File.02 『Girl behind you』

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  GM : さて、それでは場面は瑞樹さんたちのシーンです。
  明良 : どこに行ったんだっけ?
  GM : 図書準備室に向かったはずですね。        暗視持ちだと思って一人で特攻した瑞樹さん。
  瑞樹 : そう。
  GM : と、ああ、そうだ忘れていた。        (ころころ……×5) = 4 , 6 , 11 , 4 , 6        ふむふむ。
  瑞樹 : 2d6?
  GM : いやいや、お気になさらず、今は関係ありませんから。
  瑞樹 : 分かった!
  明良 : 気にするな!
  見学者: おいかけっこか……
  GM : さて、瑞樹さん。        図書準備室。        図書室の奥にひっそりとあるその小部屋には、ちょっとした秘密があります。        もともと、この霞染高校は普通の公立高校でありながら、その図書室はちょっとした蔵書量を誇ってました。        それは、建設当時にとある財閥が、この学校の図書へと大量の本の寄贈を行ったからとか。        その際に予定していた図書室では収まりきらず、開校前に拡張工事を行ったというほどです。        まぁ、当の財閥が工事費用も賄ってくれたため、他の類を見ない立派な図書室が出来上がったわけですが。        しかし、そうして整理をつけても尚整理しきれない希少本や……所謂、禁制本といった物もあったとか。        そう、実はこの財閥による寄贈は特別な本を隠すためのカモフラージュ!        ……という噂が実しやかに流れる、霞染高校図書室です。
  瑞樹 : それっぽい
  GM : で、そうした禁制本の中に、彼のナチスドイツが同盟時代に日本に持ち込んでいたオカルト本があるという噂が。
  瑞樹 : そうそう。
  GM : それこそが、七不思議の一つ、悪魔の手帳なのです。
  瑞樹 : 七不思議のひとつの、その、黒い手帳を探す!
  GM : そう、意気込んで突撃してきた瑞樹さん。        しかし、図書室には鍵が掛かっていた!
  瑞樹 : ぶっ壊す!
  GM : 瑞樹さんは後先を考えていません(笑)
  千里 : 「やめなさい」 (どげぇ)        蹴っ飛ばしておくだわ。
  瑞樹 : 「はぎゅ!?」
  GM : ああ、千里さんの殺人キックが!?
  明良 : ひでえ(笑)
  千里 : 殺人キックの方にして欲しいの?
  瑞樹 : やめて(笑)
  GM : 正直、今の千里さんだと本当にヤバイダメージなので(笑)
  千里 : ブーツ履いてていいなら、4d6+3点になるだわよ。
  瑞樹 : え、え、千里さんいつの間にそんな強く。
  GM : 本来ならば土足厳禁ですが、まぁ拭っておいてくれるなら問題はないでしょう。        とがめるような人は居ませんし。
  千里 : ああ、上履きに履き替えるタイプなのね。
  GM : そもそも、入ったところにゲタ箱があったでしょう>上履き
  千里 : 私、中学生の時から上履きを履いてなかったから、ついつい靴のままでいいのかと思ってただわ。
  GM : なるほど、そういう学校もありますね。
  千里 : まぁ、どちらにしろ履いてると思うけれどね。        「無闇に物を壊すものじゃないだわよ」        (ころころ……) 14-[1,3,4] = 6        物体覚醒ね。
  瑞樹 : 「お、おう。いや、でも、早くしないといけないし」
  千里 : パチンと錠を開くだわ。
  GM : ガチャ、音を立てて鍵が開きました。
  千里 : 「怒りを買っても困るでしょう」
  GM : 郁子「……そういえば浅賀さん」
  瑞樹 : 「な、なるほど……おう? なに?」
  GM : 郁子「たつみんで良いわ、今の私はただの建巳郁子だし」        前回、バルディと呼ばれましたが、素の制服姿なので。
  瑞樹 : 「そうなの? たつみんでいいの?」
  GM : 郁子「正義の味方は正体を隠すものよ」
  瑞樹 : 「変身したらバルディって呼べばいいのか……なるほど! ごめんね!」
  GM : 郁子「本郷猛に向かって「ようライダー!」と声を掛けたら可哀想でしょう」
  瑞樹 : 「そう考えるとすごい悪いことしてた……!」
  千里 : 「(何の話かしら……)」
  GM : 郁子「ともかく、そういうことだから」        言いつつ、率先して図書室の扉を開きます。        すると。        奥の方、まさに図書準備室のある方向から、微かに明かりが洩れ見えます。
  千里 : 「あら?」
  瑞樹 : 「お、人がいる?」
  GM : 郁子「……」
  瑞樹 : そーッと覗いてみよう、そーっと。
  GM : ええ、覗いてみると、其処には小窓のついたドアがあるのですが、その小窓から光が洩れています。        どうやら、奥の部屋の中は電気がついている状態ですね。
  瑞樹 : じゃあ準備室を覗こう、その小窓から。そーっと行って、そーっと覗く。
  GM : ああ、この小窓はあれです、学校の窓にありがちな曇りガラス。
  瑞樹 : 見えなかった。        聞き耳、しても私じゃ意味ない。
  GM : あと、せっかく近づいたことですし。
  瑞樹 : お?
  GM : 瑞樹さん、<忍び>判定をお願いします。
  瑞樹 : (ころころ……) 14-[2,2,2] = 8        ふふ、成功度8!
  GM : (ころころ……) [6,4,6] = 16        ぶふぅ!
  瑞樹 : 気づかれてないぜ……!
  GM : なんという出目の悪さ、中から何らかのアクションがある様子はありません。
  明良 : 先生か?
  千里 : 貸し出し禁止としょってどこかしら。
  GM : 瑞樹さんは知って……いるのかどうか知りませんが、        郁子が知っています、目の前の扉の奥がそうです。        図書準備室、別名・禁書保管庫。
  GM : 表に出せないものや、壊れた物を修理したり補完したりする場所です。
  瑞樹 : こっそり開けるしかない!
  千里 : 成程。
  瑞樹 : 黒い手帳もこの中に違いないね!
