プロローグ03『擦れ違う無常』

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  GM : それでは、ガープス・フォークロア千里シナリオ、プロローグを始めたいと思います。
  瑞樹 : わー!        (ぱちぱちぱち!)
  明良 : ぱちぱちぱち
  千里 : 良いわよ。
  GM : では、さしあたって開始前に千里さんに自己紹介的なことをしていただきたいと思います。        ……そういえば、この前のとき明良君の自己紹介してないね、あとでやろう(笑)
  明良 : おおっと(笑)
  GM : 名前と年齢、簡易プロフィール的なことと特技、あとは言って起きたいことなど。        とりあえず、今は千里さんにお願いします。
  千里 : 良いわ。
     鶴辺 千里(つるべ せんり)
  千里 : 名前は鶴辺千里(つるべ せんり)。25歳の女性と言う人生を歩んでます。
  GM : PCの中では最年長、というか一人だけ社会人ですね。
  千里 : へぇ、そうなんだ。
  GM : 喫茶店のウェイトレスを終の仕事に選んだそうですが。
  千里 : そうね。        そのあたりの説明は面倒なところなんだけれど。
  GM : まぁ、その辺りはおいおい知っていく機会もあるでしょう。        基本的に【リンクス】と呼ばれる、一種の超能力を使える大人のお姉さんという印象です。
  千里 : 一応その呼び名、私は知っているのかしら。        多分知らないんだと思うけれども。
  瑞樹 : 超能力者、で十分ですもんね。
  GM : 千里さんが今までどのような人生を送ってきたかによりますね。        能力を自覚して使用しつつ、あまり裏社会とは関わっているような感じがしないのですが、        そこはどうでしょう?
  千里 : 裏社会に接したことはあまり無いわね。        超能力者であることは自覚してても、それを吹聴したりはしないし。
  GM : では、極普通に超能力扱いですから、裏の名は知らないでしょう。        委員会――世界危機管理委員会についても、おそらく存在も知らないかもしれません。
  千里 : 世界危機管理委員会については私は知らないわね。
  GM : 表向き、国連の下部組織ではありますが、        そっちの名前すら政治家とかマスコミの一部くらいしか名前も知らないでしょうからね。
  千里 : 私は自分の能力を、“アラインメイズ”と呼んでいるけれど。        一応軽く説明しておくのなら、「迷い」を視て、それを操る能力ね。        私がウェイトレスをしているのも、その能力のせい。        お陰、とも言うかも。
  GM : 数多くの選択肢の中から「迷うことなく」ウェイトレスという職業を選択したのでしたね。
  千里 : 一応は、某桜陽学園を卒業し、有名な某大学に入り、卒業して、と、        傍から見ればキャリアウーマンとしても順調な経歴だったんだけどね。        ふっと、視えちゃったのよ。        私は何処の職を選び、どんな風にこの先進んだとして、きっと最終的には、        取るに足らない一介のウェイトレスのような形で、一生を終えるんだろうな、と。        それはもしかしたら食品店に限らないかもしれないし、私営業の何かかもしれないけれども、        人との接し方の距離や、社会的なランク、身の振れる範囲、そのあたりは今と大差ない。        だから、どうせなら、好きなところを早めに選んで落ち着いたってことね。
  GM : なるほど。
  千里 : 人生の迷路やら、思考の隘路やら、感じ、見通し、俯瞰し、看破する――格好良く言えばそんな感じ。        格好悪く言えば、ただ単に私自身が迷路そのもの、        何処にも行き着けない、行き詰った人間と言うこと。        たいしたものじゃないわ、“アラインメイズ”。
  GM : 自分自身の迷いすらも打ち払って、即決し続けるという感じでしょうか。        とりあえず、正確なところを理解したかは解りませんが、おおよその概念みたいなものは把握しました。
  千里 : し続けなくても良いけれどね。        単純な話。目の前に、迷路のゲームブックがあるとするわ。        そこに既に、スタートとゴールは書いてあるでしょう?
