GM |
さて、尚君、OKですか? PC1でちょっと時間食っちゃったので、PC2はサクサクで行こうかなーと思ってますが! |
尚 |
いいよ。 俺もそのつもりだった。 |
GM |
はーい。 それでは、ハンドアウトを流します。 PC2 推奨ワークス/カヴァー:UGチルドレン/高校生 穏やかな『普通の日常』に、包まれていた。 そうして溶け込むことが、任務の一つだったし、 こうして馴染んでいると、何故か心地よかった。 普通の人達が過ごす、脆く儚く美しき、表の世界。 それを陰ながら守るために、生まれ、生きて来た。 はずだった。 穏やかさも美しさも普通も日常も平凡も幸せも、 あっけなく唐突に、崩れ去ってゆく。 表も裏も関係なく、澱み切ってゆく。 守るべきものなど、もはや無くなってしまったんだ。 あとには無意味な闘争が残るだけ…… シナリオロイス:塵内改悟(じんない かいご) 推奨感情P/N:友情/不安 |
尚 | じつは何行めかに縦読み文が… |
GM | ないです。(笑 |
尚 |
悪い、冗談だ。 それで、シーンはどこから始まるんだ? できれば、大惨事前だと嬉しいんだが。 (大惨事の光景は回想っぽく3行で終わらせても良いので深く気にしないで) |
GM | 普通の日から始めます。 |
尚 | 了解。 |
GM | 登場浸食どうぞ。 |
ダイス | 1D10+30 = [9]+30 = 39 |
尚 | 相変わらず高いぜ!w |
GM | ふふ。 |
尚 | ええと、それで今は授業中なのか? |
GM |
では、お分かりだと思いますが。 お昼に事が始まるので、 午前中は好きなように行動して頂いて構いません。 |
尚 | うーん、さっきサクサク行くと決めたし… 昼、その時歴史が動いたモーメント直前でどうだ? |
GM | 構いませんよ。 |
尚 | ありがとう。ではそれで。 |
GM |
それでしたら、ちょっと先に 真冬との会話を入れておきましょう。 |
尚 | 了解。 |
GM |
これは、第零棺の直後の回想です。 日告市の支部長である、冬水真冬(ふゆみず まふゆ)が 本部に呼び出しを食らった後の話。 まぁ、その軽い説明をされた時のことですね。 彼は、飄々とした普段の様子とはちょっと違う、難しい表情でいました。 |
尚 | 四季奏のオヤジが重大な発見をした、とかいうやつだな。 |
GM | はい。 |
尚 |
「どうしたんです? いつになくシリアスじゃないですか」 「何か問題でも?」 そう水を向けてみよう。 |
GM | “救いし賜物(All in the One)”こと、四季奏一切(しきそう いっさい)さんの発表ですね。 |
尚 | 一の中の全、とはまた。 |
GM |
真冬「ん? おや、そう見えるかい。何、大したことじゃないんだけどね」 肩をすくめるようにして、真冬は言います。 真冬「これからちょっと忙しさが度を越しそうだったから、憂鬱になってたのさ」 |
尚 |
「UGNが忙しいのは前からじゃないですか」顔半分を隠す本から目を上げて、苦笑を返そう。 片手で本を持ちながら会話する。 「新しく増える仕事はなんです?」 |
GM |
真冬「いや」 真冬「新垣君、君達の仕事はしばらく増えない」 真冬「当面忙しいのは私だけだから、君達は悠々と眺めてくれていればいいさ」 真冬「時が来たら、存分に働いてもらうよ」 |
尚 |
「…なら、万一のために、その中身を教えといていただけるとありがたいんですけどね」興味なさげに言って、再び本に向かう。 答えが返ってくることは期待してなさそうな様子で。 |
GM |
真冬「残念ながら、それは出来ないな」 基本的に公明正大な彼が、そう言って手を広げます。 真冬「強いて言うなら、新垣尚よUGNたれ、くらいだろうか」 |
尚 |
想像通りの答えなので、特にリアクションは返さず、本を読み続けます。 「それは励ましてるんですか? それとも釘をさしてるんですか?」 |
GM | 真冬「自由に取ってくれたまえ」 |
尚 | 「では、評価は後回しにしておきます」 |
GM |
真冬「さて、私は自分の仕事に取り掛かろう。――そうだ、新垣君」 ふと、気になったように言います。 |
尚 | 「…なんですか?」 |
GM |
真冬「四季奏是色――かの“救いし賜物”の一人娘は、君のクラスメイトじゃなかったかな」 先日、自分で言っていたことを、 今さら確認するように、尋ねます。 |