  GM : 郁子「……(どうするの?)」        こそこそ、っと瑞樹さんに聞いてきます。
  千里 : まぁ、浅賀さんに任せるだわ。
  瑞樹 : 中にいる人を千里さんの能力で閉じ込めて逃げられないようにしてから私たちが入るのが        いいんだろうけど私は千里さんの能力を把握してないからこっそり開けて中を確認するよ!        ところでこの図書準備室、出入り口はここだけ? 窓とかは?
  GM : 重要図書もありますし、本来は日光というものは紙によくありません。        図書室内は分厚いカーテンで覆われるくらいですが、奥部屋は完全にドア一つの密室状態!
  瑞樹 : ならば、こっそり入って、扉を封じれば、密室。閉じ込め完了!
  GM : 中に居るのが先生だった場合、瑞樹さん終了のお知らせですね。
  瑞樹 : こっそり入ってまずそれを確認だ!        大体夜9時に先生がいること自体おかしいし。
  GM : では、ドアを開くわけですが、幸いな事に鍵は掛かっていませんでした。        さっきの忍びと対抗の知覚が阿呆なことになってましたからね、気づかれずに開けていいですよ。
  瑞樹 : じゃあ、こっそり開けて、中を確認だ。そぉー。
  明良 : でどーすんだ? 後ろから殴りかかる?
  瑞樹 : 誰がいるかも分からないのに?(笑)        まあ、いたなら組み付いてもいいね。
  GM : ふむ、では覗き込むとですね。        スーツ姿の初老の男性が、棚に並んだ本を熱心に読んでいる姿が見えます。
  瑞樹 : み、見覚えは?
  GM : 瑞樹さんはあったかなぁ?        少なくとも、学校の先生ではありませんね。
  瑞樹 : 多分あの人だと思うんだ。
  千里 : ああ、四方山さんね。
  GM : ちょっと違くありません、意味はともかく(笑)
  瑞樹 : 「(知らない人がいる……)」
  GM : その男性は、手にした古めかしい本を読みつつ、        なにやら手元の黒い手帳に何か書き込む、という作業を続けています。        瑞樹さんに気づいた様子はありませんね。
  瑞樹 : 難しいな。敵にも思えるけど、はっ! 黒い手帳!        こやつがともだちか!
  千里 : 私その後についてっていいのかしら。
  GM : 部屋に近づく場合、千里さんも<忍び>判定をお願いします。
  千里 : (ころころ……) 14-[3,3,2] = 6        はい。
  GM : うん、まぁそれだけ在れば大丈夫でしょう、気づいていないようです。
  瑞樹 : 千里さん、何気に私と同じくらい忍び得意なんですね……。
  GM : というか、千里さんは大抵万能です。        で、千里さんが瑞樹さんの後ろから覗き込むと、そこには店に何度か訪れたことのある、        フリーライターの万愚節さんがいらっしゃいました。
  千里 : 四月一日さんね。
  瑞樹 : えいぷりるふーる?
  GM : 万愚節一さんです。
  明良 : あいつかー!
  瑞樹 : なぜ明良は気づかなかったんだ。私が気づいて(笑)
  GM : 明良君は一度は尋問した仲じゃないですか(笑)
  明良 : とりあえず殴り倒す仲だろ? とりあえず殴っておけ(笑)
  千里 : 「(あら、万愚節さんじゃない)」        浅賀さんに、ちょっとここで待ってて、と指示するだわ。
  瑞樹 : 頷いて、待機。
  GM : 郁子はもとより近づいていません。
  千里 : なるべく近づきたいけれど、どうすればいいかしら?
  GM : んー、そうですね、実のところ室内は本棚で埋まっていてかなり狭く感じるので。
  千里 : ふむふむ。
  GM : それこそ、こっちの知覚と対抗でもう一度<忍び>か、        いっそのこと敏捷で即決すれば気づかれる前に接近できますが。        まぁ、敏捷の方は近づいた後に気づかれますけど。
  千里 : ん。なら、忍びで。
  GM : はい。
  千里 : (ころころ……) 14-[6,3,6] = -1        おっと。ま、気付かれたなら仕方がないだわ。
  GM : (ころころ……) [3,6,4] = 13        うん、気づきましたね。
  千里 : 誰だ! となるわけだわね。
  GM : 万愚節「? 誰か居るのかね?」        くる、と振り向きます。
  千里 : 「万愚節さん、こんなところで何を?」        それはこっちの台詞だと言わんばかりに、手を腰にやるわ。
  明良 : 気づかなければ死ななかったものを…
  GM : 懐に手帳をしまいながら、万愚節は驚いた表情を見せます。
  千里 : 「またぞろ、何かの調査ですか? いつか捕まってしまいますよ」        微笑んで。
  GM : 万愚節「君は、確か喫茶店の……驚いたな、何故君はここに?            ああ、その点は心配いらない。今日はこの学校には人は誰も居ないらしいからね」
  千里 : 「ちょっと、ここの学校の生徒さんに、七不思議調査に誘われまして」        肩をすくめて。        「止めても聞かなさそうだったので、保護者がわりです」
  GM : 万愚節「七不思議か……懐かしいな。私も若い頃はそうしたヤンチャをしたものだ」        うんうん、と感慨深く頷きます。
  千里 : 「そちらは何を御調べで?」
  GM : と、持っていた本を閉じると本棚に戻します。        万愚節「ふむ……この学校の図書が、さる財閥の寄贈本で埋まっていることは知っているかね?」        ちょっと考えながら、言います。
  千里 : 一応聞いていたことにして良いのかしら?
  GM : 瑞樹さんが知っているなら(笑)        まぁ、学校生徒としては有名な話なんですが。
  瑞樹 : 柚穂のホムペに書いてあったら知ってる!
