第一棺

夢のような現実の埋没the Beginning of monochrome

Middle Phase 4
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   ■シーンプレイヤー:新垣尚◆

GM マスターシーンを流しますね。



◆生物教諭:設楽艶髪

 しっかりしなきゃ。私がしっかり、しなきゃ。
 教師になって、責任を持って指導することを心がけて、
 ちょっとやそっとのことでは動じない自信を持ってたのに、
 そんなのまやかしだった。
 教え子たちが死体のような様相で。
 それでも動いて、私達に害をなす。
 言葉は届かず、ただただ恐怖を助長する。
 それでも、残った子たちを守るため、私がしっかりしなきゃ……。
 でも、
 でも、どうすればいいの。
 どうしたらいいの。
「心配することはないですよ、設楽先生」
 と……優しい調子で教え子の三枝君が声をかけてくれた。
 何故かとても安心した。
 そっか……生徒達を連れて、とりあえず学園を出なきゃ。
「大丈夫です。僕がついてますよ」
 ああ、そう。
 とても頼りになる三枝君がついてくれている。
「さあ、生徒達に号令を」
「う、うん」
 大丈夫。私は、大丈夫……しっかりしなきゃ。
「み、みんなぁ、学園を脱出、しましょうぅ。
 先生に、ついてきて。
 絶対に、守りますから、ぁ」
 言い聞かせるように。
 まるで自分に言い聞かせるように、けれどしっかりそう言った。
「それで良いんです。行きましょう」
「え、ええ。こっちよ、みんな!」
 大丈夫。きっと、大丈夫。
 三枝君がついている。



GM 設楽先生の分。
結花 邪悪だなぁ…。三枝くん。熟女キラーだ
今回のヒロイン。
設楽先生。
GM もう一つ。



◆夜歌学園高等学校二年生:春林笑窪

「嘘……、嘘だよこんなの」
「そんなこと言ったって……逃げなきゃ」
「きゃあ!」
 あたし達は、夜歌学園の一階をうろうろしていた。
 吐き気を催すほど気持ち悪い生徒達が、襲ってくるんだもん。
 元クラスメイトだって、胴がねじれてたら目も合わせられない。
 
「え、笑窪ぉ。どっち行くの?」
「待って……あっちの廊下駄目だったから、裏に回るしか……」
 あたし達は現代っ子。
 こんなテンパる状況に慣れようがない。
 避難訓練くらいしか、したことない。
 それでも、それでも……
「うっ、うっ……死にたくないよぉ」
「な、泣かないで! あたしだって死にたくないんだから!」
「痛いのはやだよな……くそっどうすりゃいいんだよ!」
「ちょっと男子、しっかりしてよ! 女の子くらい守ってよ!」
「はぁ!? 普段でかい面してるくせに、
 こういう時に限って盾扱いかよ! ふざけんじゃねえ!」
「落ち着きなさいよ! 大声あげると奴等に気付かれるでしょ!?」
 それでも、あたし達は死にたくない。
 ちっぽけな生存本能が、お互いに空回りしてる。
 
「ねえ、笑窪!」
「待って! 今ニュースが出てる!」
「え?」
 こだわりの木目調カバーをつけた、話題の次世代スマートフォン。
 それをあたしはちゃっちゃと操る。
 不思議と……普段よりもずっと反応が良い。
「う、嘘……」
「な、何が嘘なの?」
「『ウィルスの感染拡大を懸念し、政府は東京都日告市の閉鎖を発表』――
 って……」
「ちょ、それってこの街のこと!?」
「ふざけんな、さっさと脱出しないと……」
 
 ガッシャン!
 
