File.01 『黄金の林檎』

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  GM : 次は単独行動した明良君の行動からです。
  明良 : 警察署に乗り込む?
  GM : いきなり殴りこみですか。
  明良 : そういえば何時ごろだっけ?
  GM : 0時は過ぎました。
  明良 : そろそろ眠いな。        つうか電話先が起きてるかどうか。        研究所の場所って地力で調べられそう?
  GM : 以前、不破製薬について調べた時に一緒に調べたことにしていいですよ。        エージェント神楽が、成功度6だか7だかで情報収集したはずなので、多分わかるでしょう。
  明良 : そういえば。        しかし何も出てこなかった気がする。
  GM : そうですね、実際に使途不明金がある、という程度で、        特に裏と関わりがあるという情報はありませんでした。
  明良 : まあ詳しいことはわかっていない。        うーん、ぶっちゃけ一人じゃ不安なんだが…(笑)
  GM : 自分で単独離脱したんでしょうに(笑)        というか、行く理由から瑞樹さんは連れていけないでしょうが。
  明良 : またドツボにはまりそうでイヤなんだ(笑)
  GM : それが明良君クオリティでしょうに。        というか、明良君は単独潜入をよくしますが、        諜報員としてはそこまで優秀じゃありませんからね(笑)
  明良 : こいつ!(笑)
  GM : 多機能型強化人間といえば聞こえはいいですが、        器用貧乏強化人間(笑)という評価がいいところです。        というか、最近は強化人間としてもあんまり活躍していないというか(笑)
  明良 : スプーキーEみたいなものだろ(笑)
  GM : 目指す所はユージンじゃなかったんですか(笑)
  明良 : いやビートだな(笑)
  GM : いたるところに名前は出現してますよ、ユージン(笑)
  明良 : あいつは特殊能力が強いんじゃなくて素が強いんだ(笑)
  GM : 明良君は素はちょっと強い不良ですしねぇ。
  明良 : まあそれなりにアドバンテージはあるから何とかなるだろう。        眠気から考えて2時ぐらいで切り上げよう。
  GM : 自分に<覚醒>の薬でも打ち込んだらどうですか(笑)
  GM : というわけで、0時を過ぎてアンデキンバーを出発した明良君の行動です。
  明良 : 適当な手段で不破製薬研究所に行く。
  瑞樹 : 今更だけど寝ちゃったからビームおじいさんのこと言及し忘れた。
  明良 : 忘れろ(笑)
  瑞樹 : 無理がある(笑)
  明良 : 実際忘れてたじゃん(笑)
  瑞樹 : 眠かっただけだよ!
  GM : まぁ、その辺りは瑞樹さんのターンで。        明日の朝にでも学校で明良君を問い詰めてやんなさい。        明良君が明日学校に来れればですが。
  明良 : まあ多分いかないか遅刻だな(笑)
  GM : ちなみに郊外、というほど離れているわけではありませんが        それなりに離れた場所に研究所はあります。        歩いて行くとそれなりにかかりますが、アフロやタクシーでも捕まえますか?
  明良 : 自転車でいいんじゃね?
  GM : 学生らしい移動手段ですね。        窃チャですね。
  明良 : (ころころ……) 14-[2,5,4] = 3        鍵開け成功。
  GM : 本気で窃チャだ!?(笑)
  明良 : そうだぜ?(笑)
  GM : ま、まぁ、チリンチリーン、と自転車で走ること……まぁ、1時間くらい。
  明良 : 遠かった(笑)        ま、ついたならいい。
  GM : 深夜の研究所は……なにやら、騒然としています。
  明良 : まあ予想はしてた(笑)
  GM : 少なくとも寝静まってはいませんね、どうも頻繁に人が出入りしている様子です。
  明良 : あのビーム爺さんは逃げおおせたのかな。
  GM : 正面玄関には黒塗りの車が数台止まっていますし、ゲートは開放されています。
  明良 : ラッキー(笑)
  GM : とはいえ、守衛さんは立っているでしょうけど。
  明良 : 変装してから忍び込むか。
  GM : 変装技能も持ってたんですか。
  明良 : サングラスだろ?(笑)        まあ技能は、持ってる。
  GM : ちなみに、研究所自体は無理をすれば上れる程度の塀で        全体を囲んだタイプの建物です。
  明良 : じゃ、よじ登るか。        ん? げ、登攀技能を学んでなかった(笑)
  GM : 入り口は正面に大きなゲートが一つと、裏門とも言う小さい出入り口が一つ。        あと、見える範囲に監視カメラっぽいものが点在しています。        まぁ、幾つかは見せているんでしょうけれど。
  明良 : まあ当然だな。
  GM : ごくごく普通の施設らしい警備状況ですね。        まぁ、正面ゲートが開放されている点は普段とは違う状況でしょうけれど。
  明良 : まあな。        とりあえず暗いところからこっそり忍び込んでみるか。        フック付きロープ! をつかってなんとか。
  GM : 工作員らしいアイテムです。        フックを投擲するんですね?
