0 chapter:プリプレイ     GM   : 皆様準備はよろしいですかー。 美亜子  : あいさー GM   : 私はできてませんよー。        SW-D、林檎兎、始めましょう~。 夜兎   : ……え?……準備ができてないのに……やるの? 摩樹   : おいおい、大丈夫かよ(苦笑 GM   : 大丈夫大丈夫。        いぇいいぇい。      のっけからどこか不安になりそうなGMのテンションですが、これから物語は始まります。     †今回予告    Singing Singing♪  楽園に暮らす動物たちは、  声も高らかに生命を謳歌し。    Winking Winking♪  思考の欠如に気付かぬまま、  ゆえに幸福は尽きることなく。    Ringing Ringing♪  鈴の音のような声を響かせて、  終わりのない栄華を貪りゆく。    Linking Linking♪  遠き過去の神話時代がごとく、  万能へと邁進する現代では。    Dinging Dinging♪  天使の役割を担うのは電子、  赤らかに警鐘を轟き渡す。    Thinking Thinking♪  人を人足らしめる要因の、  智慧の果実は罪の味と。    Smiling Smiling♪  幾度となく繰り返される、穏やかな表情。  些細なる考察が、緩やかに世を席巻する。  隔たりは、鋭く、薄く、取るに足らない。   Sword World 2nd Limited Rule "SW-D" 「Apple Rabbit with a Knife   ~林檎兎の微笑ましき考察~」     夜兎   : うさぎのほほえましい…… 美亜子  : ……夜兎君の微笑ましい考察……(マテ 夜兎   : え……僕? GM   : さて。        SW-Dとは、SW2.0を下敷きにしたオリジナルルールです。        世界はちょっと未来。世の中は大変盛り上がりました。        というのも、とある「システム」が、世界を一変させようとしていたからです。        通称、SWD(System for Wider Dimensions.)……ソードと呼ばれる管理システムによって、        ありとあらゆる音声・画像・触感などの情報が、世界規模のネットワーク、ラクシア・ネットによって共有されるようになりました。 夜兎   : すごい 美亜子  : 触感までかぁ…… 夜兎   : ……はっ。これがあったら……料理番組が……ひっぱりだこに……    料理番組で、香りまで表現できたら最高だと思います。   GM   : また、それに加えて。新たなるデバイス……リンクリングと、スクリーンレンズが登場したのです。 美亜子  : ……めがね? GM   : リンクリングとは、手脚に巻く……と言っても、腕時計よりさらに邪魔にならない程度の「バンド」だと思って下さい。        これを身につけることによって、「身体の動き」……もっと言うと、脳からの神経伝達による「電気」を手足の表面から「読み取り」       ただちにネットにつなぐことができます。 夜兎   : 便利 GM   : スクリーンレンズというのは、その名の通り、電子情報を映し出すレンズのこと。        メガネタイプが初期のころは普及しましたが        今ではコンタクトレンズタイプもあります。 夜兎   : コンタクト、怖い GM   : そういう人は眼鏡を使って下さい。(笑 夜兎   : うん。使う 摩樹   : (笑) GM   : ただまぁ、徐々にコンタクトの方に移行しつつあるようです。 夜兎   : ……怖いのに 摩樹   : ま、携帯性をかんがえるとな GM   : 現在のメガネとコンタクトが、同じ役割なのに、両方あるみたいに、どっち使ってもOKだと思って下さい。        まぁ、要するに、スクリーンレンズとリンクリングをつけた状態で、両手の指で四角を作ったとします。        そうすると、それがそのままカメラになるわけです。 夜兎   : やっぱり便利 GM   : 電話が来たなと思って、掌を見れば、そこに電話をかけた人の写真と名前が出て、        ああ、お母さんだな、と思って軽く親指と人差し指をパチンとすれば、それで電話に出られるとか。 