「きゃ!」
 
 唐突な音が響いた。
 続いて、男の人の声。
「おい! 結花! いねぇのか!」
 ゆいか……って、もしかして。
「あの……空手部の……?」
 確か、『黒猫』とか呼ばれてたような……。
「ん? そこに誰かいやがんのか。話は通じるか?」
 あたし達に気付いたようだ。
 仕方がない、お互いに頷き合ってから、あたしが柱から出る。
「は、はい。二年の春林笑窪です……あの、お兄さん、は……?」
 見かけない……なんというか、非常にガラの悪い男性だった。
「俺は永原だ。早乙女って奴を探して――あ、それ」
「ははは、はい?」
「ケータイか?」
 永原さんは、あたしのスマートフォンを指差していた。



結花 かっこいいなぁ。先輩
GM、日告市って、簡単に閉鎖できるような都市なのか?
左右を山や森に囲まれてるとか。
GM んー、そんな簡単ではないですね。
じゃあ、まわりは360度住宅地?
そうでもない?
GM 方向によって違いますが。
なるほど。
いや、困ったら人間のいない区画、森とかに逃げ込むのはアリか、と思って。
GM 日告市、と言ったときに、ほぼ夜歌学園は中心。
森といえるほどの森へは結構遠いです。
近くに月人公園があるくらい。
んー、了解。
とすると、一番簡単な長距離の移動手段は… バイクを調達して、線路を行くことか。
結花 確認ですが剛さん、バイクもってますよね?
GM 学校の外に出れば乗れるとします。
正門側かなー。
大型じゃないので、乗れるのは二人までがどうやっても限界。
結花 これで、一応1台ぶんのバイクは確保ですね。
…バイクの調達判定をしていればよかったかも…
それを言われると痛い。
GM さて、まぁ。
始めましょうか。
了解。
GM さて、一応尚君のシーンなつもりですが、よろしいですか?
ああ。
どんなシーン?
GM 3階に上がるんじゃないですか?
そうだなー。
とりあえず合流するために副校舎を上がるぞ。
GM ま、登場浸食を振ったら、1d10振ってみてください。
とりあえず汚染判定です。どうぞ。
汚染判定。
ダイス 8R+1 = [9,1,4,10,9,6,10,5][6,3]<クリティカル>+1 = 17
成功。登場浸食。
ダイス 1D10+49 = [1]+49 = 50
GM 充と麗香は同伴ですよね。
だ、な。
GM 麗香の汚染判定。
ダイス 7R+1 = [8,6,8,1,8,1,8]+1 = 9
GM 成功、登場浸食。
ダイス 47+1D10 = 47+[10] = 57
GM おぅ。
たぎって麗香。
ひっ
前回もこんなだったよな。麗香。
GM 充、対汚染判定。
ダイス 7R+1 = [7,1,4,7,9,1,3]+1 = 10
GM 登場浸食率。
ダイス 32+1D10 = 32+[3] = 35
GM 充さんマジ冷静。
おおういw
灯の半分もないぞw
GM ま、それでは1d10を振ってみてください。ボーダーが1〜3なら歯車君登場。
主人公よろしくお願いします。w
結花 俺か!?
GM 結花さんが俺言うた。
結花 ごめんごめん。そのシーンの主人公(尚)ってことかと思ってた
GM PC1は結花さんですからね。(笑
いやぁ。歯車さんと関係があるの、PC1だけだしw
尚、当事者性薄いんだ。歯車とはw
GM 麗香さんとの絡みがありますけれどね。
結花 じゃ、振るよー
ダイス 1D10 = [4] = 4
会わなかったみたいですね
GM 残ねーん。
結花さんサイドで登場になります。
結花 逆にやばいなー。
できれば、こっちと遭遇して欲しかった
GM さて。
代わりにジャームが出ます。
シーンは生徒会室を出たところからスタートです。
気を配りつつ進みます。
改悟「久井先輩……」
麗香「過ぎたことにとらわれ過ぎてると、足元すくわれますわよ」
ドライ。w
結花 まあ、麗香さんはUGNだしなぁ…
…UGNにいりゃ、同僚がジャームになったこともあるだろうし、多少は耐性があるんだろうな。