  明良 : ああ。
  GM : なおゲートから見て正道を抜けると、        道沿いに正面に本社ビルっぽい大きな建物、        右側に体育館のような箱状施設、        左側に社員寮のようなタイプのマンションみたいな建物があります。        マンションというか、アパート? まぁ、覗く範囲で住居っぽい雰囲気の建物ですね。
  明良 : んー、体育館が実験棟、マンションが寮か。        ん? つーか今ここ、警察が張ってるんじゃなかったか?        博士の警護名目で。
  GM : ざっと見回したところ、ゲートに何台か同系の車が        止まっているくらいで、それらしい影はありません。        というか、警察だって隠れて警護しているわけじゃないでしょうから、        中に居るんじゃないですか?        ちなみに、留まっている車には誰も乗っていないようです。
  明良 : 扉に穴があいてる車はない?(笑)
  GM : 先ほど襲撃した黒塗りのバンのことですか(笑)        見える範囲にそれらしい車はありませんね。
  明良 : ま、とりあえず入ってみる、か。
  GM : とりあえず先に<忍び>を使って監視のなさそうな部分を探せたかどうか、        その後に投擲して登攀してもらいましょう。
  明良 : 鶴辺さんにメールの準備しておく(笑)        SOS、不破製薬研究所、と。
  GM : なんで失敗した時前提なんですか(笑)
  明良 : 保険だ保険(笑)        <忍び>(ころころ……) 14-[3,5,4] = 2
  GM : とりあえず、ほどよく暗がりで、監視カメラのなさそうな場所を発見しました。
  明良 : うし。        じゃ、ロープを投げて登るか。        (ころころ……) 9-[3,1,6] = -1
  GM : かつーん。
  明良 : とりあえず失敗。        (ころころ……) 9-[4,1,5] = -1
  GM : かつーん。
  明良 : (ころころ……) 9-[1,5,1] = 2
  GM : かつー……かっ!
  明良 : 今日は目がよかったな(笑)
  GM : そうですか?(笑)
  瑞樹 : いや、明良にしては目がいいよ。10以下しか出てない(笑)
  GM : ああ、そうですね(笑)
  明良 : 今度登攀技能とるわ(笑)        ぐいぐい。        とりあえず入れそう?
  GM : まぁ、ロープもありますから、多少手間取っても潜入できたとしましょう。        一応、素振りで敏捷か体力で振っておいてくれます?
  明良 : (ころころ……) 14-[2,2,3] = 7        今日はいけるな(笑)
  GM : それ、登攀の技能なし値でもいけましたよ、−5ですから(笑)
  明良 : それがさっきの9判定だったんだよ(笑)
  GM : では、妙に軽快に塀を乗り越え、人気のない繁みに侵入成功しました。        ロープはどうします?
  明良 : かけっぱなしにしておく。
  GM : はい、内向きに直して、でいいですよね?        外に掛けておいても意味ないでしょうし(笑)
  明良 : 後続いないしな(笑)        とりあえず適当な人間捕まえて服を拝借するか。
  GM : (ころころ……) [2] = 2        ちなみに、現在地は体育館っぽい施設側の繁みです。        では、見事潜入に成功した明良君、これからどう動きますか?
  明良 : 実は考えてなかったんだ(笑)
  瑞樹 : おぃぃ(笑)
  明良 : まあ博士の面を確認できたら御の字かな、と。
  瑞樹 : 明良はホント行き当たりばったりだ(笑)        とりあえず、研究所内で博士の噂でも耳にすればいいんじゃないの。
  GM : 明良君の行動原理は「俺は優秀な(ry」ですから。
  明良 : それは行動原理じゃねえ(笑)        ま、体育館か。        外からのぞけそうな窓はあるのか?
  GM : 様子を伺った感じでは、体育館っぽい建物は見た感じ電気が消えています。
  明良 : ああまずそれだな。        消えてるか。それじゃ潜入してみるか…?        だがろくな目に遭いそうにないんだよなー(笑)
  瑞樹 : なんで潜入したの(笑)
  GM : むしろ、何しに来たんだって感じですね(笑)
  明良 : 落ち着け。        俺の目的は博士の奪取。
  瑞樹 : 博士と内密に接触したかったんじゃないの?
  明良 : で、それは他の二人とは相反するから単独行動しなければいけなかった。
  瑞樹 : それはいい。
  GM : そこまではいいです。
  瑞樹 : 具体的に何をするんだ。
  GM : そう、それ。
  明良 : ま、ここにきたのはとりあえず下見のつもりだったんだが
  瑞樹 : 下見か        なら存分に探索するがよい!
  明良 : 意外と好機っぽいんだ。
  瑞樹 : 何するのに?
  明良 : 博士と接触するのに。
  瑞樹 : 警察の監視がなきゃな。        どうするの?
  明良 : そうだな…体育館がどんな施設かだけ確認して、寮に向かおう。
  瑞樹 : がんば
  GM : はい。
  明良 : そこにいるか、いなければ待ち伏せればいい。        というわけで体育館を撫でる程度調べてみる。
  GM : えー、とりあえず1階部分にも窓があり、覗いた感じ廊下っぽく見えます。         回 ←こんな感じに、施設をぐるっと廊下で囲んだ感じで、内部が見えなくなってますね。
  明良 : なにもわからないじゃないか(笑)
  GM : 中に入らないと施設内の様子は解りません。
  明良 : だが中に入るとドツボっぽいしな(笑)
  GM : 触りていどならそんなもんですよ(笑)
  明良 : 博士に聞けばいいと割り切って探索はしない。
  GM : はい、では寮の方に向かうんですね。
  明良 : 忍びか?
