態
GM 「行くぞ、結花」
結花 「あっ、剛先輩。うん!」
剛先輩についていこう
GM じゃ、結花さん退場。
「ま、努力する方向を考えろ、ってこった…」どうでもよさそうな調子で言って、さっさと顔を背け、カウンターの方に向かおう。
俺も俺の仕事をしないとな。
糸緒 じゃあ、それを見送ってから、かわいこおねえさんに
「……おねえさんと、あのおねえさん、なにかあったんですか?」
GM 可愛子「……えー?」
唇を尖らせて。
可愛子「可愛子、あいつ嫌い」
可愛子「多分、あの子も可愛子のこと嫌いだと思う」
糸緒 「……きらい、かなぁ?」
いったほうをみて
「……怖がってるみたいだったけど」
GM 可愛子「泰平君を……殺した、わけじゃないけど……」
糸緒 「……!」殺した、という言葉に反応
GM 可愛子「泰平君……可愛子は……うぅう……」
俯いて。
可愛子「うぅうう、うー、うー」
糸緒 「ご、ごめんなさい、おねえさん……」おろおろ
GM ばんばんばん、と筺体を叩いて。
可愛子「関係ない! 関係ない! それより、えっと、糸緒ちゃん?」
糸緒 「あ、は、はい」
GM 可愛子「『みんなのうた』、見る?」
糸緒 「えと……はい」こくり、と頷く。
教育番組のかな
GM そうそう。
糸緒 おうちでは一人なことが多いから(母親が職場にいるし)
テレビは寂しいおうちのおともです
家族はいっぱいいるからうれしいんですけどね
GM 可愛子「本当? 可愛子マジ自信あるから、あとで歌ったげるね! ^−^」
糸緒 「! 本当ですか?」ぱぁっと笑顔で
「じゃあ、楽しみにしてますねっ」えへへ。と笑ってから
GM 可愛子「……まぁ、真似の域は出ない……んだけど……でも、ほら……なんか、やっぱこういうのも、前向きに使ってきたいっていうか」
可愛子「うんうん」
糸緒 「……ここの、みなさんは、みんな……普通、ですね」ほっとするように
GM 可愛子「何が? 変な人ばっかりだよ」
糸緒 「ううん。……へん……かはよくわからないけど、怖くない、です」
「……この街の状態をゲームっていっちゃう人たちがいたから……」
「……あのね、お姉さん」
GM 可愛子「うーん?」
糸緒 上目遣いで、どういったらいいのかな? と迷いながら
「こんな状況になってね、正解って、たぶん……わからないと思うんです」
「ゲームだっていってた人たちだって、多分……そうだと思っちゃったほうが、きっと楽だから、そう、思っちゃったんじゃないかなって」
「私は、そういうのは無理だと思ったし、怖かったから……逃げちゃいました」
「その結果、陣内のおじさんに拾ってもらえてね、えっとその……」
「正解は、なくて、でも……あのお姉さんも、多分、きっと……いっしょうけんめいだったんじゃないかなって」
GM 可愛子「良くわかんないけど」
可愛子「うん」
糸緒 「……えと、大事な人のこと、許してあげて、っていうのは、無理だとおもうけど……」
「……みんな、いっしょうけんめいだと、思います……から」
「その……それだけ」
だが、一生懸命なだけじゃ幸せになれないのが現実の辛いところだよなぁ
糸緒 子供の時くらい、そういう夢みたっていいじゃないですか……w
(苦笑)
GM 可愛子「糸緒ちゃんは色々考える子だね」
糸緒 「え、と……そう、かな……?」
GM 可愛子「可愛子よくわかんないけど、さっき凄く苦しいことが在ったから、とりあえずやることやるんだ。^−^;;」
糸緒 「はい。それが、いいと思います」
GM といって、がりがりと筺体を移動させたりしてます。
糸緒 「お姉さんのお歌、楽しみです」えへへ。と微笑んで
「っと、じゃあ、私、このガラスどこにすてたらいいかきいてきますね」
スカートでくるんだガラスみて
GM 可愛子「はーい」
で。
えーと、そろそろシーンを切りますか、やりたいことありますか?
糸緒 大丈夫です。
しいていうならおじさんか、尚お兄ちゃん?
に、声をかけたい
ん。なんだろう?
糸緒 じゃあ、ガラスのことききに尚おにいちゃんに近寄りますね
「あ、あの……」
「ん? なんだ?」
糸緒 「えぇと……」名前なんだっけ、と悩みながら
「がらす、拾いました。どこに捨てたらいいですか?」
と、スカートにくるんだガラスをみせて
(その様子を見て)「俺か? 荒垣尚だ。ガラスは、ぶっちゃけどこに撒いてもいいんだが…、入り口の近くとか、大きな通路とかを重点的に頼む」
カウンターの下や棚の中を漁りながら、上の空で答える。
糸緒 「わかりました。尚お兄さん」頷いて
「あと……えと」おろおろとしてから
「…まだ何か?」
促すけれど。
糸緒 「さっきは、泣いてごめんなさい」ガラスもってるから、少しだけ頭を下げる
「お兄さんは、心配してくれたんです……よね」
「えと、だから、ありがとう、ございました」ぺこり
「……それだけ、です」
「………そんなんじゃないさ」背中を向けて、作業を続けながら、言葉を続ける。
「君がここまで生き残ってこられたのが、君自身の能力であるのか、生まれつき人に愛される資質のせいか、他人に取り入る技術か、それともただの運か…。何であったにせよ、俺にはどうでもいい」
俺にとって重要なのは、自分のチームの存続、それだけ。赤の他人の心配なんてするわけない、と。そういう意味で。
まあちょっと蛇足気味ですまないが、一応言っておきたかった。
糸緒 「……?」←よくわからない
ごめんなさい。そんなニュアンスは……届きません(笑)
まあ、伝わらない方がむしろ幸せな気がする(笑)
糸緒 じゃあ、首をかしげて、ててて、って作業しに行ったって感じで
で、とーうと広い場所にばらまいて、また拾うーと続けて
……とりあえずやりたいことは以上かな
その方がありがたい。
すまない、カットお願い。



