「繋がりってのは不思議なもんでね。  忘れたころにふっと……、  通り過ぎたはずの過去と直面したりするもんよ」    By a-Shade.   4th chapter:因縁  A:カミ砕き   Warld Word:落合元樹(おちあい もとき)  畦道肖像とともにSWD開発に携わった、開発者のうちの一人。  2nd SWD.イグニスの暴走は彼に原因があると噂された時期があり、  恨みを持った人物に傷害を受け、数年前に死去している     GM   : というわけで、あれから一日経ちました。        皆様の行動方針などあれば。 摩樹   : とりあえず、この前つかった物補給でき次第捜査開始だ GM   : どんな風に捜査します? 摩樹   : とりあえずAZ屋にいってまたごたごたするのは面倒だからな、殴りや本舗だったか?そのメンバーをさがすぞ GM   : じゃ、次の日の朝ごろからずるずると動き始めました、マギ&みゃーこです。     摩樹   : そんじゃまずは道具屋か?いって買出しだな GM   : まぁ、コンビニとかで。 美亜子  : 自分は同伴っすね。消耗品補充できる所は知っときたいっすから。 摩樹   : そんじゃ弾を7発、魔晶石の5点を3つ買っとくぞ GM   : はいな。お金などは消費しておいてくださいね。        まぁ、検索サイトでどんな検索をしたかはわかりませんけれど、殴り屋本舗自体はすでに解散しています。        拠点はかつては赤園市。 摩樹   : 事件当時のメンバーはわかるか?まずはそのときのメンバーに話きかないとな GM   : 初花事件の時?        一匹台風のハザード、龍岬飛来。リーダー。        どっちつかずのイチジクザクロ、一條朔朗。二刀流フェンサー&スカウト。 美亜子  : …狼どころか台風かー…… GM   : 気休め使いのシェイド、丑寅木暮。プリースト。        苦労人のアギト。岩崎顎人。ファイター。        という構成。 美亜子  : ……なんていうか、アギトさんドンマイ?        (気遣いならぬ気休め使いとか…)      どう読んでも、一人だけ何かが違う(笑)     摩樹   : ザクだかグフだかはAZ屋にいたな。他の奴がどこにいるかわかるか? GM   : ハザードは、今も冒険者まがいのことをやっていますが各地のソードワールドを転々としていて、赤園市にはいません。        一條朔朗はアカウントの死をきっかけに冒険者を引退し、畦道肖像のもとで助手をしています。 夜兎   : ふみ GM   : 丑寅木暮は、今も冒険者を続けているそうです。        岩崎顎人は赤園市で武器屋をやっています。 摩樹   : へぇ、それじゃその武器屋の場所調べていってみるか 美亜子  : おー        ……一見さんお断りだったらどうしよう。 GM   : はい。        武器屋「カミ砕き」です。        そんな遠くはないところですね。        シンプルな作りのお店で、壁にホログラフィでいくつも武器が飾ってあります。        また、データも見られるみたいですね。        もちろん、リンクリングとスクリーンレンズがあれば、手にとって見聞することも可能です。     美亜子  : …盾と鎧は気にするけど、武器はあんまり気にしないっすねー。        一応聞くと、鎧とか有りますか? GM   : ありますよー。 美亜子  : 「…重い。」がっくし     GM   : 奥に、髭のおっさんが座ってます。        強面というか、がっしりとしたいでたち。 摩樹   : ん、いるなら話きいてみるか GM   : 男:「いらっしゃい」        強面ですが、にっこりとほほ笑んでそう迎えてくれます。 摩樹   : 「どうも。あんたが岩崎顎人?」 GM   : 男→顎人:「んん?」        顎人:「そうだが、なんだい?」        眉毛をふいっと上げて、ちょっとひょうきんな表情。 摩樹   : 「少し調べ物をしててな、ちょっと話を聞かせてもらいたいんだが」 GM   : 顎人:「別にかまわないが」肘を突いて。        顎人:「何か買って行ってくれたりするのかい?」ニヤッと笑います。 摩樹   : まー、そうなるよなぁ。黙ってみゃーこのほうむくが 美亜子  : 重量制限で装備できない重鎧にめげてます。 摩樹   : 「…………武器の調整はやってるのか?」(ため息をついて GM   : 顎人:「おう。メンテナンスもやってるぜ」 摩樹   : まぁ、みゃーこになにか買わせる腹積もりだったんだが、とりあえず自分の武器みてもらうか        そんじゃリングとレンズつけてシェザイルを出すよ GM   : 顎人:「ほー、マギテックシューターか。どれどれ」        顎人:「悪くはないが、最適化が甘いな……」        機器を繋いで、リプログラミングを始めてます。        顎人:「で? 何か聞きたいことがあったんだろう」 摩樹   : 「あぁ。初花事件、シーズ、この二つについて知ってることを教えてほしいんだが」武器をいじるのを見つつ、そうきくぞ GM   : ぴた、と止まって。        マギの方を見ます。        顎人:「なんで今になってソイツのことを?」 摩樹   : 「…………とりあえず自己紹介だ。俺は摩樹、こっちのツレは……みゃーこだ」       (面倒なのでおしきった 美亜子  : 「美亜子っスよー。」        「…とりあえず、植物モンスターがシーズシーズ言ってたんでなんか知ってそうな人に聞きに来たっス。」 GM   : 顎人:「ふぅん……まぁ、あんまり語るようなことでもないんだがな」 摩樹   : 「ま、俺も少なからず関係者だったから気になってな」 GM   : 顎人:「……ははぁ、ザクロの奴か、シェイドの知り合いだな、お前ら」顎をなでます。 摩樹   : 「ザクロのほうだが、よくわかったな」関心したように GM   : 顎人:「事件は派手だったが、“シーズ”の方は大して広まってないからな」        顎人:「魔物……AIの方に人権適用をするかどうかってのはずっと議論中だしなァ。主犯を裁こうにも法がない」        顎人:「ザクロの知り合いなら、アイツから聞けばいいじゃねぇか。俺も、アイツ以上のことはろくに知らないぞ?」        顎人:「ハザードの野郎なら何か知ってるかもしれないが……アイツは連絡を取れること自体が稀だからなぁ」 摩樹   : 「あそこのじいさんに会いたくないからこっちにきたんだよ」(嫌そうな顔で GM   : 顎人:「肖像さんか。確かにあの人は付き合いやすい性格してねーもんなぁ」げらげらと笑います。 