  GM : 移動するなら、人や監視カメラに見つからないよう<忍び>ってください。
  明良 : (ころころ……) 14-[2,2,1] = 9        絶好調だ(笑)
  GM : 明良君は今日死ぬんじゃないかって気がしてきました(笑)
  明良 : 縁起でもないこというんじゃねえ(笑)
  GM : では、警備は勿論、警察っぽい人、監視カメラなどなど、        全て見切って社員寮側に移動できました。        ちなみに社員寮の入り口は開放されていますが、        管理人部屋の小窓の前を通らないと中に入れません。
  明良 : 思い切って社員寮に侵入するか。        で、警備室を制圧してから博士と接触する。        この方針でいこう。保安システムの心得はあるし。
  GM : 明良君はノープランのくせにやることが過激です(笑)
  明良 : じゃあ瑞樹は何か案があるのか!
  瑞樹 : まずこんなとこに入らない。
  明良 : こいつ!
  GM : なんで瑞樹さんに聞くんですか(笑)
  瑞樹 : あとまずは博士の所在と状態を確認してからにしたほうがいいと思う。        今いないよってなったらどうするの?(笑)
  明良 : 軟禁されてるってはなしだったじゃねえか(笑)        大丈夫だここにいるはず。
  瑞樹 : 話だけじゃん。
  GM : 寮に居るとは限りませんけどね(笑)        ちなみに、見つかること前提で入居者と偽って入るなら修正ありの演技、        隠れて忍びこむなら修正ありの忍び、で判定です。
  明良 : じゃ、裏に回って保安システム確認後、ガラスを切って適当な部屋に侵入する。        入居者と偽るのは、ちょっと無理があるぞ(笑)
  瑞樹 : 警官にはばれないかもね。
  GM : 保安システムは、所謂カードキーロック式の通路で幾つか分かれていて、        それぞれ監視カメラが設置されているようです。        ちなみに警備室は1階にはなさそうですが。
  明良 : 警官は定時で帰ったろどうせ。
  瑞樹 : 監視の警官がなんで提示で帰るんだ(笑)
  明良 : 建物は何階建てだ?
  GM : 2階建てのようです、地下があるかは知りませんが。
  明良 : てことはせいぜい10部屋ぐらいか?
  GM : そうですね、雰囲気マンションというより、高級アパートっぽいかもしれません。        部屋は大きそうですが。
  明良 : ますます危なくなってきたな(笑)        そして入居者と偽るのはやはり不可能だな(笑)
  GM : ちなみに、ざっと見た感じ、        (ころころ……) [1] = 1        電気がついているのは二階の一部屋だけです。
  明良 : じゃ、電気の消えてる部屋を狙って侵入する。        窓から。        判定はどうなる?
  GM : ちなみに、狙うのは一階の部屋ですよね?
  明良 : 一階だ。
  GM : とりあえず何はともあれ<忍び>その後に<鍵開け>という手順ですかね。
  明良 : <忍び>(ころころ……) 14-[2,1,6] = 5        <鍵開け>(ころころ……) 14-[3,5,1] = 5        どっちも成功。
  GM : 明良君が絶好調だと凄く不安です(笑)
  明良 : 線香花火じゃないんだぞ(笑)
  GM : では、手際よく住居に侵入できました、        部屋は空き部屋ではなく今家主が居ないというだけのようです。
  明良 : じゃ、窓をカタカタと揺らして侵入した。        そっちの方が都合はいいな。
  GM : 揺らしちゃダメでしょう、静かに入りなさいな(笑)
  明良 : とりあえずカードキーを捜してみるか。それから目立たない服はあるか?
  GM : 普通に考えればカードキーは持ち歩いていると思いますが、とりあえず<探索>どうぞ。
  明良 : いや待てよ。        建物の間取りがわかるような資料はないか?        間取りじゃなく部屋割りだな。        まあどっちにしろ探索か。        <探索>(ころころ……) 14-[2,1,5] = 6        よしよし(笑)
  GM : 明良君が絶好調だと(以下略)        で、明良君は自宅に自分の住まいの部屋割りがわかるような資料を置いていますか?(笑)
  明良 : 置くわけがない(笑)
  GM : ちなみに目立たない服なら家主の服が見つかりました。        カードキーはやはり無いようです。
  明良 : 一応聞くが女か男かどっちだ?(笑)
  GM : 1なら女性        (ころころ……) [2] = 2        男性です、ちっ。
  明良 : セーフ(笑)        まあスーツか。
  GM : 一般的な背広にシャツ、あと白衣がありました。
  明良 : 白衣だけ拝借してくかな(笑)
  GM : 明良君、今の服装は?(笑)
  明良 : ジーパン、皮の上着、白衣(笑)
  GM : まぁ、見つかった時の修正に加えるだけですからいいですけど(笑)
  明良 : あとサングラス……やっぱ白衣やめるか(笑)
  GM : とりあえず、サングラスの時点でどんな服装も怪しいと思います。        で、次はどう動きます?        ちなみに時刻は刻一刻と進んでいます。
  明良 : 部屋に保安システムはあるよな? ハッキングをかける。
  GM : セコムの端末みたいなのが壁についていますが。
  明良 : つーか待てよ?(笑)        この部屋、ノートパソコンとか置いてないか?        それを調べた方が早い。
  GM : さっきの探索で調べたことにして構いません。
  明良 : なかったか?