  GM : ああ、じゃあ知っています。
  千里 : 「ええ。聞きはしましたけど」
  GM : 万愚節「そういった寄贈本の中に、禁書の類が多く含まれている、という噂が昔から存在していてね。            調査する機会をうかがっていたのだよ」
  千里 : 「成程」
  GM : 万愚節「普通に調査を申し込んでも、のらりくらりとはぐらかされてしまうのでね」        肩をすくめます。
  千里 : 「それで、何か収穫は?」
  GM : 万愚節「まぁ……幾つかは。ただ、一般人の君や学生に言っても解らないと思うものばかりだよ。            記事にするには弱いが、収穫事態はあった、というところかな」
  千里 : 「よろしければ、お聞かせ願えますか?」
  GM : 万愚節「ふむ……では、記事に出来ない、ほんの一つだけ。            彼の財閥だが、大戦時代は独軍と深い繋がりがあったらしい」
  千里 : 「ふむ」
  GM : 万愚節「そして、敗戦以前に彼の軍から幾つかの物資が財閥宛に送られていた……という話だが。            それが事実であろう、と言えるだけの証拠は見つかったよ」        何がとは言えないがね、と結びます。
  千里 : 「ふぅむ」
  瑞樹 : 本当だったのか……。
  千里 : 「ちなみに、盗んだりはなさってませんよね?」        笑って。
  GM : 万愚節「まさか。盗んでしまっては証拠にならないだろう?            そもそも、私が持っていても仕方のないものだよ」        おどけて肩をすくめます。        堂に入った姿は欧米人もびっくり。
  千里 : 「そうですか。まぁ、ありがとうございました。         見て見ない振りをしますので、そちらもよろしくお願いしますね」
  GM : 万愚節「いやいや、気にする事はない。君達も気をつけてな。危ない事はしないように」        言い置いて、万愚節は懐から手帳を取り出し、また本棚を調べる作業に戻ります。
  瑞樹 : 見つからないようにしよう。        私たちも本棚に用があるから、調べないと。
  GM : 学生の付き添いだと千里さんが暴露してますけどね(笑)
  千里 : 万愚節さんの手帳はチェックしなくていいかしら?
  瑞樹 : ん? じゃあチェックしよう! 出る!        「えーと、万愚節さん? その手帳、ちょっと、見せてもらってもいいでしょうか?」        大体探し物するのは苦手だから千里さんに任す!
  千里 : まぁ、本棚見ておくわ。(笑)
  GM : 万愚節「おや、君が七不思議を調べようという学生かね。なかなか元気のいいことだ」
  瑞樹 : 「ありがとうございます!」
  明良 : 殴れ。
  GM : 万愚節「だが、他人の手帳を見ようとは頂けないな。この手帳は手帳だよ?            つまり、本ではない。この意味が解るかな?」
  瑞樹 : 「???」        ぜんぜん分からない顔。
  GM : 瑞樹さん(笑)
  千里 : 悪魔と契約できる手帳かもしれないんです! と言うのよ!
  瑞樹 : 「今探してるのは手帳なんです!」        よく分からんのでそう言うことにした!        「黒い手帳を探してるんです」
  GM : 万愚節「……ほほう。それは何故かね?」        ぴくりと、眉が撥ねます。
  瑞樹 : 「七不思議の1つに悪魔の手帳ってのがあって」        と、かくしかまるうまと説明する。ゲームの話はしないでおく。
  GM : 万愚節はうんうん、とその話に頷くと、微笑を浮かべて。        万愚節「なるほど、話は解った。それでは手帳を渡そう。調べてみてくれても構わんよ」        と、手帳を閉じて、瑞樹さんに差し出してくれます。
  瑞樹 : 「ありがとうございます!!」        と、調べてみよう。
  GM : 瑞樹さん、生命力判定をお願いします。
  瑞樹 : おおお!?
  千里 : 浅賀さんに任せて良かっただわ。(笑)
  瑞樹 : 意志は?
  GM : んーと、そうですね、足してください。
  瑞樹 : (ころころ……) 14+6-[1,2,1] = 16        ごっめーん(笑)
  GM : ぐはぁっ!
  千里 : すごい。逆に支配しかねない。
  瑞樹 : 問答無用のクリティカル! 成功度で言えば16!
  GM : こ、こ、この娘、なんちゅうことしてくれたんや、なんちゅうことを(笑)
  千里 : 手帳が浅賀色に染まっただわ。(笑)
  GM : そんな馬鹿な(笑)
  瑞樹 : え、え?
  明良 : どんな内容だよ(笑)
  GM : ふぅ、では瑞樹さんが手帳を手に取ると、特になんにも起こりませんでしたが、        開いてみてみると、なんとページはほとんど白紙です。
  瑞樹 : 「おりょ?」(ぺらぺらぺらぺらぺら)
  千里 : あらあら?
  瑞樹 : あぶり出しとか?
  GM : 万愚節「…………………あ、ああ、調査したことを書き込むからね。特別なインクを使っているんだ」
  瑞樹 : かわいそうな万愚節さん……。        「なるほど……」
  GM : 万愚節「だから、普通に見ようとしてもただの白紙にしか見えないと思うよ」
  瑞樹 : 納得した。
  千里 : 私、動揺とか見えるかしら?
  明良 : しかしなんで白くなってんだ?
  瑞樹 : とりあえず、ぺらぺらと見よう。柚穂に関する情報が入ってないか。
  GM : ん、そう思いながらページを捲ります?
  瑞樹 : うん。
  GM : では、パラパラと捲っている途中、一文が目に入りました。
  瑞樹 : ぺらぺらぺら。        「おお?」                        つまらないことを言う彼女は移動できない   GM : と、捲られたページですぐに隠れてしまいます。
  瑞樹 : も、戻る!
  GM : 見直してみても、何も書かれていませんでした。
  瑞樹 : 「あ、あれ?」        今度は1枚1枚ゆっくり調べていこう。
  GM : 捲り直してみても、どこにも何も書いてありません。
  瑞樹 : 「んんん?」
  GM : 見間違いだったのかもしれませんね。
  瑞樹 : か、かも知れない? いや、ないないないないありえない。        これが第一のヒントに違いない! じゃあこれが悪魔の手帳?