摩樹   : 「そういうことで、話をききやすそうなほかの場所、メンバーを探しにきたってことだ」 GM   : 顎人:「ふぅん……」        顎人:「まァ……わかった。別に隠すようなことでもないしな。奥へはいんな。茶くらい出してやるよ」 美亜子  : 「ありがとうございますっ!」ぺこり 摩樹   : 「おお、すまんね」 GM   : というわけで、奥に。        顎人:「ああ、メンテナンス終わったぞ。100Gでいいや」        と、ジェザイルを渡してきます。 摩樹   : 「はいよ。そんじゃこれで」支払い支払い GM   : 1回命中+1できるということで。 摩樹   : おお、いってみるもんだな GM   : 紅茶を入れてくれます。        顎人:「つーてもまぁ……何から話せばいいやら。ザクロの奴から少しは聞いてるんじゃないのか?」 摩樹   : 「初花事件の原因になったAIで、あんたらが見つけたってぐらいは」 美亜子  : 「後は、なんかバジリスクらしいってことぐらいっスねー。」 GM   : 顎人:「それで全部って言えば全部なんだが……そうだな。ソードワールドのプログラムが被害を受けると」        顎人:「その管理下にあるシステムがいかれて、問題が起きる、ってのは知ってるな?」 美亜子  : 「一応知ってるっス。」 摩樹   : 「ま、今となっちゃ常識の範囲だしな」 GM   : 顎人:「普通は、もし魔物に襲われたとしても、それぞれの管理下に置かれているシステムが独立しているからな。個々に対応すればいい」        顎人:「だが、初花事件の場合は、初花総合病院を取り巻く環境に関係したプログラムだけが狙われ、複合的に被害が出た結果、あそこが孤立しちまったわけだ」        紅茶をずずずっと飲んで。        顎人:「当初、それが『偶然』か『故意』かがわからなかった」        顎人:「被害に会ったプログラム達が、偶然、関連したものを管理していたのか」        顎人:「それとも裏で操作した奴がいるのか、ってな」 美亜子  : 「…偶然だったら、本気でどうしようもない事件っスからねー。」 GM   : 顎人:「がしかし、だ。『故意』だとして、操作してるのは誰だ? 人間か?」 美亜子  : 「人がやる意味無いと思うんスけど。」        そもそも、この世界第二の剣信者な『人間』とか居るのか、と。 摩樹   : 「そういう馬鹿がいるから、警察がなくならないんだよ」みゃーこに GM   : 顎人:「だが、魔物だとすると、魔物が知恵を持ったってことになる上に、『もっと』わけがわからねぇ」 肩をすくめて。        顎人:「なんで病院なんかを狙う?」 美亜子  : 「…あれ。蛮族系統の魔物だと、偶に知恵がある種類も居たような…」低級とは言え、知恵は知恵だし。 GM   : 顎人:「ああそうだ。知恵を持った奴らはいる」 摩樹   : 「そうだとしても、普通はソードの中で襲うだろ。自分たちで直接手をだせるからな」 GM   : 顎人:「ああ。人間の計画的テロリズムだって、あんなに周到にはなかなかいかねぇ」 美亜子  : 「…終わった後の『今』考えると、病院を襲う理由は割と分かるんスけどね。」        「…ソード・ワールドで手を出しても、アカウントは殺せても直接は手を出せない。でも、病院を狙えば他の設備よりも確実に『物理的に』人を殺せるっスから。」 美亜子  : 「……でも、普通の魔物はそこまで知恵回らないんスよね。…ていうか、大半がそんなに知恵回った日にはソード・ワールドとか滅ぶっス。」 GM   : 顎人:「そうだなぁ……」        複雑な顔をしてから。        顎人:「というか、あれだな。認めたくなかったんだよ、大部分の人間は」        顎人:「魔物――偶発的に生じたAI達が、そこまで俺たちに『追いついて』来てるってことをな」        顎人:「それよりは、何処か悪い人間が、こっそり魔物を支配するプログラムを持っていたっつー方がマシだ」        顎人:「その人間を罰すればいいんだからな」 摩樹   : 「だが、あのときはそうじゃなかった、か?」 美亜子  : 「…まぁ、第二第三が何時出るか心配しなくていいだけマシっスよねえ…」 GM   : 顎人:「ああ、その通り。まぁ、当時の殴り屋本舗は前線で冒険者やっていたからな」        顎人:「魔物たちがそういうことをするかもしれない、って可能性に、うすうす気づいちゃいたんだ」        顎人:「流石にあそこまで大規模なものは予測してなかったけどな。ハザードくらいだぜ、あんな状況を想定できるのは」 摩樹   : 「できるってだけで十分すごいというか、おかしいというか…………」(ため息 美亜子  : 「……想定できてる時点でむしろ怖いっスから。」 GM   : 顎人:「魔物たちにとっちゃ、手を出せるのが俺達のアカウントまで……本体の息の根を直接は止められないってことが、もどかしいと思うぜ?」        顎人:「あっちは命かけてるっつーのに、だ」        顎人:「というわけで、俺達は『背後に頭のいい魔物がいる』ってハラで動いた」         顎人:「まぁ……詳細は省くが、何箇所かで、そうだな『シーズ』って奴の命令で魔物が襲う先を決めてるって言う情報をつかんでなぁ……」        顎人:「そいつは、ビル一つのプログラム達をそっくり汚染して、表向きは普通に仕事させつつ、裏でぬくぬくとしてやがった」 美亜子  : 「…一応聞いておくと、魔物の傾向に偏りとかはあったっスか?」 GM   : 顎人:「適材適所って感じだったが」 美亜子  : 「…魔法生物とか無かったけど、アレもある意味適材適所…っスかね?」マギさんに聞いてみる。        確かに、何時人が来るか分からん以上設置型の植物系魔物はめっちゃ適材な気がするけど。 摩樹   : 「さぁ、どうだろうな」        まだ情報がなーんもそろってないからな GM   : 顎人:「んで。まぁザクロがやられたが、なんとか倒して。そんな感じだな」 摩樹   : 「で、倒したはずのやつの名前が、なんで今になってでてくるかねぇ」 GM   : 顎人:「さぁな。案外生き残ってたのかもな」 美亜子  : 「…再生魔物?」 GM   : 顎人:「他に何かあるかい?」     摩樹   : …………ん?たしかこのシーズってのはバジリスクだっけ? GM   : ですよ。 摩樹   : んじゃこのシーズは種、じゃなくて見る、のほうなのかねぇ        とりあえず昨日のデータしだい、かぁ 美亜子  : …植物系の印象で種だったけど、それも有りですね。 摩樹   : とりあえず、AZ屋にいくっきゃないかなぁ     摩樹   : 「…………いや、これぐらい聞ければいいかな」        「…………やっぱあのじいさんにもう一度きくしかないか」(嫌そうに GM   : 顎人:「おう。