  GM : とりあえず、端末はありました。
  明良 : どうせIDカード式だろ。立ち上げてクラッキングをかける。
  GM : 判定どうぞ。
  明良 : (ころころ……) 14-[6,2,1] = 5        そろそろ引き上げようかな?(笑)
  GM : ……今日は本当にどうしたんですか明良君(笑)
  明良 : さすがにやばい気がしてきた(笑)
  瑞樹 : 出目で?(笑)
  GM : では、諸々のセキュリティも突破して端末を立ち上げることに成功しました。
  明良 : このまえいい出目が続いた後二回連続ファンブルかましたことがあってだな(笑)
  GM : 個人用の端末のようですが、ちょこちょこ仕事にも使っていたようです。        まぁ、仕事オンリーの端末なら、部屋に居ないときは仕事に持って行きますよね(笑)
  明良 : 研究所内のネットワークには接続できるか?
  GM : 社内ランで繋がっています。
  明良 : だよな。とりあえず時間がないんだが…
  GM : 家主が帰ってくるかもしれませんし。
  明良 : それならそれで好都合だけどな(笑)
  GM : ちなみに、時刻はもうすぐ深夜の2時です。
  明良 : ああ眠い(笑)        とりあえず研究所のデータをメールで俺のパソコンに送信する。        で、履歴を消しておく。
  GM : 外部にメールなんかしたら痕跡が残りそうなもんですが(笑)
  明良 : だから痕跡を消すんだ(笑)        (ころころ……) 14-[3,1,4] = 6        ハッキングは成功。
  GM : 解っていると思いますが、痕跡消しに失敗するとヤサが割れますよ?(笑)        では、色々なジェネリック系薬品のデータがずらずらと。        ちなみに、どんなデータをお探しですか?
  明良 : 研究所そのもののデータだな。
  GM : 研究所の見取り図とか?
  明良 : 間取り、配置、勤務時間        まあそんなもんだ。
  GM : なるほど、まぁそこら辺は6成功もすれば充分でしょう。        警備員の警備状況から、研究施設の使用日程まで、適当に入手できました。
  明良 : PC的にもずっとやってて申し訳なくなってきたしそろそろ撤退しようか?(笑)        次に研究所の内線に接続。        今何が起こってるか連絡きてね?        深夜業務みたいだが。
  GM : 社内報ってわけじゃないですけど、連絡が回っています。
  明良 : どんな感じだ?
  GM : 第一ケミカル研究室の主任が営利誘拐でパクられました。
  明良 : へー。        とりあえず関係ないな。
  GM : 現在、他に繋がりがないかガサ入れ中のようです。
  明良 : ところであのビーム爺さんが主任だったのかな?(笑)        がさいれ、てことは公安がきてんのか。
  千里 : どう言う流れでそうなるの?
  明良 : この事件は公安が追ってた案件だから、普通にがさいれも公安がやってんじゃね。
  GM : 第一研究主任、仮に名前をQ氏としておきますが。
  千里 : QっQっQ?
  GM : 社内報の様子では、つい先ごろに現行犯逮捕された、という事のです。
  明良 : わかった。
  GM : Q氏は錯乱しており、事情を聞ける様子ではありませんでしたが、
  明良 : やっぱりじいちゃんだったのか?(笑)
  GM : その仲間と思しき気弱氏と屈強氏がいろいろと暴露したため、        現在本社にガサ入れという状況になったようです。
  千里 : 名前なの、それ。
  GM : まぁ、経緯については流石に詳しく書いていませんが、それぞれ所属部署に集まって、        警察の事情聴取を受けるように、との連絡で締めています。
  明良 : てことは博士も事情聴取中か。
  GM : これは社内報ですが、実際は放送やら電話やらで全社員を呼び出したことでしょう。        そうこうしている内に2時を回りますが。
  明良 : さて。        とりあえず意外な好機で侵入できたが、        余計な敵もいるし今回は撤収した方がよさそうだな。        部屋を片付けてから後にする。
  千里 : そこで不幸が発動。
  GM : とりあえず、先ほどの見取り図などをメールしたのでしたら、        痕跡消しに<コンピュータ操作>で判定していってください(笑)
  明良 : (ころころ……) 16-[5,5,4] = 2        おっと。まあ消えてる。
  千里 : 何かがおかしいわね。
  明良 : 何が?(笑)
  GM : 奇妙ですね。
  千里 : この状況、リンクス攻撃を受けている可能性が在るわ。
  明良 : そこまで?!(笑)
  GM : 愛染隊長の完全催眠の影響が出ているようです。
  明良 : へいへい。        出目運が切れないうちに死地は抜けよう(笑)
  GM : ここいらで手をパンッ、と叩いたらドリアンが「全て幻しだ」とか言い出したり……まぁ、ともかく。
  明良 : 加藤か(笑)
  GM : では、脱出の為にまた<忍び>判定を二回お願いします。
  明良 : 体育館の裏手にまで戻る。        <忍び>(ころころ……×2) = 9 , 5
  千里 : ますますおかしいわ。
  明良 : やばいやばい(笑)
  GM : 絶対に逃げる時に見つかると思っていたのに(笑)
  明良 : じゃあロープを回収して脱出できていいか?
