File.01 『黄金の林檎』

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  明良 : そうだGM。
  GM : はい?
  明良 : 少し成長しておいていい?        余裕があるなら拳銃を練習しておきたい。
  GM : 惜しい人伝説を返上しようと無駄な努力を重ねるんですか?(笑)        明良君はそのままで充分キャラが立っていますよ、主にダイス目的な意味で(笑)
  明良 : 大丈夫。半年たって運気が変わったから。
  GM : なるほど、惜しい人から美味しい人へ進化したんですね。
  明良 : (ころころ……) [4,5,6] = 15
  GM : これが現実です。
  明良 : いや、だから技能を…技能を取らせろっ!(笑)        拳銃は1CPで16になるんだ。
  GM : オートマチックでしたっけ? で、今持ってるのはリボルバーだった気がしますが。
  明良 : だから最初の話に戻る。余裕があるなら成長していい?と。
  GM : まぁ、かまいませんよ。        能力より先にそっちを伸ばすのは強化人間としてどうかとは思いますが(笑)
  明良 : よーし。これでかつる!
  GM : そして1発目でファンブル、ジャムを起こす。        現実は非情なんですよ(笑)
  瑞樹 : 狩る! 狩るよ! 私は狩る! アフロを狩る!
  明良 : 刈ってしまえ、アフロ刈りだー!
  GM : というか、明良君は同僚を狩れとか(笑)
  明良 : あいつはこのセッションまでの命と悟った。
  GM : そんな、仲間でしょう! 堕天使もアフロも!(笑)
  瑞樹 : 毎セッション使徒変わるの?(笑)
  GM : 使徒違うから、使徒は委員会と敵対している組織の能力者の呼び方です。
  明良 : 俺の上司はみんなしんでいくんだよおー!
  瑞樹 : っていうか、堕天使死んだの?(笑)        正直、ひょこっと舞い戻ってくると思うんだ(笑)
  GM : というか、組織に対する反乱を企てている明良君の上司が次々死んでいくと、        どうにも謀殺のようにしか思えませんね(笑)
  明良 : 死神だな。
  GM : テリー・サンダースJr。
  明良 : 死神なんて呼ばせない!
  GM : さて、皆様、久しぶりのフォークロアですが予習復習は完璧ですか?
  瑞樹 : アフロを狩ること以外覚えてない!
  GM : 目的意識がはっきりしていていいですね(笑)
  明良 : 俺はそうだ。鶴辺さんにいいつけてやるー。
  GM : 言いつけた後じゃなかったでしたっけ(笑)
  瑞樹 : で。始めますか?
  明良 : おう! 始めようぜ。
  GM : では、おおよそ纏まったようなのでガープス・フォークロアを再開します。        皆様、よろしくお願いします。
  瑞樹 : よろしくお願いしますー!
  千里 : よろしくするわ。
  GM : さて、前回といっても大分前ですが、明良君は千里さんと情報のすり合わせを行いました。        その頃、瑞樹さんは石坂真より刀を渡されパワーアップ、        アフロの情報も集まり次第送ってくれるとのこと。
  千里 : 色々たまっちゃってる浅賀さんからかしらね。(笑)
  GM : とりあえず、クライマックスに直行の予定でしたが、        ある程度勘を取り戻すべく瑞樹さんのシーンに入りたいと思います。
  明良 : 瑞樹からか! なんだっけ?
  瑞樹 : ライダースーツ着て、盗んだバイクで走り出す。        嘘。バイクは持ってる。自前で。
  明良 : 校舎のガラスを割るのか!
  瑞樹 : 割ってどうするの?(笑)        刀を持ち、ライダースーツに身を包み、ヘルメットを被ってバイクに乗る。        刀は偽装してあるけど。
  GM : まんま犯罪者の姿ですね。
  瑞樹 : 木刀もちゃんと持ってるよ! っていうか、今流行のデュラハンだ(笑)
  明良 : でゅららら!