GM はい。カットで。
では、ロイスどうぞ。
糸緒 えぇと
尚おにいちゃんに
誠意○/恐怖。怖かった。
GM 了解です。
結花 では、まず糸緒ちゃんに「庇護/厭気○」
糸緒 鬱陶しいといわれてしまいました……
(苦笑)
結花 いまの結花さん的には、仲間を増やしたくない
で、可愛子さんに「親近感/恐怖○」
でもまあ、これまでの糸緒見た人の多くは、守りたいって感じるかうっとうしいって感じるかのどっちかだと思う。w
糸緒 頑張ってるのに……(しゅーん
ミドル中盤過ぎてから突然熱血になったのは否定しないw
糸緒 熱血?
結花 灯ちゃんに「傾倒○/不信感」かな
それでお願いします
GM 了解です。



   ■マスターシーンとその他◆

GM では、マスターシーンを流しますね。



◆日向動物病院の獣医にして母:日向糸織
 
 あたしは困っていた。
 あの子に買い物を頼んでる間に、まさかこんなことになるだなんて。
 おっかない化け物が、表の通りで人を襲ってるのを見て。
 いても立ってられなくて、あの子を探しに外に出た。
 町中に、化け物はあふれかえっていた。
 焦りをかきたてられ、あたしは走った。
 声を枯らして、走り回った。
 逃げながら、走り回った。
 
 やがて。
 
 途方に暮れて日も暮れた。
 すっかり夜だ。
 あの子は見つからない。
 
「……ちゃぁ、もう。
 泣いてるだろうな……糸緒」
 
 違う。
 泣きたいのは、自分の方だった。
 こんな街じゃ、きっとあたしの娘は生きてない。
 信造さんとの、大事な子は……きっと……。
「くっ…………弱音を吐いてどうする。
 あたしが探さなきゃいけないんだ。立ち止まってられない」
 
 唇をきつく噛んで、また走りだそうとした瞬間。
「!!」
 ききぃっと、輝くバイクが視界に入り、あたしの隣に止まったんだ。
 乗っていたのは、若い男だった。
 白い髪を、後ろで縛っている。
 細い目で、あたしをまっすぐに見据えていた。
 
「あ、あなたは……?」
「葛西白狐郎。生き残る意志がある人間を、探している」
「……、あたしは、娘を探しているんだ。
 だから生き残るのなんて二の次で――」
「生き残らないと、探せないだろう」
「だけど、あの子は今も何処かであたしを待って――」
「あんたが一人で駆けずり回っても、その子の生存率は上がらない。
 その子が生き残ろうとしているのなら、あんたも生き残らないと会えない」
「ぐっ……だからなんだって言うの……、知らない人間の指図なんか」
「乗ってくれ」
 
 そいつは、バイクの背をこちらへ向けてきた。
 
「俺は、生き残る意志がある人間を、探している」
「…………」
「あんたの中に、生きる意志を見た。
 俺達は“カガヤキ倶楽部”――この街を照らすチームだ」
 
 それを聞いて、あたしは――――




糸緒 ママー!
GM もう一つ流します。



◆元起業家にして占い師:嘉数鏡蔵
 
 成功か失敗かという話をするのなら、
 ワシの人生は成功に近かったように思う。
 自分の建てた会社は成長し、
 金には困らず、理解者も増え、妻に恵まれ、
 子は出来んかったが、円満に引退もさせてもらえて、
 その後は趣味に生き。
 文句などない。
 誰もが羨むようなものかもしれん。
 