  GM : 明良君は不思議なほど華麗に痕跡を消し、見事研究所から脱出を果たしました。        何もないなら、後は帰るだけです。
  明良 : あー眠い。        自転車で帰るか。        ふらふら。
  GM : まぁ、これだけ成功させておいて手に入ったのが「見取り図」などだけ、        という意味では明良君らしい戦果ではありますが(笑)        では、明良君は誰に見咎められることなく無事にアジトに戻ることができました。
  明良 : 下見という目的は達した。
  GM : 確認すれば、メールもちゃんと届いています。
  明良 : とりあえず寝るか。        ぐー。
  GM : では、シーンをカットしますね。
  GM : 夜の内に他にやっておきたいことなどは、        千里さんや瑞樹さんも含めてありませんか?
  瑞樹 : 寝てるからなーい。
  GM : 瑞樹さんは既に寝ていますね(笑)
  千里 : 私も特にないわ。
  GM : はい、ではお二人ともアンデキンバーの仮眠室で雑魚寝ってことで。
  瑞樹 : はーい
  千里 : 私は掃除とかしておくけれどね。
  明良 : じゃあ終了か。
  GM : はい、では深夜のこと。
  明良 : なんかあるのか?
  GM : そうですね、感覚に関することですから、知覚判定でお願いします。        気配を感じたとか、そんな感じです。        千里さんと瑞樹さんですね。
  千里 : 了解よ。
  明良 : がんばれ。
  千里 : (ころころ……) 16-[2,1,2] = 11
  瑞樹 : おう
  GM : 千里さんぱねぇ。
  瑞樹 : (ころころ……) 9-[6,6,5] = -8        ファンぶった!(笑)
  GM : 瑞樹さんはそのまま寝てなさい(笑)
  瑞樹 : 千里さんがいてよかった(笑)        ぐっすり。
  GM : 何も感じないのは武人としてどうかと思いますが、まぁいいでしょう。
  瑞樹 : 不意打ちなら戦闘即応で対応できるんだけどなー(笑)
  GM : 深夜未明のことです。
  千里 : ええ。
  瑞樹 : ぐーぐー。
  GM : 千里さんはしっかり寝ていたのですが、何か気配のようなものを感じました。        それは敵意のようなものではなく、あえて言うと        誰かが起き出した様子に気づいた感じでしょうか。
  千里 : ふぅん。
  明良 : 瑞樹は駄目だな(笑)
  瑞樹 : 敵じゃないから起きなくてもいいじゃん(笑)
  GM : その気配は、何かをする訳でもなく、ただその場に佇んでいます。
  千里 : 目をこっそり開いてもいいのかしら。
  GM : 忍びをするほどの状態でもないですから、薄目で見るくらいは問題ありませんよ。        部屋は真っ暗なのでしっかり確認できませんが、小さな人影が立っているのが見えます。
  千里 : 「(うん……?)」
  GM : 小さい、幼い、子供――眠っていた筈の栞ちゃんが、その場に立っています。
  千里 : 「(何かしらね……)」
  瑞樹 : はっ!? 千里さんピンチ!?
  GM : 千里さんの見ている先で、栞ちゃんはぼんやりと、        それこそ半分眠りかけのような様子で天井を見上げていました。        そして、一つ、二つ頷いて見せると、周囲を見渡し、        千里さんの寝ている方へトテトテと歩いて近寄っていきました。
  千里 : ふぅん。
  GM : 薄目なのではっきり見えませんが、夢遊病者のようにフラフラしつつ、        千里さんの直傍までやってきます。        栞「…………」(じー)
  千里 : 「(……)         ……どうしたの、栞ちゃん?」
  GM : 栞「…………」(ぴくっ)        肩がぴくりと動きます。
  千里 : 「眠れないのかしら?」
  GM : 栞「…………」        返事はありません。        が、目を開いてはっきりと確認したならば、栞ちゃんの様子が妙な事に気が付きます。        例えば、右目は普通に開いているのに、左目は眠そうにとろん、としている様子とか。
  千里 : ちぐはぐね。
  明良 : ギアスか?(笑)
  瑞樹 : これは、貴様見ているなッ! ってやつか!