  GM : じゃあ首を切り落としても大丈夫ですね。
  瑞樹 : だめー!
  GM : さて、そうして準備を整えている瑞樹さん宛てにメールが届きます。
  瑞樹 : 「来た」        見る。
From:柚穂   本文:学校サボってどこ行ったこらぁ!
  瑞樹 : 「あれぇー!?」        しまった柚穂がいたー!        でも今更学校戻るのもなー。        うーん、うーん、うーん。悩む瑞樹。
(中略)結局、人はあんまり集まらなかったけど、明日のかちこみは決定事項だから。
  瑞樹 : おおお。
  明良 : 結婚式だっけ?
  瑞樹 : 結婚式があった。
  GM : そうですね、仲春先生の結婚式です。        いきなりアフロ襲来で記憶から飛んでいたようですが。
  瑞樹 : 「そういえば明日は結婚式だった。今日中にけりつけないと」        とりあえず、さぼってごめん! 明日はちゃんと行くよ! ッて、メール返しとく。
  千里 : アフロと結婚式へ行けば丸く収まるんじゃないかしら。
  GM : それは色々とお終いな気が(笑)>アフロと結婚式
  千里 : むしろ結婚相手がアフロ。
  瑞樹 : 血の結婚式だ。
  明良 : 毛の結婚式じゃね?(笑)
  GM : さて、そんな決意を固めたところ、今度こそ石坂真から電話が掛かってきました。
  瑞樹 : よし、取る。
  GM : 真『おう。前置き抜きに言えば、アフロの変態を見つけたぞ』
  瑞樹 : 「どこ?」
  GM : 真『教会だ。丘の上の教会でアフロが目撃されやがった、罰辺りな』
  瑞樹 : 「最悪だなー」
  明良 : アフロぶっ刈らす!        本当にアフロと結婚式なのか?(笑)
  瑞樹 : 「明日、そこ行くのに。別の用事で」
  GM : 真『そりゃ不味いな……どうにも、教会に何かしてやがるって話だぜ?』
  瑞樹 : 「まあ、今日中にやっちゃえばいいんだ。         ありがとう! まこっちゃん! 早速行ってみるよ!」
  GM : 真『さっきも言ったが、お前が直接手を下す必要はねえんだ。あと、一人で行く必要もな』
  瑞樹 : 「やばかったら逃げるからダイジョーブダイジョーブ。じゃあね!」
  GM : 真『おう。生きて戻れよ』
  瑞樹 : 「もちのろんよ!」(ぴっ)
  GM : では電話は切れました。
  瑞樹 : じゃあ、バイクを駆ろう。        刀も木刀もライダースーツ(受1、防1)もある。        勝ち目はなくはない。
  GM : 丘の上の教会、以前マヨヒガに紛れ込んだ時、鐘の音の候補として選択肢が出た奴です。
  瑞樹 : 場所は結婚式で分かる。教えてもらってる。
  明良 : つうか、戦えるのか? クラスメイトみんないるのに。
  瑞樹 : 今いると思ってるのか? 今日はまだ結婚式じゃないよ。
  明良 : そうだっけ、じゃあいいか。
  瑞樹 : 明日って言った。
  明良 : 火をつけろ。よく燃えそうだ。
  瑞樹 : 結婚式できないじゃん!(笑)        さあ、教会へ行こう。
  GM : では、そのまま場面を転換して教会へ移動します。
  瑞樹 : これは私の闘い。私だけの闘い。誰にも邪魔はさせないぜ。
  GM : 熱血主人公ですね(笑)
  瑞樹 : 熱血だもの!        熱い血潮を噴出すのは、アフロだけど。
  明良 : アフロからな。        血に触ったら死ぬぞ気をつけろ!
  瑞樹 : 分かった! 気をつける!
