第一棺

夢のような現実の埋没the Beginning of monochrome

Middle Phase 1
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   ■学園の様子◆

GM ふむ。
じゃ、ミドルに移りましょう。
じゃあ合流だけする感じか?
GM すぐ合流できると思ってるんじゃないですよ。(笑
きゃははー。
さいあくーw
結花 いっそ、終盤までできなくても・・
(キャンペーンの)
GM それはさすがに処理がきつい。
とりあえず。これより、ここは汚染レベル1として扱いますね。
OKですか?
OK。登場時の目標値4だな。
結花 了解です。
GM そして、
建物の高さは3階建てとします。
結花のシーンか?
結花 いや! きっとマスターシーンだ!
マスターシーンwww
GM んなもん用意してないですよ。
なん… だと…
GM 入れたほうが良かったですか。(笑
いや、ないならないで。w
GM マスターシーンも用意は結構大変なんですよ。(笑
だよねーw
結花 耳を澄ませば悲鳴が聞こえたところですよね?
まだ、彼らは来てないんですか?
GM はい。
「ひいぃぃぃ! く、来るなあぁぁぁうわあああ!!」
GM 待って、説明するから(笑
落ち着いて。
すまん。
GM ま、とりあえず。
夜歌学園高等学校は、主に本校舎と、各教科の部屋が並んでいる副校舎が
並んでいる構造です。
各学年の、A・B組が1階。C・D組が2階。E・F・G組が3階です。
副校舎と本校舎は、3階の渡り廊下で結ばれています。
1階の場合は、外に出て歩けば副校舎へ行けます。
食堂・購買は副校舎の1階にあります。
尚・充・改悟が、いまそこにいます。
副校舎の裏手に、駐車場があります。
結花・灯・是色が居るのが、本校舎の屋上です。
ここまで良いですか?
ああ。
結花 了解です
GM ちなみに教員室は、本校舎の2階です。
説明は以上?
GM はい。そんな感じです。
結花・灯組と、麗香と連絡はとれていいのか?
携帯を使ってみるが。
GM ま、携帯はまだ使えて良いですよ。
どうしようかな、麗香さんは2階副校舎の生徒会室に居るとしましょう。
嫌なところへ…
…そっちは俺らが行くしかないか。
結花 おお。嫌なところだ…
GM 屋上にはあまり人が普段寄りつかないので、すぐには被害が及ばないでしょう。
結花 こっちはそういう打算的なことは考えず、結花さん的な思考で行動してみよう
わかった。
しかしこちらから灯に指示が飛ぶ。
GM、ひどい提案していいか?
GM はい? どうぞ。
屋上から飛び降りればすぐ1階だ。
幸い、灯には重力操作のバロールもある。
3階程度なら問題はないと思うが。
…ゲーム的に駄目なら取り下げる。
GM んー。
2d10点のダメージ。バロールは1d10軽減と言うルールにしましょう。
じゃあ次の提案。
屋上から、三階の渡り廊下の上を通って、主校舎から副校舎へ移動することは可能?
GM それは難しい。運動判定が必要になる。
ハヌマーンがあれば問題ないですが。
ふむ、了解。
結花 はーい。ハヌマーンでーす。
…一人だけ先行するのはあり得ないな。
ただ、PC1ならアクロバットが出来る、ということはおぼえとくw
提案終わりー。