  GM : 無かったらゲームとして成立しませんからね。
  千里 : だったら、それを実際にやってみて、迷う必要は無いじゃない。        ゴールが見えてるのだから。        そこに行くと、人生は違う、わよね。普通は。        迷ってる最中は、ゴールなんて見えないし、スタートがそもそもわからない。        いやおうなく、手探りで進むしかない。        けれども、私にはそれが、さっきのゲームブックのように見えている。        ――と言うこと。いい加減説明は良いわね。(苦笑)
  瑞樹 : ぐるぐる。        分かったようなわからないような。
  GM : まぁ、プロフィールというものは得てして長いものです(笑)
  千里 : 一応さっき言ってなかったけれど、身長は180cmちょっと、        病名が長くて覚える気にもならないけれど、血が出たら止まらなくなる病気を疾患してるわね。        感染はしないから気にしなくて良いけれど。
  GM : そこでぐるぐるに成っている瑞樹さんなど、なにか質問とかありますか?
  千里 : ないわ。
  瑞樹 : はっ!?        答えを言われている!        喫茶店の名前とか、決まってたっけ。
  GM : 特に千里さんからの指定が無ければ『喫茶 アンデ=キンバー』とGM側では考えていますが。
  千里 : 編んで金歯?
  GM : 金歯って編めるものなんだ(笑)        Undecimber、13月って意味です。
  千里 : 無いじゃない。
  GM : そうですね。
  瑞樹 : わーい。        存在しない月……!
  GM : 太陰太陽暦では、年によっては月は13月ある場合があるんだそうです。
  千里 : ふぅん。        何でUndecimberなの?
  GM : ちなみに、意味はともかく使われるのはコンピューター用語としてですね。
  千里 : へぇ。
  GM : 13ヶ月を処理する際に使われます。
  千里 : なるほどね。
  GM : ちなみに、語源はラテン語で「11」が使われています。        これは、3月起算で11番目の月という意味らしいですよ。        例として、12月がディッセンバーなのも、実はラテン語で「10」という言葉から来てるそうです。
  千里 : それは知ってるわ。        10月がOctoverで        蛸がOctopus        じゃない。
  GM : タコは8本足ですから。
  瑞樹 : 8本足だから、おくと。
  千里 : そう言うこと。        普通に、喫茶ってつけるより「Undecimber」で良いんじゃない?
  GM : ああ、喫茶とついているのは一種の慣用句みたいなもので、店の名前は単体と考えていいです。
  千里 : そう。
  GM : ちなみに店主の名は暮春 祁門(くれはる きもん)、        奥さんが千代子(ちよこ)で、大学生の娘さんが萌花(もえか)です。
  千里 : くれはるきもん?        きもんって何処から来たの?
  GM : 紅茶の「キーマン」って、祁門と書くそうです。
  千里 : 紅茶なの。
  GM : コーヒーでいいのが無かったもので。
  千里 : だったら娘がモカは変じゃないかしら。        あ、もえか。
  GM : 気にしたら負けです。
  千里 : 気にするなってこと。        ん、まぁ良いわ。
  GM : さて、他になにか質問などは、明良君とかありませんか?
  明良 : おうふ。        うーん……とりあえず様子見てからにする。
  GM : 了解しました。        では、自己紹介で大分時間を使いましたが、プロローグを開始しましょう。
  千里 : 悪いわね。
  GM : いえいえ、キャラを掴むという意味では自己紹介も重要です。
  千里 : あんまり紹介してない気がするけれども。
  GM : では、宜しくお願いします。
  千里 : よろしくね。
  GM : さて、始まる時は12月某日。        学生の間では学年末テストやら冬休み、あるいはクリスマスの話題で一杯の今日この頃。        千里さんは今日も喫茶「Undecimber」に勤めています。        立地的に霞染高校とも暦駅ともほどよく離れた、隠れた名店と言えば聞こえのいい小さな店。        歴史は古く、流れた時間の分だけ所々に傷やくすみがあるものの、        全体的に落ち着いた雰囲気を保っています。        いわゆる近代的な飲食店というより、昭和モダンな雰囲気を残した歴史のある店、という感じですね。
  千里 : 趣しかない店ね。
  GM : しかないとか言わないでください(笑)
  千里 : 某引用よ。
  明良 : それで食ってるんだからいいんじゃない?(笑)
  GM : まぁ、確かに経営は順風満帆とはいえません。        常連客はついていますし、名店扱いではあるのですが、        古い外見が敷居を高く見せるのか若い客が余り入ってこないのです。        そんな訳で、忙しい時はそれなりに、暇な時は客が全くいないという、波の激しい店と化していますね。        今も、常連のお爺さんが出ていってから数十分。        客足が途絶えてしまって、バイトをしている萌花がダレてしまうほど暇を持て余している、そんな午後です。
  千里 : バイトをしているって、萌花ちゃん幾つなの?