  GM : では、そうして移動している間にGMシーンを一個流します。
  明良 : どうぞ。  一人の老人、否、壮年の男が息を引き取ろうとしていた。  男の名前は田無善行(たなし ぜんぎょう)、元不破製薬の研究主任。  営利誘拐を企てた罪で留置所に拘留中――のはずだった。 「んふ。準備が整ったわよぉ〜?」  今、田無は高い丘の上にいた。  といっても場所は問題ではない。少なくともこの状況において。  崖から身を突き出され、今まさに墜落死の危機に瀕している場合。  そこが高層ビルの屋上でも、シンボルタワーの展望台でも。  落ちれば死ぬという事実に変わりはなかった。 『そうか。ではこちらも最後の仕上げに入る』 「よろしくねぇ〜? こっちはこっちで危ない橋を渡るんだもの、上手くやって欲しいわぁ〜」  田無を釣り上げているのは、2mはあろうかという巨漢の男。  その全景は影になって顔は見えず、それが誰なのかは不明だが。  頭部がやけに丸々と大きいことだけが印象的な男だった。 『調和した《3》は既に場を形成している。何も心配する必要はない。  後は彼女達の働き次第としか言い様がないが、種は撒いてきたのだろう?』  巨漢の男は携帯を片手に誰かと話をし、もう反対の手で田無の胸倉を掴み上げている。  つまり、片手だけで成人した男性一人を釣り上げているということだ。  恐るべき膂力、しかし男は未だ余裕をもって笑みさえ浮かべている。 「ええ。もうすっかりアタシの思惑通り。これで長年の夢が叶うわぁ〜」 『私としてもこれで目的を果たすことができる。いや、今この時でなければ果たせない』  ――『「……だから」』  手が離される。  田無を釣り上げていた手が。  ゆっくりと、それこそ軽い物のように。  一人の男の命は、吸い込まれるように大地へと落ちていく。  ――『「始めよう」』      ぽつ                             ぽつ        ぽつ        ぽつ                                  ぽつ  ぽつ         ぽつぽつ       ぽつ    ぽつ         ざーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー         ざーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー         ざーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  気づけば泣き出したかのような空模様。  そして、一度携帯を切った男は、もう一度違う番号へと電話をかける。 「――はぁい、明良ちゃぁん?」  雨音が、響き。  鐘が――鳴る。   GM : 以上です。
  千里 : 頭部が大きい大男……一体誰かしらね。        見当がつかないわ……。
  GM : 素晴らしい反応です(笑)
  明良 : 現在電話に出られません。御用の方は発信音のあとにメッセージをどうぞ。
  GM : どうせアフロがメッセージ残しても聞かないくせに(笑)
  千里 : 現在電話に出たくありません。御用の方は発信音の後にメッセージをどうぞ。ガチャン。ツー、ツー。
  GM : 発信音!?
  明良 : ところで荷台に日本刀くくりつけてバイクで走ってるのか?(笑)
  千里 : 背負ってるんじゃない?
  GM : 色んな意味で止められたら終わりですね、職務質問的な意味で(笑)        まぁ、というわけで、路面に優しくない雨が降り始めました。
  千里 : 運転判定かしら。
  GM : これで事故ったら笑い事じゃ済まんのですが(笑)        まぁ、せっかく久しぶりの判定ですし、瑞樹さんには生贄になってもらいましょう。
  瑞樹 : はい? あ、私?
  GM : というわけで、雨の日の運転判定です。
  瑞樹 : 運転判定? 結構やばい。        雨の日のバイクはマジヤバイぜ。
  GM : ちなみに失敗すると時間が余計に掛かります。
  瑞樹 : (ころころ……) 14-[1,2,2] = 9
  GM : 9成功ですね。
  千里 : クリティカルじゃないのかしら。
  GM : 雨にも負けず風にも負けず華麗なドライビングテクニックを魅せたようです。
  明良 : ぎゅいいいい。
  GM : きゅきゅきゅきゅ!
  瑞樹 : ぶいぃぃーーん!
