第二棺

思い出の深い町の埋没the Expansion of monochrome

Middle Phase 1
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   ■シーンプレイヤー:早乙女結花◆

GM さて、どなたから始めるかですが……結構微妙なんですよね。誰から始めても大差はない……ところですが。
ま、結花さんからですかね。
結花 自分からですかー
GM はい。わかりやすいので。
結花 まずは、ミッション:脱出ですね
糸緒 おねえさん、頑張って
GM それでは、シーンを開始します。
結花 はーい。
GM 対汚染判定どうぞ。汚染レベル2になりました。
結花 とりあえず、達成値は変わってもすることは変わらない…っと
ダイス 7R+4@10 = [6,3,3,9,8,6,9]+4 = 13
GM 成功ですね。
結花 次は侵食率を上げて…っと
GM 前回40%でしたね。
ダイス 1D10+40 = [1]+40 = 41
結花 結花さんは冷静に脱出の機会を窺っていた…のかもしれない
GM おう。
では麗香さんの分。
ダイス 7R+4 = [6,6,4,7,2,1,2]+4 = 11
GM 成功。
ダイス 40+1D10 = 40+[9] = 49
GM 49%です。
全然衝動判定にならないなぁ。(ぶちぶち
結花 だって、なったらやばいふたりですから
PTがふたりきりなので…
GM 前回までの流れはよろしいですか?
結花 えーと、バスが止まったら、ドアを蹴破って脱出ですよね
GM まぁ、そんなところです。
結花 とりあえず、手順としては結花がメジャーアクションでドアを破壊する…と
GM はい。(笑)