摩樹   : まさに未来のテクノロジー、って感じだな 夜兎   : べんりべんり GM   : その気になれば、さらにワンタッチでテレビ電話にも切り替えられます。        というわけで、世の中は大変盛り上がった――のですが        そこで問題が起きました。        その頃世界を管理していたのは、1st SWD……通称、“調和の剣”ルミエルでしたが。        どこから紛れ込んだのか、後に2nd SWD.と呼ばれる、通称“解放の剣”イグニスが発生したのです。 美亜子  : ……ある意味、バーチャルテロ? 夜兎   : 悪いことよくない GM   : SWDというのは、非常にありとあらゆる……人の手には負えない計算を常時行う、AIの融合体と思ってもらって結構です。        ルミエルの方には、人に役立つ、人を傷つけない、人を守る、というプロテクトがありましたが、        イグニスの方には、そのプロテクトが――おそらく故意に――欠如していました。       即ち、イグニスの管理下に落ちたプログラムは、人の言うことを聞かない。        既にラクシアネットは世界規模だったため、ありとあらゆる装置、管理システムが、        イグニスの手に落ちる危険性がありました。 摩樹   : まさに、さっきいったバーチャルテロだな 美亜子  : ……かといって、今更スニーカーネットワークにゃ戻せませんしねー。 GM   : ルミエルは、イグニスに対抗しましたが、その性能は拮抗していて、一進一退と言った状況でした。        いくつかの衛星が落とされたり、大惨事だったわけです。        そこで、ルミエルと人類は、協力して新たなSWDを構築しました。        それは、イグニスの侵食……通称“穢れ(rot)”に落ちたプログラムを        人……電子的存在ではない、生身の人間が、直接殴り、撃退する。        というシステムの構築です。 美亜子  : 冷静に考えると、発想が色々凄いなコレ。(直接殴る部分とか GM   : その特殊な空間を、「ソード・ワールド」と呼びます。        人と電子の融合体になり、侵食プログラムと直接戦う職業の人を、「冒険者」と洒落て呼びました。        ソード・ワールドは、スクリーンレンズ越しにしか見えない擬人化されたプログラム達と        冒険者、そして一部のSWD関係者などの住む、都市の形を大体は取ってます。       ソード・ワールドを管理する3番目のSWD……人々の希望。3rd SWD.は“マナの源”カルディアと呼ばれています。        というわけで……、とは言えソードワールドが作られてから5年余り。状況はまだ        ルミエルとイグニスの拮抗状態から、多少押し返した程度。        まだまだ、冒険者たちの奮闘は続くようなのでした。 摩樹   : ホントについ最近なんだな GM   : 長くなりましたが、皆さんの舞台はソード・ワールドのうちのひとつ、日本の一角に作られた管理都市になります。        というわけで、自己紹介を順にどうぞ。 夜兎   : 順番は? GM   : 新参者、ベテラン、小石枠で。 夜兎   : みあ、まぎ、ぼくだね GM   : 夜兎君ベテラン枠でしょ。 夜兎   : あれ!?僕そうだったの……? 摩樹   : 小石はどっちかというと俺だな 夜兎   : わ、わかった……先輩っぽくがんばる        とりあえず、ミアからか 美亜子  : あ、自分からっすか。      ―――葵 美亜子―――     美亜子  : 自分は葵美亜子。……まぁ、ソード・ワールド内じゃミーアって名乗ってるっす。        ……この街に来た理由は…まぁ、アレっす。        自分、よく勢いでいろいろやらかす(花火で火傷したり)んで、母さんと父さんの躾が厳しくて……        ……そいで、一人暮らしすべくこっちに出て来たっス!目標は、こっちでしっかり高校卒業する事っすっ!(びしぃっ! 摩樹   : それでうちにくるのはどーかと思うがな 美亜子  : ……まぁ、その辺は堪忍っすよー。 