第一話

青空いんぱくと 前半
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   シーン1“ほにゃらら”

   
GM〇全体予告
 
 空は青く。
 雲は白く。
 蝉は鳴き。
 太陽は輝き。
 ひまわりはそれを追うし、
 ぼくたちは汗をかいて喘ぐ。
 青々と茂る緑に、山の景色、海の声。
 花火が夜景を照らし、日差しが皮膚を焼く。
 
 「私が『恋人』をプレゼントしてやろう!」
 
 ――――夏。
 
 「落ちる! 潰す! 砕く! それ即ちゴスロリなのだわ!」
 
 電波な発言が非現実を呼び込み、正気は脆くも崩れ去る。
 
 「停滞沈黙閉塞――消去。害悪共に円寂を」
 
 まるで寝苦しい夜の夢。
 
 「畏れ多くもわたくし様の畏れ多き力は、天へも昇りますわ」
 
 とんでもない君の夏が、足並みそろえてやってくる。
 
 「この世界は、お遊びなんです」
 
 突然来訪したびしょ濡れの彼女は、
 にこやかにそう告げる。
 
 
 「現実って、一体何だ……」
 
 君の汗が頬を伝い、アスファルトに落下した。
 じゅ……っ。
 
 
            “夏雲れありすむ”
GM 
というわけで……。
開催しましょう。
皆様、よろしくお願いいたします!
鋼助どういうわけ!?
なんだ途中の不吉なセリフは!?
桜子変人達のパレードだなw
見学者ファンタジーですね。現実的な意味での
GMでは、自己紹介お願いいたしますよ!
まずはぁぁぁぁ、今回の生贄!
 
えっと
鋼助生贄!?
GM今回のPC1! 主人公!
桜子サンタ・ザ・レッドだ。サンタをやっている。
GM八束鋼助君です!
鋼助どんな自己紹介だよ!?
GMヒロイン待て!
桜子なにい!
鋼助が主人公だと?
GMえ、そうですよ。
桜子どこがだ?
GMえーと……。
うーん。
鋼助そこで悩むなよ!?w
GMまぁ。
不幸だし。
鋼助言い切った!?
桜子なるほどな。
では仕方ない。
鋼助納得かよ!?
あぁもう、つっこんでたらきりないから自己紹介するぞ
GMよろしくですよー。
桜子ほら、早く自己紹介をするがいい主人公(不幸)
GM頑張って下さい、主人公(不幸)!
鋼助名前は八束鋼助(やつかこうすけ)普通の高校生だ
てめぇら不幸っていうなー!!
桜子悪いが。鋼助の場合主人公と不幸はセットだ。
他に証明方法がない。
GMほらほら、桜子さんちょっと譲ってあげて下さい。(笑
鋼助んな定義捨てちまえ!
はぁ、続きいくぞ?趣味は機械いじりとカラオケ、昔怪我して運動は苦手だ。
いやな縁でそこの幼馴染のストッパーってことになってる
あと言っとくことあるか?
GM機械いじりって具体的に何を?
桜子たった3行で説明できてしまう自分に疑問を持ったことはないのか?
鋼助ねぇよ!これでいいんだよ!
まぁ、壊れた機械ばらしてまた組み立てたりしてるよ
まぁ簡単な修理ぐらいならできるぜ?
桜子好きなタイプは?
鋼助え?あー・・・・・まぁ、それはいいだろ
GM好きなタイプは?
鋼助改めて聞かれた!?
桜子わかった。
質問を変えよう。
性的嗜好は?
鋼助うん、大まかにいって変わってないな?
GMよく買うエロ本の特集内容は?
鋼助質問がエロ方向に!?
桜子鋼助が答えられないから、簡単な質問をしてやっているんでちゅ。
鋼助わざわざ赤ちゃん言葉なんざつかうな!
桜子で。どんなタイプを、ズボンを脱いで押し倒したい?
鋼助ぶ!?質問がストレートすぎるわ!!
GM5秒以内に答えられなかった場合、マントヒヒみたいなタイプということで暫定的に決めておきましょう。
5
4
3
2
1
0
鋼助やめぇ!?
GMでは、次に進みましょうか。
桜子マントヒヒか。
鋼助きりがないっつーの!
桜子この獣■野郎!
鋼助しねぇよ!?
GMはいはい。放送禁止用語が飛び交ってますが。
