File.02 『Girl behind you』

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  GM : 次なるシーンは、千里さんと二手に別れてプールへと向かった瑞樹さんのシーンです。        ですが、その前に、せっかくなので瑞樹さん。
  瑞樹 : おう?
  GM : 2d6を5回振ってください。        出目が高いほど明良君が不幸になり、ゾロ目があるとイベントが展開します。
  瑞樹 : わーい!        (ころころ……×5) = 6 , 9 , 3 , 3 , 8
  GM : ち、全体的に低いな(笑)
  瑞樹 : 私超優しい。明良感謝しろ!
  明良 : なんでだ?(笑)
  瑞樹 : 小さい目振ってあげたじゃん。
  明良 : はっ! そういうことか。        というか、なんで俺が不幸になるのかがわからん(笑)        どういうことだー!
  GM : ゾロ目は二つですね。
  GM : さて、それではわき目も振らず外へ飛び出した瑞樹さん。
  瑞樹 : 飛び出した。
  GM : いつぞや屋上から飛び降りたプールまでやってきました。        ちなみに鍵は掛かっていなかったのでプール内まで入れます。        郁子「そもそも、プールの怪談は浅賀さんじゃなかったかしら」
  瑞樹 : 「そうなんだけど、まあ、そうなんだけど、なんかあるかなぁって」
  明良 : ねえよ。
  瑞樹 : 「ほら、図書準備室で一応ヒントっぽいのあったじゃん。         あのとき、実際には怪談の人じゃなかったけど、ヒント持ってたから、         そういう風にヒントがあるかもって」
  GM : 郁子「そうね。たとえ怪談自体が身内でも、メリーさんが何か残しているかも」
  瑞樹 : 「そうそう」
  GM : 郁子「ひょっとしたら、全く関係ない怪談の痕跡を見つけたり」        ともあれ、何か痕跡を探すなら〈探索〉でお願いします。
  瑞樹 : 持ってない!(笑)        隠すことは出来るけど探すことは苦手。        でも一応。技能なし値って-4だったっけ?
  GM : 知力−4ですね、絶望的だ(笑)
  瑞樹 : (ころころ……) 9-4-[4,1,5] = -5        無理だった!
  明良 : ばーかばーか!
  瑞樹 : うっさーい!
  GM : (ころころ……) [6,2,3] = 11        ふむ。        郁子「あれは……なにかしら?」
  瑞樹 : 「ん?」
  GM : つい、と指さす先には、壁を何かが這ったようなぬらつく跡が。
  瑞樹 : 「なんだろ」        調べに行く。
  明良 : 調べんな!
  瑞樹 : 調べるよ!(笑)
  明良 : どうせまた新たな七不思議がどうかとか言い出すんだろ?(笑)
  GM : 郁子「いつの間に、巨大ナメクジ、なんて怪談が増えたのかしらね」
  瑞樹 : 「私やたつみんは実際には怪奇じゃないから、入れ替わったのかな?」
  GM : その後は、壁の中ほどから屋上へとズリズリと移動していたようです。
  瑞樹 : 「屋上に向かってる……?」
  明良 : いや、降りるのと上るのは区別つくのか?(笑)        屋上から降りてきたかもしれないだろう!
  瑞樹 : 地面にぬらぬらがついてない。        だから降りてはいないだろうって判断じゃないの?
  GM : 壁に現物がない以上、どこかへ行ったとみなすのが普通でしょう。
  明良 : こいつめ!
  瑞樹 : まあ、足跡調べて明良の足跡が見つかってもいいなら、そっちにしてもいいな!(笑)
  GM : 郁子「屋上へは、鶴辺さんが行っていたわね」
  瑞樹 : 「千里さんが危な……い?」
  GM : 危な、い?
  明良 : 隕石でも落ちてくんの?
  瑞樹 : どうも千里さんがピンチに陥るビジョンがない。
  GM : 郁子「一足飛びに事態が解決しそうな予感すらするわ」
  瑞樹 : 「でも一応、メールしておこう」
  GM : では、ぴっぽっぱっ、とメールを打ちこんでいる―――その時です。
  瑞樹 : お?             ――パリッ   瑞樹 : パリ?
  明良 : ぎゃー!                  パパッ   パリパリッ!   瑞樹 : どこから?