なんだったらアレだ。シェイドにも聞いてみたらいいんじゃないか?」        顎人:「あいつもこの街にいるだろ」 摩樹   : 「んー…………そうだな。裏づけ以外に追加情報がありゃいいんだが…………」 美亜子  : 「……あ。そういえば。魔物が物理的な仕掛けを突破する手段って、何か浮かぶっスか?」        気になる事はあちこちで聞く。 GM   : 顎人:「魔物が? 要は……物理的なスイッチを押したり?」 美亜子  : 「…そんな感じっス。」 GM   : 顎人:「無理だな。それが原始的であればあるほど、奴らの突破は難しくなる」        顎人:「だから肖像の爺さんなんかは、あんな原始的なとこに住んでるんだろ? 趣味もあるだろうが」 美亜子  : 「…」     美亜子  : あれ。リンゴはサーバーからデータとして魔物をダウンロードしてたわけで…逆はやれないんだろうか。 GM   : 出来ます。リンゴからハックかけるのは可能。        ただし、その痕跡を肖像さんが見逃すことは、おそらくないでしょうね。 美亜子  : ぅぁー。リンゴから情報得て直リンク、とかもそう考えると無理か。     美亜子  : 「…ぁぅぁー…」ぷすぷすと知恵熱で煙出してる。 摩樹   : 「ま、情報提供感謝する」そういってみゃーこ引きずってでてくかねぇ 美亜子  : ぷしゅー……(引きずられていった GM   : 顎人:「おう、またいつでも来な」        というあたりで、お店を後にしました。     ***     4th chapter:因縁  B:女冒険者   Warld Word:ホテル赤園(ほてるあかぞの)  ソードワールドとしての赤園市を支える、代表的な「冒険者たちのたまり場」。  流れものの冒険者が宿泊したり、街の案内を受けたり、情報を交換する場であったりする。  赤園市に入ってすぐ近く、逆に言えばプログラム達の存在区域からは遠くに位置している。     ***     GM   : 今日の学校が終わったヤト君からです。        療治:「ヤト~」 夜兎   : 「?」ランドセル(未だにあるのか?)をしょってソッチの方を見る GM   : 療治:「俺の『林檎』、戻ってこないのかなぁ……」     夜兎   : 僕りんごって使ったことあるのかなそういえば GM   : 訓練プログラムですからねぇ。        例えばゲームを中盤まで進めてから、チュートリアルを受けますか? てきな。     夜兎   : 「……僕りんごって使ったこと無いけど、あれってどうやって使うの?」 GM   : 療治:「んー? 普通に開いてー、そうすると相手にできるレベルが出るから、選んで、実行って押すと出てくる」 夜兎   : 「昨日のはバグとか出てなくて、倒せそうなの選んだら、グールが出たの?」 GM   : 療治:「そうだよ」 夜兎   : 「昨日使う前はいつ使ったの?」 GM   : 療治:「おとといは使えなかったから、その前かなぁ……」 夜兎   : 「?」首かしげ        「つかえなかった?」 GM   : 療治:「でも調子は最近ちょっと悪かったぜ」 夜兎   : 「ちょーし?」 GM   : 療治:「時々反応が悪い、ってくらい。アゼ爺に見せるほどじゃなかったけど」 夜兎   : 「……」首を傾げて GM   : 療治:「おとといはほら、昨日提出の宿題多かっただろ」 夜兎   : 「あぁ……」←けど多分おうちですぐに終る知力24        「ちょーしが悪かったのっていつごろからか、覚えてる?療治」 GM   : 療治:「うーん? 覚えてないけど、一週間前くらい?」 夜兎   : 「一週間かぁ……」 GM   : 療治:「あーあ。九十のも『サーバーに繋がりません』って出て、使えないしなぁ」 夜兎   : 「昨日サーバー、電源切ったからね」 GM   : 療治:「え、そうなのか? なんだよー」 夜兎   : 「うん。でもまた強いの出たら困るでしょ?」 GM   : 療治:「今度は倒す!」ぐっ。 夜兎   : 困った顔して        「その時は僕も一緒にいるね」        一応治療まほうもあるよ GM   : 療治:「おう! アゼ爺に昨日追い返されちゃったしなぁ。まーいいや。今日は別のことして遊ぼう……」        療治:「じゃーな、ヤトー」 夜兎   : 「そういえばりんごって、おうちに持って帰って……あ、うん。また明日ね」 GM   : 療治:「うん?」 夜兎   : 「えっとりんごって、データだからいつもしまっておいてるよね」        ようはプログラムだもんね GM   : 療治:「そうだよ」 夜兎   : 「うーん……」        「ぬいぐるみ……無理かなぁ……ううん……」首をかしげてうんうん唸ってる GM   : 療治:「ぬいぐるみ……?」 夜兎   : 「えっと、コンジャラーの魔法に、ぬいぐるみをもってえんかくそーさ、するのがあるから」 GM   : 療治:「うん?」 夜兎   : 「あれで、物理的な体をもつ……のは無理かなぁって思ったけど……あれもデータのぬいぐるみつかってるし……」ぶつぶつ GM   : 療治:「よくわかんねーけど、明日な!」        と言って、帰って行きます。 夜兎   : 「あ、うん。ばいばい」手を振り GM   : りんり:「あの」 夜兎   : 「?」 GM   : 後ろから服を喰いくいっと引っ張られます。 夜兎   : 「どうしたの?りんり」 GM   : りんり:「……あの、お姉さんのところ、いかない?」        りんり:「今日」 夜兎   : 「いいよ」頷いて GM   : りんり:「あの、木暮お姉さん」 夜兎   : 「うん」 GM   : りんり:「ホテル赤園に泊ってるから」 夜兎   : 「うん」 GM   : りんり:「うん」        にこりと、ちょっと笑います。 夜兎   : 「お花屋よっていい?」 GM   : りんり:「お花屋さん? うん」 夜兎   : 「うん。じゃあ、いこう」頷いて GM   : というわけで、学校を後に。     GM   : さて。お花屋さんですが、見当たらずです。 夜兎   : 手をつなぐのも12歳でそれというのもアレだし。隣お普通に歩くよ       「……あれ?」首かしげてきょろきょろ GM   : ちなみにお花屋さんは、出店というか、場所借りてそこでやるタイプなので        いつもお店を構えてるわけじゃないです。        少なくとも、みゃーこが出会ったのはね。        まあ、同じ日だし、同じ人じゃないかなとは思うけど     夜兎   : 「りんりは、どーやったら魔物が僕達みたいな体もてると思う?」 