GM さて……。
また道路が混みあってきて、車の速度が落ちてきます。
麗香「そろそろですわね……」
結花 「………うん」
麗華さんの合図を待ちます
決意した顔で、内心のドキドキを押し隠しつつ。
GM すっと、周囲を確認する様子の麗香さんに、目ざとく歯車君が気付きます。
歯車「……、どうした?」
艶髪「……?」
結花 まあ、歯車くん麗香さんのことが好きでいつも気にしてるものな……
一応、いまからでも行動起こせますよね?
バスから飛び降りること自体が可能ですよね
GM まぁ、速度も落ちて来てますし、周囲にジャームは見当たりませんからね。
結花 じゃあ、PL的に歯車くんが決め台詞を言った隙に決行しよう
GM 麗香さんがすくっと立ちます。
麗香「いいえ、何でもありませんわ」
歯車「そう? 隙を狙っているような目線に見えたけれど」
麗香「隙? 『仲間』の隙をうかがうことにどのような意味が?」
歯車「君が本当にそう思っては、いないかもしれないってことさ」
麗香「何が仰いたいの」
歯車「いや。繰鐘は僕等にとって、非常に頼もしい存在だから、失うと怖いって話だよ」
麗香「へぇ……?」
結花 次に歯車が口を開いた瞬間、決行します
というか、いま!
マイナーで《完全獣化》して、ドガシャンとドアを蹴破ろう。
GM 歯車「――やっぱり」
結花 で、麗香さんにはメジャーで《抗いがたき言葉》《フォッグ》《彫像の言葉》《錯覚の香り》《蝕む声》を同時に使って欲しい
同じラウンド的な意味で
…使い過ぎかなぁ
糸緒 使ったほうがいいかもしれないけどね
そうだなー。俺だったら使うな。
糸緒 私も。ここで分断は怖いと思います……
GM まぁ、歯車君の行動が先ですね。
結花 イニシアチブは歯車くんのほうが上か!
不意打ちにはならないか。
GM はい。
気付いてましたからね。
糸緒 お互い、信じてなかったんですね……
まあ、そうだろうな。OPがそんな感じだったし。
結花 やっぱり、他の生徒たちもビックリして唖然としてたりくれたりはしないか
GM 歯車「団体行動を乱すのはやめてほしいな!」
結花 乱すんじゃなくって、こっちからでていこうとしてるんだがなー…
GM 歯車「君はこの力になれているような節が在った――つまり、僕らが生き残るのには必要な存在だ。繰鐘!」
麗香「勝手な言い分ですわね! わたくしたちのことはわたくしたちのことで放っておいてくださいませんこと!」
結花さんがドアを破った次の行動が歯車君。
《アドヴァイス》《エンジェルヴォイス》《風の渡し手》で、艶髪先生と近場の生徒Bに支援をかけます。
ダイス 8R+5 = [8,6,9,5,10,6,9,7][6]<クリティカル>+5 = 21
GM かかりました。
生徒B「! 繰鐘さん!?」
生徒Bの行動。
生徒Bの腕がびきびきっと波打ち、
《グラップル》を仕掛けます。
対象は繰鐘さん。
命中すると転倒させられます。
結花 おっと、誰も結花さんは気にしてくれない…
ここで麗香さんが転倒しても、結花さんがマイナーで抱えれば
GM いいですけれど、次のラウンドになりますね。
結花 特に問題はないはずですよね? 前回、抱えるのはマイナーだとおっしゃてましたので
GM はい。
ダイス 3R+2@9 = [7,10,4][4]<クリティカル>+2 = 16
GM ぐわっ。
糸緒 それくらいならきっとよけれますよ!
結花 回避ですよね
普通の
GM はい。
イエス。
ダイス 1R@10 = [6] = 6
GM 命中。
結花 麗香さん、後衛なんだって。だからぁー!
それくらいでも避けられませんから
GM 麗香「きゃっ……」
ダイス 2D10-5 = [6,2]-5 = 3
GM 麗香さん3点ダメージ。
どたんっ。
結花 「麗香ちゃん!?」
麗香、残りHP7
GM 艶髪「くっ……」
がくんっとバスが揺れ、止まります。
で、麗香さんの行動。宣言どうぞ。
結花 GM、みんなのイニシアティブは?
GM はい。
