第二棺

思い出の深い町の埋没the Expansion of monochrome

Middle Phase 3
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   ■シーンプレイヤー:日向糸緒◆

GM それでは、糸緒さんのシーン。
対汚染判定どうぞ。
糸緒 えっとレベルはいくつでしょうか
GM 2です。
糸緒 はい。
えいっ!
ダイス 6R+2@10 = [3,1,8,2,7,7]+2 = 10
糸緒 回りませんー
でもギリギリセーフですー
GM ちぃ。
ま、浸食率どうぞ。
糸緒 えいっ
ダイス 1D10+34 = [4]+34 = 38
糸緒 うん。まだ大丈夫
GM さて、それでは、オープニングの続きからです。
昼鼓神社から少し離れた、夕器団地前辺りまで移動しました。
蜘蛛丸「くすくす……到着」
糸緒 めそめそしてます。
「うう……ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」ぶつぶつ呟くようにめそめそ泣いてる
めそめそめそめそ
GM 「……さて、これからどうするかだなぁ」
頭をかくようにしながら、首藤形が言います。
玻璃「そーうですね。神社は、あれはもう駄目ーだねー」
糸緒 「……!!」
「〜〜〜〜」涙がまた溢れてくる
「……」すんすん、涙をぬぐいながら、ノワールをぎゅっと抱きしめてじっとしてる
GM 瑠璃「だーっしゅつを見越すにしてもー。今日中には無理っぽだしー」
玻璃「夜通しー動くのは勘弁ーみたいなー?」
「だよなぁ。寝床が欲しいだろ?」
瑠璃「お腹もー空いちゃうしね」
蜘蛛丸「団地だし、どうにかなるんじゃないの」
「あー、適当な部屋探してみっかぁ。つか、でもここにも奴らが来たらどうすんだよ」
糸緒 「……!!」びくっとして、思わず縮こまる
GM 蜘蛛丸「くすくすくす」
ニヤニヤ笑って、蜘蛛丸が自分を示します。
糸緒 「……?」思わず見る
「……(あ、さっきの蜘蛛……)」
GM 「なる……緊急脱出はできるってことか」
玻璃「わー、飛鳥さん頼りんなるぅー」
瑠璃「わーい、飛鳥さん尊敬しちゃうー」
蜘蛛丸「……」
照れたみたいに顔を伏せて頭かいてます。
糸緒 「……」いいのかな? と首をかしげてお兄さんをみあげる
ここから、神社って遠いですか?
GM そんなに遠くはないです。1kmは離れてませんから。
糸緒 そっか……
「……えと、あの……」
おずおず
GM 「んじゃ、とりあえず家探しかぁ」
「行くぜー」
玻璃「おーぅ」
瑠璃「おおーぅ」
糸緒 「……あ、ぅ……」(き、聞いてもらえないよね、私じゃ……)しゅんとする
「……」(なんでみんな、みだらのお姉さんの事心配じゃないんだろう……それとも本当は心配してるけど、心配してないようにふるまってるのかな? それとも、強いからきっとだいじょうぶっておもってるのかな……)
うつむいて黙って立ち止まってる。
GM 玻璃「いーっくよー」
瑠璃「しーおちゃーん」
糸緒 「―――え? あ、……は、い」
(……どっちにしても、今私が何言ったって、ダメだよね……本当は、すぐにでもいきたいけど……)
(みだらのお姉さんが、怒るよね……きっと。……でも、今すぐじゃなければ……)
てくてくと、歩き出してみんなについていきます。
GM ぞろぞろと移動します。
糸緒 頭の中で一生懸命、ここから神社にいける道を考えてます。
えぇと、すぐに寝床は見つかるんですか?
GM いいえ。
糸緒 いろいろ物色している感じですか?