 しかし……。
 どうでも良いことだと。今になって、思う。
 
 振りかえって見れば、輝かしくも見える道。
 されどそれはただの過去であり、物言わぬ結果でしかない。
 様々なものを捨てゆくことで、登りつめた。
 されどそれはただの放棄であり、功績と語るべきではない。
 
 成功と失敗は非常に近しい存在で、
 失敗を知らねば成功を掴めないし、
 成功を知らねば失敗に鈍感となる。
 秘訣も何もない。
 やったか、やらなかったか、だけだ。
 できたか、できなかったか、だけだ。
 
 適当に考え、適当に決めて、適当に動け。
 バランスを崩せば自滅する。
 あとは運命さんとやらが、何とかしてくれるもんだ。
 
「のう……嬢ちゃん」
 
 そんでもって。
 結局は、ワシの成功など無意味に消え去った。
 戦争の頃のようになった街の中で、ワシは殺されて死ぬ。
 仰向けの体から、力が液体のように流れ出て行く。
 
「ワシのやったことは……無駄だったのかの……」
 
 訊いてみたくて、訊いてみた。
 暗かったが闇とは違う、中途半端な灰色の空が見える。
 まるで、目の前の小娘の表情のようだった。
 ワシを覗きこむ。
 限りなき灰色、曇りなき灰色。
 馬鹿にしながら相手を讃え、尊敬しながら蔑むような。
 悲しみを笑い、怒りを笑い、泣きつつも笑い、何に対しても笑わない。
 語らなさがあまりにも雄弁な、表情。
 
「無駄だと知ってやって来たんでしょう」
「……そうかも、しれんの」
「でも、無駄じゃないと信じてきたなら、最後まで信じてあげたら」
「……成程の……」
「うん」
 
 それこそ無意味なやり取りだった。
 ワシはゆっくりと、重い瞼を閉じる。
 嘉数鏡蔵の人生も、まぁ悪くはなかったんじゃないかの。
 ……うむ。




(合掌)
糸緒 うう。お祖父さん……
ママはまだ元気でいてくれたみたいだけど……
結花 爺さんの犠牲で、結花たちは救われたわけだ…
決して、無駄ではなかった
俺たちが最後まで死なずに済めばな。
GM さて、どうしますか?
糸緒 えぇと、私は……とりあえず、おじさんのそばに、ノワールと一緒に寝ます。
特にやりたいことはないです。さっきのシーンでやったから
結花 可愛子ちゃんから離れつつ、灯ちゃんにひっつきつつ、悪夢でも見ています。
<結花さん
俺も無いなぁ
GM ですか。
では、ちまちま騒動がありましたが、どうにか眠りについたということで。
 
騒動1:灯が食料をもっと食おうとして、充は甘く、尚が厳しく当たり、ばたばた。
(笑)
おとなしく寝られねぇのか!(笑)
糸緒 ……なんだろう。私より子供な人がいます……(遠い目
結花 ちなみに、そんな灯ちゃんに結花はひっついています。
GM 騒動2:可愛子が『みんなのうた』コンサートをしようとしたが止められて、だだをこねて、結果3曲だけ歌って良いことになったが、その3曲がなかなか決まらず、ごたごた。
糸緒 一緒に悩みました。てへ
…頭痛ぇ(笑)
GM 騒動3:殿方と一緒のフロアで眠るなどと、と麗香が漏らしたのが聞こえてしまった剛が突っかかり、遠慮忌憚のない言い合いの結果、麗香が勝利したりで、ざわざわ。
うーん… 俺は剛さんを支持するけど、まあ口じゃ勝てないよなぁ
糸緒 おろおろしてそうだ(笑)
GM 騒動4:剛さんのいびきが案外に酷く、その時間帯は一緒に誰も眠れないことが後々決まった交代制で、いろいろ。
結花、ハヌマーンの簡易エフェクトでなんとかしてくれ。(笑)
結花 ハヌマーンでなんとかなるレベルなのだろうか…
糸緒 えぇと、オルクスの能力じゃダメなのかな………(笑)
GM 騒動5:結局新垣君のプランミスじゃないのと可愛子が指摘して、充さんがやんわりとなだめたりで。糸緒ちゃんは勿論、おろおろ。
糸緒 おろおろ以外しない私…
GM 新垣君のコメント……是色が居なくてまだましだったと言わざるを得ない。
GM、いいとこついてるぜ…(笑)
GM そんな感じで。
他に面白そうなのがあったら、今のうちにどうぞ。
結花 結花さんが、灯ちゃんと寝ると駄々をこねた。
糸緒 えぇと……思いつかないかな
特にないな
結花 特になしで。
GM はい。




  ←前へ
          次へ→
    灰色の街へ戻る