GM   : りんり:「……?」ぱちくり。 夜兎   : 「ロボットをのっとるとかできちゃうのかな。魔物って」 ぶつぶつと独り言のような感じに GM   : りんり:「聞いたことないけれど……その場合は、ロボットを管理してるプログラムをまず侵食しないといけないから」        りんり:「その時点で冒険者に見つかったら、やっつけられると思う……」 夜兎   : 「昨日の、どうやって入ったのかなって」 GM   : りんり:「わかんない……」難しい顔をして、俯きます。 夜兎   : 「だよね」うーん GM   : りんり:「……わかんない……」 夜兎   : 「うん。僕もわかんない。だからりんりもわかんなくても別に悪くないと思うよ」        「大人もみんな難しい顔してたもん」        「でも、子供だけど……子供だからって、なにもしないのはやだもんね」 GM   : りんり:「うん……」      ――りんり、あなたにはね――――    ぐ、っと  りんりが身体を屈める。     GM   : りんり:「…………おねえ……ちゃん……」 夜兎   : 「……?」立ち止まってりんりを見る GM   : りんり:「…………だい、じょうぶ」        ゆっくり立ち上がります。        りんり:「なんでもないの」 夜兎   : 「……」ううん、と困った顔して、右手を左手でぎゅって握る。        「僕は、よくわかんない、けど」        「苦しいなってこととか、悲しいってこととか。ガマンしなきゃって思ってもいいけど……えと……」        「……うん。そばにいるから、言ってね。言わなくても、そばにいるよ」柔らかく笑って GM   : りんり:「うん……ありがとう」ちょっと微笑んで。 夜兎   : 「……」にこにこと笑う        「じゃあ、いこう。わかんないことは、いろんなこときいて考えなきゃ」     GM   : ホテル赤園の中にでも入りますか。 夜兎   : はいるよ GM   : では、近くのカフェエリアで、一人の女性が手を振ってます。        すらっとした女性。髪をざっくりオレンジに染めてます。 夜兎   : 僕、顔見知りなの?りんりだけ? GM   : どっちでもいいですよ。 夜兎   : じゃあ、顔見知りにしておこうか     夜兎   : 「木暮お姉さん」手をふりふり GM   : 木暮:「おー、りんりにヤト坊、元気してるー?」 夜兎   : 「ふつー」こくり、と頷いて GM   : りんり:「はい」        木暮:「そーかそーか。何か食べる? パフェとか頼んでいいよー」        木暮:「一仕事終わったところでさー、アタシ裕福なんだよね、今ー」へっへっへと笑います。 夜兎   : 「!」        「ぱふぇ!!」キラキラ GM   : 木暮:「好きなの頼みなー」 夜兎   : 「いいの?おっきいよ?」どきどき GM   : 木暮:「食べきれなかったら、アタシが平らげちゃうさー」親指ぐっと。 夜兎   : 「うんっ!」        「りんり、半分こして、違うのたのもっ」どきどき GM   : りんり:「わ、わたし、わたし、これがいい、この、、これ」 夜兎   : 「じゃあ、僕は、こっち、こっちのっ!」     GM   : ウサギ型に切られたホワイトチョコがでーんと乗ってる。 夜兎   : じゃあ、僕は飴細工がりんごになってるやつをえらぶー 美亜子  : …二人で林檎兎? GM   : (笑      所で、この二人本当に12歳か?と思うレベルで幼いのは気のせいだろうか。  と思っていたら、りんりは2歳年下なので、年相応だった(ぉぃ     GM   : 木暮:「おーおー、素直な子たちは可愛いねー! ずるいなーザクロの奴、こんな子たちに囲まれやがって」        というわけで、きゃいきゃいと注文。 夜兎   : うん。りんりと半分こしながら、もきゅもきゅ食べてる GM   : まぁ、パフェで頭いっぱいになってるとあれなので、注文も来て、落ち着いたくらいに。        木暮:「――で? 何さ、今日は。珍しくりんりちゃんから連絡あったけど」        りんり:「えっと……」        木暮:「んー?」        ブラックコーヒーをすすりながら。        りんり:「シーズって、魔物について聞きたくて……」 夜兎   : もきゅもきゅ頬張りつつ、コクリと頷く GM   : ぴくっと、木暮さんの動きが止まり、眉がきゅっとつり上がります。        木暮:「……、どうしたの? 何があったの?」        心配そうな顔でりんりを覗きこみます。 夜兎   : やり取りを見守ってる。もきゅもきゅ食べつつ。 GM   : りんり:「あ、いえ、その」        と、一通りの出来事について話します。        木暮:「……成程」        りんり:「それで……木暮さんなら、何かわかるかなって」        木暮:「うーん…………」 夜兎   : こくこく頷く GM   : 腕を組んで、目をつむります。        木暮:「難しいなぁ……ホント、ザクロと同じくらいの情報しか持ってないんだけど」       木暮:「ヤな奴だよ。シーズ=ライブズ……」 夜兎   : 「バジリスクの名前なんだよね」 GM   : 木暮:「ホント、ヤな奴、ヤな奴、ヤな奴! 気取ってる風の男だね。まぁ、種族的にはそうだ」 夜兎   : 「男の人なんだ」 GM   : 木暮:「AIに性別があるかは分かんないけどね」 夜兎   : 「そうなんだ。―――えぇと、倒したんだよね?」 GM   : 木暮:「倒したよ。ザクロがやられたけど」 夜兎   : 「……」しゅーん GM   : 木暮:「まぁ、それで殴り屋本舗は解散になって――って話はいいか」        木暮:「うーん……」        りんり:「……木暮お姉さんは、その。サーバーの件、どう思います?」        木暮:「そいつは――りんりちゃん。自分で考えがついてるんじゃないの?」 夜兎   : 「……そうなの?」     夜兎   : そういえば、人間の洗脳とかできちゃうのかな……そっち系の魔法使えば、だけど GM   : 長期で操るのは難しい。     GM   : 木暮:「意地悪な聞き返しになっちゃうけど」        りんり:「それは……、あり得るのは、その……」ちらっとヤト君の方を見たりしてから。 夜兎   : 「?」 GM   : りんり:「裏切り……」 夜兎   : 「誰が?」首かしげて不思議そうに GM   : りんり:「……」        木暮:「まぁ、順当に考えるとそうだよねぇ」        木暮:「あーー、ハザードがいればなぁ……アイツ何処で何やってんだか」 軽く宙に目を泳がせてから。        