第零棺

私達の幸せだった日常our World was colourful...

Warm-up 1
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   ■キャラつかみその1◆

GM さて、では、ちょっと導入くらいはやっておきましょうかー。
寸劇で、始業式ということ以外特に考えてませんが。
何かイベント指定あります?
結花 とりあえず、結花さんは遅刻で。
そうか、これはフラグか?
GM なんの!?
俺も遅刻してきて、ぶつかれというw
GM したいの!?
結花 いえ。死亡フラグです
死ぬの!?w
見学者 あれか
パンを口に咥えて、角でぶつかって
ときめき?w
その時点でダメージ30点とか言われそうなのでやめてください。w
見学者 死ぬねw
ときめけないねw
GM ダンプカーに。
角で。
どーん。
ぐはぁ!?
くっ、面の皮が厚くなきゃ即死だったぜ。
結花 死因:パンの角
金属製のパンかそれは。w
結花 始業式に途中から結花さんが突入するシーンとか
いきなり惨劇の予感w
GM じゃ、そうしますか。いや、突入角度(?)によっては大事なさそうなんですが。(笑)
それじゃ、結花さんのシーンで。
九月某日。
二学期開始の日。
つまり始業式。
早乙女結花は……
遅刻していた。
脳裏に浮かぶ声。
麗香「良いかしら、早乙女さん。貴方は無駄に目立つことには長けてらっしゃるんですから」
麗香「く・れ・ぐ・れ・も! 新学期初日に、遅刻なんかしないことですわ」
麗香「始業式に乱入なんかされた日には、新学期の清々しい生徒たちの心に、どれほどの影響があることやら……」
麗香「よろしいですわね……!」
……と、先日。
夏休みの部活で学校に行ったとき、たまたま出会った繰鐘麗香に言われたのでした……。
結花 はっ! まさか《抗いがたき言葉!?》
というか、ちゃんと忠告してくれてる辺り、よく結花のことを分かっている。さすがライバル
じゃあ、そんな忠告を受けていたにもかかわらず
「遅刻、遅刻ーっ!」
と、パンを口に通学路を走っていよう
で、ときたまショートカットするために塀を登ったりくぐったり。
アクロバティックな動きで、距離の短縮をば
GM ずどどど。
に゛ゃっ!
野良ネコが驚いて逃げ出したりしてます。
結花 「猫さん、ごめんね!」
と、軽く振り向いて手を合わせて謝ります
GM 猫はすたこら逃げて行きました。
チチチ・チチチ…… 雀たちの鳴く声。
結花 風になびく黒のポニーテール
そんな感じで、急いで学校へと向かっていきます。
GM はい。特に妨害するつもりはないので、普通に学校へ行けるはずです。
結花 じゃあ、校門のところで麗香さんが待っているとかどうでしょうか?
生徒会役員なので、始業式もある程度自由に。
もちろん、その場で説教するために。
GM 麗香さん面倒見いいなぁー!
良いですよ。(笑)
では、翠色の目を燃え上がらせ、金髪の髪をぎゅるぎゅるとうねらせた麗香さんが、
校門の傍らに立っています。
結花 じゃあ、ずざざざざ…と音を響かせて、校門のところで泊まろう
GM 麗香「――おそいっ! ですわっ」
結花 「あっ…、麗香ちゃん」
と、膝に手をついて息を整えていよう
GM 麗香「何をなさってたのですか、早乙女さん! 貴方、遅れないようにとあれほど言ったというのに」
くどくど。
麗香「まったく、もっと節度と自覚を持って……夜歌学園高校の校則は自由と責任ですわよ」
結花 「えっと…その、ごめんね。この前、せっかく言ってくれたのに」
と申し訳なさそうに。