  明良 : でんでろりん。
  GM : 何か違う(笑)
  明良 : てれってぅー
  GM : さて、その間に明良君へとしばし場面を移すのですが。
  明良 : いらねえー、俺は何をしてたっけ?(笑)
  千里 : ラブコール受付中ね。
  GM : アンデキンバーを後にしてしばらくすると、雨が降り始めます。
  明良 : とりあえず飯だ飯。
  GM : さっき食べたばかりでは?(笑)
  千里 : さっき食べて行ったばかりね。
  明良 : そうだった、半年経った気がしてたぜ。
  千里 : まぁ、佐奈川君はいつも何か食べてる印象があるわよね。
  GM : と同時に電話が鳴りますね。 アフロを愛する全ての人類に申し上げる〜♪(着声)   明良 : 「そんな設定はしてねえ!」        とる。
  千里 : 佐奈川君の着信音っていじられ放題だわ。
  GM : アフロ『はぁい、明良ちゃぁん?』
  明良 : 「誰だ?」
  GM : アフロ『貴方の愛する美の化身よぉ〜?』
  明良 : 「調査は続行中だ」
  GM : アフロ『まぁ、相変わらず真面目ちゃんねぇ。け・ど、今日はその事じゃないのよぉ〜?』        声の質が、なんとなく今までのアフロとは違います。        どこか浮ついているような、熱っぽい口調ですね。
  明良 : いつもそうじゃね?(笑)
  GM : 失敬な(笑)
  千里 : 聞き分けられるほど、普段から注意して聞いてたのね。(笑)
  明良 : いや注意してないから気付かなくていい。(笑)        「今度はなんだよ」
  GM : アフロ『アタシには夢があったの……そんな大層な夢じゃないのよぉ?            ほんのささやかな、まいどりぃ〜む』
  明良 : 「アフロを刈るとか?」        生まれつきアフロ。
  GM : アフロ『ずっと諦めていたその夢が、もうすぐ叶うの……これも明良ちゃんたちのお陰よぉ〜』        無視するように返事を返さず、ただ『ありがとう』と伝えます。        それは心からの謝意。        それでいて、どこか嘲笑のように濁りを含んだ邪悪な言葉です。
  明良 : つまり、ストレートパーマとか?        「……任務の話じゃなさそうだな」
  GM : アフロ『ええ、任務とも委員会とも関係のない。            アタシだけのラブコール。そう――……』        ――これも、あの瑞樹とかいう娘のお陰よぉ〜。
  瑞樹 : わ、私?        直情なのが仇となったか。しかし止まる気はない。
  GM : 今止まられても困りますが。
  明良 : 「ああん? 浅賀瑞樹が、どう関係してるっていうんだ?」
  GM : アフロ『丘の上の教会、そこでアタシは生まれ変わるの。            真の姿に! 正しき理に乗っ取った美の化身へと!』
  瑞樹 : アフロ、美女になるのか。
  GM : もう、声は熱狂の域に達したかのようで、その言葉は届いていません。
  明良 : もうだめだ(笑)
  千里 : アフロの直径が2mを超えるわ。
  GM : そんな摩周湖のマリモのような変化ではありません(笑)
  明良 : 「ちっ」(切る)
  GM : 雨は今も振り続けています。        と、そんな時、遠くから小さく鐘の音が響いた気がしました。 ――からーん。 ――からーん。   明良 : 「落ち着け。状況を整理しろ」        とりあえずコーンポタージュを買う。
  GM : なぜ、コーンポタージュ?(笑)
  千里 : アフロ→巨大マリモ→瑞樹・危ない
  GM : それは整理できてないというか、混乱しすぎでは(笑)
  明良 : 「状況――明日だけにディスコードが行動を起こす」        今日だったか?(笑)
  GM : ディスコードは「また明日」と言いましたよ。