尚 | 「…」はじめて本を、ぱたんと閉じる。そして真冬の方を向き… 短く「ええ」と、言う。 |
GM |
真冬「そうか。いや、確認したかっただけだよ」 などと言って、机に深く腰掛け、書類に専念し始めるのでした。 |
尚 |
「そうですか。…ありがとうございます」 このタイミングで是色の名前が出てくるということは、すなわち、四季奏一切の重大な発見、とやらに彼女が関わっている、という… 真冬からのヒントだろう。 そう自分の中で分析して、礼を言う。 「それでは、お気をつけて」 (まあ、しばらくは俺には関係ないけどな) |
GM | 回想終わり。 |
尚 | 回想終わり了解。 |
GM | 当日です。 |
尚 |
なら、ちょうど結花が屋上に向かっているころ。 そんなことを思い出しながら、分厚い背表紙の単行本を読みながら廊下を歩く。 |
GM | てくてく。 |
尚 |
オルクス・シンドローム持ちの俺は、ある程度、周囲の環境を知覚できる。学校の廊下程度なら、目を閉じていても問題はない。 頭の中に、黒い背景と白い枠線のみの画像… 後方視点のガンゲームのような俯瞰風景が、常に見えている。 その時、廊下の角から、下級生が飛び出してくるが、それにもぶつかることなく、読書したままするっと歩き去るぞ。 |
GM | 出してほしいNPCとかいれば出しますが。 |
尚 |
いや、特にないかな。 日常で会っておきたい人間にはもう会ったさ。 会っておきたい人間、なんてものがいたら、の話だけどな。 |
GM |
ほぉ。 クールですねぇ。(笑 |
尚 | 人間嫌いなんだよ!w |
GM | ちなみに充さんは、購買なので、パン売り場に居ることにしましょう。 |
尚 | 了解。 |
GM |
塵内君を出しますかねー。 改悟「よーっす」 とんっと、背中に手を当てられます。 |
尚 |
まあ、本当は手を当てられる前から気づいてたわけだが、そこはごまかして…「相変わらず元気だな」 「この前のカラオケどうだった?」 「10人で一部屋使ったんだったっけ? 想像できねぇ」 |
GM |
改悟「え、ああ……楽しかったっすよ」 改悟「って言うか、今さらの話題な気が」 そう言って、楽しげに笑います。 |
尚 | 「いや、学力テストで一杯一杯だったろ、お前ら」 |
GM |
改悟「あー。まぁ、そういうのはいいじゃないですか」 改悟「終ったことは忘れちゃって」 |
尚 | 「ん? なんか用でもあったのか?」 |
GM | 改悟「いえ、一人で歩いてたんで、声かけてみたんで」 |
尚 |
「……」口元を隠していた本を、下におろして、苦笑しながら「……それだけで声かけんのか? 暇だな」 と、からかうように。 「お前はいい奴だよ」 |
GM |
改悟「へっ?」 改悟「いや、フツー、フツー」 笑います。 |
尚 | (…その、“フツー”でいるのがどれくらい難しいか、こいつは知らないんだろう)と、心の中でつぶやく。 |
GM | 改悟「新垣サン、いつも本読んでるんで?」 |
尚 |
「ああ。電子書籍とかネットもいいが、やっぱ本が一番だ」 「本は著者の人生の残りカス、ってな」 |
GM |
改悟「ふむふむ。どんな本読むんで?」 神妙そう(そう)に頷いて、隣を歩きます。 |
尚 | 「なんでも。好みを言うなら、書いた奴の顔が浮かびそうな本が一番いいな」 |
GM |
改悟「おお、恰好良い」 感銘を受けたようにします。 |
尚 |
「人生なんてものを生きて、死ぬまでの間、人間は、色々な痕跡を残す。テストの結果でも、仕事でも… 骨でも」 「これもその一つってわけさ」 「俺にとっては、むしろ、自分の人生と比較するために、利用してるだけ… ってなるんだろうけどな」 |
GM | 改悟「なぁるほど。その人の生きた証ってこと……っすか?」 |
尚 |
「そんなにカッコイイ理由じゃないさ。…ただの暇つぶしみたいなもんだ」 「結局、残りカスは残りカス。全部じゃないしな」 |
GM |
改悟「難しいこと考えてるんすね」 あはは、と笑って。 改悟「俺、そこまで考えられないから、凄いと思うんで」 肯定的な様子を見せます。 |
尚 |
「やらなきゃいけないことがないってだけさ」 あーあ、とあくびをする。 「眠い…」 |
GM | というあたりで、購買まで行きますかね。 |
尚 | OK. |
GM | 改悟「ちゃんと寝てるんで?」 |
尚 |
「…わりと」 とはいうが、人の少ないUGN。寝る時間がフルにとれないことなんてザラ。 |