木暮:「考えたくないことだけど」と前置きをします。 夜兎   : 「……?」        ううんとわからなくて首を傾げてる GM   : 木暮:「例えば、ザクロの奴が裏切ったなら、できなくはないかもしれない」        木暮:「間取りを教えて、物理的なところはアイツがクリアするんだ」        木暮:「魔物とか、人間でアカウント持ってる奴とかを唆してね」 夜兎   : 「……うん」ちょっとたとえでおにーさんの名前なので複雑そうに頷く GM   : 木暮:「でも、多分あいつはやらないし……白亜ちゃんもなぁ……アカウント持ってないし、そもそもやる意味分かんないし」        木暮:「他にあの家のこと知ってるって言ったら、アゼ爺と、元樹さんと、情緒さんくらいでしょ……」        りんり:「うん……」        木暮:「ごめんね。でも、消去法で行くと誰もいなくなっちゃうわけよ」 夜兎   : 「……」とりあえず聞いたことを頭の中で整理整頓してる GM   : 木暮:「現実的に――動機の面を除けば」        木暮:「アゼ爺、ザクロ、白亜、りんりちゃん……の誰かが、『人類』を裏切ってる」        りんりが頷きます。        木暮:「でも、ホント……他の人間はどうあれ、『この四人』だけはないってくらい」        木暮:「この四人は、動機面であり得ない……」       木暮:「だからわかんない」苦笑してそういいます。 夜兎   : 「……」        (りんりのおねーちゃん……が、裏切るっていうのもへんだよね。お母さんそのせいで……だし)ううむ、と困った顔して首を傾げてる     GM   : りんりのおねーちゃん? 夜兎   : さっき、お姉ちゃんってりんりがいってたからお姉ちゃんいたんだーと思って。 GM   : なるほど     GM   : りんり:「そうですか……」        木暮:「ごめんね、役に立てなくて」        木暮:「でも、もしシーズの奴が復活したとしても、私に任せておきな。またやっつけてやるからさ」ぐっと拳を握って見せます。 夜兎   : 「絶対に、あの家のことはその人達しか知らないの?」 GM   : りんり:「多分……まぁ、罠を設置した業者さんとかは知ってるかもだけど……全貌はわからないように分担させたと思うし」 夜兎   : 「ううん……逆にいえば、全部を渡り歩いてじょーほうを手に入れたら、マップができるってことだけど……そこまで知恵のある魔物がこまごまとそこまでするわけないよね」        うーんと困り顔してから        「……あのサーバーは、りんご以外だとなんのために稼働してたの?」 GM   : りんり:「林檎のためだけだよ」 夜兎   : 「りんごって、療治と九十だけしかもってない?」 GM   : りんり:「うん、今はそれだけだと思う」 夜兎   : 「じゃあ、あの二人を狙ったってことになるのかな?」首を傾げて        「それともおじーちゃんへ嫌がらせ……?」 GM   : 木暮:「偉く小規模だねぇ」苦笑して。 夜兎   : こくりと頷く        「今日聞いたら。一週間くらい前から、不調だったって」        「反応が悪かったりしてたっていってた」 GM   : 木暮:「ふぅん……でもだからと言って、一週間前に設置されたってわけでもないでしょ」 夜兎   : 「うん。だから最低でも一週間前なんだよねって思って」        「そういえばおねーさんは、ホテルの近くに昨日いたっていうお花屋さんに声かけられた?」 GM   : 木暮:「花屋? ああ、うん。最近ちょくちょくそこで花売ってるね」        木暮:「そいつが何?」 夜兎   : 「ん。昨日一緒に組んだ冒険者のおねーさんが怖がってたから。あとちょーど白お姉さんも声かけられたっていうから、どんな人かなって見ようと思ってたけど、なかったから」 GM   : 木暮:「日によっていたりいなかったりするよ」        りんり:「あ……昨日も言ったと思うけれど」 夜兎   : 「?」 GM   : りんり:「もともとは、あそこは4th SWDの置き場だったの」 夜兎   : 「じゃあ、それを知ってたやつがおいた、けど。予定がくるって置かれてないことを知らなかった?」 GM   : 木暮:「4th……フォルトナ? 見つかったの?」        りんり:「じゃなくて、御爺ちゃんが作ってる……」 夜兎   : 「……?」        見つかるってどういう意味だろうと首かしげてる GM   : 木暮:「ああ……そういう……」 ふーん、と言いながら。 夜兎   : 「見つかるってどういうこと?」 GM   : 木暮:「誰が言い出したかわかんないけれど……4thは先に『名前』がつけられちゃってるSWDでね」 夜兎   : 「うん」 GM   : 木暮:「要は、それに値するものが出てきたら、そいつが『フォルトナ』ってことになるのさ」 夜兎   : 「なるほど」 GM   : 木暮:「アゼ爺の作ってるものは、そういう意味では『4th SWD. フォルトナ』候補、であって、そのものじゃないのかもしれない」        木暮:「本当に、そこにはおいてなかったんだね?」        りんり:「うん」 夜兎   : 「置かれる予定って、決定したのはいつ頃なの?」 GM   : りんり:「私たちが引っ越した時だから、5年……前……?」        木暮:「まぁ……実際トラップを重ねておいても――アゼ爺仕込みのいやらしいこと極まりないトラップを重ねておいても――今回侵食されたんだから」        木暮:「正しい判断だったんだろうね」 夜兎   : 「五年かー」僕小さすぎて記憶ないやー        「サーバだから、ネットつながってるんだよね?そこ経由はありえないの?」 GM   : りんり:「だったら御爺ちゃんが気付いてる」 夜兎   : 「だよね」 GM   : 木暮:「まぁ……アタシが力になれるのは今のところ、これくらい。役に立たなくてごめんね」 夜兎   : 「ううん。ありがとうございました」手をテーブルについてぺこり GM   : 木暮:「気をつけて帰りな」        りんり:「はい、ありがとうございました」     GM   : という感じで、ホテル赤園を後にしますが。 夜兎   : じゃあ、しきりに首を傾げながら考え事してる GM   : 何かありますか? 夜兎   : うーん。     夜兎   : 「……うーん。知恵のある魔物……だけじゃたどり着けない……けど、人間で知ってる人には動機がなくて……操られる……なんてのも無理な話だし……」ぶつぶつ首を傾げてから        はっと時間に気づいて        「あ。