  明良 : じゃあ明日か。        「俺の目的は鶴辺さんに乗じてディスコードを始末すること。         アフロの目的はなんだ? アフロは望む自分と言っていた。         それはマヨイガを思い出させる。となるとアフロとディスコードが組んだ、         ということになるか」        鶴辺さんに電話だ!        PRRRRR
  千里 : かちゃ。
  明良 : 「鶴辺さん!」
  千里 : 「ただいま電話に出たくありません。御用の方は発信音の後に、あら佐奈川君」
  GM : 本当に使った(笑)
  明良 : 「大変です、瑞樹が浚われました」
  千里 : 「はい?」
  瑞樹 : 大嘘だ!(笑)
  GM : まぁ、明良君は瑞樹さんとアフロの因縁を知りませんから、勘違いしても仕方ありません。        アフロはあんなでも裏社会のエージェント、瑞樹さんは一般人ですから。
  瑞樹 : 意図的に勘違いしてる気がする。
  明良 : 「どうもディスコードが教会でなにかするみたいです。助けてくれませんか」        マジで。割と切羽詰ってる。
  千里 : 「ふぅん。了解したわ。今何処に居るの?」
  明良 : 「ええと……アンデキンバーから100mのところです」
  千里 : 「……電話しなくてもいい距離じゃない、それ」
  明良 : そういえばそうか?(笑)
  瑞樹 : ばっかだなー明良はー(笑)
  GM : 明良君が天然化している(笑)
  千里 : 仕方ないわね。        申し訳ないけれど、マスターたちに事情を告げて、アンデキンバーを出るわよ。
  明良 : ええい! とりあえず窃バイクだ。
  瑞樹 : その焦り具合は、ちょっとうれしく思うけど。        100mって、走ったらすぐじゃん(笑)
  明良 : うっせえな、10秒ぐらいは短いだろ(笑)        とりあえずマジな話、足がいるな。鶴辺さんは車持ってたか?
  千里 : 運転技能はあるわよ。
  瑞樹 : 鍵開けたりしたら千里さんが来て何やってるの? って聞かれるんでしょ。        実は、一番早いのは、私だもんね。バイクがある。
  明良 : 止めてある車をかぎあけして直結するぜえー!
  GM : 言えば暮春家の車を貸してくれようものを(笑)
  千里 : じゃ、借りておくわ。
  明良 : 鍵開け        (ころころ……) 16-[3,3,2] = 8        電子機器        (ころころ……) 14-[2,2,2] = 8        ぱねえ成功した(笑)
  GM : 明良君はちゃくちゃくと犯罪歴を増やしていきますね(笑)
  千里 : そこへきっと乗り付ける私。
  瑞樹 : しかし千里さんが車で来た。
  千里 : 「車、要るんじゃないかしら」
  明良 : 「いや、今ちょうど直結したところで・・・・・・げえっ!?」
  千里 : 「……、それ、佐奈川君の車?」
  明良 : 「はははそうですね。ありがとうございます鶴辺さん」        ばたん、がちゃん、のりこみ。
  千里 : 「免許取れる年齢だったかしら」
  明良 : 「落ちてたんです」
  千里 : 「へぇ、車がね」
  GM : 駐車してあったと言いなさい(笑)
  千里 : (ころころ……) 16-[6,2,3] = 5        運転は問題無し。
  明良 : 「とにかく丘の上の教会にお願いします」        場所はわかってたか?        Dの話なんか真面目に聞いてなかったからな…        柚穂に電話すればわかるか!
  瑞樹 : 千里さんは知ってるでしょうに。
  GM : 丘の上の教会自体は有名なので、町の住人だと胸を張っていえれば大体の場所は解ります。        近くに行けば案内板くらい出ているでしょうし。
  明良 : そういえば地域知識を14LVで持ってた。        わかる、俺にも場所がわかるぜ!