   ■シーンプレイヤー:早乙女結花◆

GM じゃ、結花さんの視点から始めましょう。
汚染判定どうぞ。
結花 えーと…
登場浸食ってヤツですね
じゃあ、一番高い肉体で、社会Bの+1がつくから…
ダイス 7R+1 = [6,10,3,10,7,8,2][6,1]<クリティカル>+1 = 17
結花 でOKでしょうか?
GM はい。普通に1d10してください。
ダイス 1D6+45 = [3]+45 = 48
GM ぽいぽい。
ダイス 7R+1 = [9,1,10,2,8,10,4][1,3]<クリティカル>+1 = 14
GM ぽぽぽい。
ダイス 38+1D10 = 38+[10] = 48
結花 なんのダイスだ!?
ああ。灯さんか
GM 灯ちゃんの登場浸食ですよ。
さっきの続きからです。
悲鳴が聞こえたあたりから。
「わ…悪かったよ! お前の上靴、トイレに捨てたのは俺だ。悪かった! だ、だからだからだから、…こっ、殺さないでくれえうぎゃあぁぁぁぁ!!」
とか。
結花 そこまで明瞭に聞こえるんだ
ごめん、邪魔した。
GM 良いですよ。(笑
結花 じゃあ、なにか知ってそうな四季先輩に聞いてみよう
「えーと…、いまの悲鳴は……?」
GM 是色「とりあえず、こっち」
ぐい、っと屋上の方へ引っ張り込みます。
「……」
結花 じゃあ、その手をつかんで抵抗する
「その前に、いまこの学校で何が起こってるのか説明してくれませんか?」
「四季先輩、なにか知ってるんですよね?」
GM 是色「知らないよ」
結花 ところどころから上がる悲鳴に、きりっとしたまなざしで四季先輩を見る
GM 是色「詳しくは、知らない」
結花 「でも、さっき耳を……」
GM 是色「とりあえず、ここに居るって見つからない方がいいよ」
結花 「……わかりました」
GM というわけで、屋上に出ます。
結花 ちょっと納得できない様子で、先輩についていこう
GM 灯も重箱抱えてついてきます。
後ろ手に扉を閉じて、カギをかけます。かちゃん。
結花 「それで、先輩。どこに向かうんですか?」
GM 是色「ううん、何処にも向かわないけど」
すっと、結花さんに目線を合わせます。
結花 「…えーと。じゃあ、あたしたちはいまどこに向かってるんですか?」
GM 是色「だから、何処にも向かってないよ」
屋上は、がらんとしてます。
結花 じゃあ、なんとなく居心地悪そうに屋上にいよう
落ち着かない様子でそわそわ
GM 「……ご飯、食べておこう」
(笑)
GM 灯ちゃんは、さっさと重箱を開けて、中身をほおばり始めます。
もぎゅもぎゅ。
是色「早乙女さん、身体におかしいところはない?」
結花 「え」
「、えーと…」
その言語に、さっきのことを思い出します
なにやらズクン、と来て一瞬だけど強烈に誰かを殺したくなったことを…
「先輩、心当たりあるんですか…?」
GM 是色「心当たりって程じゃない、けど」
ちゃりっと、キーホルダー式の十徳ナイフっぽいのを取り出します。
護身用にもならないような、可愛いナイフ。
パチン。 刃を出して。
結花 「えーと…、先輩?」
GM 是色「手があります」
細い指のそろった、綺麗な左手をかざし、
結花 「は、はあ……」
GM そこに右手に持ったナイフを――突き立てます。
――ぷすり。
結花 「先輩っ!?」
慌ててそれを止めようとするけど、間に合わない
GM 是色「刺すと、痛いです」
ずぽっ。
ナイフを抜いて……
結花 「なにしてるんですか!? 先輩!」
GM 「……もぐもぐ」
是色「見て」
左手のひらを、結花さんの眼前にさらします。
と――
それが、信じられない速度で回復していくのが見えますね。
じゅくじゅくと。
結花 「え……?」
じゃあ、信じられないものを見た表情をします
GM 「……オーヴァー……ごくん……ド」
ごしごし、と口を拭ってから。
結花 「オーヴァー……ド?」
GM 「リザレクト……四季奏先輩、貴方は」
是色「僕だけじゃないよ」
流し目で、灯ちゃんの方を見て。
「……」
是色「皆、こうなっちゃったんだ」
と言って、ナイフを結花さんに手渡します。
結花 「………そんな」
呆然とした口調で言いましょう
「百歩ぐらい譲って、四季先輩が普通じゃないってってのはわかりますよ。でも、あたしは……」
GM 是色「試してみたら」
是色「試せない?」
結花 といって、自分の手にナイフをさそうとするんだけど
怖くて手が震えて、できない。
GM くすりと、そんな様子に微笑んで。
優しくナイフを取り上げ――
さくっと、結花さんのほっぺを切り裂きます。
結花 「先輩…! なにするんですか!?」
GM 一瞬痛みが走りますが……余韻を残して、それが消えたのを感じます。
結花 と、叫ぶけど、いつの間にか頬の傷が消えている
「そんな……」
つぶやいて、力なくへたりこもう
GM 是色「んちゅ」
その頬に口づけて、血を、なめとって。
――始業式の時のように。
顔を離して、言います。
是色「ほうら、もう。治ってる」
結花 「斬られても、すぐに傷が治る……なんて」
「まるで、化物みたいじゃない!」
と信じられなくて、ひとり絶叫していよう
GM 「……結花さん……」
「……どういう、ことですか……?」
さすがに解せないような様子で、灯が是色に問いかけます。
「どうして……結花さんは、先日まで一般人だった……はず」
「……ワーディングに、反応しなかった……」
是色は肩をすくめます。
是色「早乙女さんだけじゃなくて、全員だよ」
「全……員……」
結花 「なによ、それ。みんな化物になっちゃったって、いくらなんでも先輩、冗談が…」
GM ――パリン!
と、屋上からは見えませんが、この校舎の何処かの窓が割れたのが聞こえます。
気付けば――あちらこちらから、悲鳴のような嗚咽のような、聞くに堪えない声が響いています。
風にかすれて。
怨霊のような音になって。
是色「――ここからなら、よく見える」
と、町の方を指します。
灯が、それを追って、街に目を向けます。
結花 じゃあ、見ない。目を背ける
怖いものから、逃げるように
GM 「……これは……」
是色「そう――学校だけでもない」
物が焼ける匂い、焦げた臭い……。何処からともなく、風に乗って流れてきます。
では、そのあたりで電話登場して良いか?
GM はい、どうぞ。
汚染判定。
ダイス 8R+1@10 = [3,4,9,4,3,9,1,9]+1 = 10
GM 問題なし。
対汚染判定は成功。
次いで浸食率上昇。
ダイス 1D10+39 = [6]+39 = 45
灯の携帯が鳴るぞ。
…携帯以外にも、無線がほしいな。
携帯は色々な条件で使えなくなるが、無線はそんなことないから。
GM バイブレーション。
びくっとして灯が携帯を取り出します。
「……はい」
「こちら尚だ、無事か?」
GM 「無事……。早乙女結花、四季奏是色と一緒。今屋上」
端的に告げます。
結花 じゃあ、結花は耳を塞いでいよう
うずくまって
「こっちは副校舎1階だ。充と合流したところだ。…学校周囲は? どこも…“こんなサイテーの状況”か?」
GM 「ここから、町が大方見える……」
「あちこちで事故。交通が止まるのも時間の問題……」
「……だから、多分、学校だけじゃない……と思う」
GM、UGN支部との連絡はとれた、ってことでいいのか?
さっきの展開だと、俺は灯の前にUGNと連絡をとってるはずなんだが。
まあ、助けはすぐには来ない、ってことがわかっただけだろうけどな。この状況では。
GM んー。
ま、いいでしょう。
細かい説明をしている余裕はない。
とりあえず学校から出たまえ。
支部にデータを置いておく。
と言われました。
了解。
「わかった。UGNと通信したが、むこうも過労死寸前だ。支部に来い、と言われた」
「そこは安全なんだな? …飛び降りることは可能か?」
GM 「……私は大丈夫」
「いや、訂正する。四季奏と早乙女は耐えられるか?」
「“飛び降りる”ということに」
…人間でなくなった、と実感することに。
GM 「四季奏是色と……結花はわからない。けど」
「身体的には、『もう平気』なはず」
結花 じゃあ、その瞬間!
「みんなが化物になっちゃたなんて……」
「そんなの! あたし、信じられないよ!」
GM 「……!」
結花 と、屋上から飛び出していこうとする
できれば、簡易エフェクトで鍵ごとドアを破壊して
GM まぁ、キュマイラですし、普通のドアなら壊せていいでしょう。
灯がそっちの方を向きます。
「結花が駆けだした。追う」
告げて、灯が追いかけます。
では、短く「…了解。こちらは副校舎を登り、麗香と合流する。3階渡り廊下で合流しよう」
GM 「了解」
「通信終わる」
GM ぴっ。
結花 で、とりあえず、アテもなく自分の教室を目指します
向かう先には、きっと、自分が一番見たくないもの、見てはいけないものが待っているだろうに…
GM はい。
灯が追いかけます。
すると、途中で出くわします。
生徒達:「うぅう、あぁああ、ぅぅうあう」
ボロボロになった体を引きずって……
首がねじれていても、関節が折れていても、腸がはみ出していても、血だまりの中でも、
動いて。
蠢いて。
生徒たちだったはずの集団が、結花さんの方を見ます。
ずる、りぃ。
結花 「………そんな」
こみ上げてきた吐き気に、手で口を抑えます