GM はい。
というか。
夕器団地にも結構ジャームがうろうろしてる感じですね。
糸緒 なるほど
うん
GM 玻璃「わー、何あれ、やばくないー?」
糸緒 「?」
GM 瑠璃「うんうん。まーじーでー。子供ゾンビとかキモイなー」
糸緒 「……っ!!」びく
GM 「もともとガキは嫌いだが、ありゃーもぅ、可愛げも何もねぇな」
団地で、当時遊んでた子供たちでしょうか。
子供「うぅ、あぅあうぅああ……」
ずるずる。
数名が、たむろすように、体を引きずってます。
糸緒さんより小さいくらいですね。
糸緒 学年的な意味でですか?
GM はい。
糸緒 そっか。
なら…まぁ、よくないんだけど。
「……あ、ぅ……」(し、知ってる子かな。……友達がいなくてよかった、っていうのかな。こういうとき。お友達だったら……多分、わたし……)
ごく、とつばを飲み込もうとしても、口の中が乾いていて、飲み込めない。
GM 蜘蛛丸「くすくすくす……どうしようか」
「あっちはまだ気付いてないみたいだし、周りに集団もいねぇ」
「さっさと潰していくぞ」
玻璃「はーい」
瑠璃「わーい」
糸緒 「……!!」
びくっ
(つ、潰す……? 倒すって……こと?)
GM 「おい、ガキ。ついてこなかったら置いてくからな」
糸緒 「あ、ぅ」
(ど、ど、ど、どうしよう……っ。でも、私でもなにかお手伝い……でも、ノワールに頼るしか私できないし……)
「わ、か、り……まし、た」
(……みだらさんの所に行こうかな……でも、逃げるのも……)
とりあえず、流されていきます。
GM はい。
で、戦闘ですけれど。
OKですか?
糸緒 いいですよ
GM 玻璃「そーういえば、首藤さーん」
「あん?」
玻璃「あの子たちからー、取れるかもー」
「そういえばそうか。頼めるか?」
玻璃「おーまかせあれー。大きいこの方からがいいかなー」
糸緒 「……?」(何をだろう)
「……」(聞いたら教えてくれるかな。でも教えてくれないかな……)
GM というわけで、戦闘。イニシアティブは玻璃が13、瑠璃が8、蜘蛛丸が7、形が6
糸緒 みんな意外と遅いんですね
GM 初期作成とちょこっと経験点あるくらいですからね。
相手はジャーム。
距離は5メートル。
糸緒 えっと、ジャームの行動値は?
GM トループですから最後。
糸緒 えっと、1グループ?
GM はい。
糸緒 わかりました。
じゃあ、範囲とかはなくてもよさそうですね……
とりあえずセットアップはないです
GM では、最初に玻璃。
玻璃「いーきまーす」
トンっと、軽やかにジャンプ。
子供「うぁああ……ぅ、あうあ」
気付いたようですが。
《異能の指先》《風の渡し手》
糸緒 情報か。取る物は
GM 玻璃「団地の情報もーらいますー」
まぁ、《風の渡し手》は本来は要りませんが。紹介がてら。
ダイス 3R+1 = [6,5,8]+1 = 9
GM ジャーム抵抗。
ダイス 7R = [9,4,4,3,9,8,8] = 9
GM 玻璃「んー、失敗ですー」
「使えねぇな」
糸緒 耐えちゃった
っていうか、高いなダイス
GM はい。
100%突破してますからね、ジャームは。
糸緒 意志が高いのか…
GM で、糸緒さん。
糸緒 あ、えっとどうしようかな
本気でいくと…11あがっちゃうのか
んー。まあ、いいかな
《アニマルテイマー》《アニマルアタック》《領域調整》《錯覚の香り》《絶対の恐怖》で。
GM 相手は子供達ですが、大丈夫ですか?
糸緒 主に悲鳴をあげつつ、ノワールが勝手に動いてくれます。
ああ、でもいいや。待機します。
「……っ」ぶるっと震えて、脚ががくがくしてる。
(……う、うう。もう、ダメ、だから。戦わないと、いけなくて……でも……)
GM はい。
瑠璃「玻璃っち、あーぶなーい」
マイナーで《氷剣》
メジャーで《伸縮腕》《オールレンジ》
氷の剣をしゅるりっと伸ばして、
温かそうな耳当てをつけた彼女は、左腕を振るいます。
まるで鞭のようにその腕は伸びる!