GM |
改悟「割とって」 というあたりで、充さんを出しておきますか? |
尚 | わかった。 |
GM | 充さん登場浸食。 |
ダイス | 1D10+28 = [2]+28 = 30 |
GM | 穏やかや。 |
尚 |
おのれー!w お、俺が死んでもまだ灯がいる! 充がいる! ぐふぁーっ |
GM |
購買の充さんが、尚君に気付いたようです。 笑顔を見せてきます。 ワイワイ、と賑わってる購買をさばきつつー。 |
尚 | 「ちわっす」と、手を上げて挨拶してから…「カロリーメイト、一つ」と言って、代金を差し出す。 |
GM |
充「はい、今日は」 にっこりと笑って、カロリーメイトを渡してくれます。 改悟「おっ……、まだヤキソバパン残ってるかな」 充「ヤキソバパンは、今出てるので全部ですよ」 と、5個並べます。 改悟「おう! 買う買う!」 生徒達がわいわいとします。 充「はいはい、押さない押さない」 改悟「よっし、ゲットー!」 ざわざわーっと。 |
尚 |
「賑わってるなぁ」 「そんなにムキになるようなことなのかねぇ?」と、小さな声でつぶやこう。 「想像できない訳じゃないが… まるで、焼きそばパンが人生で一番好きな人間が山ほどいるように見える」 |
GM |
改悟「ま、今も昔も、食事は重要なイベントなんで」 早速ラップをはがして、かぶりつく改悟君。 改悟「ちょっとしたお祭り気分にもなるっス」 もふもふ。 ま、学生生活を楽しむ一つのコツは、どれだけ盛り上がれるかですからね。(笑 |
尚 |
うんw PLはよくわかってるw 雰囲気がいいんだよな。 |
GM | ですねー。 |
尚 | 「別に、栄養分とれりゃなんでもいいじゃん」と、ぼそぼそとつぶやきながらカロリーメイトを噛む、が… |
GM |
改悟「本ばかりじゃなくて、人間と――」 改悟「 ―― もっ…… と ―― 」 ―― ―― ―――― |
GM |
違和感が いや、悪寒が? 妙な、感覚が―― 走ります。 まるで、自分だけではなくて、 周りの人間全員がそれを感じた―― のではないか、と言うような、予感。 確信。 そう、確証のない確信こそが――違和感。 |
尚 |
「…なん…だ?」 (この感じ… 前に、FHの戦闘員に精神攻撃を受けたときに似た…) 「今… 走り抜けたのは、何…だ?」 |
GM | 衝動判定。 |
ダイス | 3R+2 = [2,3,4]+2 = 6 |
GM | 改悟「……がっ」 |
尚 | ボスッと本を取り落とします。 |
GM |
目の前の改悟君も、パンを取り落とします。 ――静寂 |
尚 | 奇妙な沈黙。 |
GM |
賑わってた周辺が、嘘のように。 改悟「がああああああっ!!」 改悟「いっ、やっ、だ! 離れろ! 離れてくれぇ!」 ぶんぶん、と頭を振って、身もだえします。 |
尚 |
脳内の、黒と白のレーダーが、一瞬で、白に塗りつぶされる。 「どうした! 改悟!!」 |
GM |
改悟「がっ、あっ…………あ、あらっ、新垣サン……」 びきびきっ びきびきっと、 彼の体が波打ちます。 顔に突然体毛が生えたり、かと思うとそれに火がついて宙に散っていきます。 |
尚 |
下手に手は触れない。むしろ一歩後ずさる。 「…っ、オーヴァー… いや―――」顔を引きつらせて… 「ジャームだってのかよ! この野郎ッ!!」 すかさずワーディングを使う。 |
結花 | 信じてやれよぉ・・・…! |
尚 |
いきなり殺したりしない! 衝動判定に失敗しただけのオーヴァードの可能性もある。だが、問題は、どちらにしろ今は鎮圧するしかない、ということだ。 |
GM |
改悟「き、きも、気持ち悪い……、気持ち悪いっ……」 充「新垣君!」 きぃん―― ワーディングが広がります。 ――が。 充「――!」 充「な、なんてことだ……」 周囲の内、誰ひとりとして―― 行動をやめる人間が、居ない。 生徒A「あっ、あっ、あっ、うわあああああああ!!」 生徒B「ぐ、ぐるぉおおおお!!」 生徒C「なっ、何、なんなのこれ!? ちょっと、みさきぃ!」 生徒D「寄るな、寄るなぁああ! ぎゃあああああ!」 生徒達が、お互いを攻撃し合っています。 |
尚 |
…。その中で、暴走していると思われる者は? 複数か。 |
GM |
中には正気を保ってそうな人間もいますが、 彼らはむしろ、格好の的です。 充「くっ、まさか――全員が……」 ワーディングは確かに起動しているのに、 全員が動いている。意味することは―― 充「全員が、オーヴァード!」 |