  GM : さぁ、これは万愚節氏の私物ですが、なにか(笑)
  瑞樹 : 千里さんが見つけられなかったら、きっと、これが悪魔の黒い手帳に違いない。        と、思っておく。        「さっきなんか書いてあったような……」
  千里 : 「万愚節さん、さっき書き込んでましたよね」        見せてもらうだわ。
  GM : 万愚節「ああ、もちろん。ほら、このペンだ」        言いながら、手帳にペンを走らせますが、何も書かれませんね。        万愚節「情報にも秘匿義務があるのでね。しがないライターであっても、その辺りは気を遣うのだよ」
  千里 : 「成程」        ま、良いだわ。        本棚の方見聞してみるけれど、何かある?
  GM : <探索>でお願いします。
  千里 : (ころころ……) 16-[4,1,2] = 9        成功度9だわね。
  GM : 独語で書かれた本、何語か判別もつかない本、        やたら生々しい皮膚みたいな触感の本などがありましたが、手帳らしき物はみつかりませんでした。
  千里 : そう。やっぱりここにはなさそうだわね。
  瑞樹 : と言うことは、やはりこの手帳だ!        だとしたら、メリーさんのヒントはこの中に隠されているに違いない! と、思って頑張って探してる。        いや、実際にはもう手に入ってるんだけどさ。
  GM : 万愚節「さて、そろそろ返してくれたまえ。私も調査に戻らなければ」
  瑞樹 : 「お、おうう」        でも、流石に返さないといけない。
  千里 : ま、あまり時間をかけてもあれだわ。
  瑞樹 : うーん、返そう。何度見てもあの文章はもう一度出てくることはなかった、んだよね?
  GM : はい、出てきませんでした。        では、どうしますか?
  千里 : あれ? ちょっと待って。
  瑞樹 : んん?
  千里 : この部屋って、図書館の入り口からしか入れないんじゃないかしら?
  瑞樹 : あ。鍵かかってた。
  千里 : しかも外からのカギだわよね。
  GM : ええ、そうですね。
  瑞樹 : 「万愚節さん!」        と、呼び止めとく!
  GM : 万愚節「うん? どうかしたかね?」
  千里 : 「万愚節さん、ところで、どうやってここに入ったのかしら?」        窓が開いてたりはしなかったわよね。
  GM : 万愚節「それは勿論、ワイヤーを使って窓を開けてだね。窓は閉めておいたが」
  千里 : ……アクロバットだわね……。
  瑞樹 : あ、アクロバットだ。
  GM : 万愚節「この部屋の鍵は針金でちょっと、まぁ昔取ったなんとやらだ」        昔もなにも今もしょっちゅうやっていますが。
  千里 : 何ものよ。(笑)
  GM : 嘉月家とか嘉月家とか嘉月家とか。
  瑞樹 : そういえば、柚穂んちにも忍び込んでた。
  千里 : 「そう……ですか」
  瑞樹 : 「ど、どろぼうさん?」
  明良 : 瑞樹正解。
  千里 : つまり、佐奈川君より優秀なわけね。端的に言うと。
  GM : 二階の窓から侵入できる程度に(笑)
  明良 : いや俺だってそれくらいはできるぜ?(笑)
  千里 : 登るの?(笑)
  瑞樹 : うーん、二階の窓に上るくらいなら私も多分出来る。
  GM : 万愚節「いやいや、私はフリーのライターだとも。            ちょっと真実を調べる為に無茶はするがね」>どろぼうさん
  瑞樹 : まあ、今の私も似たようなものだから突っ込まない。
  千里 : 「ちなみに、浅賀さん、特にそれらしいものはなかっただわよ」
  瑞樹 : 「黒い手帳なかった?」        万愚節さんに疑惑の目。
  GM : ポーカーフェイスも出来なければライターなんて出来ません。
  千里 : 「まぁ、万愚節さんをあまり御引き留めしてても良くないでしょう」
  瑞樹 : 「ううーん……そうですね」        一応同意する。
  GM : 万愚節「見つからなかったのなら、その七不思議はガセだったのだろう。            私も調査をしていてガセネタを掴まされることはよくあった。君も落ち込まないことだ」
  瑞樹 : ガセだったなら、旧七不思議のほうなんだろうか。        でも、ヒントはやっぱり黒い手帳から見つかったといえば、見つかったなー。        ぅー。
  千里 : 「万愚節さん、今日はここで誰かと会ってませんか? 私達以外に」
  GM : 万愚節「いいや、ここに来た人は君達が始めてだが?」
  千里 : 「そうですか。それでは、また。アンデキンバーででも」
  GM : 万愚節「それではな。くれぐれも無茶はしないことだ、二人とも」        言い置いて、万愚節は調査に戻ります。
  瑞樹 : たつみんは隠れてるんだよね。
  GM : ええ、入ってきていません。
  瑞樹 : じゃあ、万愚節さんは放って置こう……。        「お邪魔しました……」        ッつって、戻ろう。私は。
  GM : 万愚節は特に反応することなく背中で別れを告げます。
  瑞樹 : 戻ったら、さっき一瞬だけ見た文章を、たつみんと千里さんに話そう。
  GM : 郁子「おかえり」
  瑞樹 : 「ただいま」
  GM : 郁子「次は何処へ向かうのかしら?」
  千里 : 調理室?
  瑞樹 : 「さっきの、万愚節さんの黒い手帳に、『つまらないことを言う彼女は移動できない』って、         一瞬だけ、見えたよ。すぐ消えたけど……」
  千里 : 「意味が良くわからないわね……まぁ、次に行きましょう」
  GM : 郁子「とりあえず、他でヒントを探しましょう」
  瑞樹 : 次、次?
  千里 : 場所が明確なのは、調理室ね。
  GM : 今度のターゲットは?
  瑞樹 : 調理室って、どこ?
  GM : 隣、っていうほどではありませんが、同じフロアにあります>調理室
  千里 : プールに行ってもいいけど。
  明良 : 近いほうがいいんじゃないかな?(笑)
  GM : 明良君が必死だ(笑)
  瑞樹 : プールは、私だからなー(笑)
  千里 : 「じゃ、調理室にでも行こうかしらね」
  瑞樹 : 「うーん、うーん、そう、しよう。か、な」
  GM : 郁子「それじゃあ、次は調理室ということで」        いろいろな疑問点を残し、瑞樹さんたちは図書室を後にしました。
  瑞樹 : うーんうーん、と、悩みつつ、調理室へいこう。
  GM : というところで、シーンをカット、所変わってプールの明良君です。
  明良 : おー。ジュピターに手を引かれてきたわけだな。明かりはあるか?