生徒Bと歯車が9
艶髪が5
結花 結花さんとイニシアティブが同じですが、その場合の行動順は?
GM 感覚順なので
結花さんが一番早い。
結花 OK。では、麗香さんは待機で。
それと、GM。各登場人物のエンゲージを教えてほしい。
GM はい。
艶髪先生は運転してるから、少し離れてることにしましょう。
歯車・生徒B・結花・麗香が同一エンゲージ。艶髪が、便宜上(障害物があるという意味で)2メートル離れてます。
では、艶髪の行動。
《踊る髪》《エンタングル》《妖の招き》《オールレンジ》
対象は結花さん。
艶髪「危ないことしないでぇ! これ以上生徒は失いたくないわ!」
振りかえりざま、艶髪の髪が伸びます。
ダイス 6R+3@7 = [10,2,8,3,4,2][5,5]<クリティカル>+3 = 18
結花 前回の引き寄せ攻撃かぁ…
糸緒 頑張って、おねえさん。大丈夫。よけれるよ!
心を込めて避けて
結花 じゃあ、《電光石火》!
侵食率は49%
ダイス 11R+3@8 = [1,9,4,8,6,1,4,8,3,4,4][1,2,2]<クリティカル>+3 = 15
GM 命中。
糸緒 残念です
結花 ゴメン。駄目だったー。
まあしょうがない。
GM ダメージはありませんが、艶髪と同じエンゲージに引き寄せられ、転倒。
結花 転倒はきっついなぁ…
GM しかも、手を捕縛されて攻撃できなくなります。
捕縛は武器が使えなくなるバッドステータス。マイナーとメジャーを消費すると解除できます。
結花 捕縛されたってことは、逃げれないってことか…?
糸緒 じゃあ、えっと
どうしても、と思うなら
ひとつ案がありますよ
お姉さん。
運が絡みますけど。
アレか。もしかして。
結花 それでも、最良の案では?
ああ。PCが使える切り札だ。
糸緒 タイタスを使って、達成値を1d10上昇できます。
3ならいくらなんでも出るとは思いますけど……
結花 いいねぇ。ここで逃げられなくなるぐらいならマシかもしれない。
このままだと泥沼になる予感しかしない。
糸緒 じゃあ、頑張ってください。応援してますね
(念を込めてるらしい
結花 GM、OKですよね?
GM 構いませんよ。
結花 じゃあ、もったいないけど、早速艶髪先生のロイスを使おう
シナリオロイスを早速タイタス化
GM 麗香「く……」
結花 「艶髪ちゃんがそんな酷い先生だって、わたし思わなかった!」
GM 艶髪「貴方のためです、ぅ!」
歯車「どうして逃げるんだい? みんなといたほうが生き残れる確率は高いはずだ」
結花 「生徒があんなふうに見殺しにされて、それでもケロリとしてるなんておかしいよ!」
「もう、艶髪ちゃんなんて、先生じゃない!」
GM 艶髪「あれは……っ、三枝君の方針に、間違いなんか……!」
ダイス 1D10 = [4] = 4
結花 でいいんですよね?
GM OKです。
糸緒 うん。
これで達成値が19なので
避けれたはずです
グッジョブ!
GM 艶髪「早乙女さん! どうしてわかってくれないの、ぉ!」
髪が絡まった瞬間、獣の力を振り絞り、結花さんはそれを引きちぎりました。
結花 怒りに燃えた目で艶神ちゃんをにらんでいよう
GM 生徒B「そ、そうやって私達の邪魔をするつもりですか!?」
生徒B「お願いだから、一緒に……それともさっきの彼みたいに殺されたいのですか!」
麗香「それが異常だと申してるのですわ! 不要になったらさっさと切り捨てるような支配に屈してられませんの!」
麗香さんは待機中ですが、どうしますか?
結花 じゃあ、麗香さんは歯車に《抗いがたき言葉》《彫像の声》《錯覚の香り》《蝕む声》
侵蝕率8上昇で、
GM 57%ですね。
ダイス 11R+3@8 = [7,3,2,10,10,8,9,2,5,3,5][7,3,10,10][2,1]<クリティカル>+3 = 25
GM 意志対決か。
麗香「愚民は黙っているのがよろしいですわ!」
歯車「――薬かっ!」