後で全部■■■■にしておきますね。
桜子となると私の発言はほとんど■■になってしまうのではないか?
GMでは、ヒロインの■■■さん、自己紹介お願いいたします!
鋼助ヒロインの名前伏せられた!?
桜子ヒロインのサンタだ。
GM名前を言え。
桜子人間としての名前は向居側桜子という。
GM人間じゃない名前があるんだ。
桜子サンタ・ザ・デビル。
鋼助悪魔!?
桜子アラスカの暴れ熊(♀)デビルザレッドから拝借した。特に関係はない。
鋼助ねぇのかよ!?
つーか熊からもらうなよ!?
GMままま、ボケ過ぎても進まないので、なるべく真面目にお願いします。
桜子うむ。まあみてのとおりサンタだ。
GM帽子と白いリュック。
桜子夢見る子供の枕元にプレゼントを届ける憎いやつ。
GMしかもリュックは片方かけタイプ。
桜子説明は以上か?
鋼助サンタ衣装なんてどこでてにいれてくるんだか・・・・・
GM服は割と普通ですよね。
そう言えば。
桜子まあ暑いしな。
帽子だけだ。
GMでも黒いですけれどね。
鋼助腹の中のことか?
桜子服の趣味は黒系が好きだな。
隠密性が高い。
GM下着も黒なんですね。
鋼助君は意外とカラフルですが。
桜子見たいのか鋼助。
GM見せあいっこしたいそうです。
鋼助ぶ!?別にみたいわけじゃねぇよ!?
桜子この変態め!
鋼助誰がするかぁぁぁぁ!?
桜子ちなみにオ■ニーは一日一回、寝る前だ。
鋼助そんな情報いらねぇよ!?つかなにいってんだよ!?
GMせめて伏字使って下さいね。(GMが後から処理)
リプレイ化しますから。
鋼助すんの!?
桜子鋼助が聞きたがりそうだからサービスしてやった。
GMしますよ。
全国1千万の一般人の目に触れますよ。
鋼助サービスじゃねぇよ!そんなことする前に常識覚えろよ!?
桜子やれやれ全く鋼助は変態だな。
GM変態ですね。
鋼助俺か!?俺なのか!?
GMいかがでしょう、観客の皆様?>童さん・黒巫女さん。
桜子他に何か聞きたいことはあるか?
見学者ないですよー
鋼助ないからおとなしくしろ!
桜子仕方ないな。ではうんこの話でもしようか…
鋼助すんな!?
つかどんな願いだよ!?
GMさてはて。
桜子あ、そうだそうだ。
大切なことを忘れていた。
私は鋼助に恋人をプレゼントするためにやってきた。
鋼助やってきたってなんだよ!?ただのお隣さんだろう!?
GMお隣幼馴染。
桜子向かい側に住んでるぞ。妹もいる。
そうそう、妹の名前は冬子だ。可愛いぞ。
GM妹さんはどんなですか?
桜子ええとあれだな。
ハンガーに似てる。
GMああ、よくわかりました。
桜子なによりだ。
GMいや、それでいいのならそれでいきますけれど。
鋼助いやハンガーってどんな説明だよ!?
桜子ほらあれだ。頭頂部の髪の毛が。
GM引っかかるんですか……。
桜子性格的にはノリツッコミの愉快な性格をしているな。
GMま、出したい時は言って下さい。
鋼助もう少しマシな説明はないのか!?
桜子では鋼助の一番好きな説明をしてやろう。
常識人。
鋼助あぁ嬉しいよ!嬉しいけどお前まともに説明する気あるのか!?
桜子会えばわかるだろうそんなもの。
大体、鋼助にとっても妹は幼馴染なのだぞ?
むしろ鋼助が説明すべきだろう。
ほら!
鋼助なんでだよ!?姉が説明しろよ!?
桜子正直、あまり仲良くない。
鋼助お前、姉妹なら仲良くしとけって
桜子ふっ。
例えば、だ。
鋼助に兄がいたとする。
常にジェイソンマスクを被ってチェーンソーを持って通勤していく。
仲良くしたいか?
鋼助あぁ、そのたとえでよくわかった。わかったがそういうなら少しは直せや!?
桜子ところでそろそろ始めるべきだろう。
GM頃合いを見失ってました。
鋼助はぁ、いいかげんはじめるか
GMはい。
桜子うむ。
GMでは、今回の予告を。
GM 
 青い空に、夏の雲をたくさんひきつれて、
 びしょ濡れの彼女は、やって来た。
 