そのまま廊下に戻しちゃいます
GM 「……う」
たたたっと、追いかけて来た灯が結花の後ろで立ち止まります。
「……こっちは……駄目か」
結花 「ひっ……」
じゃあ、あまりの恐怖に尻餅をついて、後ずさります。
GM 振り返る灯。
是色「後ろにも、追いついてきてるよ」
「……!」
結花 結花は、そんな灯に気づかないほど、目の前の光景に集中しているんだけど
四季先輩の声で、気づいて振り返ります
「四季先輩…!」
じゃあ、さらに先輩の後方を見て怯えます
GM 後方にも、同じような……先生すらも混ざった集団が、向かって来てます。
廊下なので、封鎖状態。前方と後方、距離5メートルで、ジャーム集団1群ずつ。
という状況ですね。
結花 とりあえず、怯えて縮こまってます
GM よく見れば。
部員の先輩まで、混ざっている。
溌剌と、拳の打ち込み方を教えてくれた先輩が。
潰れた片目ごと、結花さんの方を見ています。
先輩「おぉぉ、おおおおぉおお」
先輩「い、痛いいいたいたいいいいあぁ」
ずる、ずる。
うう…
結花 じゃあ、もうそれに気づいて
「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
と、泣きながら頭をかかえて、目をつむってうずくまろう
もう何も見えない、聞こえないように悪夢から逃げるように目をつむり耳をふさごう
でも、迫りくる気配は感じられて……
GM 「……どちらかを、突破しないと……」
是色「……」
「……四季奏先輩、結花さんを、頼みます」
是色「うん……了解」
是色が、しゃがんで結花さんの肩に手を置きます。
結花 「………!」
怯えた反応を返します
GM それを尻目に、灯が構えたあたりで、シーンカットしますね。




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