糸緒 「……!!」(すごい)
ダイス 7R+2@9 = [1,7,3,4,5,5,5]+2 = 9
糸緒 達成値が切ない
GM おう。
回避。
ダイス 7R+2 = [9,3,9,1,9,5,7]+2 = 11
GM 避けられます。
しゅぱん。
糸緒 すごく切ない
GM 瑠璃「あれー」
糸緒 「……」(よ、避けちゃった)
GM 瑠璃「てへっ」
玻璃「あはっ、瑠璃っちったらー」
「たくよぉ、少しはやる気出せよ……」
糸緒 「……」(た、たたかってるのに、軽いなぁ……で、でもそっちのほうが気がらくになるのかな……わ、わたしじゃ無理だな……そもそも、こ、こうげきとか……今までずっと、かくれてたし……)
GM 蜘蛛丸「お手本見せて下さいよ、首藤さん。くすくすくす」
「はぁ」
マイナーで《破壊の爪》
ぎゅるりっ。
形の右腕が、大蛇になります。
糸緒 「!!」びくっ(へ、へびさん)
GM 《鬼の一撃》《大蛇の尾》《アドレナリン》《アシッドブレード》《獣の力》
蛇が毒を滴らせ、子供達に向かいます。
ダイス 7R+4@8 = [7,6,1,2,1,2,6]+4 = 11
GM うわ、凄い。
糸緒 なんでみんなそんなダイス運がないんですか……?
GM 糸緒さんの呪いでしょうねぇ。
糸緒 わ、わたしのせいなの……?
ご、ごめんなさい……
ダイス 7R+2 = [6,7,4,3,7,6,4]+2 = 9
糸緒 あ、あたった
GM ま、命中。
ダイス 2D10+12 = [2,9]+12 = 23
GM ずがんっ。
大蛇が子供達を食い散らかします。
糸緒 「ひっ」びくっ
GM 「ほらよ」
子供「あぁぁあああぁっあああっ!」
泣き叫ぶように、悲鳴をあげます。
17点ダメージ。
残りHP13
糸緒 「……あ、ぅあぅあぅ……」(うううううっ。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ)
両手を組んで、思わず目をつぶっちゃいます。
GM 玻璃「わー、さすがぁ」
瑠璃「はーくしゅー」
ちぱちぱ。
血が飛び散る中で。
「まだ残ってるか」
蜘蛛丸「僕じゃあ片付けきれませんよ」
くすくすと笑いながら、そんなことを言います。
「ガキは役に立ちそうにねぇしな。ま、一応やっておけ」
蜘蛛丸「はいはい」
糸緒 「……」(ごめんなさい……)
GM マイナーで接近。
《絶対の空間》《茨の輪》《縛鎖》《アニマルテイマー》
ダイス 7R+4@8 = [4,3,9,10,3,8,3][2,4,6]<クリティカル>+4 = 20
糸緒 アニマル仲間
あ。回った
GM 蜘蛛をばらまきます。
ざらざらざらー。
糸緒 ……ひぃーあー!w
「……」硬直
GM 玻璃「きもっ」
瑠璃「うわっ」
蜘蛛丸「おいきー。くすくすくす」
ダイス 7R+2 = [7,7,3,8,1,1,9]+2 = 11
GM 命中。
移動が不可能。クリンナップに4点ダメージ。
子供達が蜘蛛に群がられます。
で、子供達は、叫び声をあげて、電流を放ちます。
子供「が……がああっっ!」
糸緒 えっと
待機だったから。
インタラプトします
GM どうぞ。
ばちばちばちっと、彼らの周りが帯電したところで、糸緒さんが割り込みます。
糸緒 「―――っ! だ、だめっ!」
《錯覚の香り》《絶対の恐怖》《領域調整》で、侵蝕率+6で
えぇと、44%かな
回ってっ!(念
ダイス 8R+4@8 = [6,8,2,3,2,8,5,1][3,6]<クリティカル>+4 = 20
糸緒 よしっ
意志で抵抗お願いします。
ダイス 7R = [5,3,7,7,1,1,8] = 8
GM 無理。
糸緒 えぇと、叫んだ瞬間、ノワールが同時に吠えて、私の領域の世界で、声が子供のみなさんに、突き刺さります。