 ぽたぽたと、髪から水を垂らして。
 落ちた水滴が、アスファルトに染みを作って。
 そして、あっという間に干上がってゆく。
 
 うつむき加減のまま、彼女はおもむろに、
 おずおずと、口を開いて、唇を震わせて、
 言った。
 
 「あの……その、
  もし、よろしかったら、ですけど、
  わたしを……殴って下さいませんか?」
 
 
 夏雲れありすむ・第一話
 「青空いんぱくと」
 
では、よろしくお願いいたします!
鋼助はぁ、よろしく
見学者よろしくです
桜子よろしくしてやろう。
見学者すごくFEARっぽい始まり方ですね
桜子今回のヒロインは
マゾだな。
マゾヒロイン。略してマゾイン。
いいな!
鋼助いらねぇよそんな情報!?つーかでてねぇから確定じゃねぇ、はず!
桜子諦めろ。もうトレーラーで確定してるだろう。
鋼助ちくしょー!
GM 
オープニング・テーマ
「♪煉獄そふとくりぃむ」
 
ということで。
あ、オープニングテーマは仮です! ごーさんが作って下さいます!
鋼助また妙なOPがw
なんでだよ!?
GMあれ?
桜子ふむ…
GMでは。
桜子ここは煉獄、煉獄地獄のそこーだけーどー♪ 亡者を、見ながら、クーラーきかせた部屋で♪ そふとくりーむー♪
GMいいですねその歌詞!
鋼助のるなよ!?
GMさてさて。
では、初めのシーン。
学校の一学期最終日にしますか。
桜子終業式か。
GMはい。
鋼助んじゃ学校からスタートか?
GMですね。
桜子補修がなければ明日から自由の身だな。
補修がなければ…
GM皆様高二ということで良かったんですっけ。
鋼助あぁ、問題ないぞ
桜子私は永遠の29歳だ。
GM突っ込み待ち発言が多い……。(苦笑
ではでは。
鋼助なんで30直前なんだよ!?
桜子女は29歳になると時を止める能力に目覚めるんだぞ。
鋼助どんな能力だよ!?つーかまだ高校生だろうが!?
GMそんな感じの教室で。
終業式が終って、教室待機です。
朝餉「相変わらず仲が良いんだね、八束君と向居側さん」
桜子では私たちが「女は29歳になると〜」と朗らかに夏らしい会話をしているわけか。
鋼助欠片も夏らしいとこねぇよ!?
GM朝餉「でも、ちっとも夏らしい会話ではないと思うよ」
ちゃっと、スカイブルーなメタルフレーム眼鏡の位置を直して。
桜子「ふむ」
鋼助「仲がいいってのは全力で否定するぞ」
桜子「誰だっけ?」
GM下堤朝餉(したづつみ あさげ)……短めの髪をした、八束君のお友達男子です。
朝餉「下堤朝餉だよ。何度めのやり取りだっけ……」
苦笑します。
鋼助「お前、クラスメイトぐらい覚えろよ!?」
桜子「仕方ないだろう、初登場なんだから」
GMついでに言うと生徒会長です。
朝餉「初登場?」
鋼助「いつもの電波だから気にするな」
桜子「そういえば生徒会長だったな」
「やーい生徒会長とご近所でも評判の」
鋼助「いやご近所ってなんだよ」
GM朝餉「言われてないよ」
桜子「しかし夏だな」
「夏といえば、サンタだな」
鋼助「いやいやいや夏にサンタ要素まるっきりねぇから!?」
GM朝餉「……」
朝餉「ちなみにその帽子、校則違反だからね」
朝餉「別に僕はいいんだけど……」
鋼助「あぁ、気にしないで持ってってくれ。そうすりゃこの馬鹿も少しは直るだろ」
桜子「サンタに校則は通用しない」
「なぜなら私はサドだからな。校則はされる方ではなくする方だ」
鋼助「守れよ!?どんな理屈だよ!?」
GM朝餉「字が違うね」
×校則
〇拘束
やれやれ、と首を振る朝餉君です。
桜子「まあとにかく夏といえば、なんだ?」
「答えは恋人だ」
GM朝餉「恋人……」
ちらり、と、鋼助君の方を見ます。
鋼助「いやそれあんまり関係ないだろ」
桜子「海、プール、山、映画……どこに行くにも恋人は便利に使える、夏のオプションだぞ」
鋼助「いやオプションてなんだよ。物じゃねぇんだから」
桜子「鋼助も右手以外の恋人がほしいだろう」
GM朝餉「夏と言えば……夏期講習じゃないかな」
朝餉「我々高校生としては」
桜子「鋼助も右手以外の恋人がほしいだろう!」(リピート)
鋼助「女がそんなこと大声で何度も言うな!?」
GM朝餉「…………」(眼鏡を直す
ガラリ
というわけで、先生が入ってきます。
先生:「おーう、浮かれるのはわかるけれど、席につけー」
桜子なんだ、まだ教師の用事があったのか。
鋼助ま、大人しく座るよ
桜子うむ。私も鋼助の隣に座ろう。
GM席となりなんですか。
桜子ああ。実力行使だ。
GMですか……。
鋼助そのときの細かい事情はききたくねぇ・・・・・・・
GM突っ込んでいても話が進まないので、スルーしますね。
先生:「それじゃ、お待ちかね。通知表を配るぞー」
生徒達:「「うえぇええー」」
先生:「うっさい! 呼ばれたら来ること!」
鋼助勉強はそれなりだから怖くねぇな
桜子鋼助を馬鹿にする準備はできている。
GMでは、ぼーっと窓を見る鋼助君。
今日もよく晴れています。
窓越しに蝉の声も聞こえてきますね。
鋼助あぁ、馬鹿女を忘れてのんびりしてるなぁ
GMと。
入道雲の一部が、
やけに速いスピードで動いているように、見えますね。
音もなく。
鋼助(ん?やけにはえぇな。雨でも振るか?)なんて考えてるよ
桜子音があった方が怖いぞ?w
ずももももー、と入道雲が動いてたらなw
GMですね。(笑
と、思っているところで。
先生:「八束ー」
呼ばれます。
鋼助「と、はいはいっと」取りにいくぜ
GMはいー。では、10段階評価ということにしましょうかね。