  GM : もともと子供らしいと言うほど表情豊かではありませんでしたが、        口元が興味深そうに緩んでいたり。        あと、迷いがありません。
  千里 : へぇ。
  GM : 栞ちゃんを常に覆っていた、戸惑いや揺れる感情の波などが一切ない。        既に決め切ってしまった人だけが持つ、いわば覚悟完了状態の揺らぎない精神状態。
  千里 : 「……妙ね」
  GM : 栞「なにが?」        初めて、返事を返します。        その声は確かに栞ちゃんのもの。        けれど、微妙な発音から、絶対の自信が伺えます。
  千里 : 若干体を起して。        「貴方、誰かしら?」
  GM : 栞(?)「誰だと思う?」        揶揄するように、口元がほころびます。
  千里 : 直感を使うわ。
  GM : 栞ちゃんならばしない、大人びた表情。        ただ、そうした表情のうち、左目だけが眠そうにとろんとしたままです。
  千里 : 選択肢は、やっぱり栞ちゃん、松風エリスさん、その他。のどれかかしらね。
  GM : 出来レースのような選択肢ですね(笑)
  瑞樹 : 確認だけのための直感ですからね(笑)
  GM : ちょっと待ってくださいね。
  千里 : 了解だわ。
  GM : (ころころ……)はい、ファンブルするでもなく、直感は告げています。        彼女は松風栞ちゃんのお母さん――松風エリスさんだ、と。
  千里 : やはり、ね。        「――そう。         私に興味を持ったのかしら? 初めましてだわね、エリスさん」        体を起して、そう言うわ。
  GM : エリス「初めまして。こんな夜更けに失礼とは思ったが、            ついつい我慢が出来なくなってしまった」        破顔して、愉快そうに彼女は笑います。        エリス「そう。私は松風エリス。この子の母だ」
  千里 : 「鶴辺千里だわ」        挨拶するわ。
  GM : エリス「ああ、知っているとも。礼儀に適わないことは承知で、ずっと見ていた」        この目で、と栞ちゃんの右目に指を添えます。
  明良 : ギアスだ(笑)
  千里 : 「ふぅん……鬼太郎みたいね」
  GM : エリス「ふふ。なるほどそれは言い得て妙だ。            だが私は別に此処に本体があるわけではないよ」
  千里 : 「移動式カメラみたいなものかしら」
  GM : エリス「これが、この子の能力。他者との境界をほんの少しだけ緩め、繋ぐ。            私と栞との境界が曖昧になり、私と栞は一つになっている」
  千里 : 「便利ね」
  GM : エリス「それが、そうでもなくてね」        栞ちゃん……の身をしたエリスは、肩をすくめます。
  千里 : 「そうなの?」        人差し指を唇に軽くつけて、首を傾げるわ。
  GM : エリス「定義づけが問題でね。            私とこの子は親子という【血縁】で結ばれているので、比較的繋がり易い。            だが、それだけではテレパシーという程度の繋がりしか持てないのだよ」
  千里 : 「ふぅん、興味深いお話だわ」
  GM : エリス「こうして、お互いの意識を浮かばせるほどに繋ぐためには、            もっと別の【繋がり】が必要だった」
  千里 : 「……」
  GM : エリス「それが、【見立て】だ。            私はある目的の為に、栞との間に確固たる繋がりを必要とした。            その為に、随分と大掛かりな舞台まで用意してみせたものだよ。            準備は整った。既に舞台は完成し、            栞との繋がりは既にお互いが一つと感じられるほど」        きゅ、と決意を秘めた表情を幼い顔に浮かべ、        エリス「後は、最後の仕上げを行うだけでいい」        そう、自身に誓いを立てるように宣言しました。
  千里 : 「仕上げ、ねぇ……         何が目的なのかしら」
  GM : エリス「なに、それほど大それた目的ではないよ」        一転して、表情に浮かぶのは自嘲。
  千里 : 「反れることのない順当な目的、ってことね」
  GM : エリス「ああ。止めるつもりも諦めるつもりもない。            たとえ、何を犠牲にしようとも」        ひたと、視線が千里さんを捕らえます。        獲物を狙うように、鋭く。
  千里 : 「口上は良いわ。必要なのは入り口と出口だけ。         いつだって最後はそこへたどり着く」
  GM : エリス「その通り。過程は問題ではなく、            アプローチよりも結果こそが重要になる。            ゆえに。君という能力者を利用させてもらうつもりだ。            それを告げにきたのは、そう。            最初に言った通り、興味が湧いてね。我慢が出来なかったのだよ」
  千里 : 「ふふ、恐縮ね」
  GM : ふふ、と笑い返します。        エリス「さて。夜更かしは身体によくない。私はそろそろお暇しよう」
  千里 : 「お疲れ様だわ。今度は生身でお会いしたいものね」
  GM : エリス「直に会えるさ。そう遠くないうちに」
  千里 : 「僥倖」
  GM : 親しげな笑み、利用すると告げたその舌のまま親愛を込めて、        エリス「お休み、鶴辺千里君」
  千里 : 「お休みなさい、だわ」
  GM : ふ、と笑みの残滓。        次の瞬間、ぱちり、と瞬きをすれば、眠そうなまなこが一対。        栞「……くぁ……眠い、です……」
  千里 : 「寝床で御休み、栞ちゃん。のどが渇いたなら、お水くらい用意するわよ。
  GM : 栞「ふぁい……」        こっくり、と頷きとも船漕ぎともとれない反応を返すと、        栞ちゃんはフラフラと元の寝床へと帰り、こてんと横になって寝息を立てはじめました。        栞「……くー……」        そうして、ただ静寂に寝息だけが響く夜が、戻って参りました。
  千里 : 「面白い話だわね……         しかしまぁ……エリスさん、随分勝手なタイプみたいじゃない?」        軽く首を傾げてから、私も寝なおすわ。
  GM : では、その後は何事も無く、夜が更け……そして次の日になりシーンカットです。        何かありますか?        なければ、そのままアンデキンバーの朝、瑞樹さんの登校です。
  千里 : 特にないわ。
  GM : では、瑞樹さんの出番ですよ。
  瑞樹 : わわ
  GM : 朝です!