  GM : 大学生です、今19歳くらい。
  千里 : と言うことは、マスターは40台50台なのね。
  GM : マスターが五十代、奥さんはもう少し若いってところです。
  千里 : 成る程だわ。
  GM : 萌花「はぁ……今日も閑古鳥が鳴いているぅ……」        客が居ないのをいいことにカウンターに突っ伏すように座る萌花が暇そうに呟きます。        マスターは無言でコーヒーメーカーを覗いており、千代子さんは最後のお客の食器を洗っています。
  千里 : 「萌花ちゃん、ここじゃなくて他のお店でバイトしたらいいじゃない」        机をちゃきちゃきと拭いて回って。
  GM : 萌花「いやぁ、解ってはいるんですけどねぇ。           着替えて即自宅という誘惑には中々勝てなくって」        だるーん、としながら苦笑を浮かべてそうのたまいます。
  千里 : 「成る程。でも、労働つきのお子使いと変わらないわよ」        くす、と笑って。        軽くごみを拾った後。        「とは言え、私も含めてこのお店だけで4人分も稼ぎが出てるって凄いわよね」
  GM : 千代子「ここは、御祖父様の代からの常連さんが今も通ってきてくださっていますから」        楚々と顔をほころばせながら、ぬぐった食器を仕舞います。
  千里 : 成る程。        「コミュニティの強さですね」        そう、軽く頷くわ。        地域密着型の私営なのね。
  GM : 萌花「新規顧客を開拓できればいいんですけどねぇ。           ぶっちゃけ、学生さんにはお堅い雰囲気なのかも」        萌花が、シックな色合いの店内を見回しながら、ふと思いついたように言います。
  千里 : 「中で働いている人は、全然堅くも無いのにね」
  GM : 萌花「いやぁ、それほどでもぉ……というか、何か無いですかね、村おこし的なアイデアとか?」        ちょっと期待するように、千里を見つめます。        ちなみに、それらの会話の間、マスターはずっとコーヒーポットを見続けているだけです。
  千里 : 「村おこし的なアイデア?」        壁に軽く寄りかかって。        「そうね。何か期待してもらっちゃってるから案を出しましょうか」
  GM : ピッ、と指を一本たてながら、        萌花「ずばり! 客層を低く、学生さんを呼び込むような画期的なのをお願いします!」
  千里 : 「客層を低くしちゃ駄目でしょう。上を切り捨てちゃ。広く、じゃない?         クリスマスも近いし、それにかこつけてイベントを開いたらどうかな」        ふむ、と。        「とは言え、クリスマス当日はどうで人が来るでしょうし、ねらい目は当日以外よね」
  GM : 萌花「それはよさ気なアイデアですねぇ……クリスマスフェアかぁ……あ」        しまった、と言いたげに、舌を出します。
  千里 : ん、どうしたのかな。
  GM : 萌花「えー、あー、そういえば、鶴辺先輩はクリスマスのご予定なんぞはぁ……?」        うろうろと視線を彷徨わせながら、尋ねます。
  千里 : ふむ、と、萌花ちゃんのほうを見てから。        「ないけど」
  GM : 萌花「マジですか!?」        ホッとした、という表情と「またまたそんな」的な表情が同居しつつ、萌花は言葉を濁します。
  千里 : 「なんだったら、お店空けても良いわよ」
  GM : 萌花「いや、実はですね……           逆に、私めの方にクリスマスの予定が、入っていたり入ってなかったりぃ……」
  千里 : 「いえ、だから。萌花ちゃん。お店空けても良いわよ?」        微笑んで。
  GM : 萌花「い、いいんですかね? 鶴辺先輩、彼氏さんとかと用事ないんすか?」        微妙に喜色を浮かべつつも、心配になって聞いてきます。
  千里 : 「うんうん、気にしないで楽しんでらっしゃい。         私は若者の幸せに寛大よ」
  GM : 萌花「はーい! ぃよっしゃ、後は…………当日のOKを貰えればぁ。           ……ともあれ、ありがとうございます!」        上がって、また下がるように、ちょっと乾いた笑いを浮かべつつ、萌花はお礼を言います。
  千里 : 「良いってことよ」        軽く親指を立ててみる。