桜子ほほう。
GM6くらいが普通。
桜子判定か?
GMはい。主要4科目と、美術・体育・音楽あたりを振って下さい。
主要以外は、任意で。
振らなければ平均6・7くらいがついたことにします。
得意なことに入りそうな科目でしたら、修正を入れて下さいな。
鋼助数学と理科は+できるな
音楽もカラオケでなんとかなるかな
んじゃ順番に振ってくか
GM10以上なら、10がついたことになります。
判定は、2d+修正です。
苦手なものに入ってたら、−です。
11より高く出たら、10の上にコメントが付いてたことになります。
鋼助マイナス修正で1以下になったら?
GM1です。
まぁ、3以下は赤点です。
鋼助了解、んじゃいくぞ
GMどうぞー。
鋼助2d6 国語
見学者Kou___ -> 2D6 = [6,4] = 10
鋼助2d6+3 数学
見学者Kou___ -> 2D6+3 = [4,4]+3 = 11
鋼助2d6+3 理科
見学者Kou___ -> 2D6+3 = [3,2]+3 = 8
鋼助2d6 社会
見学者Kou___ -> 2D6 = [3,1] = 4
GM社会。(笑
歴史とかでチョンボした感じですね。(笑
鋼助2d 美術
見学者Kou___ -> 2D = [6,2] = 8
鋼助2d6+3 音楽
見学者Kou___ -> 2D6+3 = [2,1]+3 = 6
鋼助2d6-2 体育
見学者Kou___ -> 2D6-2 = [5,6]-2 = 9
GM体育頑張った!
鋼助なんで体育こんないいんだよw
桜子苦手キャラなのにw
GMんー、体育の先生が割と優しい先生だったんでしょう。
授業態度を見るタイプ。
鋼助あー、準備とかがんばったからか?
GMそうそう。
音楽は音楽といっても筆記関係が1学期は入りましたからね。
鋼助まぁ社会が悪いだけであとはおおむねいいな
GMですね。
歴史頑張れって書いてありました。
桜子この優等生が!
GM向居側さんもどうぞ。
桜子うむ。
2d+5 国語
見学者Santa -> 2D+5 = [3,5]+5 = 13
桜子2d+5 数学
見学者Santa -> 2D+5 = [3,4]+5 = 12
桜子2d+5 理科
見学者Santa -> 2D+5 = [5,2]+5 = 12
桜子2d+5 社会
見学者Santa -> 2D+5 = [5,6]+5 = 16
桜子2d 美術
見学者Santa -> 2D = [4,2] = 6
桜子2d 音楽
見学者Santa -> 2D = [2,1] = 3
桜子2d 体育
見学者Santa -> 2D = [2,3] = 5
桜子音楽まずったw
GM音楽赤点レベル。(笑
鋼助基本4つたけぇ!w
桜子まあさもありなん。
私は100点満点のテストでも何故か1億点取ってしまうからな。
GM基本的には高評価。
1億点はないですが。
桜子120点は軽い。
GM社会とかは、先生も知らない歴史的事件の詳細とかもコメントしたようで。
評価されてました。
桜子「まあ主要科目が10なのは当然としてだな」
「まさかこの私が赤点を取ってしまうとは」
GMわいわいとはしゃぐクラスメイト達。
鋼助「なんでこんなのが勉強できるんだか・・・・」
GMまぁ、とはいえ通年評価なので、二・三学期頑張れば。(笑
桜子「夏休みに入る前に音楽教師を○○せねば」
鋼助「やめろ何する気だ!?」
桜子「止めるな!私は鋼助を夏休み中ストーキングせねばならないのだ。補修などにかまけている暇はない!」
鋼助「大人しく補修うけとけこの馬鹿!!」
GM耳波「ちっちっちー」
三半耳波(みなか みみなみ)。
情報に速い、ちょっと不良な女の子が隣で指を振ります。
耳波「音楽は補修は今年はないのさー」
桜子「誰だお前」
鋼助「つーかいつのまにきやがった」
GM耳波「あなたのお役にたちます! 耳より情報三半耳波!」
腰に手を当てて、染めた髪をかき上げます。
桜子「鋼助。クラスメイト(推定)に、いつ来たかはないだろう」
GM耳波「て言うか、クラスメイトじゃん。ちなみに今回主要科目の全体平均は、国語が7.8、英語が6.9、数学が6.5で、社会は8.0ってところだね」
耳波「あたしのリサーチによるとだけどさ……」
桜子「残念なことにクラスメイトは同じ部屋にいるからクラスメイトなんだぞ」
GM耳波「残念なことにとはひどいねぇー、桜子ちゃん」
耳波「あたしを味方につけておけば、鋼助の行方も一発キャッチだってのに」
鋼助「てかなんで平均なんか知ってんだよ?今渡されたばっかだろう?」
GM耳波「今さっき全員のを聞いて、他のクラスのはケータイで大体聞けるし」
耳波「どれどれ? あー、鋼助4とか取ってるし!」
鋼助「なんだよその無駄に高い行動力は・・・・・」
GM耳波「平均下がっちゃうね、これは」
かこかこ、とケータイをいじります。
鋼助「だぁーもう!勝手にみるな!!」
GMパンパン。
先生:「おらー、騒ぐな! 最後に夏期休暇中の注意事項を述べて解散だ」
耳波「はぁーい」
桜子「全くだ。騒がしいぞ、お前達」
GM先生:「お前もな、向居側」
鋼助「お前は少しは自覚しろっての」
GM先生:「八束の机に立ってないで、席につけ」
鋼助なにしてんだよ!?
桜子「教師殿、一つ訂正させてもらおうか」
「私はいつでも落ち着いている」
「騒ぐのはむしろ鋼助だ」
鋼助「その原因はお前だっつーの!」
桜子「この通りだ」
GM先生:「……そうか。いいから席につけ」
疲れたような顔。