そろそろ帰らないとダメだね。僕もお菓子買いたいし、一緒に帰ろ」 GM   : りんり:「うん」頷きます。     夜兎   : とりあえずはそれだけかな GM   : はぁい。     ***     4th chapter:因縁  C:悩める技術者   Warld Word:神々と呼ばれしAI(SWD-Administer Idles)  SWDを管理している、上位のAI達。むしろ彼らの融合体がSWDとも言える。  人と交流できる知恵を持っているというより、コンピュータのOSに近い役割を担っている。  役割によって名前がついており、プリーストは彼らとの交信が可能である。       ***     GM   : というわけで、それぞれに情報収集をしてる感じでしたかね。 美亜子  : …いちおう、みゃーこも交流してんだよなぁ。実感ないが。 摩樹   : あーもー、わからん!パズルのピースがばらばらのまんまって感じで気持ち悪いなぁ GM   : まあまあ。ここで集めるといいです。        みゃーことマギは午前中から活動してて、ヤトとりんりは学校終わってからかな? 摩樹   : ま、動きとしちゃそんなかんじだな GM   : そうなりますと、先にAZ屋来るのはマギ達かな。 夜兎   : じゃないかな 摩樹   : 殴り屋のやつに話きいても、同じような話しか聞けなかった感じだとそうなるかぁ      ちなみに、木暮さんは午前中~りんり・夜兎に会う少し前までは、仕事中で話を聞くことができなかった。     GM   : では、AZ屋からですね。        白亜:「はーい、いらっしゃーい。って、あら?」 摩樹   : 「どうも」片手挙げて答えるよ 美亜子  : 「…人探しって、大変っスねー…」 GM   : 白亜:「何かご用ですか~?」 摩樹   : 「昨日分析するって話だったんで、ちょいと結果を聞きに」 GM   : 白亜:「ふむふむ。肖像さんに御用と。上がって下さい」        と、上がらせてもらえます。 摩樹   : 「そんじゃお邪魔しますよっと」        遠慮なくあがるぞー GM   : ずけずけ。 美亜子  : とてとて。 GM   : 白亜:「お部屋にいなかったら、縁側かなー? ちょっと探して見つからなかったら言って下さい~」 摩樹   : 「はいよー」そんじゃ勝手に探させてもらうぞ     夜兎   : 盆栽だね……! GM   : 盆栽は残念ながらやってない。(笑 夜兎   : (しょんぼり        おじいちゃんのマストアイテムだとばかり……      サ○エさんに出てくるお爺ちゃんはみんなやってるのに……     GM   : まぁ、御部屋にはいないみたいだったので、縁側。        煙草をふかしてる畦道肖像がいました。        肖像:「ん……何だお前ら。また来たのか」 摩樹   : 「昨日の結果聞いてないからな」 GM   : 肖像:「結果? おお、あれな」ふっと笑って。        肖像:「なんでお前におしえにゃあかん」ぷーっと煙を吐きます。 美亜子  : 「……単に知りたいっス。」 摩樹   : 「聞いちゃいけない道理もないはずだが?」俺も煙草加えていうぞ GM   : 肖像:「甘い論理じゃな。俺が話さにゃならん理由にならん」        ふん、と、庭の方を眺めます。        すぱー。 もくもくもく。 美亜子  : 「…甘くない論理言っても言わない気はするっスけどねー」 摩樹   : 「そういって、黙って侵食するのをほっとく、と」        「前みたいに動ける奴はほとんどいないんじゃないのか?」 GM   : 肖像:「お前が代わりに動く、と?」        マギの方を見ないまま、そう言います。 摩樹   : 「……初花事件は、俺にとっても嫌な記憶だ。ケリつけれるならこの手でつけたくてな」 GM   : 肖像:「…………」        軽く目を閉じてから、開いて。        肖像:「珍しい奴じゃの。煙草、どのくらい吸ってる?」        灰皿にじゅっと、煙草を押しつけて。     美亜子  : (ひっそりと、背景で『ノン・スモーキング』と書かれた紙貼ってる) 夜兎   : こくこく←激しく同意してる      喫煙者には悪いですが、気持ち悪くなるんだよ!煙!     摩樹   : 「ガキの前で吸えないだろ、咥えてるだけだよ」        火つけたとはいってないからなー GM   : 肖像:「持ってるだけか。もっと変な奴じゃの」 摩樹   : 「あんたに言われたくないがな」(ため息 GM   : ライターを滑らせて渡してきます。        肖像:「ポーズだけの奴は信用せんことにしててな」        片眉を上げて。        肖像:「煙草は身体に悪いぞ?」 摩樹   : 「あんたに言われたくないね」なら遠慮なくつけさせてもらうよ        深く吸って、思い切り吐き出す       「はー…………やっぱ我慢はいけないな」 GM   : その様子を見てから。        肖像:「ふん。煙草は肺に悪い、血管が縮む、身体に悪い、副流煙はもっと身体に悪い、周りの奴らに迷惑――と」        肖像:「散々言われ続けて、今じゃすっかり下火なもんだ」        まぁ、もはや吸う人間は大分減ったうえに、吸っているととても白い目で見られます。 夜兎   : (それ以前にすごく煙いと言いたそうな顔 摩樹   : 「ま、こうして吸いたい奴はやってるわけだが」(煙草をふかして 美亜子  : 「…個人的には止めてほしいんスけどねー。まぁ、無理には止めないっスけど。」        ……色々止められまくった結果家出したのがみゃーこだからなぁ。 GM   : 肖像:「その通り。楽しいこと、気持ちいいこと、便利なもの、それ以上に習慣になっちまったもんは、なかなか消えない」        肖像:「文句を言うのは、大抵が『経験したこともない奴』、『理解しようとせん奴』じゃな」 摩樹   : 「最近の若いもんは、っていうとジジくさいか?」(笑いながら GM   : 肖像:「俺に言わせりゃ、例えば若い女の子のファッションとか化粧とかの」        肖像:「身体に悪い。風邪引くぞありゃ。顔の皮膚呼吸もできんしの。おまけに美人かっつーとそうでもない。むしろ気持ち悪い。見たくないからやめろと言いたい」        肖像:「煙草が煙いっつーのと同じ理屈じゃな」にっと笑います。 摩樹   : 「なるほど、違いないや」同じように笑って GM   : 肖像:「誰もが変わらん。そして、ラクシア・ネットにも同じことが言えるわけでな」        肖像:「ぶっちゃけ、アレが健康にいいかと言うと、むしろ不健康である面のが多いんでないか? 考える機会が減って、若者はどんどん馬鹿になるぞ、アレ」        愉快そうに言います。 