《天性のひらめき》で対抗。
結花 なにかを真実と思い込ませても良いらしいんだが
それは麗華さんに任せよう
ダイス 5R+1@8 = [8,7,2,10,3][9,3][7]<クリティカル>+1 = 28
GM 歯車君、耐えきりました。
糸緒 あぅ。
結花 やっぱしなー…。今日は厄日かもしれん
GM 麗香「――効きませんの!?」
歯車「『読めた』からね。心構えができた」
ふるふるっと頭を振ります。
結花 さすがラスボス
(笑)
GM さて、クリンナップ。特になし。
結花さんは
ダメージどうぞ。
ダイス 1D10 = [4] =
結花 残りHP13!
GM では、セットアップ。
結花 麗華さんがセットアップ交渉
ダイス 7R+3@10 = [9,9,8,6,1,10,2][9]<クリティカル>+3 = 22
糸緒 おー
GM 歯車が対抗。
ダイス 4R+5 = [8,5,1,2]+5 = 13
GM 差分、9
結花 愚民が!
糸緒 ぐ、ぐみん?
結花、キャラ違う!(笑)
結花 麗華さんの真似をしてみたw
GM 麗香「と申しますか、こうやってわたくし達といざこざしてる方が、よほど団結力に欠損をきたすんじゃありませんこと?」
歯車「全員の生存のためにも、僕は君を行かせられないからね」
麗香「――詭弁ですわね」
さて、イニシアティブ順に行動。結花さんの番です。
結花 マイナーで麗香さんを抱えます
「本当に全員っていうんだったら………」
「誰かを見殺しになんて、絶対するなーーーー!」
と叫んで、逃走判定
GM はい。
判定どうぞ。
結花 きっついなぁ………
まさかの2枚目を切ってしまうかもしれない
糸緒 頑張ってください
大丈夫ですよ。多分
出目次第だが、いけるだろ。
まあクリティカル一回分の底上げは大きい。
GM まぁ、100kg以下ですし、重量ペナルティは今回はいいや。
結花 というか、前回も重量ペナは良いって言ってた気が…‥
ダイス 4R+11@8 = [3,7,7,7]+11 = 18
GM おう。
結花 けっこう平凡だったー!
GM 歯車君が追跡対抗。
おなじみ、《天性のひらめき》。
ダイス 5R@8 = [9,1,6,5,3][10][10][7]<クリティカル> = 37
GM ぶ。
絶好調の歯車。
結花 意地でも逃がさない気か……
GM ですねー。
糸緒 が、頑張ってくださいよ
GM 歯車「甘いな」
手早く、心を読んだかのような指示を行い、生徒Bが絶妙に結花さんを通せんぼします。
結花 逃げるのは無理……。全殺フラグか
一応、この3人をやれば、追加はこない……か
GM 次のラウンドのクリンナップまで行ったら、脱出は不可能だったとします。
他の生徒も寄ってくるだろうしな。
GM 歯車と生徒Bは待機。
歯車「残ってくれないか……?」
生徒B「そ、そうですよ。二人っきりで外に出ても、やられちゃうのがオチです」
麗香「……」
結花 ここにいても殺されるのがオチだろうけどなー…
殺す前に洗脳するかもしれないがな。
GM 麗香さん行動どうしますか?
結花 とりあえず、生徒たちをやるか。結花さんに、遠慮してる場合じゃない、って言って
《彫像の言葉》《抗いがたき言葉》《絶対の恐怖》《蝕む声》《錯覚の香り》《ポイズンフォッグ》
生徒Bと歯車に
恐怖でしばるというなら、死の恐怖をあじあわせてやるぜー
GM それでよろしい?
良いのなら、侵食率上昇と判定どうぞ。
ダイス 11R+3@8 = [4,2,10,8,6,5,8,1,9,10,7][5,2,5,9,9][9,3][6]<クリティカル>+3 = 39
侵蝕は70%
GM なら、ダイスボーナス1ありましたが。
まぁ、超えないと思いますが。
糸緒 こ、心を込めれば
たまに超えるから怖い。
ダイス 1R+3@8 = [4]+3 = 7
結花 あと1欲しかったぜ……
GM はい。
麗香「――お断り、ですわ!」
麗香さんが高らかに恐怖の歌を歌いあげようとした瞬間!