桜子では鋼助の席を降りて自分の席に。
鋼助つかなんで人の席の上に立ってたんだよ!
桜子理由か。ちょっと待て、今考える。
GM考えてる間に、先生が一通り説明します。
鋼助考えてその上でやめろよ!?
GMまぁ、酒飲むなとか、宿題しろとか、講習を取っている奴はうんぬんとか。
ちなみに高二なので、学校で開催の夏期講習は選択です。
当たり障りないことを。
桜子タバコ吸うなとか、コンドーム使えとか、そういうことか。
GMそうそう。いや、どれだけ乱れてんですか。
鋼助こいつの脳みそが腐ってるだけだから進めてくれ
桜子なに?コンドームを使うなというのか? それは大問題だぞ。
(以下流される)
GMはいはい。地の分でまでボケないで。(笑
るる〜っと流して。
授業終了、解散です。
授業というか、ホームルームか。
桜子これで夏休みということだな。
GM生徒たちがぞろぞろ帰っていきますねー。
はい。
桜子私も一旦姿を消そう。
鋼助さて、終業式ならとくになんもねぇだろうしさっさと帰るか
GMぽん、と鋼助君の背中が叩かれます。
鋼助・・・・・・・姿消されるとそれはそれで不安、と?
GM朝餉「八束君は講習取ってないんだっけ?」
下堤君です。
鋼助「ん?俺か?とくになんかあるわけじゃねぇからどっちでもいいんだけどなぁ」
GM朝餉「そうか。ま、飛び入り参加でも多分OKな授業だからね」
鋼助「そーゆーお前はくるのか?」
GM朝餉「僕は取るよ」
配られた講習プリントを見せます。丸がぴこぴこついてますね。
鋼助「さすがは生徒会長さん、真面目なこって」
GM朝餉「いやいや。君にこの言葉を贈ろうと思ってね」
ちゃっと眼鏡を直して。
朝餉「死ぬな、二学期にまた会おう」
鋼助「何不吉なこといってんだよ!?」
GM朝餉「……流石に夏期休暇中は、フォローできないからね」
朝餉「向居側さんのこと」
苦笑します。
鋼助「う、それを言われると・・・・・・」
桜子失礼な奴だな。
鋼助お前ほどじゃねぇよ
桜子褒めるな。
鋼助褒めてねぇよ!?
GM朝餉「それじゃ、良い夏を」
と言って、にこやかに去っていきます。
基本的には人付き合いのうまい、さわやか青年な朝餉君でした。
まぁ、人使いもうまいので、一学期中はさりげなく仕事を振られたりしましたが。
鋼助「あー、俺も講習うけよっかなぁ・・・・・」朝餉の背中を見ながらそんなことつぶやくよ
GM向居側さんは居なくなってる感じですかね。
桜子うむ。
鋼助がピンチの時と、童貞を捨てたい時にまた現れる。
GM音楽補修者には説明が在るので、招集がかかっていたはずですが。
鋼助うわ、うれしくねぇ!?
桜子私を呼びたいときは、その股間の■■■を取り出して前後にびたーんびたーんと振るが良い!
鋼助誰がするかそんなこと!?
GM警察が真っ先に来るわ!!!
……と、言うわけで。
では、一端桜子さんは退場ということでお願いします。
適当なところで声かけますね。
桜子うむ。
GMカメラは主人公である(!)鋼助君にフォーカス。
鋼助はぁ、問題児がいないうちにのんびりしてよう
GM耳波「おーっす、鋼助ー」
耳波「あたしさー、夏休みに海に行こうと思ってるんだよね」
鋼助「あ?それで?」
GM耳波「つーこって、適当な時に声かけメール送るからー」
耳波「どっか空けといてくれるといいな」
鋼助「あー・・・・まぁ暇してたらな」
桜子「なんだと!?」
GM登場早っ!?
鋼助「だったらもう少し計画をたててってお前はどっからでてきた!?」
桜子「鋼助……これはデートの誘いじゃないか?」
「海でであった行きずりの二人がラブホになだれ込む……純愛デートだな」
鋼助「それ純愛じゃねぇよ!?純愛要素皆無だよ!?」
GM耳波「ん、ちゃうちゃう。向居側も来る?」
耳波「他にも50人くらいに声かけるつもりだから」
鋼助「多いな!?合宿じゃねぇんだぞ!?」
GM耳波「一番都合がつく奴らが多いところに決めるよ」
桜子「つまり…乱交か!」
鋼助「つまりってなにがつまりだ!?」
GM耳波「……鋼助、オツカレ」
微妙な顔して、ぽんと肩に手を置いてくれます。
桜子「この女の話を総合してみた。誰でもいいから50人ぐらいで夜を明かすんだろう?」
GM耳波「つーか、向居側桜子ちゃん。音楽の軒下先生が呼んでたよ」
耳波「赤点だったでしょ。二階の音楽-B室。行ってらっしゃい」
桜子「そうだったな。では鋼助、困った時はこれを開けろ。さらばだ」
メモを渡して去っていく
GM耳波「何それ? あ、いいや。なんかいやな予感がした」
一瞬興味を持つものの、顔を引く耳波。
鋼助「何しにきたんだあいつ。あ、悪いけどこれ代わりに捨てといてくれ」
GM耳波「えー……」
顔をしかめて、受け取らない。
耳波「じゃ、あたしも帰るわ。じゃーねー」
鋼助「おー、じゃーな」
GMと言って、女子集団の方へ行っちゃいます。
鋼助「・・・・・しゃーない、適当に捨てっか」
GM鋼助君も帰路につく、ということで。
鋼助おう。あ、メモは捨ててくから
桜子おうのう。
GM再登場した時にネタにでも使って下さい。(笑
では、
ちょっとシーン飛ばし。
GM暑。
帰路はまるで業火に焼かれているような気候です。
じりじりじりじりじり。
鋼助「あじぃ・・・・・・・・」
GMミーンミーンミーンミィィ ミーンミーンミーンミィィ
鋼助「あー・・・・・まだ麦茶残ってるよな・・・・?」
GM残ってます。
ちゃぽん。
一口分くらい。
鋼助あー、ならさっさとかえろー
「・・・・・・あじぃなぁ」
GMと。
 