  GM : 電子機器を使おうとした瞬間、画面に一瞬ノイズが走りました。
  明良 : 今すぐその携帯をプールに投げ込むんだ。        そうすると水にパワーを吸い取られるんだ、きっと。
  瑞樹 : 「おーう?」
  GM : それは、あたかも波のように右から左へ、瑞樹さんの直ぐそばをよぎるように通り過ぎて行きます。
  瑞樹 : 右から左?           パパッ     バチッ!   瑞樹 : 右から左に視線を走らせてみよう。
  GM : そうですね、視線を向けると、        その先に紫電の跡が「バリッ」とたまに放電しながら、どこか奥へと進んでいるように見えます。
  瑞樹 : 「なんか電気走ってった!」
  GM : 郁子「……これは」
  瑞樹 : 追ってみよう!
  GM : 流石は瑞樹さん、思い立ったら一直線ですね。
  明良 : バカだからな。
  瑞樹 : なんでもやってみるべきである。        私はダッシュで追う!
  GM : では、その紫電の流れは、放電を繰り返しながら更に奥、部室棟の方へと進んで行きました。
  瑞樹 : 「白いなんちゃらって怪談あったな……あれのことかな」(ダッシュダッシュ)
  GM : 追いかけるも、速度が段違いですので自然と見失ってしまいます。
  瑞樹 : 「ぬう……追い切れないか」
  明良 : これがえーとなんだっけ、七不思議でいうと。白い影?
  瑞樹 : そうなるけど、これじゃあない気がする(笑)
  GM : 郁子「今のも七不思議にはなかった怪談ね。参ったわ、情報以上の怪異が多すぎるわ」        郁子はやれやれ、と言いたげにため息を吐きます。        現場は部室棟、奇しくも郁子が怪談となった霧の出る部室棟です。
  瑞樹 : 「ううーん、まあ、プールは何にもなかったし、部室棟行ってみよう。ちょうどさっきのも入ってったし」
  GM : 大小さまざまな部活、それも運動部文化部が混合のカオスな要諦をみせる部室棟は、        一見すると小さいアパートのようにも見えます。
  瑞樹 : ふむふむ。
  GM : 郁子「二階が文化部、一階が運動部が使う部室であり、電源も引かれて至れり尽くせり。           まぁ、道場を使っている剣道部の浅賀さんには縁のない場所かもしれないわね」
  瑞樹 : 「あんまり来ない。たしかに」
  GM : 郁子「電気が走っていたということは、二階の文化部の方かしら。           それとも、ある程度の広さがある運動部の方かしら」        どちらを調べますか?
  瑞樹 : 「うーん、電気あるほうで行こう! 文化部へゴー!」
  GM : 了解しました。        では、部室棟の二階、文化部連へやってまいりました瑞樹さんですが、ここで問題が。
  明良 : ほほう。なんだ?
  瑞樹 : おう?
  GM : 部室には、当然ながら鍵がかかっています。
  瑞樹 : おろ。
  明良 : 問題か?
  GM : 明良君と一緒にしないでください(笑)
  瑞樹 : 壊しちゃ駄目って言われてた。そういえば。
  明良 : お前には木刀があるだろ。
  瑞樹 : 割っちゃいけないっていう話なかったっけ。
  GM : とりあえず、聞き耳くらいは瑞樹さんでも出来ますが。
  瑞樹 : 聞き耳してみよう!        (ころころ……) 9-[4,1,6] = -2        分からなかった! 中を覗いてみよう。
  GM : 窓から覗いてみると、内部は暗く、煩雑とした雰囲気はあるものの、        とりたてて可笑しいところはなさそうです。
  瑞樹 : 暗視があるから、まあ、多分問題ないはず。
  明良 : 次の部屋いけ。
  瑞樹 : どんどん部室を見て行こう! 窓があるんだから中は見れるし。
  GM : さて、そうして瑞樹さんが文化部の部室を調べている、と。        (ころころ……) [5,3,4] = 12        うん。
  瑞樹 : うん?
  GM : ―――ズドンッ!        という音が、下の運動部室から響いてきました。        何かをはじき飛ばしたかのような、勢いよく叩きつけたような音です。
  明良 : やべ。
  瑞樹 : 「下だった!?」        急いで音の場所へ向かう!