GM   : 容姿とかは? 美亜子  : 見た目はなんていうかあれっす。とことん地味っす。背ぇ低いし胸無いし、目立つ要素あんま無いっスし。        ……まぁ、その分ソード・ワールド内じゃ背も高くしたり派手にしてみたり…色々真逆にしてるっす。(口調も変えてるし GM   : ふむふむ。 美亜子  : ……んー。後、何か言う事あるっすかね? GM   : ソードワールド内での能力は? 美亜子  : 一応、シンプルに近寄って殴るウォーリアが基本っすかね。        補助としてプリースト技能も持ってるけど、とことん防御力を上げて叩くのが基本っす。        まぁ、相手が強い時は防御特化した後攻撃は人任せにして庇うのに専念するっスけどね。        PLが言うと、割と基本的なウォーリア/プリースト。 GM   : ふむふむ。 美亜子  : ただし、ウォーリア要素は殆ど守備面だけなので単に硬いプリーストですけどね。殴れるだけの。 GM   : はぁい。ありがとうでした。        質問なければ次行きましょう! 名前:葵 美亜子(みゃーこ/ミーア) 年齢:16歳    性別:女 身長:--cm  体重:--kg 種族:ナイトメア 生まれ:戦士 種族特徴:異貌、弱点[属性:**]] 冒険者Lv:5     ■能力値  器用度:18(+3) 敏捷度:14(+2)  筋力 :18(+3) 生命力:21(+3)  知力 :16(+2) 精神力:18(+3)    HP:36/36 生命抵抗力:8  MP:33/33 精神抵抗力:8   ■技能           ■戦闘特技    ・ファイター  / 5   ・防具習熟/金属鎧  ・プリースト  / 5   ・魔法拡大/数  ・エンハンサー / 1  ・マルチアクション  ・セージ    / 1   ■練技   ・ビーストスキン   ■経歴表 ・規律に厳しい環境で育った ・体に傷痕がある ・己に何らかの誓いを立てている(いた)    魔法での援護込みでの最大守備力19という要塞。  みんなの頼れる壁です。      ―――姫路 夜兎―――     夜兎   : うん。えっと、僕、だよね? GM   : はい。 美亜子  : 対蛮族・アンデッドは22まで行くっスけど。 夜兎   : 姫路、夜兎。(ひめじ やと)        12歳の小学生です。        SWD内でも、面倒だから「ヤト」って名前。        えっと……いろいろあって身体鍛えたら、師匠に会って、SWDの冒険者はじめたよ。        男は無言実行だ、って書いてあったから、目指してる。        えと……SWD内では、コンジャラーっていう職業と、グラップラーっていう格闘系職業についてるよ。        でも見た目兎なんだよね。……まぁ、名前と縁があるのかも。        見た目は……赤みの黒の目に、黒髪。髪はちょっと長いよ。お母さんが三つ編み好きなんだって。今日も三つ編みしてるよ。        でも僕不器用だから一人じゃできないけど。        えと……それくらい?        あ、男だよ?        SWDの中だと、口だけ白い黒ウサギだよ。口っていうか口元?        ミアさんが防御なら、僕は攻撃担当だよ 美亜子  : ……かまい倒して良いっすか(小っちゃいもの好き 夜兎   : (無言で首を横に振る)師匠にも遊ばれるのに…… 美亜子  : ……拒否られたっス(とぼとぼ 摩樹   : ガキどもは仲良さげだなぁ GM   : ミツアミだと……。 夜兎   : みつあみ。随分前にやった鋼のなんちゃらっていうアニメの主人公が好きってお母さんいってた 摩樹   : みつあみ兎か…………(笑) GM   : ああ、エドさん。もう何十年か前ね。(笑 夜兎   : うん(笑)        お母さん的には現役時代だよ GM   : OKです。     