しとしと。
  しとしと。
 
ほとんど街路樹の生えていない、
日差しが照りつけているはずの、帰宅道。
その進む先が、何故か日陰です。
鋼助? 上をみてみるが
GM雲が連なってますね。
雲が、もこもこと……
しかも、かなり低いところを。
鋼助は?
GMさらに、動いています。
雲が、高さ10メートル未満くらいのところから
もこもこと連なっているのです。
しかも、ずるずると鋼助君の方へ向かって来るのです。
鋼助「なんだあれ?・・・・・ってなんか近づいてきてないか?」
GM視点を下の方に移せば、
一人の、女性が。
黒髪で、細身。身長は平均程度。
歩いてきます。
てくてくと。
顔は整っているようですが、濡れた髪が――そう、濡れた髪が、目元を覆っていて。
桜子これは…雨女という奴か?
GMうつむき加減で、よく見えません。
鋼助(・・・・・長年培った経験的に、関わったら面倒なことになるな)じりじり後ずさる
GMよく見れば、彼女は服もびしょぬれです。
歩を進めるたびに、アスファルトに染みが広がっていきます。
鋼助えーと、雲から雨がふってんのか?
GMてくてく、ぴちゃぴちゃ。
後を追うように、雲からしとしとと。
雨が。
桜子だからピンチになったらあの紙を開けといったんだw
GMさて、彼女は近づいてきます。
鋼助普段の奇妙奇天烈な行動がなきゃ聞いてやったが・・・・w
GMどうしますか?
てくてく
 ぴちゃぴちゃ
  しとしと。
鋼助うー、面倒なことになりそうだが、水浸しになってる女性をほっとくのもなぁ・・・・・
GMでは、迷っているうちに。
声をかけられても不自然ではない距離まで近づいて、
濡れ女「あの……」
声をかけてくる彼女です。
歩を止めて、向かい合わせ。
鋼助「あ、えーと・・・・俺、だよな?なんの用だ?」
GM濡れ女「あ、あの」
ちょっと震えるような、申し訳なさそうな、でも可愛らしい声です。
濡れ女「あの、その……」
濡れ女「もし、よろしかったら、ですけれど……」
鋼助「えーと、なんだ?」
GMごくり、と唾を飲んでから、
彼女は言いました。
濡れ女「わたしを……」
濡れ女「わたしを……殴って下さいませんか?」
鋼助「・・・・・・・・・・・」
桜子アイキャッチ!
GMはい。
ではしーえむです。
 
何かコマーシャルどうぞ!
桜子「HEYジョニー。大変だ。私の車に傷がついてしまった」
GM「なんだってぇ!? そいつは大変だ、トニー!」
桜子「修理に持っていくのもお金がかかるしどうしたらいいだろう」
GM「でもそんな君でも大丈夫!」
桜子「なんだってジョニー」
GM「心配するなって! いい方法があるのさ!」
「この、“夢吐き達の現”DVDBOX、全6巻を見れば、そんなこと吹っ飛ぶさ!」
桜子「なるほどな、こいつは面白い。HAHAHA!」
GM「インタビューディスクもついて来るんだぜ!」
桜子「けどお高いんでしょう?」
GM「そんなことはないさ。BOX価格で何と12800円! ブルーレイバージョンもあるよ!」
いつも貴方のそばに。DX2リプレイ、夢吐き達の現。
てろーん。(メロディ)
桜子今なら続編の予告版もおつけします。
117−117−310(いいな、いいな、さんた)に今すぐお電話を!
アイキャッチ!
GM濡れ女「夏雲れありすむ(はぁと)」
 