GM 改悟「そんなこと……そんなこと言っても、割り切れねっすよ」
麗香「だから――意志をもって割り切るのです」
きっ。改悟君を睨みます。
声は若干震えてますが。
かーっこいい。
GM 改悟「……、えっと……繰鐘……サンでしたっけ。確か年下で?」
麗香「この状況で年齢なんか――というより、レディに年齢を聞くものではありませんわ」
改悟「はぁ……」
顔をまた曇らせます。
「新垣君、前方は大丈夫ですか?」
「今のところはな」
うなずいて。
GM 「進んで下さい」
麗香「ええ」
改悟「……ういっす」
外は、何だか雲行きが怪しくなってきました。
昼にしては薄暗い廊下を、一同進みます――
と。
新垣君、知覚判定!
了解。
ダイス 2R+1 = [9,1]+1 = 10
GM OKです。
出目が前と変わらん。w
GM 前方に生徒達の集団がいます。
動きからして、おそらくジャームですね。
「ちょっと待った。前方に12。廊下をふさいでる」
「…切り抜けるか」
GM あっちはこっちに気付いてないとします。距離は……
ダイス 1D6+3 = [6]+3 = 9
GM 9メートル。結構あるな。曲がり角の向こうになりますかね。これですと。
渡り廊下に行くためには通らないといけない通路ですね。
そうだな。
GM,戦闘に参加する人間を選ぶことは可能?
GM 可能です。
ジャームの数は?
GM 3グループ。
今は群れてます。つまり1エンゲージです。
曲がり角まがって6メートルむこう。
こっちに気付いてないので、一番最初の判定は奇襲扱いにします。
要は、リアクションクリティカルが+1
…了解。
なら、全員で行くか。
こっちは4人とも、エンゲージを離して突撃しよう。
GM エンゲージ間の距離は?
廊下だからな… 2mが限度じゃないか?
GM 2メートルも開けば、横に4名広がるのは難しそうですが。
…ジグザクに4人分かれて並ぼう。そうすれば3mはいける。
GM 成程。良いでしょう。
順を一応指定してください。
前から、俺、改悟、麗香、充かな。
それでいい? 二人とも。
結花 いいと思いますよ
GM 私は良いですが。(笑
了解、じゃあそれでいこう。
GM 改悟「あ、新垣サン、戦い方とか俺、わかんないんで……」
と言います。
「じゃあ、見てろ」
「俺が死んでも生き残れるようにな」
GM 改悟「え……」
ぽん、と改悟君の肩を充さんが叩いて。
「今は生き残ることを考えて下さい。駆け抜けるつもりで」
改悟「……はい」
麗香「あまりのんびりもしてられません。参りますわよ」
ということで、戦闘始めになります。
改悟のイニシアティブは9ですね。
充が14.
GM 充さんが一番早いかな。
《破壊の光》、《氷の戒め》、《ブレインコントロール》で攻撃してもらおう。
GM はい。
充、命中判定。
ダイス 8R+4@8 = [10,8,5,8,8,7,10,1][3,6,8,9,10][8,10,7][6,1]<クリティカル>+4 = 40
すげぇ
マジ熟練のガンナー
GM 《氷の戒め》とは良いエフェクト持ってますね。(笑
《スターダストレイン》と《戦いの予感》と相性がいいだろ?w
外れたときのために俺も前に出たしな。
だがダメージは低い。
GM 奇襲攻撃なので、リアクションできる奴がいません。
まぁ、気付いてなかったので、カバーリングもなし。
ダメージどうぞ。
「行きます」
ダイス 5D10-2 = [10,3,7,2,7]-2 = 27
GM ばっ、と両腕を振るうと青白い光が通路を凍らせていきます。
って言うかダメージ高っ!
凄い、ほぼ殲滅。
ジャーム2グループが砕け散りました。
ぱっきぃいいん。
おっと、あっさり。
「…灯が近くまできてるからって、盛り上がりすぎじゃないか?」
GM 5dが強かった。
残りのグループは4点ダメージ。
固っ
GM まぁ、《プリズム》です。
ああ… 渋いエフェクト使うな。
俺は攻撃能力がないんで、あとは麗香にやってもらおう。
俺は待機ー
GM 了解です。