摩樹   : 「そういや、俺がガキの頃はもっといろいろやったなぁ」 GM   : 肖像:「だが、今さら戻れん。あの便利さを知ったらな」 摩樹   : 「一種の中毒、か。切ない話だな」煙草をしつつ GM   : 肖像:「全てが『良い方向』に進む変革などありゃせん。煙草だって、かつては素晴らしい発明だったわけだしの。どれだけの人間が、これで豊かになったか」吸い殻をつまんで。        肖像:「一度変化を起こしちまえば、良いものも悪いものも一緒くたになって、その奔流に巻き込まれていく。産んだものの手をあっという間に離れてな」        掌で、流れを作るようなしぐさをしながら。        肖像:「だから、『責任を取る』なんつーのは……本当は、人間の裁量を超えた、とんでもないことなのかもしれんの」そう言って、少し黙ります。 摩樹   : 「どうかな?煙草を広めたのも人なら減らしたのも人だ。どう思うか、どう動くかじゃないのか?」新しい煙草を出しながら GM   : 肖像:「ま、その通り」        肖像:「アレな……昨日お前らが戦った奴じゃが」        肖像:「残っていたデータは断片的で、予測するしかないが……自律成長型のプログラムだ」 摩樹   : 火をつけようとして、そこで止まる        「…………なに?」 美亜子  : 「…つまり、進化するモンスターっすか……」 GM   : 肖像:「自律成長型じゃ。簡単に言うと、周囲のデータを剥ぎ取って、自身を少しずつ強化する」 美亜子  : 「……………」        「それ、周囲にデータ無くなったらどうするんスか?」 GM   : 肖像:「知らん。だったらそれ以上成長しないんじゃないかの」 摩樹   : 「……次に移動して、同じことをくりかすんじゃないか?」 GM   : 肖像:「まぁ、成長……生長か。データを栄養に生長する、植物モンスターだと思えばわかりやすいか」 美亜子  : 「…ブラッディ―ペタルみたいな移動型ならともかく、固定型だったらある程度行ったら限界来る気がするっスよ。」 摩樹   : 「確かにあそこは餌場と考えりゃいい場所かもしれんが、風で運ばれて、なんてありえないよな?」 GM   : 肖像:「風で運ばれてとかはないな」 美亜子  : 「…そもそもどんな風っスか。ソレ。」 摩樹   : 腕組みして考えるが GM   : 肖像:「誰かが置いた」        肖像:「まぁ、それ自体はどーってことないんだけどの。そのプログラム自体は」        肖像:「誰が置いて、誰が今持っているかが問題じゃ」 摩樹   : 「……あの場所を知ってる人間は、そう多くないって話だとおもったが」 GM   : 肖像:「じゃの。だとしても狙いが不明」 摩樹   : 「…………あんたがつくったフォルトナ狙いだった、とか?」 GM   : 肖像:「あー」        肖像:「そりゃ多分ない」 摩樹   : 「なんでだ?元々あそこに置くつもりだったってきいたが」 美亜子  : 「……いや、完成してもモンスター居たら多分置かないっスよ。」 GM   : 肖像:「元々はな。だが、トラップ組んでも万一はあるからの。置くのをやめた」手をひらひらさせて。 摩樹   : 「なら狙いは…………あの嬢ちゃんってか?」(苦笑しつつ        しっかし、どうするか、どうにもできんか GM   : 肖像:「まぁ、りんりが狙いなのはありうる話じゃが」        肖像:「つってもそれもまた……もしそこまでことが進んでたら」        肖像:「俺達はお終いじゃな」 摩樹   : 「そこまでの話、かぁ」(ため息 GM   : 肖像:「ふむ……まぁ」        周囲を軽く見てから。        肖像:「『4th SWD. フォルトナ』のデータは、ここにもない」        肖像:「基本的に、りんりの中にあるんじゃよ」        いたずらを告白するように、にぃっと笑って言います。 美亜子  : 「……えーと。どこの一昔前のゲームかマンガっスか。」 摩樹   : 「…………嬢ちゃんは人間だろ?」さすがにそれはわらえねぇな GM   : 肖像:「どういう意味じゃ、そりゃ」肩をすくめて。        肖像:「あの子は『脈絡記憶』というのを持っていての……瞬間写真記憶に似てるっちゃ似てるんじゃが」        肖像:「前後が埋まれば、真ん中を思い出せるという、推理力に近い記憶力でな」 美亜子  : 「……後どうするんスか。前はともかく。」 GM   : 肖像:「俺とザクロと白亜ちゃんが組み上げたデータを、りんりに覚えさせて、元データは処分しとる」        肖像:「そう。前後は別途また俺達が用意すればいい。完成してからな」 摩樹   : 「一種のハードディスク…………っていうと聞こえが悪いな」煙草に火をつけつつ GM   : 肖像:「俺か、ザクロか、白亜ちゃんが、断片的にでも覚えていれば」        肖像:「あとはりんりが完全再現してくれるわけじゃ」        肖像:「逆に言えば、その『断片的』すら用意できない輩がりんりを手に入れても仕方がない」        肖像:「何もなしには思い出せないんじゃからの」 摩樹   : 「あの嬢ちゃんがカギか。なんともねぇ」(煙草ふかしつつ 美亜子  : 「……というか、ザクロさんプログラミングできたんスね。」        いや、分かってはいるが。分かってはいるが…!      なんか似合わないのだけは同意します。いや、今までカタカタやってるシーンあったんだけどね!     GM   : 肖像:「あいつに足りてないのは、やる気とか熱意とか、そういうもんだけじゃの」        肖像:「まぁ、だから俺と相性がいいとも言える」        肖像:「元樹君や情緒とは上手くいかんかったからのぉ……」 夜兎   : 実力はあるけどヤル気がない人の典型なんだね 摩樹   : 「しっかし…………事情はわかってもどうするかねこりゃ…………」(頭掻いて     夜兎   : 娘もダメだったのか。お爺ちゃん。娘婿は仕方ないけどw GM   : ですね。(笑 摩樹   : あー…………マジでどうするかねぇ        みゃーこ、案 美亜子  : はうぁっ!?……むしろ、どうにかなるの。コレ。 GM   : どうします?        聞くこととか。無ければ状況を動かします。 摩樹   : しなきゃならんだろうが、なにをどうするか、だねぇ 美亜子  : というか、あのモンスターとシーズに関して調べてたんであってフォルトゥーナ関係ないような。 摩樹   : 関係ない、っていいきれるか? 夜兎   : あるんだろうけどね        もしかしたら、あそこで植物置いておいたのは……誰か着たら捕まえ……考えすぎか……     摩樹   : 「…………手伝えること、なんかあるか?」 