シーン再開です。
濡れ女「わたしを……殴って下さいませんか?」
鋼助「・・・・・・・・・は?」
GM濡れ女「だ、だから……わたしを殴って下さい」
じっと、濡れ髪越しに見つめてきます。
鋼助(あー、今日もセミがうっさいなぁ。あ、あとでカラオケにでもいくかなぁ)全力で現実逃避中
GM濡れ女「な、殴ってくれないのなら、押し倒します!」
ずいずい。
鋼助「い、いやまておちつけ!?」
GMずずい。
桜子純愛だなw
鋼助どこがだよ!?
GMとん、と鋼助君の胸に手を置いて、
押してきます。
ぐいぐいぐい。
濡れ女「え〜い、倒れろ〜!」
鋼助だぁぁぁ!?腕を押さえるぞ!
GMぐいぐい。
びしょ。
鋼助・・・・・・倒される気がしねぇw
GM腕が濡れてます。
鋼助「だー!とにかくおちつけ!」
GM濡れ女「殴ってくれますか!」
ぱっと、笑顔。
鋼助「なんで見ず知らずの女を殴らなきゃいけねぇんだよ!?」
GM濡れ女「何でもです! 貴方は見込みがあるんです……」
ぶんぶん、と頭を振ります。
ぴしゃぴしゃ、と水滴が飛び散ります。
濡れ女「ちょっとでいいんです! ほら、こう、こつーんで」
自分でぐーを作って、軽く物を叩くようなポーズ。
桜子そろそろ出ていいか?
GMいえ、待って下さい。(笑
桜子まだ何かあるようだなw
鋼助「あのなぁ、見込みもなにもいきなりそんなこと言われてハイそうですかなんていうわけねぇだろ?」
GM濡れ女「お願いします!」
ばっと頭を下げます。
鋼助「はぁ・・・・・・こつんとやればいいのか?」
GM濡れ女「は、はいっ! お願いします!」
真面目な顔で頷きます。
鋼助んじゃ出来る限り弱く殴るよ。これ以上は拉致があかねぇ
GMはい。
こつん。
濡れ女「ぎゃああああああああああああああああああああああ」
ずがぁあああん
10メートル吹っ飛ぶ濡れ女さん。
桜子ひとごろしー!
鋼助「・・・・・・・・・・は?」
GMどごぉっ。
鋼助「ってあんた大丈夫か!?」
GM地面にめり込みます。
がくっ。
鋼助「お、おーい!しっかりしろー!」
桜子劇画かw
GM……むくっ。
濡れ女「ふ……ふふっ」
鋼助「お、おい、大丈夫か?」
GM濡れ女「いいパンチしてるじゃぁ、ないですか」
鋼助「い、いや、出来る限り力抜いたつもりなんだが・・・・・・」
GM濡れ女「なるほどです。つまり本気はこれどころじゃないということですねっ!」
鋼助え、えーと、大丈夫なのか?いや、頭がダメなのはわかったが
GMどうやら目立つ外傷はないようです。
ぎゅ、と。
手を握ってきます。
鋼助「な、なんだよ?」
GM濡れ女「素晴らしい……貴方こそ、わたしの求めてた方です!あ、もしかしてお名前が?」
どうやら普通の人間の手ですが、濡れてます。
びしょびしょ。
鋼助「あ、ああ、八束鋼助っていうが」
GM濡れ女「なるほど、八束鋼助さんですか」
ふむふむ。
と、神妙に頷いて。
鋼助(さ、桜子並にやばい奴じゃないか?今のうちに逃げるか?)
GM濡れ女「八束鋼助さん。知らないのなら教えて差し上げます」
鋼助「な、何をだよ?」」
GMじっと目線を合わせ……濡れ髪の向こうから見つめてきます。
 