  GM : 地味に役にたつ技能です(笑)
  千里 : 「案内よろしく」
  明良 : 「ういっす!」
  GM : というわけで、瑞樹さんに少し遅れる形で明良君と千里さんも丘の上の教会へと向かうのでした。
  明良 : というわけで出雲殿に。
  GM : 何処に行くつもりですか(笑)
  明良 : やっべそれは俺の地元だった(笑)
  千里 : なんで浅賀さんがさらわれたと。(苦笑)
  GM : そういえば、全くなんの説明もしてませんね、明良君。        それで来てくれる千里さんも人が良いというか。
  明良 : 説明しようがねえよ。俺だってわけわからねえんだ(笑)        そうだ。拳銃の準備しないと。だが鶴辺さんが横にいたら出来ねえ。        隣の席でリボルバーにかちゃかちゃ弾を入れだしたらどう思いますか鶴辺さん?
  GM : どう思いますか、じゃないでしょうに(笑)
  千里 : 佐奈川君だなぁ、と思うわ。
  明良 : じゃあいいか。
  GM : 明良君、ナチュラルに「犯罪者」と思われてて良いんですか?(笑)
  明良 : 膝の上でかちゃかちゃしだす。不良だから問題ない。
  千里 : 「ところで、本当に浅賀さんがさらわれたの?         それと佐奈川君。いつか手が後ろに回るわよ」
  明良 : 「まあ、多分、おそらく」
  千里 : 「どの程度たぶんなのかしら」
  明良 : 「コーラを飲んでげっぷが出る程度っすかね」
  GM : 全然わかってない割りに高い確率ですね。
  千里 : 「飲みかたによるじゃないの、そんなの」
  明良 : 「つうかなんでそこで瑞樹の名前がでてくるんだよ、関係ないじゃねえか」
  千里 : 「……?」
  明良 : 「いや……ふうー。         ディスコードの計画に、何らかの形で利用されそうなんすけど。心当たりないですか?」
  千里 : 「落ち着かせましょうか?」
  明良 : 落ち着けるかあー!
  千里 : (ころころ……) 14-[1,5,5] = 3        感情封印。
  GM : 強制的に能力で落ち着かされた(笑)
  千里 : 佐奈川君の頭を小突く。
  明良 : げふう!        「……うっ」
  千里 : 頭がすかっとするかも。
  明良 : 麻痺した感じかな。
  GM : 脳を突き破る衝撃は熱くなる明良君の理性を強制的に冷却し賢者モードへと移行する。
  明良 : 「……すみません」
  千里 : 「心当たりねぇ……私は無いけれど」
  明良 : 「そうっすか」
  千里 : 「大方、さっき話してたみたいに……浅賀さんが儀式にでも実は遭遇していて。         その効果を浅賀さん自身は宝の持ち腐れだったから、どっかの誰かさんが利用した、         って感じかもしれないわね」
  明良 : 「そんな偶然がありえるんですか?」
  千里 : 「知らないわよ。そんな気がしただけだわ」
  GM : そういえば、情報の共有という意味では、瑞樹さんも情報を秘匿しまくっていたんでしたね(笑)        明良君とは違って本人も忘れていたのかもしれませんが。
  明良 : 襲われたことすら知らなかったな(笑)        「それじゃあ他に知ってる奴は……柚穂、か……タツミは?」
  千里 : 「電話できるなら訊いてみたら?」
  明良 : 電話してみよう……電話番号知ってるのか?(笑)
  千里 : 建巳郁子(たつみ いくこ)ブギー〇ップな子は知らないかもだけど、        嘉月柚穂さんなら知ってるんじゃないかしら。佐奈川君。        苗字の読み何だったかしら?
  明良 : かづき?