  GM : ぐっ、と親指を突き返す萌花です。        と、其処にカランカラン、と来店のベルが鳴りました。        萌花「あ、いらっしゃいませ!」
  千里 : 「いらっしゃいませぇー」
  GM : スーツを纏って正装した初老の男性が来店してきます。
  千里 : 壁から背を離します。
  GM : 男性「いや、すまないが道に迷ってしまってね。ああ、注文はさせてもらうよ」
  千里 : 「はい、どちらへ?」
  GM : カウンターに歩み寄りながら、人好きのよさそうな笑みを浮かべます。
  千里 : と、男性の様子を見てみるわ。
  GM : 珍しいことに一見さんですね。
  千里 : “アラインメイズ”、感情察知、人の『迷い』が常に見えている。
  GM : 男性「ああ、霞染高校というのだが、この辺りのはずなんだがね」
  千里 : 「霞染高校。なるほど」        明良君と瑞樹ちゃんが通ってるところね。
  GM : そうですね。        ちなみに、二人は常連ではないですが、店のことは知っていて構いません。        お互い名前までは知らないかも知れませんが、        現時点ではたまにいく喫茶店のお客とウェイトレスさんという関係ですね。
  明良 : うーい。
  千里 : まぁ、当然知ってそうね。        判定とか必要?
  GM : 今回はプロローグですし……まぁ、せっかくだから判定してみましょう。
  千里 : 何で振れば良いの?
  GM : この場合、感情の迷いを見るのならアラインメイズ・パックの感情知覚ですか。        あ、でもこれ常動なのか。
  千里 : そうね。        対抗するのなら、知力−14で対抗よ。
  GM : 対抗もなにも、この男性からは普通に見ても、        「迷ってしまって困ったなぁ」という雰囲気がにじみ出ていますよ(笑)
  千里 : ただ道に迷ってるのね。        ちなみに聞いたのは、霞染を知っているかどうかなのだけれど。(笑)
  GM : ああ、そっちだったんですか(笑)        であるなら、知っていて構いません、常連でなくともお客さんがたまに来る学校ですし。
  千里 : 了解よ。
  GM : 男性「とりあえず、歩き疲れてしまってね、コーヒーを頂こう」
  千里 : 「はい。何になさいますか? キャラメルモカが今のお勧めです」
  GM : 男性「すまないがあまり詳しくなくてね。では、それを頂こうかな」        萌花「あ、じゃあ私はこの辺りの地図を持ってきますねぇ!」
  千里 : 「はい。お願いします」
  GM : そそくさと、萌花が裏、家の方へと地図を探しに行きます。
  千里 : 「では、キャラメルモカ、Mカップでよろしいですね。         340円になります」        ちーん。
  GM : 男性「ああ。それとすまない。ちょっと聞きたい事があるのだが、構わんかね?」        と、カウンターにかけながら、千里と、マスターや千代子さん、皆に尋ねるように声をかけます。
  千里 : 「構いませんよ」
  GM : 男性「この辺りで、そう……なにか、妙な噂などは聞かないかね?           例えば、誰か行方不明になっただとか」        男性は、言葉を選びながら、とつとつと語ります。        ちなみに、千里さんの知る限り、ここ最近でそんな事件なんかは聞いたことがありません。
  千里 : 「行方不明……? いいえ、特に聞きませんけれど。         マスター、あります?」
  GM : マスター「……ふむ」        す、と数瞬視線をさまよわせ、マスターはゆっくり首を横に振ります。        千代子「私も聞いたことがありません。お役に立てずに申し訳ありません」
  千里 : 「特に内容ですけれど、それが……何か?」
  GM : 尋ねる千里さんや深々と頭を下げる千代子さんに、男性は恐縮したように手を振って見せます。        男性「いや、なに。実は私は記者のような仕事をしていてね。           知らない土地に来るとそうした話を集めてしまう、一種の職業病だよ」
  千里 : 「成る程。         それでは、霞染高校にも取材か何かで。         キャラメルモカ、上がりました」
  GM : 男性「ん、うむ。まぁ内容は、個人の事情に関わるので話すことはできないが……ああ、すまない」