名前:姫路 夜兎(ひめじ やと) 年齢:12歳    性別:男 身長:135cm  体重:26kg 種族:タビット  生まれ:薬師 種族特徴:第六感 冒険者Lv:5 ■能力値  器用度:16+2(+3) 敏捷度:15  (+2)  筋力 : 8  (+0) 生命力:17  (+2)  知力 :22+2(+4) 精神力:16  (+2)    HP:32/32 生命抵抗力:7  MP:28/28 精神抵抗力:7   ■技能          ■戦闘特技    ・グラップラー / 5  ・追加攻撃   ・コンジャラー / 4  ・投げ攻撃   ・レンジャー  / 1  ・魔力撃    ・セージ    / 2  ・両手利き    ・二刀流     ■経歴表  ・近所では一番の物知りだった  ・臨死体験したことがある  ・未だ恋をしたことがない(だって子供だもん)       命中率高めのアタッカー。当たるとかなり痛い。   そんな小学生。      ―――摩樹 秋人―――     夜兎   : 最後はマギさん? 摩樹   : ん?俺か? 夜兎   : こくり 摩樹   : 摩樹 秋人(まぎ あきひと)、元警官の探偵くずれだ        歳は29…………おっさんじゃねぇぞ? GM   : おっさんや。 摩樹   : 本人がおっさんじゃねぇっていってんだからちがうんだよ        うちは代々エリート警察を輩出する名家だったんだが、数年前にSWDがらみの事件に遭遇して警察を引退、今は探偵をきどってる        SWの中ではマギテックで銃をぶっ放す、相手の足をとめるっていった…………まぁ器用貧乏だな GM   : まぁ、1年前くらいにちょっとした大事件があったという設定で。一応中で振れられると思います。 摩樹   : おっけ、覚えとくわ        で、なんだ?見た目か。ぼさぼさ頭によれよれコート、SWじゃこれに足してガンベルト、ってとこだな 美亜子  : …変わんないの? 夜兎   : (つまんないの、という目 摩樹   : ガキじゃあるまいし、ころころ見た目かえてもしょーがねぇだろ GM   : まぁ、ヒューマンなら。(苦笑 摩樹   : っと、あとはそこのみゃーことは親戚で、今は俺の事務所で預かってる 美亜子  : お世話になってるっす。 摩樹   : 俺からはこんなもんだな     名前:摩樹 秋人(まぎ あきひと) 年齢:29歳  性別:男 身長:     体重:   スリーサイズ: 種族:人間    生まれ:斥候(ルルブ2) 種族特徴:運命逆転 冒険者Lv:5    ■能力値  器用度:19(+3) 敏捷度:18(+3)  筋力 :14(+2) 生命力:15(+2)  知力 :13(+2) 精神力:11(+1)    HP:30/30 生命抵抗力:7  MP:26/26 精神抵抗力:6   ■技能          ■戦闘特技    名前     /Lv  ・精密射撃       ・マギテック  / 5  ・鷹の目        ・シューター  / 4  ・MP軽減/マギテック ・スカウト   / 4      未成年二人の頼れる保護者。  みんなへ射撃や魔法で支援します。      ―――レギュレーションとかについて――― GM   : 他に何か質問などあります? 夜兎   : えと、特にないよ GM   : OK。一応、マギソードワールドにはそこそこなれた感じでいいかな。 摩樹   : おー、そのほうが助かる 夜兎   : 僕はさっきGMにベテラン枠言われたけど……それなりにいついてるって思っていいの?僕 GM   : うん。 夜兎   : わかった。 GM   : ヤトはその年齢にしては珍しいタイプだけど、いついてる感じ。 夜兎   : (頷いた GM   : じゃ、えーと。       一応知ってると思うけれど、7チャプターで進めます。        チャプター一つ終わるごとに、経験点ちょびっと配ります。        3シーン終わったら1チャプターだと思って下さい。 夜兎   : ちゃぷたー…… 美亜子  : …1話7チャプター? GM   : 3シーン、1チャプター。7チャプターで1話。        ま、ボリューム的には普通の冒険の3分の1~半分くらいが1チャプターだと思ってくれればいい。 夜兎   : 1話でおわりでいいんだっけ GM   : ですねー。        ちょっと長めの話になるので、そういう切り方にしてるわけです。 夜兎   : (こくこく頷く