GM 麗香「礼には及びませんわ」
麗香「さ、早く! 久井生徒会長に言って、こっそり入れてもらうようにしてありますから」
結花 「もう、始業式始まっちゃってるよね?」
GM 麗香「とっく! ですわ!」
結花 「えっと、うん。麗香ちゃん、ありがとう!」
と、心からのお礼を言って麗香についていこう。
GM そんな結花さんの様子に、ぷいっと背を向けて、
せわしなく巻き毛をいじりつつ、カツカツと先に行ってしまいます。
麗香「……ほら! 急ぐ!」
結花 「う、うん」
と、ついていこう。
GM というわけで、てくてくと始業式。体育館。
生徒会の役員達が、入り口付近の壁際に並んでます。
麗香「……ようやく来ましたわ」
小声の麗香。
結花 「あはは…。ごめんなさい」
と申し訳なさそうに言います。
GM 久井生徒会長が軽く会釈をして、小声で話しかけてきます。
頬助「やあ、重役出勤だね。空手部のホープ、『黒猫』さん?」
にこり、と。
壇上では、含蓄はあるけれど話の長い校長先生が、つらつらと挨拶を述べてます。
結花 「えっと…、重役出勤なんてしちゃってごめんなさい」
GM 頬助「はは。……ほら、一年E組はあそこだ」
と、端の列を指してくれます。
結花 「ほんっとーに申し訳ない。この借りはいつか絶対に返しますので。それでは!」
と、ちょっと軽口風にいって、手を合わせてから席にこそこそと…
ただ、それなりに声がでかかったので、
少し注目を浴びるという
GM 移動し始めようとすると、久井生徒会長の隣にいた
四季奏是色(しきそう ぜしき)がすっと。
踏み出して、近づきます。
ふわふわの髪が揺れて、ちょっと良い香り。
結花 「えっと……」
じゃあ、ちょっととまどおう
「あたしに、何か用ですか?」
GM そのまま緩やかに近づいて、結花さんの顎にそっと触れたかと思うと、
ほっぺたに口づけします。
んちゅ。
ぺろり。
結花 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
声にならない悲鳴を上げておこう
顔も真っ赤になって
「え、え、え、えっと先輩、なに―――」
GM はなして。
是色「……マーマレード」
ぺろぺろ。
是色「君のほっぺに、ついてたよ」
そう言って、もう一度自分の唇を舐めてから、
何事もなかったかのように、生徒会役員の列に戻ります。
結花 「あ、えっと、はい。それはありがとうございます」
と真っ赤のまま言おう。
…。危険人物だなぁ
結花 「あ、あはは……」
と、さっきの行動に半笑いを浮かべて席に向かおう。
(変わった先輩さんだなぁ……)
と落ち着きを取り戻してから見てみたり
GM 何人かに目撃されて、ちょっと微妙な目線でみられましたが。
とりあえず特に何も言われず、始業式が終わります。
結花 「あ〜、やっと終わったー!」
と、始業式が終了したとたんに伸びでもしていよう。
GM 麗香さんが、後ろの方から「きっ!」と睨んだ気配がしました。(笑)
結花 でも、気づかない
GM ぞろぞろと順に教室へ向かう生徒達。
「…………ねぼすけ」
隣をすいっと通り抜けて行った雪吹灯(いぶき あかり)が、ぼそっと呟いていきました。
結花 「う〜。灯ちゃん〜。朝練のある日はちゃんと起きれるから、ねぼすけじゃないもん」
と、すねたように返そう
GM 歯車「しかし、少なくとも今日は寝坊したんだろう」
三枝歯車(さえぐさ はぐるま)。同じクラスの男子生徒です。
大金持ちと言うわけではありませんが、両親ともそれなりに学があり、
綺麗な感じの風貌です。
結花 麗香さんを狙っています
GM 狙ってるの!?