  GM : 階段を下り、そちらへ向かう迄の間に、二度、三度と音は響き、
  明良 : なんとなく黒いのがミンチにされてる気がする。
  GM : 瑞樹さん、敏捷で判定をお願いします。
  瑞樹 : む。        (ころころ……) 15-[3,6,3] = 3        出目が全体的に高め、明良のために使いすぎたか……!
  明良 : 普通目だろ?(笑)
  瑞樹 : まあ、私的期待値だけどさー(笑)
  GM : 3成功ですか、それなら。あの部室だ、と角を曲がった瞬間、        その視界が一瞬フラッシュでも焚かれたかのように強い光に包まれ、        気づけば、その場には何も残されていませんでした。
  瑞樹 : 「ぐ、ぬ?」
  GM : その一瞬、瑞樹さんは、確かに人の後ろ姿を見たような気がしますが、        一瞬だったため、小柄だった、くらいの情報しか読み取ることはできませんでした。
  明良 : ジュピターだ。
  瑞樹 : 「遅かったか!」
  明良 : 命拾いしたんだよ!        あ、そのへんに黒いの転がってねえ?
  瑞樹 : 何にも残ってない?
  GM : 後に残されたのは、何もない部室と…………黒い煙のような空間。
  瑞樹 : くろいけむり?
  GM : そうですね、イメージとしては煙幕でも焚いたような。        ただ、それも徐々に晴れて行ってしまい。        (ころころ……) [1,5,6] = 12        お。
  瑞樹 : む?
  GM : 残されたのは、ほんの僅か、黒い布の切れ端のようなもの。
  瑞樹 : 黒い布? 拾おう。
  GM : 繊維が焦げ、溶解しているそれは、超高温で焼き切られたかのような、そんな切り口を見せています。        小さな欠片ですがおそらく、服の一部だったのではないか、と推察できますね。
  明良 : また逃げたのか。しぶといな。
  瑞樹 : 「こういうのなんて言うんだっけ……」
  GM : 郁子「なにが、かしら?」
  瑞樹 : 「こんなの拾ったの」
  GM : 郁子はチラッ、とそれを見やると、        郁子「服の切れ端ね。それもコート、上着の端ってところかしら。           焦げたような臭いで紛れているけれど、何か腐った卵みたいな臭いをさせているわ」
  瑞樹 : 「腐った卵?」
  GM : 郁子「ガスっていうのかしら。内臓の腐ったような臭いよね」
  瑞樹 : 「状況がいまいち掴みきれないけど、さっきの電気っぽいのの仕業かな」
  GM : 郁子「なんにせよ判るのは、光る何かが居ることと、黒い服を着た誰かが居るってことかしら。           黒い服といえば七不思議にも居たわね、黒衣の吸血鬼が」
  瑞樹 : 「ってことは、ついさっきまでその黒衣の吸血鬼がここにいたってことか!」
  GM : 可能性は高い、と郁子は頷きます。
  明良 : もっとやばいのもいたんだけどな。
  瑞樹 : 「じゃあ探そう! まだ遠くにはいけてないはず!」        だだだー! っと、自分が来たほうと反対のほうを探そう!
  明良 : プールに戻るのか?
  GM : 郁子「問題なのは、それと敵対する何かがいるってことなんだけど……聞いてないわね」        ふぅ、と嘆息。
  瑞樹 : 先手必殺!
  GM : 見敵必殺の間違いでは(笑)
  瑞樹 : いいのいいの!
  明良 : みつけてもいねえしな。
  GM : 郁子「ま、なんにしても手掛かりもないことだし。付き合うとしますか」        時間の針は既に22時を回り、刻限は刻一刻と迫っています。
  瑞樹 : あ、千里さんにメールは送れてたっけ?
  GM : ああ、送れますよ。
  瑞樹 : 送っておこう。屋上になんかいるかもしれないですって。
  GM : 届いているかどうかまでは定かではありませんが(笑)
  瑞樹 : まあ、届いてると仮定する!
  明良 : お前の中ではな!
  GM : そういえば、ふと思い出した事象が一つ。
  瑞樹 : おう?