濡れ女「この世界は、お遊びなんです」
 
鋼助「・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」
GM濡れ女「わたしはそれの、管理人(アドミニスター)」
濡れ女「人生保全プログラム『a-NO the R. type-jp2M』」
濡れ女「それがこの世界の名称です」
鋼助「あどみに?プログラムがなんだって?」
GM濡れ女「オンラインゲーム……MMOとかご存知ですか?」
鋼助「あ、あぁ知ってるが?」
GMちゃぷ、と、首を傾げます。手を握ったまま。
濡れ女「ふむふむ。いいですね、『2M』タイプは話が通じやすくて」
濡れ女「『1M』タイプとかは説明が大変でして」
鋼助「いや、こっちに全然通じてないぞ?」
GM濡れ女「要するに、ここはオンラインゲームの世界なんですよ」
鋼助「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」
GM濡れ女「人生に疲れた人たちが鬱憤を晴らすための、充実した第二の人生。それが人生保全プログラムです」
濡れ女「とは言え、八束鋼助さんが知らないのも仕方がありません……」
濡れ女「だって貴方、NPC(ノンプレイヤーキャラクター)ですから」
魅力的に、そこで微笑みます。
鋼助「・・・・・・・・よし、そこでおとなしくしてろ。今救急車呼んでやるから」
携帯とりだして電話しようとするぞ
GM圏外になってます。
鋼助・・・・住宅地のど真ん中で圏外?
GMはい。
濡れ女「ああ、駄目です。今わたしのシャワリング・ノイズが働いてますから。携帯は通じません」
ざぁーーーー……
と、気付けば雲が取り囲み、周囲に雨を降らせてます。
鋼助「なんだよ、あんた。何者なんだよ・・・・・」後ずさるぞ
GM濡れ女「でも……自然な反応ですか。きっと鋼助さん、わたしを頭の可哀そうな人だと思ってるんですね」
しゅん、とします。
鋼助もうそんなこと思ってねぇ、が危険だと判断したぞ
GMふむ。
どう動きますか?
鋼助・・・・・・・振り払って逃げる!これ以上関わるのは危険だ!
GMどうぞ。
雨の中に突入することになりますね。
鋼助ぐ、この女から遠ざかる!方向はどこでもいい!
GMはい。
しかし、雨の中に突入して……そこを抜けると、
入った場所です。
ざばっ。
濡れ女「お帰りなさい」
鋼助「な・・・・・・!?」
別の方向は!?
GM試してみても、
同じです。
鋼助「どうなってんだよこれは!?」
GM濡れ女「えーっと、説明させて頂くと……、わたしのシャワリング・ノイズの基本的な機能は歪曲と隔離」
濡れ女「貴方は一時的にメインプログラムから、切り離された、ということです」
濡れ女「ドグマ・ドライバ……プレイキャラクターが個人で持つ『スキル』みたいなもので……ほら、ゲームですし、試合みたいな形での遊び方もあるんですよ」
鋼助「なんなんだよさっきから!!何が目的なんだよ!!」
GMと、ちょっとあわてたように。
濡れ女「あ、ああ、怒らないでください。なんでしたら、あのっ」
濡れ女「な、殴って下さってもいいんですよ」
濡れ女「む、むしろ殴って下さい」
ぽっと頬を赤らめて。
鋼助「ふざけんじゃ・・・・・・・・・!!」殴りそうになるが、耐えるぞ
GM濡れ女「本来、NPCである貴方は、この状況を『認識』することすら出来ません」
濡れ女「今まで違和感なく暮らしてこられたのも、それゆえです。NPCはドグマ・ドライバを認識できませんし、頼まれたって、プレイヤーを殴ることも出来ません」
濡れ女「でも、貴方は違う……。何らかの異変が起きている」
ぶつぶつと言います。
濡れ女「つまり、テロリストが絡んでいる可能性が高い」
鋼助「ちっ・・・・・・あんたの話がホントだとしたら、俺を消しにきたのか?」
GM濡れ女「いえ、貴方のそばにテロリストが……ああ、世界の害になり得るプレイヤーってことですね。そいつらがいる可能性が高いんです」
濡れ女「むしろ、ち、力になって下さい」
鋼助「そんな奴いるわけない」
GM濡れ女「い、いるんですっ!」
わたわた。
鋼助「大体、なんで俺なんだよ?ゲームだってんなら管理者がどうにかするもんじゃねぇのか?」
GM濡れ女「プレイヤーの尊重を考えて、わたしは管理人といってもそこまで大きな権限があるわけじゃなくて……」
濡れ女「わ……」
濡れ女「わかりましたっ! だったらこの場は見逃します!」
ぐしぐしと目をこすります。
濡れ女「あ、あとでわたしが正しかったことを知って、ほ、ほえ面かいかいすればいいんですっ!」
鋼助「なんなんだよ一体・・・」さすがに呆れるぞ
GMすると。
雲が引いて行きます。
するするする。
じりじり。さっきまでの激しい暑さも帰ってきますね。
日差しぎんぎら。
鋼助服とかどうなった?
GM雨に突っ込んだ時に濡れちゃいましたが、
日差しで乾いて行きます。
鋼助ちっ、ぬれてるのが余計にリアルでむかつくな
GM
ちゅどぉおおおおん!
吹っ飛びます。
鋼助はぁ!?
GM衝撃で、吹っ飛びます!
濡れ女「きゃぁあ!」
鋼助「がぁ!?」
GMもくもくもく。
??「害悪発見!」
??「ゴスロリ参上!」
甲高い女の子の声が聞こえます。
土煙が去ると、車の上に、
金髪ぱっつん、エクステなのか青と赤のサイドテールを付けた、10歳くらいのゴスロリ美少女が
二人、立っています。
そっくりの二人。
鋼助「な、なんだってんだよ」立ち上がりながら
GM濡れ女「ま、まさか……テロリスト……!」
??「きゃは」
??「きゃはは」
鋼助「テロリストって、どう見てもガキじゃねぇか」
GM深い青と深い赤のゴスロリチックな二人は、ポーズをとって
とうっ
と、車からジャンプ→着地。
高らかに名乗ります。
ぴろり「モツヶ島ぴろり(もつがしま ぴろり)!」
これら「モツヶ島これら(もつがしま これら)!」
ぴろり「わちきたちの名前なのだわ!」
これら「良く覚えておくといいのだわ!」
赤いサイドテール、深赤のゴスロリがぴろり。
青いサイドテール、深青のゴスロリがこれら。
鋼助あー・・・・・・関わりたくねぇ
「お嬢ちゃんたち、遊びなら他でやってくれ」
GMぴろり「あっ!」
これら「ああっ!?」
ぴろり「遊びだなんて、失敬なのだわ!」
これら「遊び感覚だけに、失礼なのだわ!」
鋼助「知るか、関わるな、帰れ」
GMぴろり「わちきたちのドグマ・ドライバをとくと喰らうがいいのだわ!」
これら「もろとも感じ入ればいいのだわ!」
そう言って、二人は手を合わせます。
とん。
……ひゅ
ひゅぅううううううううううう
鋼助げ、逃げるぞ!
GMちゅどぉおおおおん!
隕石が!
鋼助ぶぅ!?
GMさっきまで鋼助君のいたところに落下します!
鋼助あ、あっぶねぇ!?
桜子がんばった。
GMこれら「きゃは♪ どうだ!」
ぴろり「きゃはは♪ 感じたか!」
鋼助「こ、殺す気か!?」
GMぴろりこれら「落ちる! 潰す! 砕く! それ即ちゴスロリなのだわ!」
じゃーんっ。
鋼助「それのどこがゴスロリだ!?」
GMぴろり「もっとゴスロリを敬愛しろ!」
これら「もっとゴスロリを崇拝しろ!」
ぴろりこれら「わちきたち、ゴシックなロリータに歪んだ熱情を注げっ!」
濡れ女「わぁ……」
きょとん。
濡れ女「が、頑張って下さいっ!」
鋼助「てかアレはお前の管轄だろ!?どうにかしろ!?」
GM濡れ女「わたしのドグマは戦闘向きじゃないので無理ですっ!」



   シーンプレイヤー:特になし。
GM とりあえず今日はこれで切る?
切ろうぜ!
竜二 じゃあ切ってやる!
表裏 はい。
GM ありがとう。
表裏 レベル2になったのですかね。
GM お疲れ様でした!
なりました。
表裏 お疲れ様で御座います。
竜二 お疲れ様でした!



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