生徒B「三枝君っ!」
生徒Bがカバーリング。
結花 おし。殺しきる!
GM ダメージどうぞ。
ダイス 4D10+2 = [2,10,5,4]+2 = 23
GM オーバーキル。
生徒Bが目から血を噴いて倒れます。
生徒B「かっは」
ばたん。
《リザレクト》無しか。
GM しますが、ここで《リザレクト》すると脱出可能性が無くなるでしょう。
ないね!(笑)
GM ジュクジュク回復してますが、次のラウンドの最後に起きます。
結花 ないってGMがいったからやったんで、
あったら逆にすごく困る
これが吉と出るか凶と出るか。
GM 歯車「酷いことをするな……」
艶髪が運転席を離れ、エンゲージ。
艶髪「考え直して……繰鐘さん、早乙女さん」
悲しそうな目で。
結花 結花は怒りに燃えた目で。
GM さて、歯車は行動見送り。クリンナップ。
ダメージどうぞ、結花さん。
ダイス 1D10 = [4] = 4
結花 安定の4!
糸緒 平均よりややした!
GM さて、ではセットアップ。
結花 じゃあ、麗香さん再び交渉
糸緒 頑張ってください
ダイス 8R+3@10 = [3,6,2,8,2,4,9,10][4]<クリティカル>+3 = 17
いいね。
糸緒 毎回クリティカルするのが嬉しいですね
GM 歯車が対抗。
ダイス 4R+5 = [4,10,8,8][1]<クリティカル>+5 = 16
GM ボーナス1
糸緒 あ。1勝ったw
ゲッゲー。
歯車の執念。
糸緒 残念です
結花 いや。歯車は…やっぱし
というか、歯車の交渉たけえな!!
糸緒 その1が!
まあ無いよりはいいけどさぁw
GM さて、最初は結花さんだけですけれど。
行動どうぞ。
結花 結花さんは待機! 麗香ちゃんのあと、艶髪ちゃんの前に行動を試みる!
で、麗香ちゃんでせめてもう1人倒す!
で、イニシアティブ6のタイミングで麗香ちゃんを抱えて逃げる
可能ですよね? GM。不可能なら、即座に逃げますが
GM ふむ。可能ですよ。
結花 ただ、その「ふむ」が気になる
GM それなら、歯車君待機。
出方をうかがっています。
その後ろで、生徒達が行動を開始します。これ以上遅れると、完全に包囲されちゃいそうです。
麗香さんどうぞ。
結花 麗香さんに、また攻撃してもらう
さっきと同じコンボで、対象は歯車くんと艶髪ちゃん
遠慮はしない!
侵蝕度83%で、
ダイス 13R+3@8 = [4,7,10,9,1,10,2,9,3,9,10,1,9][6,10,3,7,5,8,7][10,7][2]<クリティカル>+3 = 35
容赦ねぇなぁ
GM 麗香「……その程度の説得で踏みとどまるようなら、最初から逃げようとなどといたしませんわ」
艶髪「――!」
《崩れずの群れ》
歯車君をかばいます。
結花 かばうかー……
厄介な
GM 艶髪、意志抵抗。
ダイス 3R+1 = [1,6,3]+1 = 7
GM 無理ですね。ダメージどうぞ。
結花 ダメージですよね
ダイス 4D10+2 = [9,6,1,10]+2 = 28
GM 艶髪「くあぁぁっ!」
歯車「先生っ!」
麗香「…………申し訳ありませんわね、設楽先生」
歯車「僕なんかをかばって――」
艶髪「せ、いとを……まもるのが……」 ぱたん。
結花 で、その瞬間に割り込み行動
マイナーで麗香さんかかえて、逃げる
「いまっ!」
GM どうぞ。
ダイス 8R+2@8 = [2,4,8,5,2,9,9,3][8,7,1][5]<クリティカル>+2 = 27
結花 侵蝕率55%!
GM 歯車対抗。
結花 これで逃げられなかったら、完全に詰む
GM 《天性のひらめき》!
ダイス 5R@8 = [7,2,4,8,10][5,5]<クリティカル> = 15
GM ちっ。
糸緒 わーい
逃げれたー
オーケー。
コングラッチュレーション。
結花 じゃあ、これでシーンから退場して終了ですね。
GM 歯車君が艶髪先生に駆け寄った瞬間を見計らって、後ろに飛ぶ結花さん。