GM はい。
糸緒 ダメージ、えいっ
ダイス 3D10+2 = [5,9,4]+2 = 20
GM うわ。
糸緒 頑張りましたぁ
GM じゃ、子供達はそれで散ります。
血を目から吹いて、

ばったり。

     ぐちゃり。



糸緒 「……はぁ……はぁ……」肩で荒い息ついて、涙目で、自分のやったことに、目を背けられずにじっと見ちゃってます。
GM 「ん? 崩れたか。手こずらせるなよな」
ずかずか、ぐちゃりっと、死体の頭を踏みつぶします。
玻璃「あー。駄目ですよ、そういうことしちゃー」
糸緒 「……あぅ……」
こくこく玻璃おねえさんの言葉に頷きます
GM 瑠璃「そーうですよー。記憶読みとれなくなっちゃうじゃないですかー」
玻璃「脳がつぶれちゃったら、やりづらいんですからー」
糸緒 「……」(そっちなの?)
GM 瑠璃「まったく、首藤さんてばー」
「おっと、悪いな」
蜘蛛丸「くすくす」
糸緒 「……」
「(……なんか違う意味で、この人達と一緒にいるのはよくない気がしてきたのはなんでかな……みだらお姉さん大丈夫かな。私も無事だし……平気だといいな……)」
GM 玻璃がしゃがみこんで、比較的形状が残ってる死体に指を突き立てます。
玻璃「ん〜……、大体の構造は、わかったかなー」
瑠璃「どう? どう?」
玻璃「目星はちょっとついたー、かなー」
瑠璃「やーるじゃーん」
「よし、行くぞ」
蜘蛛丸「あいあい」
彼らが移動を開始します。
糸緒 「ど、どこに、です……か?」
GM 「だから、こいつらの家が空になってるだろ? そこに押し入るんだよ」
玻璃「この子のお家ー、植木の下に鍵があるー」
瑠璃「なら、壊さなくても入れるねー」
糸緒 「……」
(そういえばかぎをかけただけで、おそわれないのかな……でもおそわれたら、あのおにいさんがにげるのかな……)
「えと、その……いい……んです、か?」
上目遣いでびくびくしながら
GM 「行くぞ」
「あの女がいねぇと、マジスムーズで楽だわー」
蜘蛛丸「くすくすくす」
糸緒 「……あの」
「あの女って……みだらのお姉さんですか?」
上目遣いだけど、ちょっとむっとした目で
GM 「あ? ああ。あの女な」
糸緒 「……そう、ですか」
GM 玻璃「『ちょいとお前さんーそんなことして、お前さんの心根は腐らねぇのかいー』」
瑠璃「うわ、玻璃っち超似てる!」
玻璃「あ、ホント? 実は練習してみたりみたり!」
瑠璃「え、教えて教えてー」
玻璃「『ちょいと』って、小粋に言ってみるとねー……、って、どうしたのー?」
糸緒 「……」
(……おにいさんたちと一緒に居る方が、たぶん、安全。だけど……わたし……やっぱり)
「……ごめんなさい。一緒に連れてきてもらって、かってで、すみませんけど……」
「わたし、神社行きます」
悲しそうな顔で。
GM 瑠璃「あそこに戻ると危ないよー」
糸緒 「うん。しって、ます」
GM 玻璃「死ーんだら、あーんまり、おーもしろくないよー」
瑠璃「そーうだよー。楽しい以上に大事なことなんてないんだよ?」
糸緒 「でも、わたしは、たぶん、足手まといだから。それに……なっとく、できない、です」
「たぶん、お兄さんやお姉さんのやってること、今の状況なら、さいぜんだと、思う。けど……なっとく、できないんです」
GM 「納得?」
糸緒 「……それに、お兄さんはわたしがいるの、嫌、でしょう?」
GM 「ああ?」
詰まらなそうに、上から見下されます。
糸緒 「おうちに勝手に入ったり、死んじゃったあの子達を、情報を手に入れる道具みたいに、みるの……私じゃ、でき、ない」
少しだけ怯えつつ、それでもしっかりと言います。