GM   : 肖像:「手伝えること? なんじゃ。元樹君も情緒ももう亡くなっとるから、関係の改善は無理だぞ」 美亜子  : 「……いや、関係改善はアタシ達が居ても無理な気がするんスけど。」 摩樹   : 「案外第三者がいるといいときもあるが…………」     摩樹   : んー、聞きたいことー、は、とくに、ない、かなぁ GM   : じゃ、そろそろ、ヤト君たち帰ってきてどうぞ。 夜兎   : うん。じゃあ、てくてく帰ってきて。        ……僕がただいまっていうのおかしいね GM   : まぁ、ね。(笑      友達で後輩の女の子の家。  もうちょっと年齢がいったら、いろいろお爺ちゃんに妨害されそうです(笑)     GM   : りんり:「ただいま~」 夜兎   : 「おじゃまします」 GM   : 肖像:「おう、お帰り」        りんり:「木暮お姉ちゃん、パフェ奢ってくれた」        肖像:「ほーう? あいつめ、なかなかやりおる」 夜兎   : 「美味しかったよ」 摩樹   : 「ん?ようガキども」(煙草吸いながら 夜兎   : 「タバコ煙たいよ」ジト目 GM   : りんり:「煙草良くない……」        肖像:「そうじゃのー。よくないのー。まったくこいつは頭おかしいんじゃないかの?」        肖像:「こら、俺の家は終日禁煙じゃ。阿呆が!」 摩樹   : 「はっはっは、孫がきたらそれかクソジジイ」 美亜子  : 「…さっきまで二人とも吸ってたっス…」なんか脱力して倒れてる GM   : 肖像:「我が家は俺がルールだしぃ?」素知らぬ顔で口笛。 摩樹   : 「すっげぇ性悪だな」(半目        そんじゃしぶしぶ火ぃ消すか……w 夜兎   : 「よくわかんないけど、よかったね。りんり。いつも通りだよ」      とりあえず、合流してそれぞれ情報交換。  一番の収穫は、この間のデータが、周囲のデータを餌に生長する、ということだろうか。     GM   : はい。何か情報交換など無ければ、チャプターをしめにかかります。        長引いてしまった。 摩樹   : だなぁ(苦笑 夜兎   : 情報交換……        おじさんもおねーさんもそれほど親しい人じゃないから……        可能性で裏切りがあるけど、ありえないよねっていう話をするのも……あれだし        おじーちゃん一人なら、りんりのおねーちゃんのこと聞きたいけど…… GM   : 成程。 美亜子  : ……なんか訳ありげにみられたりしたら帰るっスよ?        ……お茶漬け出される前に。 GM   : まぁ、それなら状況を動かしちゃいましょう。        そうこうしていると、備え付けの電話が鳴ります。        りんりんりんりん りんりんりんりん 黒電話(外装だけ) 夜兎   : 特注…… GM   : 白亜:「はぁい。AZ屋でーす」        白亜:「……はい? はい。ヤト君とりんりちゃんは帰ってきて、はい」        白亜:「えっと、はい」        と言って、白亜が電話をじーこっといじると、家中に声が聞こえます。        木暮:「おい、アゼ爺! ちょっと!」        肖像:「なんじゃい、聞こえ取るわ。シェイドか?」        木暮:「ああそうだ。気休め使いのシェイドちゃん、かわいーかわいー丑寅小暮ちゃんだよ。ちょいとヤバいことになってるよ」        肖像:「はぁん? いうてみぃ」     木暮:「ホテル赤園が占拠された」     GM   : 肖像:「……何、占拠?」 摩樹   : はぁ!? 夜兎   : おねーさんそこから電話してるんだ。すごいやw 美亜子  : 「…大丈夫っスかねー。種島さん。」 GM   : 木暮:「ああ。ヤト坊とりんりがさっき来てくれたけどさ。落合家のいざこざについて? 『シーズ』っつー名について」        木暮:「今ならその事件の『意図』ってやつがよくわかる――スゲーわかるよ。一目瞭然さ」        肖像:「ほう」 摩樹   : 「一体どうなってるっていうんだ」 夜兎   : あ、僕、今ストレッチしてるから。←走って行く気まんまんの人 GM   : 木暮:「『予告状』だよ――怪盗ルパンだか怪人二十面相だか怪盗キッドだかはわからねーけど、そいつらよろしくキザったらしい予告状をアイツは送りつけてくれたってわけだ」        木暮:「シーズ・ライブズ……! 今度は植物型の魔物で攻めて来やがった!」        肖像:「わかったわかった、落ち着け。そんで、お前はどこにおるんじゃ」        木暮:「ホテル赤園前。今から潜入する」        肖像:「おい」 夜兎   : 「いってきます」 GM   : 木暮:「ヤトとりんりには『来るな』つっとけよ、アゼ爺。危険だからな」 夜兎   : てててと、出かけるよ?w 摩樹   : 「ガキが逸るな」首根っこつかんで止めるぞ?w 夜兎   : 「ぐぇ」きゅーん GM   : 木暮:「おねーさんに任せとけって伝えて。じゃ」        肖像:「おい待て! こら!」        白亜:「切れちゃってます」 美亜子  : 「…えーと。」 GM   : 肖像:「……まったく……伝えるだけ伝えて……」 ため息。 美亜子  : 「シェイドさんって、ソロで動けるタイプっスか?」 GM   : 肖像:「まぁ……戦闘もそこそこできるタイプだがの。元は殴り屋本舗のはしくれじゃ」        ハザードなんか、ソーサラー、コンジャラー、グラップラー、どれも高かったですしね。 摩樹   : 「とはいえ、一人でどうこうできるわけもないってな」 GM   : 肖像:「そうじゃな……お前ら、動けるか?」 夜兎   : こくこく頷く。というか捕まってる。 美亜子  : 「アタシは行けるっスよー。」 摩樹   : 「俺らはいいが、このガキもか?」捕まえたヤトを指して        ちなみにみゃーこ、お前に断る選択肢はないから安心しろ GM   : 肖像:「緊急時だし、行ってもらうしかなかろ」 夜兎   : 「僕、それなりに強い」ぷくー 摩樹   : 「ちっ、下手に動ける分厄介だな…………ガキのお守りもついでにしてやるよ」 GM   : 肖像:「ひとまず状況を把握するからの、そこら辺でまっとれ」        白亜:「何だか大変なことになってるね……私も、とにかく」        白亜:「お茶用意しますねっ!」ぐっ。 夜兎   : 「まって!」        「おにぎり欲しい!」キラキラした目で 摩樹   : 「以外とのん気だなおい」 夜兎   : 「だってもうすぐ夕食の時間」 GM   : (笑 4rd chapter:因縁  ―――報酬        経験点500点