  GM : 明良君、放送室に爆弾仕掛けてましたよね、1時間タイマーで。
  明良 : まあな。罠技能で判定して成功度を出しておくべきだった。        1時間経過する前に回収しておかないとな。
  GM : つまり、今頃は放送室は酸の海(笑)
  明良 : なに、もう1時間過ぎたのか?(笑)
  GM : 既に1時間経過しましたが、なにか(笑)
  明良 : おおい(笑)        まあいいや。
  GM : 実際、〈探索〉は本当なら1回ごとに1時間かかるんですけどね(笑)
  明良 : いいや30分じゃね?(笑)
  GM : 厳密にしていませんが、それなりに時間は掛かったことにします。        さて、というところで、瑞樹さんは影を見つけた黒衣の吸血鬼を追って行動を開始、        というところでシーンをカットします。
  瑞樹 : はい!

  明良 : どこまでやったっけ!
  瑞樹 : 千里さんのターンだよ!
  GM : はい、次は千里さんのシーンです。
  明良 : 俺はどうしてたっけ。
  GM : 明良君は堕天使を取り逃がして、現在はあてどなく怪異の調査中です。
  明良 : 方針は次回決めるといったままだった!        当てはなかったか・・・・・・なにかっ!
  瑞樹 : 当てを持ってるのは私だね(笑)
  GM : 瑞樹さんは、謎の放電現象を追って行き、黒いコートの切れ端を入手、        七不思議のひとつ、黒衣の吸血鬼ではないかと想像して追いかけています。
  瑞樹 : 明良欲しい? 当て。
  明良 : ほしい。幽霊以外で。        今更だけどジュピターからなんとしてでも預言を聞き出しておくんだった。
  GM : そして、千里さんは瑞樹さんが飛び降りた怪談を調査すべく、屋上へと向かいました。
  千里 : ええ。
  明良 : 柚穂を突き落とすのかな。
  GM : では、千里さんが屋上へと向かい、最上階へ辿りついた時のことです。        カツーン...カツーン...        と、例によって足音が背後から聞こえてきます。
  千里 : 「あら、しつこいだわね」        呟いて、屋上を目指すわよ。
  GM : 完全に無視ですね、まぁ音が背後をうろついているだけで、今のところ害はありませんが(笑)        特別な反応を示さないのならば、例によってその音はフェードアウトするように消えてしまいます。        そうして辿りついたのは、鉄製の屋上への扉。        なんの変哲もない、ただどういうわけか鍵の開いた扉です。
  千里 : とりあえず、瑞樹さんたちと怪談を調べないとね。
  GM : 瑞樹さんの怪談、屋上からプールへ飛び込む少女ですね。        実際はプールまで届かず、プールサイドに落ちたわけですが。
  千里 : まぁ、扉を開けるだわよ。
  GM : がちゃ、キィ――。        きしむ金属音、そうして開かれた場所は、鉄製の柵に囲まれたひろい屋上。        そして、        柚穂「えー、と……これじゃない、これでもない……」(カチカチっ)        一心不乱に携帯に向かって操作を続ける、行方不明のはずの柚穂の姿でした。
  千里 : 「あら。嘉月柚穂さん?」
  GM : 柚穂「えーとえーと……って、あれ?」        きょとん、とした顔で千里さんに振り返ります。
  千里 : 「探していたのよ。こんなところで何してるの?」
  GM : 柚穂「えっ、えっ? 探してたって……あれ?           それじゃあ鶴辺さんが、メリーさんの遊び相手なんですか?」
  千里 : 「そうよ。なんか状況を飲み込んじゃってるみたいね。驚きだわ」        腰に手を当てて。
  GM : 柚穂「うーん、てっきり瑞樹あたりだと思ってたのに。びっくり」
  千里 : 「浅賀さん? も、多分そう、なのかしら。どっちかしらね」
  GM : 柚穂「あー、どうなんでしょう?           でも、少なくとも昨日の段階では瑞樹は電話を受けて無いはずなんですよね。           どこから繋がったのか……あー、でもそれより、どうやって脱出すべきか」        うーん、と自己完結。
  千里 : 「脱出って、動けないのかしら?」        と言って、手を差し伸べてみるわ。
  GM : 千里さんが来た当初から、柚穂は屋上のほぼ中央から動いていません。        柚穂「いえ、多分『遊び相手』に助けてもらったら、動くことはできると思います、けど。           多分、それじゃあ次の『遊び』が始まるだけなんだと思うんですよ。           なんとかして、遊びを終わらせないと、メリーさんは延々遊びを続けて、           最後には相手を連れて行ってしまうんです」
  瑞樹 : 先のこと全然考えてなかった。
  千里 : 「へぇ、そう言うお話なの?」
  GM : 柚穂「ええ、 そ の 筈 で す」
  千里 : 嘉月さんの隣に腰掛けるわ。        「そのはずとは?」
  GM : 柚穂「記事にして、そこら辺もしっかり調べた記憶もあるんですけど……           ……なんでか覚えていないんですよ」        ぽりぽりと、頭をかいて苦笑します。
  明良 : 俺のときはそんなこと言ってたか?