いきなり!(笑)
GM ま、いいですけれども。(笑)
結花 いや。同じクラスで金持ちなら、アリかなぁ…と
1年E組、ドロドロだなぁ。w
GM まぁ、金持ちと言うよりは、学がある感じ、かな。
ボンボンと言うより、生まれつき英才教育されてて、しかもそれに応えられてしまうタイプ。
結花 じゃあ、的確な三枝くんの言葉になにも反論できなくなってしまおう
「それは…、そうなんだけど……」
ちょっと気まずそうに
GM 歯車「ふん、ま――過ちは誰にでもあることだけどな」
そう言って肩をすくめて、教室へ向かって行きます。
過ちは誰にでもあることだけど、それを繰り返すのは馬鹿のやることだ、と言うように。
結花 「う〜。今日は確かに寝過ごしちゃったけど、なにもあんなふうにいわなくてもいいのに〜」
と、ちょっとすねたふうに言います。
で、みんなと一緒に教室に向かうことにしましょう
まあ、「ひさしぶり!」とか言っときながら
クラスメイトに
GM 結花さんの人柄は明るいですし、
基本的にクラスメイトは心良く接してくれますよ。(笑)


GM 三枝歯車は、友達がいないわけではないけれど、自分が優秀であるという自意識があるタイプ。
あー、いるいる、そういう人。
結花 で、好みのタイプはきっと金持ちな才媛
GM 別にいじめをしたりとか、誰かを矢面に上げたりはしないんですけれどねー。
そりが合わないタイプは確実に居る人間です。
嫌いな人をそれとなく迫害するんだよな。
結花 しかも、無意識に
GM ですね。
似たタイプか、寛容な人間とならつきあえます。
ま、表面化しないうちは安全。
灯ちゃんはすれ違いざまにさらっとねぼすけって言ってましたが、
無表情なりにも、結花さんには親しみを持っているように見えるので、一種のからかいでしょう。
俺なんか空き缶投げられるんだぞw<灯
GM 仲良くなるほど遠慮しない子ですね。(笑)
オーヴァードだからってもうちょっと手加減してほしいぜ…w
GM 嫌いな人間の前ほど、鉄人形みたいになる感じ。
ありのままの自分を受け入れてもらいたい、とでも思ってるのかね。


GM と言うわけで、ちょっとカメラを尚君に。
さっきの様子は大体見えてていいですよ。
体育館を出るとき、ちらっと是色と目が合いました。
左目をつぶって、小さく舌を出されました。
意図は不明。
…個人的には付き合いにくいタイプだが、オーヴァードじゃないならそれほど気にはしないな。
だが、相手は副会長で目上だから、苦笑いして肩をすくめつつ、目礼する。
(…まいったな。あまり関わられたくないんだが)<是色
GM 改悟「よーお、新垣サン」
そこで後ろから声をかけられます。
振り向いて「はよーっす」と挨拶を返そう。誰だ?
GM 塵内改悟(じんない かいご)君。
同級生ですが、背が低めです。
子犬のよう、とまではいきませんが、他人に下から甘えるのが得意なタイプ。
相手に不快感は与えませんが。
おっと、重要人物来た。w
「焼けたな。海でも行って来たのか?」
結花 いえ。任務です
なにぃーw
GM 任務!?
貴様まさかFHの!
GM いや、一般人。(笑)
ちぃw
GM 改悟「お久しぶりーっス! あ、そそ!」
改悟「俺の叔父さん家が熱海ン方あって」
改悟「遊びに行ってたんでー。あちゃ、新垣サンも呼んだ方が良かったかな。海好き?」
同級生も、サン付けで呼んだりします。
「知ってるだろ、お前と違って団体行動は苦手なんだよ」
やれやれ、という感じでため息をつく。
GM 改悟「それもそっか……いやー、でも楽しかった! 熱海、魚美味いんで」
「まあ、無人島とかなら好きかもな」
GM 改悟「無人島!? お、おー、ってことは、釣りとかするっスか?」
釣りのジェスチャをして見せます。
「釣り? …あー、まあ、木の枝に糸垂らすような釣りの真似なら(UGNのサバイバル訓練のおまけで)やったことあるけどよ」
「お前、そんなに釣り好きだったっけ?」
GM 改悟「いんや、俺はそんなでもないけど、さっきの叔父さんがするんで。手伝ったりとか」
「お前の叔父さん、旅館やってるんだったっけ? そりゃ、今は儲かってるだろ」
ラブ○ラスのせいで。
冗談。
GM 改悟「まー、そうですね。ウチの親父なんかは、ほら、食堂やってるじゃないっすか」
日告市の、朝咲商店街。
定食屋:塵内食堂の息子君です。
「ああ」俺は一人暮らししてるので、けっこう世話になってるだろうな。
GM ですね。
ちょっと味付けが濃いですが、美味しいです。
高校生くらいならそれくらいの方が好みだろうなー
GM 学生に人気あります。(笑)
日告駅周辺は学生多いですからね。
夜歌と日告高校で。
改悟「夏の間は叔父さんとこに、親父が手伝いに行ったり。それのついでで毎年行く感じで」
「それで、9月の頭には日替わり定食に魚メニューが氾濫するわけか…」
GM 改悟「おー、勘がいいっスね! さすが新垣サン」
裏表のなさそうな笑顔で笑います。
改悟「そっちはどっか行ったので? 夏休み」
「(UGNの任務で)北海道行ったけど、ぶっちゃけなにもしなかった」
結花 女の子と一緒にな!