  GM : ユピテルの先導のもと、屋外に出たところ。        月明かりが綺麗なことと、周辺家屋から光が洩れていることで、中よりは見通しが利きます。        室内ならともかく、完全な真っ暗にはなりません。
  明良 : 「外はまだ見通しが効きますね」        と言って手を離そう。
  GM : ユピテル「そうッスね。あとは道なりにいって、あそこに見えるのが件のプールッスね」        と、先に見えるプールを指差します。
  明良 : プールの構造はわかってるから後は何とかなるだろう。        「そうです」        とりあえずプールサイドに上るか。
  GM : そうですね。プールには水が張られています。        夜ということもあり不気味な印象もありますが、        水面に月が反射していっそ幻想的な雰囲気もかもし出していますね。
  千里 : 今よ、跳びこむの。
  GM : ユピテル「プールにまつわる七不思議とやらはどんなものッスか?」
  明良 : なんだっけ?        「屋上から生徒が飛び降り自殺をするとかでしたね」
  GM : そう、それはこんな話です。  5.屋上からの飛び込み(プール) 暑い夏の日、昼休みにA君は窓の外を見ていた。 すると、プールに向かって飛び込む女生徒の人影が。 「水泳部が自主練でもしているのだろうか」そう考えたが。 ふと、一瞬だけ垣間見た少女の姿を思い浮かべてぎょっとする。 飛び込んだ彼女は”制服を着たまま”プールに向かって飛び降りたのだ。   いや、なにより――この学校のプールに、飛び込み台なんてものは、な い。 騒ぎ出したA君の言葉を受けて教師が急行するも、そこに人影はなかった。 結局、それはA君の見た幻覚、あるいは悪戯だとされたが。 あるいは、今日のような暑い日には。   今も窓の外を、女生徒がプール目掛けて飛び込んでいるかもしれない。   GM : というお話。
  瑞樹 : もう完全に私だよね……。
  明良 : ところでプールには届いたのか?(笑)
  瑞樹 : 届いてない。
  千里 : だから、今飛び込めばいいんでしょう、浅賀さんが?        さぁ、逝くのよ!
  瑞樹 : いや、今、一緒にいるじゃないですか、それに、痛いし!(笑)
  千里 : 見て見ぬ振りしてあげるから、行って来なさい。
  瑞樹 : いや、行かないですよ!
  明良 : さておき。携帯でサイトを確認。        「屋上か……」        とりあえず見上げてみる。
  GM : ふと。        明良君が屋上を見上げると。
  明良 : ああ。
  GM : 白いワンピースを着た女の子が、ニッコリ微笑んで手を振っているのが見えました。
  明良 : 誰だよ?(笑)
  瑞樹 : メリーさんじゃないの? 私は白いワンピース着ないし。
  GM : 小さな女の子ですね、栞ちゃんよりはやや年上。
  明良 : 「!」
  千里 : 飛び降りて来ないかしら。
  明良 : 教団の強化人間か!
  千里 : しゅぱっ。
  GM : いや、しゅぱじゃなくて、飛び降りてはきませんよ(笑)        ユピテル「どうかしたッスか」
  明良 : 「ユピテル様、屋上にいます」
  GM : ユピテル「ああ……いるッスね。というか、現れたッスね」        なんでも無さそうな雰囲気でユピテルは言います。
  明良 : うーん。拳銃じゃあな……とりあえず不信を試みる!
  瑞樹 : 幻覚を見破る?
  明良 : (ころころ……) 15-[4,1,4] = 6
  瑞樹 : おお、悪くない。
  GM : む。
  明良 : 変化はあるか?
  GM : ありますよ。
  明良 : おお
  GM : 明良君が不信を試み、現実を看破したところ。        屋上にいた少女の姿は、すぅ、と消えてしまいました。
  明良 : 「ん?」        ジュピターはまだ見てるか?
  GM : ちょっと斜めを見るような視線で、屋上を見ています。
  明良 : 「ユピテル様。あれはどうやら幻覚のようです」
  GM : ユピテル「幻覚。そう見えるッスか」        目をわずかに細め、呟きます。
  明良 : 「そうですが……」        つまりはまあ心に働きかけてくるわけか。
  GM : ユピテル「そうすると、あそこに居るアレは何なんスかね。             私の感覚では、間違いなくあの場に"居る"んスけど」        看破した明良君には、変わらずそこに何も見えません。        幻覚は消えました。        幻覚を消失させて尚、ユピテルはそこに居ると言います。
  明良 : 「……ユピテル様には何が見えますか?」
  GM : ユピテル「感覚的なものッスけど……アレじゃないッスかね?             幽霊」
  明良 : 「いやいやいや」
  GM : ユピテル「今更なにを驚いてるッスか。             幽霊なんて異界やら怪異やらと付き合っていたら普通に見るッスよ」        むしろ呆れたようにそう言います。
  明良 : 「俺そういうの専門外なんで」
  GM : ユピテル「――というより、あれが怪異の一部だと思うんスよ」        と、ユピテルが視線をつい、と動かします。
  明良 : 「はあ……」        任務内容なんだっけ。
  GM : 怪異の調査ですね、可能ならば沈静化も。        あの少女が怪異だというのなら、退治ということになるかもしれません。
  明良 : 俺、神職じゃねえから(笑)
  GM : 元々は、オカルト的な噂が大量発生している原因の調査。        けれども、そのオカルト的な噂が「本物」だとしたなら、それを排除しなければ解決は出来ないでしょう。        預言で「本物」認定されてたんですから、今更出来ないと言われても(笑)
  明良 : 今回は調査だけだったはずじゃ?(笑)
  GM : 調査に来たら怪異が絶賛発生中だったんだから仕方ないでしょう(笑)
  瑞樹 : 命令伝える上司がそこにいるんだから、このまま帰れるわけがない(笑)
  GM : 学校ごと殲滅していいなら神鳴りを落としますが(笑)
  明良 : レスポンスのいい上司なんて!