  瑞樹 : ぐーぐー。
  千里 : 「朝だわよ」
  GM : ???「おー……めー……ざー……」        瑞樹さん、危険感知! 知力判定です!
  瑞樹 : な、なんだってー!?        (ころころ……) 9-[5,1,6] = -3        無理!
  GM : ならば喰らえ、全体重の乗ったエルボードロップを!        ???「めえええええっ!!!」(ドスゥッ!)
  瑞樹 : 「げふぅー!?」        起きた! 起きた!        「は、入った……まともに入った……」        おおおおお、と、おなか抱えてる。
  GM : 郁子「おおー、起きた起きた! おっはよー! 浅賀さん!」
  瑞樹 : 「た、たつみんだ」
  GM : からからと笑いながら、建巳郁子がバシバシ布団ごしに瑞樹さんを叩きます。
  瑞樹 : 「おはよー……」
  千里 : 「おはよう、浅賀さん」
  瑞樹 : 「……お? たつみんが昨日のたつみんっぽくない?」
  GM : 郁子「朝だよ朝! ほらほら、早く起きないと朝食が食べられないよ!」
  千里 : 「コーヒーは何が良い?」
  瑞樹 : 「コーヒーはいらないんで牛乳ください!」        ばさーっと起きる。
  千里 : 「そう」
  瑞樹 : 「ご飯ご飯!」
  GM : 郁子「あ、私銘柄は気にしないんで、砂糖をたっぷり入れちゃってくださーい!」        ずびしっ、と効果音が出るようなポーズでオーダーします。
  瑞樹 : たつみん元気だな(笑)
  千里 : 「喫茶店に泊っておきながら、無頓着な子らね」
  瑞樹 : 「お? 喫茶店?         ……はっ!?」
  GM : 郁子「はっ!?」
  千里 : 「喫茶:アンデキンバーだわよ」
  瑞樹 : 「昨日寝てしまった!?」
  GM : 郁子「そう、ぐっすり熟睡してたよ!」
  千里 : ちゃきちゃきと用意しておくわ。        (ころころ……) 15-[1,6,4] = 4        そこそこ。
  瑞樹 : 髪の毛とかさわさわ。        「やばいお風呂も宿題も何にもやってなーい!」
  GM : 郁子「あ、一応、浅賀さんの家には「私の家に泊まりますー」って連絡しておいたから」
  瑞樹 : 「あ、たつみんありがとう!」
  GM : 郁子「いやー、喫茶店に泊まるなんて滅多にできる経験じゃないし? いいってことよ!」        背中をバシバシ叩きます。
  瑞樹 : たつみんが元気だ。        「おうおう」
  GM : 郁子「さーって、今日のモーニングセットは何かなー、っと」        その勢いを保ったまま、郁子はアンデキンバーの店内へと行ってしまいました。
  瑞樹 : 「……たつみんあんなだったっけ?」
  GM : 仮眠室に残っているのは、何気に瑞樹さんだけです。
  瑞樹 : おおう        私もご飯食べに行くよ!        たつみん豹変に首傾げつつも。
  千里 : お米は一応あるのかしら。        普通にサンドイッチとかになっちゃう気がするんだけどね。
  瑞樹 : サンドイッチで十分です!
  GM : 一応、仕込みようの備えは用意されています。
  千里 : じゃ、それを使うわ。        「セットで680円になるだわ」        用意しておくわ。
  GM : アンデキンバーはまだ開店時間ではないですが、        店長らからは客として自由にしていいという許可を得ております。
  瑞樹 : 「う、痛い出費。         しかし宿泊費としては安いはず!」
  千里 : 「冗談だわ。おごっておくわよ」
  GM : 早苗「おはようございます。それでしたら、お代は私がお支払いしますよ」
  瑞樹 : 「おおおおお!?         ありがとうございますー!!」        感動!        感謝感激!