…あ、そうだな。灯と充は来たかもしれん。
GM まぁ、多分チームとして灯ちゃんもですから。
一応女の子も。(笑)
一応www
GM 改悟「涼しそうじゃないすか」
「なに言ってんだ。せっかく北海道に行ったんだから、釧路湿原とか神仙沼とか見てきたかったのによぉ…」
「ずっと市街地をウロウロしてたんだぜ。都市なんか、どこの街も変わりねぇっての」
GM 改悟「あれ、旅行じゃなかったんで」
「んー? ああ… まあ、縁のある人に挨拶に行ったんだよ」
具体的には腐れ縁のFHのエージェントと戦闘を…(以下略)
「まあ、どこで何をどうしようといいんだけどよ。大して変わりゃしねえ」
「…ぶっちゃけ熱海の方がマシだったかもな」
GM 改悟「成程ー」
という感じで、教室にてくてく歩いてく感じですかね。
改悟「ちょっと涼しくなっちゃうかもですが、ここから熱海なら連休くらいに行けるし、良かったら今度叔父さんにでも会わせましょっか?」
「そうだな、熱海の海は見てみたいかもな。ありがとよ」
…人間の方はどうでもいいがな、と心の中で付け足す。w
GM 改悟「了解了解」
「あ… 悪い、次の連休、俺、予定はいってたんだった」
GM 改悟「おや、予定で」
と言ったところで、担任の甲田由が教室に入ってきます。
ちらっと先生の方を見たけれど、甲田先生が出席簿とかを眺めてるのを見てとって、
改悟「……でも、熱海くらいなら電車ですぐだったり」
「助かる。じゃ、そのうちな」
GM 改悟「うっす」
「頼むわ」
GM 笑顔で了解ポーズ。
苦笑いしつつ、自分は寝る体勢に入る。w
「ふわぁ…」
GM そこへ、是色がプリントを持って入ってきます。
甲田先生「おらー、お前ら、席につけー」
ざわざわ。
ざわざわ。
どさ、とプリントを教卓に置いた是色が、静まらない様子を見て。
眉根を寄せます。
甲田先生「こらー、新学期が楽しみなのはわかる、がー」
是色「……」
出席簿をすっと取って。
それを、黒板に向かって、是色が――
――叩きつけます!
 ッパァン !!
ざわ…… ぴた。
是色「騒ぐと、帰れないんだよ」
そう言って、振りかえり、にへらっと笑います。
やるぅ。
自分には関係ないぜ、という態度を貫こう。黙って机に頬杖をついている。
この状況で口は開かないが、意味深な目で是色を見よう。
GM 出席簿を先生に返してます。
甲田:「お、おう……それじゃ、連絡事項を――」
是色はそのまま、今度は視線に気づかないような感じで席につくのでした。
ぶっちゃけ俺はオーヴァードだし、たとえナイフで脅してこようと、大して恐怖も感じないが…
相手をどれだけ警戒するかは別だしな。
GM まぁ、是色は以前から何か読めない子です。
意図や意志は伝わるんだけど、
疎通してるのとは違う感じ。
誰に対してもそんな感じです。
戦闘用人格でももってんのか。
と、思っておこう。
嫌だなー。扱いにくそう。w
GM まぁ、扱いやすいタイプではないですね。(笑)
とにかく、是色も学校側から要注意人物に指定されてそうだってことはわかった。
GM 四季奏と言う名前、美少女な造形、意味不明さ、それらのアンバランスさ。
総合的に、学校の有名人ですね。
とりわけ、目立った成績(学校内外含めて)を誇ってるわけじゃないですし、問題を起こしてるわけでもないんですけど。
久井生徒会長は、良くコントロールしてる・あるいは良くコントロールしないでいられる、と評価されてます。
二次的に。(笑)
俺も生徒会役員として苦労してそうだなー。
…とはいえ、今の時点では俺にはどうでもいいことだな。


GM というあたりで、結花さんに視点を映します。
では。
一年E組の教室。
設楽艶髪(したら あでがみ)先生が、新学期最初のホームルームを始めました。
結花 じゃあ、あくびをしながら聞いていよう。片手を口に当てて
もう片手で伸びをする感じで
GM 艶髪「はぁい、みなさんお久しぶりです、ぅ」
結花 「艶髪ちゃん、ひさしぶりー!」
と、元気よく返そう
GM 艶髪「はぁ〜い」
ひらひら。
ひゅーひゅー!