結花 麗香さんの行動は自分が指定でしょうか?
GM はい。お願いします。
改悟君は待機で良いんですよね?
ああ。
というか、白兵攻撃系だろ? 改悟。
GM ですね。
つっこんでって殴れとか無理すぎる。
結花 尚さん、クリティカル下げるスキル、使うべきかな?
うーん。正直、下げなくてもいいんじゃないかなー? とは思う。
GM ちなみに、充42%、麗香57%です。
どっちにしろ2回くらい攻撃しないと倒せなさそう。
結花 では、《絶対の恐怖》単体で。
ダイス 7R+3@10 = [1,7,4,3,6,7,3]+3 = 10"
GM 意志で対抗。
ダイス 7R = [7,10,3,3,6,5,6][1]<クリティカル> = 11
GM 堪え切りました。
麗香「――くっ。聞く耳持ちませんのね!」
「聞こえてるのか? 奴らの耳」
ゾンビっぽい感じだし。
GM 改悟「ど、どうするんスか!?」
で、そっちの行動だ。
GM ジャームの攻撃です。
《サイレンの魔女》
うわー、最悪。
まった、割り込み行動する。
GM はい、どうぞ。
…一番浸食的に上げたくない仲間は…麗香だな。つっても、行動するとかばう できないからこのラウンドじゃ意味ないんだが。
とりあえず移動して麗香とエンゲージ。
次のラウンドからは、かばう。
行動終わり。
GM 了解です。
改悟君は動かなくていいですか?
…戦闘から脱出させるか。
GM 指定をどうぞ。
いや、充と同じエンゲージに移動させよう。
はぐれたら見つけられる自信がないw
GM 了解。
では、ジャームの行動。
「改悟、充の後ろに隠れろ。…来るぞ!」
GM 改悟「ええっ!?」
生徒達が天を仰ぐように顔をぐきりと上げ。
それぞれの口から迸る、不協和音!
ダイス 7R+2 = [1,8,3,7,6,5,1]+2 = 10
GM 10か。
対象は全員です。
カバーリングエフェクトがなければ、カバーは不可。
肉体で回避だな。
GM はい。
尚の回避。
ダイス 1R = [7] = 7
充の回避
ダイス 1R = [6] = 6
無理に決まってる。w
GM 麗香さんもどうぞ。
結花 麗香の回避。
ダイス 1R = [2] = 2
GM 改悟君の回避。
ダイス 6R+1 = [4,2,6,3,7,8]+1 = 9
GM 無理。
結花 回避が苦手な連中がそろったものだ……
これはひどい。w
ダイス 2D10-2 = [5,10]-2 = 13
装甲値は無視?
GM はい。一切の装甲無視で、13点ダメージ。
麗香「きゃぁあっ!」
改悟「ぐっ……」
「くううう」
俺と充、二人ともHP1/14。
GM 全身が揺さぶられるような波動です。
麗香さん撃沈。
「いってぇ… やりやがったな、野郎」
GM リザレクトして下さい。59+1d10です。
改悟君は、HP3/16ですね。
ダイス 1D10+59 = [5]+59 = 64
GM 血を吹いて倒れましたが、ずるずるっと起き上がる麗香さんです。
改悟「だ、大丈夫っスか……」
麗香「あまりそうは……言えませんけれど……」
ずるずる。
クリンナップ。
特に処理なし。セットアップも特になし。
こっちもなし。
GM 行動どうぞ。
充は待機。
GM はい。
俺は… 全力で始末しよう。《アドヴァイス》、《天性のひらめき》、《ドクター・ドリトル》、《妖精の手》のコンボを麗香に使う。
GM はい。
ダイス8つか。
GM 浸食率いくつになります?
63
結花 で、麗香さんの番ですか?
待って、成功するかどうかわからないから。
GM 判定どうぞ。
いくぞ。
ダイス 8R+4@8 = [8,4,4,5,8,8,10,4][6,8,10,4][6,6]<クリティカル>+4 = 30
GM 充分。
よし、かかった。クリティカル−1、ダイスボーナス2個。
GM 抵抗はしません。
よね?(笑
結花 しませんよ。もちろん
GM 演出どうぞ。
「…十字架のアクセをつけてる奴がヘッドだ! 奴を狙え」
GM 麗香「承りましたわ!」