  GM : かげつ、ですね。        ちなみに郁子も、例の早苗さん救助作戦の時に交換したかと。
  明良 : 「そうだ。タツミは何か知ってるんじゃあないか?」        じゃあ電話だ! ぴぽぱ。
  明良 : PRRRRR
  GM : しばらく沈黙の後、ぴっ、と繋がります。
  明良 : 「もしもし」
  GM : 郁子『――佐奈川君、本来ならば今が授業中だと承知の上かしら?』
  明良 : 「すまん。てみじかに済ますから質問に答えてくれ」
  GM : 郁子『浅賀さんのこと?』
  明良 : 「瑞樹が妙なことに巻き込まれたんだが、心当たりはないか?」
  瑞樹 : 明良、先手取られまくりだなー(笑)
  明良 : お前のせいだろ!(笑)
  瑞樹 : 私? 私は何もしてないよ。
  GM : 郁子『貴方が興味を持つ対象は浅賀さんだけ、           そうでもなければ私に電話をかけてくることなんてないわ。           そして、私はその質問の答えを知っている』
  明良 : 「教えてくれ、頼む」
  GM : 郁子『彼女は神への階梯を上がろうとしているの。           本人はそのつもりは無いでしょうけれど』
  瑞樹 : げえー! もうそこまで行ってたのか!
  千里 : 大人の階段みたいなものかしらね。
  明良 : 「……どういうことだ?」
  GM : 郁子『知っているかしら? 浅賀さんは、既に二人の候補者から『権利』を奪っているのよ』
  明良 : 「いや、知らない」        話せよ!(笑)
  瑞樹 : 二人?
  明良 : グレートと鉄パイプじゃね。
  瑞樹 : グレート?
  明良 : たつみ。
  瑞樹 : たつみんは候補者じゃないと思うんだけど、ど。        もしかして、マヨヒガ?
  千里 : まぁ、アフロね。
  明良 : アフロとは戦ってないだろ(笑)
  GM : 郁子『一人目は、偶然に夜の公園で出会った女性、彼女は「美しさ」を求めていたわ。           二人目は、私も関わったあの事件の時、「名誉」を求めていた男からその機会を奪った』
  明良 : ああ、爺さん。
  瑞樹 : まさか、雷お爺さん?        私が、私が奪ったことになってるのか。
  明良 : 俺じゃねえの?(笑)
  GM : 正面に立ち塞がったのは瑞樹さんです、早苗さんとの間に割り込んで(笑)
  瑞樹 : そういえば、そうだ。
  GM : しかも、せっかく手に入れた強大な力を華麗にかわされた! おのれ!
  瑞樹 : かわしてないかわしてない(笑)
  明良 : 「わかった。それで、権利を得たと……」        アンブロシア絡み、もっと言うならディスコードの計画絡みか。        となると柚穂の立場、ってことになるな。多分おそらく。
  GM : 郁子『そして、今浅賀さんは三人目の候補者の所へ向かっているわ。           三は安定した数字。社会を構成する最小数。これは見立てなの』
  明良 : 『3人目? ……もしかしてアフロか?』        そういえばやけにハイテンションだったが、あれはアンブロシアの影響か?
  GM : 郁子『誰が候補かは知らないけれど。最後の候補者が求めているのは、「女」よ』
  瑞樹 : だよねー!
  明良 : 「わかった、助かった。けど、何でそんなことがわかるんだ?」
  GM : 郁子『それは当然よ。だって私は――           ――正義の味方だもの』        ぶつっ。 つーつー。
  千里 : 「何者なのかしらね」
  明良 : 「わかりませんけど、助かりました」
  GM : ちなみに解っているとは思いますが、今の口調は事件の時の「クール郁子」でした。
  明良 : 「多分、以前の柚穂みたいな立場に、させられそうになっている、ってことですね。         そして、それはあの博士の作り出したシステムということになる。         一日はええんだよ」
  千里 : 今何月だったかしら。
  GM : 6月ですよ。
  千里 : ふぅん。        「そう」
  明良 : 「とにかく今は教会にお願いします」
  GM : それで、そのまま教会へ向かうということでよろしいでしょうか?
  明良 : ああ。
  千里 : ええ。
  GM : では、様々な思いを抱きつつも、二人は瑞樹さんに遅れて教会へと向かいました。


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