ノリのいい生徒達が追従します。
灯ちゃんはぼーっとしてて、歯車君は詰まらないものでも見る感じで顎を上げてます。
ばんっ。
麗香「皆さん! 設楽先生のお話が聞こえませんわ!」
結花 で、麗香さんはというと…やっぱりか。
「あう。麗香ちゃん……」
その剣幕に押されよう
GM 艶髪「繰鐘さん、ありがとぉ。でも、もう少し穏やかにね」
にこり。
麗香「……はい」
艶髪「さぁてぇ」
クラスの生徒たちの方を見るようにして。
艶髪「二学期が、始まりました、ぁ。みなさんが楽しみにしてるぅ授業は……」
艶髪「早速、明日からあります、ぅ」
にっこり。
結花 きっと、クラスからブーイングの声が
GM 勿論、ブーイングです。(笑)
ぶーぶー!
生徒「マジかよ〜」
結花 「え〜」
と結花も講義の声をあげよう
「まだ、2学期始まったばかりなのに〜」
GM 「……容赦ない」
ぶーぶー!
艶髪「あらぁ……」
結花 で、きっと麗香さん辺りはピキピキしとるんかなぁ…? クラスの反応に
GM 麗香「……(イライラ)…………」
ぶーぶー!
麗香「……っ、静かに!」
……しぃん。
結花 「ひぅっ!」
とちょっと怯えた声を出してから静かになろう
GM 艶髪「……夜歌学園高等学校はぁ、進学校で、ぇす」
両の掌を合わせるようにして、設楽先生はそういいます。
艶髪「それでは、時間割を、配りますねぇ」
艶髪「繰鐘さん、お願いね」
麗香「はい」
てきぱき。
という感じで、ホームルームが進んでいきました。
二学期の当番をちゃきちゃきと決めたり。
夏休みの反省と、二学期を送るにあたっての心構えが書かれたプリントも配られたり。
結花 じゃあ、時間割表の体育の時間だけはしっかり確認しておこう
GM ま、そんな感じです。
とんとん、と、設楽先生が自分の持ち物をまとめます。
結花 じゃあ、長々とした話にまた眠気がぶりかえして、ついあくびをしていたり
GM 艶髪「……それじゃ、また明日からぁ、しっかり頑張りましょう」
結花 「はーい!」と最後くらいは元気よくうなづいておきます
GM 艶髪「今日はこれでおしまい。お疲れ様でした、ぁ」
にっこり。
麗香「起立! 礼!」
艶髪「気をつけて、帰ってね、ぇ」
ひらひら〜。
ざわざわざわ、と、教室がざわめき、生徒達が解散していきます。
結花 このあと、結花は空手部の練習ですかね?
GM んー。始業式初日からあるものなのかな。
やりたければそういうことにしてもいいです。
結花 わからないから聞いてみました。ちなみに、ないなら道場にでも行くかなー、と。性格的に
GM まぁ、じゃ、初日はないってことで。
結花 じゃあ、クラスのみんなにさよならを言って、勢い良く玄関へと向かいます
GM きゅ、っと、袖をつままれます。
結花 「えっと……」
そっちのほうを見ます
GM 「……帰ろう」
そう言って、首を傾げる灯ちゃん
結花 「うん、一緒に帰ろう」
と、にこやかに微笑み返します
GM 「ん……」
灯の方も、ぎこちなく微笑もうとする感じです。
少しつきあわないと、気付けないほどの表情の変化。
結花 じゃあ、それにさらに微笑み返します
灯ちゃんのペースに合わせて歩くようにします
GM ばたばたばたっ
麗香「ちょっと、早乙女さん!」
結花 「あっ、麗香ちゃん」
GM 歯車君に何やら話しかけられてたのをふりほどいて、麗香さんが追いかけてきます。
麗香「何勝手に帰ろうとしてらっしゃるのかしら」
結花 「えっと…。麗香ちゃん、今日ってなにかあったっけ?」
GM 麗香「良いかしら? 今朝みたいに遅刻してばっかりじゃよろしくなくてよ。折角新学期が始まったのですから、気を引き締めて欲しいものですわ」
ぷりぷり。
「……」
結花 「あはは……」
気まずそうな笑みを浮かべてから
GM 麗香「そ・れ・と……」
ちょっと小声になって。
顔を近づけます。
結花 なんだろう
「麗香ちゃん…?」
GM 麗香「先ほどの始業式の時。四季奏副委員長と何をなさってらっしゃったのですか?」
結花 顔を近づけられたことに今朝の先輩のとを思い出してドギマギしたり
「えーっと、それはね……」
と、答えようとすると真っ赤になって、視線が泳いだり
GM 麗香「はた目からは、その……接吻をされているように、映ったのですけれども……まさか……」
結花 「えっと、えっとね………」
そのウチ、目が泳ぎすぎて目が回る感じで
GM 「……目が滝登りしてるけど」
麗香「えっ、えっ……まさか、本当に?」
結花 「えっと、あー、うん。違っくって!」
「奏先輩は、あたしの頬にマーマレードがついてたから、取ってくれただけだよ」
…感染の原因、コレか?