改悟君は指定がなければ動かず。
麗香さん判定どうぞ。
今度はクリティカル下げてー。
結花 えーと、ダイス9個のクリティカル9?
GM 60%超えてるので、さらにダイス+1個。
結花 はい。
ダイス 10R+3@9 = [10,9,7,4,7,10,8,9,6,3][5,5,10,5][6]<クリティカル>+3 = 29
GM 意志で対抗。
ダイス 7R = [4,1,10,6,8,3,5][4]<クリティカル> = 14
GM 攻撃成功です。ダメージどうぞ。
結花 はい。
ダイス 2D10+2 = [2,3]+2 = 7
GM もう1d10です。
「十の位+1」d10ですから。
結花
ダイス 1D10 = [6] = 6
GM 13点。
まだ生き残ってますね。
あ、さっきダメージボーナス加え忘れてた。全員死んでたはずなのに。(笑
麗香「さっきのお返しですわよ!」
麗香さんが高らかに歌います。
恐ろしい歌を。
生徒達は身もだえし、倒れ伏していきますが……まだ生き残っています。
残りHP3ですね。
何もしなければ、ジャームの攻撃。
ダメージ26…は、行かないな。充が攻撃しても無駄だろうし、かばってもらおう。
GM はい。
では、《サイレンの魔女》!
ダイス 7R+2 = [2,4,5,9,5,8,10][1]<クリティカル>+2 = 13
尚回避。
ダイス 1R = [10][6]<クリティカル> = 16
GM ぎゃりぎゃりぎゃり。
あ、避けた。
充の回避は……
GM ん、充さん。
カバーリングするなら避けられませんよ。
あれ、避けられるのってARAだったっけ?
避けられなかった分だけダメージ受けるの。
GM カバーしたら受けしかできません。
そんなルールはDXには無いです。(笑
回避を振ってからかばうかどうか決められる… んじゃなかったっけ?
GM ん?
それはかばわれる方。
どっちにしろ改悟が避けられないとしょうがない。w
GM 改悟君が避けたのを見届けてから、充さんが勝手に回避するのは出来ます。
改悟君が避けに失敗して、充さんがカバーに入った場合は、充さんは受けしかできません。
OKですか?
はい、了解。
じゃあダメージ受けた。
結花 麗香さん回避。
ダイス 1R = [6] = 6
GM 改悟君回避。
ダイス 6R+1 = [1,4,2,9,1,9]+1 = 10
GM 無理。気合い入れてほしい。(笑
ではダメージ。
ダイス 2D10+1 = [6,4]+1 = 11
まあリザレクト。
1d10
ダイス 1D10 = [9] = 9
GM 「危ない……!」
麗香「くぅううっ!」
麗香さんリザレクト。
結花 ですね
ダイス 1D10+66 = [8]+66 = 74
GM ずるずるずる。
そろそろ厳しくなってきたな、こっちも。
GM 74%
まあ心配するな。タイタス7つ使えば大抵の敵は倒せる。
GM クリンナップ・セットアップ何も無しで、次のターンですよ。
次の行動どうぞ。
じゃ、今度は充も尚もかばう宣言。
…たぶんこれで落とせるだろ。
GM はい。
当たれば。
GM ですね。
多分。(笑
絶対の恐怖は軽減できないのが強い。
あれ?
尚君、結花さんー?
もしもし?
結花 はい
GM 行動して下さい。
結花 次、尚くんですよね?
おっと、ごめん。
俺、かばう宣言したから終わりだよ?
結花 あ。では、麗香さんでしたか
GM 改悟君・充さんが何もしなければ。
麗香さん判定どうぞ。
結花 はーい
えーと、前回の尚くんの支援の効果は、もうなくなってますよね?
GM はい。
結花 だから、70%以上でダイス+1個だから
ダイス 8R+3@10 = [2,9,4,4,10,1,1,5][4]<クリティカル>+3 = 17"
GM 抵抗。
ダイス 7R+2 = [7,6,9,7,2,6,1]+2 = 11"
GM 命中です。
結花 ダメージ
ダイス 2D10+2 = [6,5]+2 = 13
GM 麗香「いい加減、お静かになさい!」