結花 | または、ジャーム! |
尚 | (FHの無差別兵器か!? 俺たちが狙われた? …範囲はどこまで!?) |
GM |
とりあえず、充はその場を離れ、新垣君の近くに寄ります。 改悟「ぐっ、ぐっ……」 |
尚 | 改めて周囲を見回す。窓から、遠くの棟の様子も見てみる。 |
GM |
あちこちが喧噪に包まれています。 パリン! 遠くから、煙が上がるのが見えました。 |
尚 |
「………」ガリっ、と音がするほど歯を噛みしめて「充さん! …撤退するぞ!!」 「加えて、支部に緊急連絡! 灯と麗香と合流!」 |
GM |
充「そうですね……しかし、どうやって」 充「っと、危ない!」 がっと、充さんに押し倒されます。 |
尚 | 「チっ…」 |
GM |
20点の範囲攻撃。 血でできた槍が飛んできます。 しゅびびびっ! 充「くはっ」 《リザレクト》 |
ダイス | 1D10+30 = [5]+30 = 35 |
GM | リザレクト。 |
尚 |
「すまん!」 くっそお。PC1とはえらい違いだぜ。 |
結花 | 始めから荒々しい… |
GM |
改悟「ぐはっ!!」 改悟君も《リザレクト》 |
ダイス | 1D10 = [5] = 5 |
GM |
胸を貫かれて、倒れ伏した改悟。 しかし、傷が治癒していくのが見えます。 充「くふっ……や、やはり彼も……」 改悟「かはっ、かはっ……く……ぅ、お、俺は……? な、なんだ? 新垣……サン?」 一度死んで、正気にとりあえず戻ったのか、改悟が顔をあげます。 |
尚 | 「…」答えない。…いや、答えられない、のか。 |
GM |
ゆっくり、と―― 周囲を見回すようにして。 改悟「……は、はは、あ、あいつ知ってるっすよ……D組の奴だ……」 改悟「な、何で転がってるんで? え? な、なんで……」 そのまま、腰が抜けたように、ずりずりと後ずさりします。 |
尚 | 「改悟、よく聞け」 |
GM |
改悟「え、な、な……?」 充「……」 いろんな感情の混ざった顔。 ひきつった笑顔に見える。頬がひくひくしてます。 とりあえず大人しくはしてますが。 |
尚 |
ぐっと近づいて胸ぐらつかんで、俺の方を見させる。視界をふさぎ、周囲の光景から切り離そうと試みる。 オルクスの簡易能力をつかって、ある程度落ち着けるよう配慮する。 |
GM |
はい。 蚊帳程度の空間なら作れます。ある程度音を遮断したりと。 |
尚 | 「難しい説明は後で時間があったら、ゆっくりしてやる。だから今、これだけは覚えておけ」 |
GM | かくかく、と頷きます。 |
尚 |
「一つ、人生(これ)は悪い夢だ。それも、醒めない上に最悪の悪夢だ」 「もう一つ。…どこまで行っても、お前はお前だ。お前に命令できるのはお前だけだ」 「そうである限り、恐れることは何もない」 |
GM |
改悟「……な、なに、も、わかんないっすが……」 がくがくと。 改悟「悪夢ってのは……そうだと思うっス……」 ちら、と。 死体のようになっても、なお、ずるずると動き始める生徒を見て。 |
尚 | 「ああ、悪夢だな。…だが、いくら世界が変わっても、お前が変わっても… お前の意思は変わらない。自分を見失うな」 |
GM | 改悟「んなこと……」 |
尚 | 「でないと死ぬぞ」 |
GM |
充「とりあえず……この場を動きましょう」 充さんが端的にそういいます。 |
尚 |
「…最後に」 「…俺と充は、ある場所でサバイバル訓練を受けた。多少は生き残る術を知ってるが、お前を助ける余裕はない」 「だから… 死ぬ気でついてこい。いいな!?」 遅れたら見捨てるぞ、と言い含める。 |
GM | 改悟「り、了解っ」 |
尚 | 「行くぞ! 充!!」部隊行動の時のように、呼び捨てにする。 |
GM |
充「はい! さ、速く。後ろは任せて!」 改悟君を引き起こして、背中を押すようにして走りだします。 そろそろシーンカットです。 |
尚 |
俺は、携帯を出してまずはUGN、次に灯と麗香に連絡をとろうとする… と、やりたいことはやった。 なにもなければカット頼む。 |
GM |
ではシーンカット。 シナリオロイスどうぞ。 |
尚 |
P友情/N不安で。 推奨通りでいこう。 友情と、義務の間で揺れそうだ。…もしも見捨てなきゃならなくなったら、どうしよう。 |