GM 麗香「そ、そう。それならよろしいんですけれども……」
ちょっと顔をはなして。
腕を組みます。
結花 「うん。そう」
「変なことなんて、なにもなかったんだから…」
自分に言い聞かせるように
GM 麗香「十分御存じだと思いますけど、あの方……四季奏是色副会長は、ちょっと……難しい方でしてね」
言葉を選ぶように言います。
結花 「えっと…。噂ならよく聞いてるけど……」
GM 麗香「行動が読めないところがありますわ。その……あまり、誤解を生むような行動は、させませんよう、心がけて頂きたいものですわ」
麗香「ご本人に言っても、何処吹く風で……悪気はないのでしょうけれど、とんと効果がありませんの。ですから、周囲の人間が気をつけるようにいたしませんとね」
結花 「うん。今朝、ちょっと話したけどそんなに悪い人じゃないし」
「とっても、良い先輩だな、って思うよ」
口元を注意してくれたし
GM 麗香さんが目をきゅ、とつぶって、組んだ腕の片方をあげて困ったように頬に添えます。
麗香「悪い人ではなくて、むしろ結果的には良いことをしてる点が、一番の問題なのですわ……」
結花 「えっと、どーして?」
さっぱりわからないというふうに首をかしげて効きます
GM 麗香「……まずは、それを理解出来るようになって欲しいものですわね……。まぁ」
麗香「お話は以上ですわ。雪吹さんも焦れてらっしゃるようですし」
「……じりじり」
そっぽ向いて、つまらなそうな感じに唇を尖らせてます。
結花 「あっ。灯ちゃん、ごめんね! 待たせちゃって」

急いで灯ちゃんのほうに振り向こう
GM 麗香「わたくしは、もう少し生徒会で話していきますし、また明日ですわね」
麗香「明日こそは、遅刻しませんよう」
結花 「明日は、空手部の朝練があるから大丈夫だよ」
GM ひらっと優雅に手を振って、麗香さんは教室へ戻っていきます。
結花 「じゃ、麗香ちゃん。また明日ー!」
と元気よく言おう
GM 「……私も朝練、行こうかな」
結花 灯って空手部?
GM で、どうなんでしょうね。多分違いそうですが。
と言うか
何をやらせてもどこか滑稽だ。
結花 図書委員会の朝練とか
GM そっか。図書委員会の朝練か。
図書館戦争じゃあるまいし!?w
何をやるんだ!w
GM 本を読む。
委員会の仕事じゃねぇw
結花 ちなみに、自分の提案はお茶会部。セレブな人たちがお茶会を開いておしゃべりするだけの部活
GM そんなふざけた部活に払う部費がないかと。(笑)
進学校ですが、お嬢様学校とかではないですからねー。
結花 でも、金持ちが多そうだという
まあ、趣味でやっている人はいるかもしれない。部費は出ないだろうがw
むしろ金返せって言われるぞw
GM まぁ、いるかもレベルですね。(苦笑)
結花 「それじゃ、バレー部も明日から練習あるんだ」
GM 「……バレー部はやめて、今は茶道部」
「……お茶菓子係り」
↑もぐもぐもぐもぐ
食いすぎだろ!
味見係の間違いじゃないのか!
結花 「そっかー。灯ちゃんも大変だねー」
GM さて置き。
そんな感じで、下校!




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