  GM : ユピテル「それより、さっきの囮の方が問題かもしれないッスね」        遠くを見る目で、校舎を眺めます。
  明良 : 「囮……あの三人組が何か?」
  GM : ユピテル「怪異……だと思うッスけど。一部の場溜まりに向かってるッスね。             このままだと、遭遇するッスよ」
  明良 : 「大本が存在すると?」
  GM : ユピテル「というより……なんスかね。色んな所に分散している感じで、大本がつかめないッスけど。             ティアイエルの預言通り、怪異とやらが発生しているのは間違いなさそうッスけど」
  明良 : 「ひとまずここを調べてみましょう」        プールサイド周りを軽く探索。
  GM : はい、では判定をお願いします。
  明良 : (ころころ……) 14-[2,1,4] = 7        今日の俺はすごいぜ。
  GM : 明良君らしからぬ出目ですね。        まぁ、何も見つからないんですけどね(笑)        特に不可思議な点もなく、一般的なプールのようです。
  千里 : はっ……風前の灯かしら。
  瑞樹 : さよなら明良……。
  明良 : いやいや(笑)        「物理的な手がかりはありませんね。屋上に行ってみますか?」
  GM : ユピテル「そう、ッスね。ある意味、ちょうどいいかもしれないッス」        うんうん、と頷いて。
  千里 : 優秀な強化人間なら、屋上までくらいひとっ飛びだものね。
  GM : ユピテル単体ならそれも可能ですが(笑)
  明良 : 甘いな、俺だっていけるぜ(笑)
  千里 : 見せて見せて。
  明良 : よーし!
  GM : 無茶しやがって、に100ペリカ。
  明良 : 「じゃあ、先に」        とりあえずフェンスの上に登って、校舎の壁に飛びつく。        (ころころ……) [2,3,3] = 8
  GM : はい、飛びついてどう動くんですか?
  明良 : うむ、そしてはりつき発動!
  GM : ああ、そういえばそんなイロモノな特技を覚えていましたね(笑)
  千里 : えー。
  明良 : 薬液を手足から分泌して壁に張り付く。        そのまますばやく、イモリのように上っていく!        がさがさ。
  千里 : じ、地味だわ……。
  明良 : 地味!?
  瑞樹 : 地味
  GM : むしろナメクジの一種のようですね(笑)
  千里 : ああ、雰囲気もそうね。ナメクジ明良君。
  明良 : おま、ナメクジ馬鹿にすんじゃねー(笑)
  GM : ナメクジ擁護に入りました(笑)
  明良 : いやほら、だって、空飛んでも壁に張り付いても、結果は同じジャン?        それならどっちも同じ価値があるじゃん。
  GM : まぁ、能力が能力なんで、普通にはいずっていけますよ、屋上まで。
  千里 : って言うか、分泌液残るんじゃなかったかしら、これ。
  明良 : まあ次の雨が降るまで白い跡が残る的な。
  GM : 新しい七不思議を量産しないでくださいよ、明良君(笑)
  明良 : 怪奇巨大ナメクジとか?(笑)
  GM : 最悪だ、このエージェント(笑)
  千里 : 謎の跡が。(笑)
  GM : 秘匿を考えて欲しいものですね(笑)
  明良 : わかったよ。あとで屋上からバケツで水を流しておくよ(笑)
  GM : ザバザバ……まぁ、よしとしましょう。
  千里 : 恰好つけなかったら良かったんじゃないかしら。(笑)        いや、恰好ついてない……あとはついたけど。
  明良 : えー、かっこ悪い?(笑)        というわけで強化人間らしく屋上に上った。屋上のヘリから様子を伺う。
  GM : ええ、強化人間らしく屋上に上りましたね。        で、明良君が強化人間らしく屋上まで上ったので。        ユピテルはリンクスらしく、携帯を取り出して明良君の携帯に移動しました。        シュゥン!
  明良 : 一つ疑問なんだが
  GM : はい、どうぞ?
  明良 : それって自分の携帯はその場に残るのか?(笑)
  千里 : まぁ、微妙なところよね。
  GM : いえ、並荷まで持ち込めるので、手に持ったまま移動のはずですが(笑)
  明良 : だとしたら、最後に電話はどこに消えるのか…(笑)
  GM : まぁ、その場に残っても証拠にはなりませんが、プリペイドなんで。
  千里 : つまり、トイレが門の誰かさんは、トイレが並荷までならトイレごと移動できるのね。
  GM : トイレを持ち運ぶつもりならそうでしょうね(笑)
  明良 : トイレ重いぞ(笑)        まあいい。とりあえず点数を稼いだところで
  千里 : まぁ、話を戻しましょう。七不思議に花子さんいないし。
  明良 : 屋上には何かあるか?   GM : 柚穂が倒れています。   瑞樹 : もういたわー!!!
  明良 : はい?(笑)        一応外だから見えるのかな。
  瑞樹 : は、はやーい! そ、速攻見つかったぁー!?
  明良 : やった、勝った!
  GM : 「つまらない=下らない」場所に居ました。
  瑞樹 : なるほどぉー!