  GM : 柚穂「まるで、その答えだけをモヤで埋められたみたいな……」
  千里 : 「いつ調べたのかしら」
  GM : 柚穂「えーっと、七不思議の記事を投稿する前ですから、           昨日の夜にも見ているはずなんですけど」
  千里 : 「そのログとかは?」
  GM : 柚穂「直した記憶もないんですけど、どういうわけか概要しか書かれてなくて。           それで、原文が残ってないか調べてたんですけど」        と、携帯を見せますが、結果はうまくいっていないようです。
  明良 : 鶴辺さんのコナン能力の出番だな。        真実はいつも一つ!とびしってやれば自白するぜ。
  千里 : 佐奈川君はさなさなしてればいいわ。
  明良 : さなさなー!
  千里 : 「ふぅん。とすると、介入が在ったわけだわね」        今、浅賀さんはどんな状況だったかしら。
  GM : えーと、時期的にそうして話していると瑞樹さんからメールが届くころかと。        『恐怖! 巨大ナメクジ現る!』        そして、それと前後してプールから部活棟の方へ放電現象を追いかけていきました。
  千里 : ふむ。屋上から姿とか見えないかしらね。
  GM : 後ろ姿、いやもう行ってしまった頃でしょう、シーン進行的な意味で。
  千里 : そ。        「見えないだわねぇ」
  GM : まぁ、屋上ですから位置を調整すれば離れた場所に部室棟が見えるかもしれません。
  千里 : 電話をぴぽぱ。浅賀さんに電話してみるわよ。
  明良 : 電話は筒抜けだから会話に気をつけてくれマジで!
  千里 : 佐奈川明良君が来てるらしいわよ。とか言っちゃ駄目なのね。知らないけど。(笑)
  明良 : それはまだいいけど、能力使ったよとか言うのはやめてくれ(笑)
  瑞樹 : えーと、どんな状況だっけ?
  GM : そうですね、時間的に……どういうわけか、その電話はしばらくして「つーつー」と不通になりました。
  瑞樹 : あれ? 繋がらないのか。
  明良 : 電波障害か。
  GM : で、しばらくすると、屋上に居る千里さんのところにも、        ズドンッ!        という衝撃音が響いてきました。        ちょうど部室棟の方です。        大砲でもぶっ放したのか、という低い破裂音でした。
  千里 : ふぅん。
  明良 : お、おれじゃねえからな!
  GM : 犯人はみんなそう言うんです。
  明良 : そうだ、やることみつかった。放送室に放火しておかないと。
  千里 : 「――何だか状況が切羽詰まってきてるみたいだわね」
  GM : 柚穂「自覚はないんですけど、今一番やばいのって私ですよね」        たはは、と冷や汗たらり。
  千里 : 「そうね」
  明良 : いや俺だね!
  瑞樹 : 明良は、なんていうか、自業自得感漂う。
  GM : 明良君はそういうキャラですから。
  千里 : 「メリーさんとのゲームの内容って決まってないの?         まぁ、調べてあっても忘れちゃってるかしら」
  GM : 柚穂「ゲーム自体に意味はないんです。終わらせ方が問題なだけで。           極端な話、終わらせ方さえしっかり実行できれば、           ゲームの途中でも終わらせられる筈なんです」
  明良 : つまりどういうことだってばよ!