  千里 : 手渡しつつ。        「成る程。お仕事、頑張って下さいませ」
  GM : 男性「私が忙しいということは、それだけ事件があるという事に成ってしまうのだがね。           まぁ、それもまた仕事さ」        カップを受け取りつつ、男性は微笑んでみせます。
  千里 : 「いえいえ。貴方が忙しいということは、それだけ多くの人が知るべきことがある、と言うことです」
  GM : 男性「ふ、む……なるほど、そういう見方もある、か」        と、そこに萌花が戻ってきます。        萌花「ちょうど、霞染高校まで乗ってる地域地図を見つけましたよぉ」
  千里 : 「地獄絵図じゃなくて良かったわ。         ありがとう」        すっと受け取って説明するわ。
  GM : 萌花「いえいえぇ……って、地獄絵図がある家ってどんなんですか!?」
  千里 : 「漢字に直してみると似てるわよ。地域地図、地獄絵図」
  GM : 萌花「えっ? えっ? ……あれ、本当だ!? なんか似てる!?」
  千里 : 「ここが今いる、Undecimberです」
  GM : 驚愕している萌花を置き去りに、男性は地図を覗き込みます。
  千里 : すっと示して。
  GM : 男性「ふむ、そうすると、こっちが霞染高校だね」        と、地図上の高校を指差します。
  千里 : 「はい。ここの道は今工事中でして、あと、         ここの路地裏はいるとわかりづらいので、この道が通学路になってます」
  GM : 男性「……ああ、ここの道を曲がってしまったから辿り着かなかったのだな。           理解できたよ、ありがとう」
  千里 : 「いえいえ。         なんでしたら、軽くメモも渡しますけれど……」
  GM : 男性「いや、おそらく大丈夫だろう。ああ、助かった。それでは早速行ってみることにするよ」        ずず、と最後の一口をすすり、男性が立ち上がります。
  千里 : 「はい。では、お気をつけて。         ありがとう御座いますー」
  GM : 萌花「340円になります」        レジに待機していた萌花に支払いを済ませ、男性は軽く頭を下げながら店を出ます。        男性「ごちそうさま。大変美味しかった。ありがとう」
  千里 : 「よろしければ、また御越し下さい」
  GM : 男性は軽く手をあげて答えつつ、霞染高校の方角へ歩いて行きました。
  GM : さて、そろそろ締めましょう。        なにか、結びの言葉があれば。
  千里 : え、これで終わり?(笑)        「なんだか……         プロローグっぽいお客だったわね」
  GM : 萌花「メタ言ったら駄目ですよぉ! 予定していた伏線はちゃんと張れたし、問題なしです!」
  千里 : 「受け答えが最適ね。         そうそう、クリスマスの企画だけど。         こんなのどうかしら」        ぴっと指を立てて。        「『出会い系喫茶』」
  GM : 萌花「行き成りすぎる方向転換!? 店の雰囲気台無しだ!」
  千里 : 「若い子きそうだけど」
  GM : 萌花「むしろ年配のお客が軒並み離れそうですよぉ!」      今日この日も、迷う人を導いた。      あるいは、皆迷っているのかもしれない。      でも、それは些細なこと。      とりあえず、またのご来店をお待ちしています。   千里 : ま、そんなところね。
  GM : はい、短かったですが、お疲れさまでした。
  千里 : なんだか本当にちょみっとだったわね。(苦笑)
  GM : いいんですよ、プロローグなんてそんなものです(笑)        まぁ、自己紹介の方が長かったのは誤算でしたが(笑)        さて、とりあえずこれで三人ともプロローグは終わりました。
  千里 : お疲れ様。
  GM : どんな感じだったでしょう、短いなりに自分のキャラらしい所は表現できました?
  千里 : なんだか割と普通で悪いわね。
  GM : 明良君がダウナー系で、瑞樹が天真爛漫のアッパー系なので、        普通という位置取りはある意味最適です(笑)


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