  千里 : い、いや、微妙なんじゃないかしら、それ。
  GM : 七不思議に書かれているとは言いましたが、七不思議の現場に居る、とは言いませんでしたので(笑)
  千里 : 屋上だったら、下る可能性あるような……地面ならそれ以上は下らないでしょうけれど。
  瑞樹 : まあ、屋上は私だから、関わり的に、ありえると思ってた。
  GM : ええ、「くだらない」で「移動できない」ですから。
  千里 : まぁいいだわ。
  明良 : つーかこれは俺たちが探してた物じゃねえ。
  瑞樹 : だが私が探している者だ。
  明良 : 「ん……?」        とりあえず気づいていいのか。
  GM : ええ、明良君が屋上に行くとはGMもビックリです。
  明良 : え、だって屋上に敵がいたじゃん?(笑)        不信!        (ころころ……) 15-[3,4,4] = 4
  GM : 間違うことなく柚穂です。
  明良 : これは幻覚じゃないのか。        「これは……ここの生徒のようですね」
  GM : ユピテル的には、屋上に誰か居るし行くのもアリか、と思って移動しました。
  明良 : わかってのかよ(笑)
  GM : 屋上まで感覚を伸ばしたんだから気づくに決まってるじゃないですか(笑)        ユピテル「私たちが学校に入った当初からここに寝ていたみたいッスね」
  明良 : ったくこれだから人間じゃねえ人種は……とりあず近寄って息を見よう。
  GM : 眠っているだけのように見えます。
  明良 : しんだーん!        (ころころ……) 11-[4,5,5] = -3        眠ってるだけのようだ。
  GM : 明良君(笑)
  瑞樹 : やっぱりな……。
  GM : 流石は明良君、決める時は揺ぎ無いぜ(笑)
  明良 : ここで。怪異と何か関係が? とかいうとやぶへびだからな。
  GM : ユピテル「どうッスか?」
  明良 : 「眠ってるだけのようです」
  千里 : 自信満々に報告する佐奈川君。        眠ってるだけのようです。
  GM : 眠ってるだけのようです。
  明良 : うっせえな!(笑)
  GM : ユピテル「ふむ。何か話が聞けるかもしれないッスね。起こすッス」
  明良 : 「わかりました。ではユピテル様は隠れていてくれませんか? 一応、顔見知りですから」        といってばしばし頬を叩く。
  GM : ユピテル「解ったッスよ」        とん、と跳んで給水等の上に移動します。
  明良 : ぺしぺし。
  GM : で、ペシペシ叩いていると、柚穂が目を覚まします。        柚穂「う、うぅ……そのスイッチを押しちゃ……はっ!?」        カッ、と目を見開くと目の前に不良。
  明良 : 「おい」
  GM : 柚穂「きゃーーー、瑞樹に相手にされていないからって手頃な相手に性犯罪をーーーーッ!」
  瑞樹 : 明良さいてえー!!
  明良 : 「うおい!」        とりあえず突き飛ばして転がす。
  瑞樹 : 襲う気マンマンのムーブだ。
  明良 : 逆だろ?(笑)
  瑞樹 : 突き飛ばして倒したんでしょ?
  千里 : そもそも、佐奈川君アレでしょ、不利な特徴。
  GM : 柚穂「早まっちゃ駄目よ、瑞樹だって押していけばいつかきっと可能性はゼロじゃ、ってキャッ!」
  明良 : 「いやお前に興味云々より、何で瑞樹に対してそこまで断言されなきゃいけないわけ?」
  GM : 柚穂「またまたご冗談を」(AA略
  明良 : 「死ね!」
  GM : 意識をはっきりさせたのか、柚穂がサカサカと逃げます。        柚穂「ま、まぁ、気づいてないのは本人くらいだと思うけど。           だって、佐奈川君、瑞樹相手だとあからさまに態度が違うもの」
  明良 : 「なあ。つーかさあ、いまそういう話題するところじゃねだろ?」
  瑞樹 : って言うか、明良、他の人と話してるとこ、ほぼ見ない。
  明良 : そ、そんなことはないぞ!        鶴辺さんにはよくこびへつらってるじゃん。
  GM : あと、D君で情報収集してますよね。
  明良 : Dはどうでもいい(笑)
  GM : というか、明良君は瑞樹さん以外基本どうでもよさげな対応をするので、        瑞樹さんだけ邪険にするのがツンデレっぽくて目立つんですよ。
  明良 : それ、瑞樹だけいじめてるようにみえねえ?(笑)
  千里 : 力量的にあり得ないんじゃないかしら。
  GM : いじめというか、瑞樹さんも遠慮なく対応しているので、相対的に仲が良いと判断されていますね。
  明良 : 「屋上でこんな夜まで何してたんだ?」
  GM : 柚穂「え…………はっ、こんな所に私を連れ込んで、どうするつもりなの!?」        わざとらしく胸元で手を交差させます。
  明良 : 「心底どうでもいい」
  GM : 柚穂「えー、ノリが悪い。というか、本当に記憶にないんだけれど、どうして私は此処にいるのかしら」
  明良 : 「それ以上そのネタを引っ張るなら、プールに投げ込んで怪談実証するからな」
  GM : 柚穂「ちょ、勘弁! 私はビックリ人間じゃないんだから、飛び降りたら死んじゃうし!」
  明良 : 「そうかびっくり人間か……まあそうだよな。         意識を失う前に、何か覚えてることはないのか?」
  GM : 柚穂「メリーさんを自称する女の子に襲い掛かられたかな?」
  瑞樹 : 超重要事項が!
  明良 : 「そいつが犯人だろ! とりあえずポマード三回言って帰れ」
  GM : 柚穂「そんな、ちょっと雰囲気が超然としていただけで、           影もない体重もなさそうな跳躍を見せただけの普通の女の子だったよ!」
  瑞樹 : いやいやいや(笑)
  明良 : 「どうっすっかなーこいつ。リリースすっかな         で、メリー? なんだそれ? フランス人か?」
  GM : 柚穂「ん、知らない? それじゃあお教えしましょう、メリーさんとは!」        つらつらと、サイトに書いてあったメリーさんについての説明を以下略。        柚穂「――というわけで、最後には遊び相手を連れ去ってしまうというお話なのよ」
  明良 : 「なあ、それって学校の七不思議なのか?」
  GM : 柚穂「正確に言うなら、違うかな」
  明良 : 「んじゃどこでそいつに会ったんだ? 自室か?」
  GM : 柚穂「えっと、アンデキンバーからの帰り道だから、○×通りの辺りかな」
  明良 : 学校以外でもいいのか。
  GM : 柚穂「なんか、普通に会ったけど。あ、ただ言葉は喋れないのかも」
  明良 : 「は? 電話してきたんじゃねえの?」
  GM : 柚穂「例の定型文あるじゃない、私メリーさん、って奴」
  明良 : 「ああ、あるの」
  GM : 柚穂「あれ、あの通りにあった電気ショップのテレビのスピーカーから流れてきたから」
  明良 : 「普通に通り魔なのはわかった」
  GM : 柚穂「で、さぁ。佐奈川君」
  明良 : 「なんだ?」
  GM : 柚穂「実は、ちょっと困った事に……私、このままじゃ帰れないみたいなんだけど」
  明良 : 「は? そこの扉開けて帰れよ」
  GM : 柚穂「いやいやいや、そうなんだけど、ね」
  明良 : 「んだよ」
  GM : 柚穂「今、帰ろう、と立ち上がろうとした瞬間。急に身体が重くなって……心臓が縮み上がった」
  明良 : 「大丈夫だ、問題ない」
  GM : 柚穂「エルシャダイな問題じゃなくてね、動けないのよ」
  千里 : エルシャ題。
  明良 : 「どんなだよ」        といいつつ手首をつかんでとびらに引っ張る。
  GM : 動きません。
  明良 : は? ぐいぐい!