  千里 : 「成程。このゲームの説明は、『宝の隠し場所を見つければ貴方達の勝ちよ』ってことだったらしいけれど」
  GM : 柚穂「宝っていうのが私のことなら、とりあえず第一ゲームは終わりってことだと思います。           けど、直ぐに第二ゲームが始まる筈、そうして延々に遊び続けるのがメリーさんなんです」
  明良 : 第二のゲームはなんなんだろうな。
  GM : 柚穂「メリーさんは『友達』と遊んでいるだけなんです。           それで、帰れなくなった『友達』を連れていってしまう。           だから、帰るための『何か』が必要なんです」
  千里 : 「帰るための何かねぇ。         ま、それじゃとりあえず終わらせておきましょう」        嘉月さんを掴んで。        「宝を見つけただわ」        と言ってみるわ。
  GM : はい、千里さんが柚穂に触れた瞬間、       ぴん ぽん ぱん ぽーーーん...♪   GM : と、校内放送が響き渡ります。        この音は瑞樹さんも、明良君も聞こえています。        もちろん、ユピテルもばっちり聞いています。
  明良 : あれ放送室は爆破したはずだが…(笑)        とりあえず放送室に走る。
  GM : 『もしもし? わたし、メリーさん――』        ノイズ混じりの音は、最初に聞いたのと全く同質のものです。        『おめでとう! 宝を見つけたのね、すごいわ――』        『このゲームは私の負けね、残念だわ――』        『それじゃあ、次は何をして遊びましょうか――』        うーん、としばし考えるような間が空いて。
  千里 : ふむ。
  GM : 『そうだ、せっかく皆バラバラに別れているのだし、隠れん坊にしましょう――』
  明良 : そういえば見事にばらばらだな。
  瑞樹 : 気になるんだけどかくれんぼっていつ終わるんだろう。
  明良 : そりゃ鬼を残してみんな帰ったら終わりなんじゃね。
  瑞樹 : じゃあ帰ろう!(笑)
  GM : 鬼か(笑)        『わたしが鬼ね、すぐに見つけてあげるわ――』        『もし、隠れている場所をわたしに見つかったら……――』  がが、 ぶつっ、        ぴん ぽん ぱん ぽーーーん...♪   千里 : 「――ですって。どうしましょうか」
  GM : 柚穂「隠れん坊って、下手すると一番長引きそうな遊びですよね」        ひきつった笑いを浮かべています。        逃げることのエキスパート、鶴辺千里ここにあり!(笑)
  明良 : 勝者は決まった(笑)
  瑞樹 : 千里さん以外みんな捕まりそうなんだけど。
  明良 : くそっ。だがこの俺の保身力を舐めるなっ……逃げてやる、逃げ切ってやるっ!
  GM : まっさきにやられそうなフラグを立てないでください(笑)        と、そうだ、千里さん。
  千里 : はい。
  GM : 今、放送があった瞬間から、なんとなく空気が変わったような感じを受けました。        空気圧、というほど明確な違いではないんですが、どことなく空間の雰囲気が変わったような。        というところで千里さん、瑞樹さん、ちょっと知力判定をお願いします。        あ、明良君もか。
  明良 : (ころころ……) 15-[4,3,5] = 3
  千里 : 知力判定ね。        (ころころ……) 17-[4,4,6] = 3
  明良 : 互角っ!
  瑞樹 : (ころころ……) 9-[5,6,5] = -7        ファンブルぎりぎり! しなかった!
  明良 : 瑞樹すげえな(笑)
  GM : あ、瑞樹さんは意志の強さを足していいですよ。
  瑞樹 : え? ……うん、それでも失敗。
  GM : まぁ、出目が出目でしたからね(笑)
  瑞樹 : 幸運使う!
  GM : はい、了解です。
  瑞樹 : (ころころ……×2) = 5 , 4        5成功のを使うよ!
  GM : おおっ、では瑞樹さんが一番成功度が高いですね。        やはり親友の命が掛かっていると真剣度が変わるんでしょうか。
  瑞樹 : 常に真剣!
  明良 : 幸運使ったからじゃね。
  GM : 運が良かったんですね(笑)
  見学者: 達人ご愛用幸運(笑)
  GM : では、瑞樹さん。        瑞樹さんも、例の放送が聞こえた瞬間、どことなく空気が変わったような感覚を覚えたのですが。
  瑞樹 : が?