GM 「まぁ、生き残るためだし。仕方ないんじゃね」
糸緒 「……うん。それは、なんとなくわかるんです」
「でも……無理です。私は、なっとくできないし、お兄さんたちと一緒にいたら、きっとじゃまになります」
「私が、勝手に動いて、死んじゃうのは仕方のないことだけど、それでお兄さんたちまで危険になるのはよくないです」
GM 「ガキ。あのな、死ぬってどういうことか知らねぇだろ」
糸緒 「……知ってるよ。なくなること。全部、全部……病院で、ずっと死と一緒だったもの」
「すごく怖くて……眠れない日だってあったよ」
「だから、元気になったら、精一杯生きようって思ったんです」
GM 蜘蛛丸「……」
「馬鹿だな」
糸緒 「……そうです。ばかなんです。だけど……」
GM 「だからガキは嫌いだ。全然違ぇよ」
見下すように言います。
糸緒 「……?」
首かしげて
GM 「怖いとか、悲しいとか、よくないとか、そんなことはどうでもいいんだよ」
向き直って、ポケットに手をつっこんで、彼は語ります。
糸緒 「……??」
GM 「死んだらおしまい、ってだけだ」
糸緒 「……」こくり、そうだよねと頷く。
GM 「ゲームと一緒だよ」
糸緒 「……」まゆをひそめる
GM 「そこに変な感情混ぜんな。俺達はゲームに負けるつもりはないの」
玻璃「負けちゃうと詰まんないですからねー」
瑠璃「勝つのって楽しいですからねー」
あはは、と、彼女達は笑います。
「病気ぃ? 知るかよ。たまたま初期設定が不利だっただけだろ」
「精一杯生きるとか。それで何か儲かんのかよ」
玻璃「一生懸命生きても、疲れるだけだよー」
瑠璃「女の子は楽しく生きなきゃ駄目だよー」
糸緒 「……」
「……やっぱり、納得できません」
「……」
三人を見る。
(やっぱり……無理だ。きっとこの人達は自分たちが生き残る事以外は……なんだって切り捨てちゃう。足手まといになれば、私だってきっと……)
GM 玻璃と瑠璃が、ぽんぽん、と糸緒の肩をたたきます。
糸緒 飛鳥さんも見るけど、特に何も言わないし、感情は見えない?
GM んー、無表情な感じ。
「まー、それでも行きたいなら別に止めねぇし。面倒臭ぇし」
玻璃「しおちゃん、可愛いのにね」
瑠璃「勿体ないねー」
糸緒 「……」頷いて
「……お世話になりました」ぺこり
GM 玻璃「じゃ、ばいばーい」
糸緒 「お姉さんたちも元気で」
GM 瑠璃「うん、また会おー」
ひらひら。
糸緒 「はい」
頷いて、ノワールと一緒に歩き出します。
神社の方へ
GM 「行くぞ、蜘蛛丸」
蜘蛛丸「……あ、うん」
蜘蛛丸「…………頑張ってね」
と、最後に糸緒さんに声をかけます。
少しそれに応じるような、優しいような笑みを見せたあと、
蜘蛛丸「……くすくす……」 と、呟くように言って。
無表情に近い、にやにや笑いに戻り、彼らについて行きます。
糸緒 「……はい」少しだけはにかんで
GM というわけで、分断。
糸緒 はい。
GM 糸緒さんは神社へ走ります。
糸緒 ノワールに乗って。
GM 乗るのか。
糸緒 乗らないと遅そうだから…
ルール的にはどっちでも一緒だけど。
そのために大型犬にしました。
GM はい。で、どうしましょうか。
もう少しだけ続けますか。
糸緒 えぇと、オルクスの簡易能力で
敵がいない方をできるだけ探しながら進む感じで行きたいなって思ってます。>神社のほうへ
GM 残念ながら、そういう道は見つかりません。
肝心のところへ行くためには、ジャームと衝突になります。
糸緒 じゃあ、頑張って戦って向かうしか無いね
時間何時くらいなのかな。今
GM まぁ、夕方7時くらいですかね。
日も暮れた。
糸緒 分かりました。
じゃあ、とりあえず……周りに普通っぽい人の気配はないです……よね?