ばっっ!!

そのまま、だだっと走って、バスをあとにします。
結花 「みんな…、みんな……酷いよ」
泣きながら走ろう
GM 歯車「――っ。……ちぃ……」
歯車「繰鐘……早乙女ぇ……!」
ぎりっと、珍しく表情を崩しますが。
一瞬で元に戻します。
生徒A「どうする、三枝。追うか?」
歯車「……いや。ああまでして逃げようとしたんだ。協力してくれないだろうし、先生と彼女が心配だ」
歯車「じき目覚めると思うけど、手当てを急ごう」
生徒A「――おう」



GM 一方、逃げた結花さんと麗香さん。
麗香「……なんとか……逃げられましたわね」
麗香「そろそろ降ろして下さいませんこと?」
結花 「はあ…はあ……。うん」
GM すとん、と麗香が降ります。
麗香「さすがに追ってくることはないでしょうけれど……、さ、て。これからどうするか、ですわね」
髪をかきあげながら、そう言いますね。
結花 「…うん。えーと……、麗香ちゃんはどうしたらいいと思う?」
息を整えながら、聞いてみよう
まだ、うまく回らない頭で
GM 麗香「支部へ向かうか……新垣小隊と合流できるのなら心強いのですけれど」
腕を組んで、とりあえず歩きながら呟きます。
結花 「新垣小隊?」
とりあえず、ついていこう
GM 麗香「新垣小隊――新垣尚を筆頭とする、オーヴァードの戦略的小隊ですわ」
麗香「UGN日告市支部に所属――あの支部では、一位二位を争う有能なチームですわね」
結花 「オーヴァードって…、たしか、わたしたちみたいな人のことだったよね?」
GM 麗香「ええ。……もはや、少なくともこの町の全員がそうなってしまったようですけれど」
結花 「………うん」
暗い顔でうつむこう
GM 麗香「新垣尚、雪吹充、雪吹灯……」
麗香「夜歌学園高等学校での記憶はおぼろですけれど……彼らがそう簡単に全滅などするはずがありませんわ」
結花 「あっ、だから、麗香ちゃんは尚くんと雪吹さんと一緒にいたんだ」
GM 麗香「ええ。頼りになりますわよ」
結花 「…………でも」
「でも、みんな、わたしの目の前で………」
あのときのことを思い出して、泣きだそう
GM 麗香「でもも鱧もありませんわ」
ぴしゃり、と言います。
麗香「彼らが校舎倒壊程度で全滅なんかしませんわよ」
結花 「そ……、そうなの?」
GM 麗香「ええ」
結花 「…………」
ちょっと、考えよう。頭の中で考えをまとめる。
GM 麗香「……と申しますか、早乙女さん?」
結花 「え?」
GM 麗香「わたくし、貴方に言いたいことは山ほどありましてよ」
向かい直って。
結花 「…れ、麗香ちゃん……なに?」
ちょっと怯えたように口を開こう
GM 麗香「三枝歯車は確かに支配的でいけ好かないところはありましたけれど、ある意味では正しいですわ」
麗香「ここから先、生き残ろうとするのなら、何の犠牲も無しだなんてことは、あり得ませんの」
腰に手を当てて。
結花 「でもっ………!」
GM 麗香「理想論は理想論! 掲げるのはよろしいですけど、それを達成できる力が在るかは別問題ですわ!」
麗香「わたくし達の力も万能ではありませんの。驕ればすぐに溺れる――そういうものですわ」
結花 「それでもっ、なにかを犠牲にするなんて悲しいよ!」
GM 麗香「悲しむのなら、悲しめる時に悲しんで下さいな」
麗香「今は、悲しんでる間に喰われかねませんわよ」
結花 「わたしは、みんなで生き延びたい! いま、生きてる誰も犠牲になんてしたくない! それはそんなにいけないことなの!」
GM 麗香「……」
くるり、と背を向けて。
麗香「いけなくは……ありませんわ。ただ……」
麗香「こ、こうなってしまった以上、今後は貴方と一緒に動かないといけませんの」
結花 「麗香ちゃんだって…、誰かを犠牲になんてしたくないはずでしょっ!」
GM 麗香「――ですから、それはわかります」
結花 「なら、どうして――――!?」
GM 麗香「死に急ぐ理論だからですわ」
くるり、と向き合って。
正面から。
結花 「死に…急ぐ?」
GM 麗香「不服ながら、しばらくは貴方と行動を共にしないといけません。つまり、お互いにお互いの命を握り合ってる状況」
麗香「貴方……わたくしが傷ついて倒れたら、どうなさるおつもり?」
結花 「助けるよ、もちろん!」
GM 麗香「わたくしをかばって戦うんじゃありません?」
結花 「うん!」
GM 麗香「結果貴方が死んだら? わたくしは犬死ですわ」
麗香「そして――」
麗香「わたくしも、貴方が傷ついた時、貴方と同じ選択を選びたくなってしまったとしたら――」
ちょっとそっぽを向いて。
麗香「二人とも無様に、犬死ですわ」
結花 「…………」
GM 麗香「か……勘違いしないでくださいな」
麗香「わたくし、ただこんなところで、お互い終わるのはあんまりだと思ってるだけですの」
結花 「麗香ちゃんの言ってることは、もっともだよ」
「でも、わたしはやっぱり、それでも麗香ちゃんを見捨てたりなんかできないと思う」
「誰かが死んで、それでわたしだけ生き残っても何の意味もない。って思うから」
GM 麗香「わからず屋ですわね……」
麗香「誰かが死んで、貴方も死んで、誰も残らなかったら、最初に死んだ誰かの死んだ意味は何処に行くんですの?」
麗香「早乙女さんはご自分のことしか考えて――――って、うん?」
と。歌声が聞こえます。
結花 なにが起こったー!?
敵か!?
GM いえ、楽しげなソング。
素敵な声色で。