  GM : その切り替わりの際、フラッシュバックするように、ある情報が脳裏をよぎりました。
  瑞樹 : おう!?
  GM : それは、柚穂の見せてくれた怪談の原文。
  明良 : ん?
  瑞樹 : お。
  GM : なぜだか、空間の切り替わりの際、        まるで『忘れていたのを思い出した』かのように、その文章が浮かんできました。
  瑞樹 : これは私が覚えてたって言うより、柚穂が忘れさせられた記憶が流れ込んだんだな。     白いワンピースが似合うメリーさん。     いつもずっと一緒だったメリーさん。     気づいたら居なくなったメリーさん。     男の人に連れて行かれたメリーさん。     ある夏の暑い夜、23時59分59秒、非通知。           『もしもし? わたし、メリーさん――』       『また一緒に遊びましょう――』     赤いワンピースを着たメリーさん。     ずっとニコニコ笑顔のメリーさん。     いつまでもずっと一緒メリーさん。       『もっともっと遊びましょう――』       ――でも、暗くなってきたし。       『まだ下校のチャイムも、放送も鳴っていないわ――』     そうなのかもしれない。     いつまでも遊びに夢中のメリーさん。     日が暮れても暗くなっても。     いつまでもずっと一緒のメリーさん。              『あなたも、一緒に遊びましょう――?』   GM : 歌うように、節をつけて、それらの文章が流れ込んできます。
  明良 : すまんが放送室は爆破した。
  GM : 明良君のトラップにより、放送室は酸爆弾で……(笑)
  瑞樹 : なにしてくれてんの!?
  明良 : ちょっと回収し忘れててな…(笑)
  瑞樹 : ぐぐぐ、なら、予言どおり、鐘を鳴らそう。        放送室が駄目だったら、チャイムの代わりに鐘を鳴らして預言が成就する流れだ!
  明良 : 図らずも預言どおりに……これが預言の力か。
  GM : 決めているところ悪いですが、放送室を駄目にしたのはGMではないですからね(笑)
  瑞樹 : えーっと、勝負の途中でもいいんだっけ?
  GM : 瑞樹さんは知りませんが、勝負の途中であっても条件がそろえば帰れます。
  瑞樹 : うん、途中でもいい。
  明良 : でも瑞樹、鐘のこと知ってたっけ?
  瑞樹 : 第0話の時点で3つの鐘の場所を知ってるよ。
  GM : というか、瑞樹さんは放送室の惨状も知らないかと(笑)        まずは放送室に行かないと鐘を鳴らそうという発想もでませんな(笑)
  明良 : そういえばそうだな(笑)
  瑞樹 : 「怪談の原文……つまり下校のチャイムを鳴らせば終わるのか!」        ぴきーん! ということで放送室へダッシュするのであった。
  明良 : クソ、俺も放送室に行ってるじゃねえか(笑)
  GM : はい、では瑞樹さん、および明良君は放送室へ、と。
  明良 : バルディエールは?
  瑞樹 : たつみんもいっしょ!        あ、たつみんに対処法を書いたメモを渡しとこう。
  GM : 瑞樹さんが方向転換したらその後を追従します。        千里さんは、この後どのように行動しますか?
  千里 : 「ふぅん……さて、どうしましょうかね」        嘉月さんに聞くだわ。
  GM : 柚穂「とりあえず、どうすれば終われるのか判るまで、隠れるしかないんじゃないでしょうか」
  千里 : 「成程ね」
  瑞樹 : 携帯で千里さんにコールコール。って、私シーンに出てないから無理かな?
  GM : というか、現在瑞樹さんは電波障害が続いています。
  瑞樹 : く、仕方ないから突貫!
  千里 : 「けど、浅賀さんとも合流しておきたいのよね」
  GM : 柚穂「瑞樹、今どこにいるんでしょう?」
  千里 : 「電話も繋がらないし、困った物だわね」        肩をすくめて。        「プールに向かってもらったはずなんだけど」
  GM : 覗きこんでみても、プールサイドには誰もいません。        ちなみに、覗きこむと壁面になぞの這いまわった痕が見えるかも。
  明良 : 暗いからな?(笑)        屋上逃げ場ないし、少し移動したらどうだ?        飛び降りるなら別だけど。
  千里 : 飛び降りるほど非常識ではないわ。
  GM : 言われてますよ瑞樹さん(笑)
  瑞樹 : ぐぐぐ、非常識な手を取るしかなかったんですよ!