麗香さんのソプラノボイスに乗って舞った毒薬が、生徒達の脳髄を破壊しました。
っぱーん。
ということで、戦闘終了です。
麗香「はぁ、はぁ……思わぬところでてこずりましたわね」
「…先に進もう」
GM 「はい……」
改悟「こいつら……二年F組の奴らっすね……」
改悟「……畜生……、畜生……」
改悟君は悔しそうな表情をしています。
改悟「久井先輩の気持がわかる気が、してきたんで」
麗香「およしになって」
ぴしゃり。
麗香「弱音を吐くのは許しませんわ」
改悟「つか、おかしいっすよ、こんなの」
顔をあげて、3人に問いかけます。
「おかしい…か? 何が?」
GM 改悟「何で俺達、こんなことになってるんで?」
改悟「クラスメイトとか、同じ学校の生徒とか殺して、生徒会長見捨てて……」
「運が悪かったんだろ」
GM 「今考えるべきことではありません」
麗香「四の五のぬかしてると、置いていきますわよ」
改悟「どうしてそうやってドライでいられるんで!?」
改悟「そりゃ、殺されるのも嫌だけど……殺すのを見過ごすのも……畜生……」
「簡単だ。慣れてるからだ」
「悔悟、お前、戦争を見たことは… …あるわきゃないな」
GM 改悟「戦争……」
「銃弾が飛び交うような戦闘をしてるとな、敵の弾で、突然、すぐ横に立ってた奴が死ぬんだ」
「もちろん敵は、そいつが憎かったわけでもない。たまたま狙いやすい位置にいただけだ」
「立っていた場所が違えば、死んでたのは俺かもしれない。…今、俺が生きているのは、単に運がよかったからだ」
GM 「……」
充さんは目をつぶって聞いています。
改悟「……」
改悟は尚君の眼を見つめてます。睨むように。戸惑うように。
「その個人がいい奴か、悪い奴か。頭がいいか、人気があるか、努力家か、…そんなことは、何一つ関係ない」
「明日、生きているために必要なのは、運だけだ。…本来は、それが世界の真実だ」
「認めるのは、辛いけどな」…だから、兵士には信心深い奴が多いんじゃないかね。
自分が生きていることにはちゃんと理由があって、意味もなく突然死んだりしない、って思いたいから。
「だから俺は平和が好きなんだ。意味もなく爆弾が降ってきて、意味もなく死ぬ人間がいないからな」
「…。喋りすぎたな」
GM 改悟「ここは、戦場っすか」
麗香「他に何に見えまして?」
「死が間近にある、という意味では近いだろうな」
GM 改悟「……」
「ここを抜け出すためにも、進むんですよ」
改悟「……何一つ納得できないけど、理解できたことはあるっす」
手を握り締めて。
改悟「ここはくそったれだ。ここでは何もかも気持ち悪いっす」
改悟「死んでった奴らも! 貴方達も! この空間自体も!」
「ならさっさと出ていけ。自分の力でな」
「俺もそうする」
GM 「……」
麗香「……それで?」
改悟「けど……この気持ち悪さから抜け出すには、ついてくしか……ない」
握った拳を、ゆっくり広げて。
改悟「よろしく……頼むんで。ついてかせて下さい……」
顔をこれ以上ないくらいに歪めて、そう言います。
麗香「……。お好きになさったら」
髪を払うようにして、背を向けます。
「後ろは任せて下さい。さ、早く」
充さんが後ろにつきます。
「強くなれ。自分の道は自分で選べるように。…そして、できれば自分で行きたい道を行けるように、な」
バカにしたように肩をすくめて、歩いていこう。
GM 改悟「……うっす」
戦う力がないと、こういう時について行くしかないから辛いよな。
ただしメガテンではルサンチマン(弱者が強者に対してためる、負の感情)は死亡フラグだ!!
結花 それは四季先輩も同じなはずなんだけどなー…
戦う力が、(たぶん)ない
四季先輩はセッションの最初からオーヴァードだったぞ。たぶん。
そう考える理由は後で伝えるけど。
GM 移動を開始して、シーンカット。
よろしい?
はい。カットお願い。




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