それほど広い範囲はわからないみたいだし
GM はい。
じゃ、知覚判定どうぞ。
糸緒 あ、はい
まだボーナスはないので…
えいっ!回ってっ!
ダイス 3R+1@10 = [2,1,7]+1 = 8
糸緒 ダメでしたぁ
ダイス 8R = [6,8,10,9,9,4,3,8][2]<クリティカル> = 12
糸緒 負けましたぁー
GM はい。命中。
ダイス 8R+2 = [5,9,5,5,7,6,8,2]+2 = 11
GM では、不意打ち扱い。
糸緒 はうわー
GM はっ、と気付いた時には、砲弾がそちらに飛んできます。
糸緒 「―――っ!? ノワール逃げてっ!?」
GM 回避するのならどうぞ。クリティカル+1
糸緒 回避技能がないので
クリティカルしない以上無理ですので放棄します
GM はい。
では、そこで……
GM 《炎陣》
ばさっと、羽音が聞こえ、何かに覆われます。
糸緒 「――っ??」
目をぱちくりしてびっくりしてます。思わず硬直。
ダイス 2D10+10 = [10,10]+10 = 30
GM うわぁ。
糸緒 わぁ。最大値
GM 《竜鱗》
で、10点ダメージ。
しゅぅうー。
??「……だ、大丈夫かい?」
糸緒 「え、あ、は、はい……」
見上げて、思わず返事。
GM ??「こ、こんな小さい子が……駄目だよ、ここは危険だ……これ以上神社の方へ向かうのは危険だ」
炎の翼を生やした、おじさんです。
糸緒 「え、えと、あの……私、は。助けてくれた人たち、とわかれて……えと、それでその時に、もうひとりお姉さんがいて……」
GM ひゅるるる……と、また音が聞こえます。
??「!」
糸緒 「!!」
GM 一人と一匹を抱きかかえて、
おじさんが飛んで逃げます。
ばさっばさっ……。
糸緒 「はわっ!?」
GM 地面に着弾。
どごぉん。
??「ふぅ……」
糸緒 「えっと、あの……た、助けていただいてありがとうございます」
GM ??「あ、ああ……」
糸緒 「その……わ、私は、日向糸緒と申します。こ、この子はノワール……」
よくわからないけど、自己紹介して挨拶しなきゃ、と脅迫観念のように動く
GM ??「礼儀正しい子だね……」
糸緒 「……あ、えと……その……」
GM 少し離れたところに、降ります。
それから、翼をしまって。
??「塵内だ」
糸緒 なんて読む?
GM じんない。
塵内「私は、塵内省悟じんない しょうご
糸緒 「じんない、さん……?」
GM 頷いてから、
眉根を寄せて、遠くを見やります。
塵内「息子を、捜している」
糸緒 「息子、さん……?」
(それは……心配だよね……)
GM というあたりで、シーンカットです。
糸緒 はい。
じんないさんにロイス取ります
GM おう。
了解です。
糸緒 誠意○/不安、かなぁ
助けてもらえるとは思わなかった……
GM ちなみに
少し飛翔した時に見えた神社周辺は、ジャームだらけのようでした。
みだらの姿はさすがに見えず。
糸緒 ひぃぁ
残念なの…




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