♪〜 ♪〜 ♪〜

麗香「なん……ですの? こんなところで……」
結花 「えーと…、誰かいるのかな?」
麗香ちゃんに尋ねよう
GM 麗香「わかりませんわ」
麗香「けれど、下手ではありませんわね……」
結花 「麗香ちゃん、わかるんだ」
GM 麗香「わたくしも歌を武器にしてますもの」
麗香「この道の裏ですわね……近寄らない方がいいかもしれませんけど……」
結花 「…どうして?」
GM 麗香「敵じゃないとは限りませんわ」
結花 「…そっか。こんな綺麗な歌声してても、ジャームかもしれないんだよね……」
GM そうこうしてるうちに、一曲終わります。


「「わーっ!」」


喝采。
糸緒 喝采って誰がだ(笑)
っていうかいるの女子二人だけじゃないか? 武闘派女子
GM いえ、道の向こう側が賑やかなようです。
糸緒 おや
観客もいるのか?
従者か? それとも、本物の洗脳屋か?
まあ、一番簡単なのは録音、ってパターンだが。
結花 録音だったら、現実の声と変わるだろうし、
なにか違和感を感じたりするはずじゃないかな?
GM ??「みんなー! ありがとぉー☆ ^▽^」
糸緒 軽いです……!
なんだこのノリ…!
GM ??「きょーわぁ! 集まってくれたみんなのために、もーっと御☆奉☆仕、しちゃうよぉー☆ >▽< 」

「「ひゅーひゅー! かわいこちゃーん!」


麗香「ななな……なんですの、このノリ……」
麗香さんの顔に、縦線が入ってます。
結花 「でも、きっと生き残ってる人たちだよ」
「麗香ちゃん、きっと人だよ! 行ってみよう!」
と、提案しよう
生き残ってるだけの人たちじゃないといいな。
GM 麗香「そ、そうかもしれませんわね……けれど……え、どういうことですの?」
??「次の曲は、『さつりく@ユアヘヴン』!」

ジャジャーン!

音が鳴って。
??「せーの、ぶっこぉすよぉー☆ ^−^ 」

「「 ぶっこぉすよぉー! 」」

わーっ。



凄い盛り上がりです。
結花 「さ…さつりく……?」
その単語に、結花さんも思わず身を引こう
「れ、麗香ちゃん。どうしよっか……?」
GM 麗香「の、の、覗いてみますの?」
麗香「って……この歌……、堕天使歌士団の曲じゃありませんこと?」
麗香「ほら……ネットでブレイクしたアマチュア上がりの……」
結花 「え、えーと…ごめん。知らない」
麗華さんにわびよう
GM 麗香「確かボーカルは……黒塗翼(くろぬり つばさ)だったような……こんな声だったかしら?」
選択肢。
→覗く
→逃げる
→部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備はOK?
結花 なんで!?
選択肢じゃねぇ、最後www
糸緒 どこの部屋なの……?(笑)
結花 「えーと…、ちょ、ちょっと見てみよっか」
と、提案します
一応、隠密判定の準備は万全です
GM 麗香「覗くだけ、ですわよ……?」
ということで、二人はおずおずと移動を始めました。
シーンカット。




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