  千里 : 「ま。もう動けるわよね、嘉月さん」
  GM : 柚穂「あ、はい。大丈夫です」        パンパン、とお尻の砂埃をはたきながら。
  千里 : 「とりあえず移動しましょうか」
  GM : 柚穂「判りました。それで、どこに移動しましょうか?」
  千里 : 「さぁ。とりあえず、浅賀さんの行動が見えない以上、どうしようもないだわね」
  GM : 携帯が使えないと連絡のとりようもありませんからね。        って、あ。いや、そうですね。
  千里 : ん?
  GM : そういえば、部室棟から校舎に戻ろうとすると、プールを通りますね。        下を覗いていたなら、走り抜けようとする瑞樹さんが見えるかも。
  千里 : 覗いてるかもしれないわね。
  GM : では覗いていたことにしましょう。        もっとも、呼びとめなければ右から左へフェードアウトですが(笑)
  明良 : その暇ないだろ(笑)
  GM : 見逃しても校舎に入ったという情報は得れますよ(笑)
  千里 : それじゃ、止めるしかないだわね。
  明良 : どうやって?
  千里 : アラインメイズ、蜃気楼。
  明良 : きいいいいん。
  千里 : (ころころ……) 14-[3,3,2] = 6        浅賀さんの目の前に壁を作るだわ。
  GM : 瑞樹さんが幻覚に(笑)
  瑞樹 : 「わわっ!?」        止まった。
  GM : 相変わらず汎用性の高い能力だ。
  千里 : 知力−15で抵抗だけど、まぁ、いいわね。
  瑞樹 : 判定できない(笑)
  明良 : 破れ、瑞樹ー!
  瑞樹 : だから判定できない。−15されたら目標値0だもん。
  GM : 柚穂「おーい、瑞樹ー!」        上の方から声が聞こえます。
  瑞樹 : 「あ、柚穂! よかったぁー! 無事だった!」
  千里 : 「そこに居てと伝えて。ああいえ、何処に行くつもりなのか訊いて」
  GM : 柚穂「あ、いや、なんで直接……い、いえ、なんでも。           瑞樹ー! これから何処へ移動する気ー?」
  瑞樹 : 「放送室!」
  GM : 柚穂「だそうです」
  千里 : 「どうも」        壁を解き、視界を作るわ。
  瑞樹 : 「お、お、おおお、おおおおお!?」
  千里 : 「校舎内に入るだわよ」
  GM : 柚穂「いえす、まむ!」        びしっ、と敬礼。        では、千里さんも放送室へ向かう、でいいんですか?
  千里 : とりあえずはね。
  明良 : ええええ(笑)
  GM : では、奇しくも全員放送室へ終結という形で(笑)
  明良 : なんでみんな?(笑)        早く放火しないと!        いや、それより施錠してから鍵を溶かしてしまえば…
  GM : さすが明良君、誘導したわけでもないのに自らピンチへ(笑)        では、次のシーンは全員集合、溶けかけの放送室からスタートです。        別名、明良絶体絶命の巻!
  瑞樹 : やったぜ!
  明良 : わかったよ。        じゃあもう一回罠仕掛けなおしておくわ(笑)        そうすりゃ、いま吹っ飛んだのか既に吹っ飛んでいたのかわかるまい!
  GM : やったのは両方明良君ですけどね(笑)        というか、なぜ明良君は全力で墓穴を掘ろうとするんですか(笑)
  明良 : それもそうだ。瑞樹始末しても仕方ない。        軽く火をつけてから窓から消えよう。
  GM : なんで窓から(笑)
  明良 : ほら。密室殺人になるじゃん?(笑)        あ、放送室窓ないか?
  GM : そういえば無いって描写しましたね。        まぁ、明良君の公開処刑は次回ってことで。
  明良 : ええー(笑)
  見学者: 公開かよ(笑)
  明良 : 見つかるだけでまずいのに(笑)




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