  GM : 明良君の筋力では動かす事ができません。
  千里 : 渾身の力で引っ張るのよ。
  明良 : 両手でつかんで引っ張る!
  GM : 柚穂「イタタタ、痛いって!?」
  明良 : 「ふぬぬぬぬ」
  GM : 柚穂「腕が、腕が抜ける! リカちゃん人形のごとく!?」
  明良 : 離す。
  GM : どてん、と反対側に移動するように倒れます。
  明良 : 「お前が抵抗してんじゃね?」
  千里 : さぁ、佐奈川君がデリカシーのない言葉をそろそろ言うわよ。
  GM : 柚穂「何が悲しくて抵抗しなきゃいけないのよ!」
  明良 : 「あるいはいきなり重くなったとか」
  GM : 柚穂「女の子になに言ってるの!」
  明良 : 「いや原因を考えただけだが」
  千里 : さいてー。
  明良 : 鶴辺さんのリクエストだったのに(笑)
  千里 : 答えちゃうところが佐奈川君よね。
  明良 : 「わかったわかった。こうしようぜ……テントでもあればいいんじゃね?」
  GM : 柚穂「なんで住む方向で話が進んでるの? というか、これって超常現象よね」
  明良 : 「お前がいきなり力士並に体重が増えたんでなければそうだな」
  GM : パンチ        (ころころ……) [5,6,4] = 15        ちぃ、外した。
  明良 : HAHAHA.もっと脇を締めて撃つんだな。
  瑞樹 : 私に殴ってもらいたいの?(笑)
  千里 : 私が殴りましょうか?
  明良 : 「なんか体に異常とか、変な物持ってないか?」
  GM : 柚穂「特に何もないけど……流れ的にメリーさんよね、原因は。           メリーさんの対抗神話、か。この場合は私が「遊び相手」ってこと?           けど、私自身はメリーさんと遊んでいるわけじゃないのよね」(ぶつぶつ)
  明良 : 「遊び相手……もしかしてあれか」
  GM : 柚穂「ん、なにか心当たりある?」
  明良 : 「じゃあ俺はもういくけど、瑞樹にでも電話してみろよ。あ、俺のことは言うなよ」
  瑞樹 : 電話は、無理でしょ。この流れ(笑)
  明良 : 「そういや対抗神話ってなんだ?」
  GM : 柚穂「うー、どうしたものか……え、ああ、アレよ。さっき佐奈川君も言ったでしょう。           ポマード、あれって口裂け女を遠ざける呪文よね?」
  明良 : 「ああ、まあそうだな」
  GM : 柚穂「つまり、この手のお話にはそれを退ける方法もちゃんとあるのよ。           それが対抗神話、いわゆる対処法って奴ね」
  千里 : さすが博学ね。
  瑞樹 : 柚穂すごい
  千里 : あとGMが博学ね。
  GM : 柚穂「そうじゃなかったら、100m8秒で走るとか、           車より早いなんて都市伝説から逃げようがないじゃない?」
  明良 : 「なるほどな。で、メリーの場合はなんだ?」
  GM : 柚穂「ああ、メリーさんの場合、一番最初の対処は電話に出ないことね。           まぁ、これはもう無理なんだけど」
  明良 : 「そうらしいな。2番目は?」
  GM : 柚穂「電話に出てしまった場合の行動として、メリーさんと遊ぶわけじゃない?           それで遊び相手を浚っていくんだから、勝ち負けのハッキリした遊びで勝つこと。           ようは遊びを終わらせることが必要なの。           何度も何度も電話してくるのだって、要するに遊び相手が欲しいわけ。           だから、遊びまで持っていって、どうにかして遊びを終わらせる。           いつまでも続けられる遊びだと、延々と続けた上で帰れなくなってしまうからね」
  明良 : 「そのメリーさんをぶっころす方法はないのか? 本体がどこにあるとか」
  GM : 柚穂「なんでそう物騒な方向に進むのか解らないけど、それは多分無理じゃないかなぁ?           だって、メリーさんってもう死んでる子のはずだし」
  明良 : 「ふうん……まあわかった。じゃあ俺はもういくから」
  GM : 柚穂「まぁ、こっちはこっちで何とかしてみるけど。           そういえば、佐奈川君はこんな時間にこんな場所で何してたの?」
  明良 : 「鐘探し」
  GM : 柚穂「鐘? って、アレのこと?」
  明良 : どれだ?
  GM : 柚穂「ほら、学校の校舎裏にある、祝福の鐘」
  明良 : 「祝福の鐘? そんなものあったのか?」
  GM : 柚穂「誰にも見られずに三回鳴らすと願いがかなうっていう伝説の鐘ね。           ただ、場所的な問題で鳴らすと職員室から丸見えなんで、成功者はいないと思うけど」
  瑞樹 : あれ、柚穂は何十回と鳴らしたとか言ってなかったっけ。
  GM : ああ、柚穂が何十回も鳴らしていますね、願いは叶っていませんが。
  明良 : 「七不思議にはなかったよな?」
  GM : 柚穂「七不思議は怪談とか都市伝説、こっちはオマジナイの一種だからね。           あと、伝説になるくらい古いものだから、世代交代で埋もれたのかも」




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