  GM : 早苗さんが、顔を洗ったのか洗面所から出てきます。        一緒に眠そうな栞ちゃんもいます。
  千里 : 「おはよう、皐月さん」
  瑞樹 : 「あ、おはよーございます! 早苗、さん?」
  GM : 栞「ぉ……ざいます」
  瑞樹 : 「栞ちゃんもおはよう!」
  GM : 眠そうに、ぺこりと挨拶します。
  瑞樹 : 「昨日遅かったからまだ眠いのかな」        確か0時は過ぎてたはず。        まあ実際には乗っ取られて起きてたからなんだけど(笑)
  千里 : まぁ、お店開く前だから、今は7時とかだしね。
  GM : 早苗「そうかもしれませんねぇ。           皐月早苗ですので早苗で合っていますよ、浅賀さん」
  瑞樹 : 「おおお。よかった。         刑事さん体大丈夫ですか? どっか痛いとか。         具合悪いとか」
  GM : 早苗「あ、すみません。一晩ぐっすり眠ったら、もう体調も万全で。           昨日は、本当に私事でご迷惑をおかけしましたし、           せめて朝食くらいは奢らせてください」
  千里 : 「じゃ、後でお代をいただくわね」
  瑞樹 : 「いえいえー。人助けは趣味ですから!」        えっへん。
  千里 : くすりと笑っておくだわ。
  瑞樹 : 「でもご好意には甘えさせていただきます!」
  GM : 郁子「ごちになりまーす!」        しゅた、と敬礼を返します。        そんなこんなで、建巳郁子のテンションが高いことを除けば当たり前の朝を終え、        そろそろ学生組みは登校しなければ不味い時間帯です。
  瑞樹 : しゃわーだけ借りよう。
  千里 : 無いわよそんなもの。
  瑞樹 : なかった!!
  千里 : シャワー付きの喫茶店なんて無いわよ。
  瑞樹 : そういえばそうだった。
  GM : 暮春家の方へ行けばあるでしょうが、流石に。
  瑞樹 : ここは喫茶店だった。        ならば仕方あるまいなのだ。
  千里 : ネカフェじゃないのよ。
  瑞樹 : 学校へ超ダッシュ!
  GM : 郁子「それじゃあ、行ってきまーす!」
  瑞樹 : 「泊めていただきありがとうございましたー!!」
  千里 : 「行ってらっしゃい」
  瑞樹 : 「いってきまーす!」
  GM : 早苗「お気をつけて」        栞「お姉ちゃん達、ありがとう!」        早苗さんと栞ちゃんが手を振って見送ってくれます。
  瑞樹 : 「どういたしまして! また困ったらいつでも呼んでね!」        と、走り去りながら言う。
  GM : 郁子「正義の味方は困った人の味方なのだー! それじゃあ、アディオス!」        手を振り替えし、郁子も走り抜けます。        とりあえず、場面は学校なので千里さんはここで一時離脱。
  千里 : 了解だわ。
  GM : ちなみに、千里さんも瑞樹さんも直に気づく、        というか設定上は理解していると思いますが、
  瑞樹 : おう?
  GM : 現在の明るい調子の建巳郁子が、        それぞれ見知った普段の建巳郁子のスタイルです。
  瑞樹 : だよね
  GM : だから、明るくなった、というより、昨日はやけにクールだったぜ! って感じ?
  瑞樹 : 昨日はクール? な感じで決めてたのか。
  GM : イメチェンですね。
  瑞樹 : 戻してるってことは、失敗したのか。        なるほど!
  GM : 遅い高校デビューの失敗談みたいだ(笑)
  千里 : 別に私はその程度で驚くほど肝は小さくないわ。        ふぅん、って程度だわね。
  GM : さておき、学校は例によって走って向かうは霞染高校。
  瑞樹 : うむ!        だっしゅだーっしゅだっしゅ!
  GM : 校門前では、いつものように仲春桂一先生が挨拶しております。
  瑞樹 : 「間に合えー!」
  GM : 桂一「おー、浅賀に建巳か、今日はそこまで急がなくても遅刻じゃないぞ。           まぁ、のんびりできるほど早くないがな」
  瑞樹 : 「おはよーございます先生!         おお、よかった。結構早く来れた」
  GM : 郁子「先生、おはよう!」
  千里 : それは、喫茶店のスケジュール上あまり遅くまでいてもらうわけにはいかないもの。
  GM : 桂一「はい、おはようさん。いつもこの調子で遅刻しないようにな」        遅刻者を刻む閻魔帳を振りつつ、先生は手を挙げて応えます。
  瑞樹 : 「善処しまーす!」
  GM : 郁子「検討しまーす!」
  瑞樹 : っていって、教室まで行こう。
  GM : はい。
  瑞樹 : 「そーいえばたつみん、昨日クールな感じに決めてたけど、イメチェンだったの?」        とか聞いてみる。
  GM : 郁子「クールぅ? はっ!? そいつぁ、聞き捨てならないわ!           普段の私がクールじゃないとでも!?」
  瑞樹 : 「そいつは失礼した! いつもクールだよたつみン!」        たつみんテンション高い(笑)        昨日とは全然違う(笑)
  GM : 郁子「おうとも! いつだって全力全壊! 人生は魂のぶつかり合いだー!」        おー、とガッツポーズ。
  瑞樹 : 「イエス! 全力で生きてこその人生よ!」        がっつぽーず。        っつーことで、教室へ行こう。        明良いる?        まあ多分休みだろう。        朝いるとは思えないし。
  GM : まぁ、居ないこととして話を進めましょう。
  瑞樹 : 「ち、明良いないや」
  GM : スパーク老人の問い詰めをやるかと思いましたが、それは後回しということで。        柚穂「おはよう、瑞樹。――と郁子も」
  瑞樹 : 「柚穂おはよう!」
  GM : 教室に入ると、柚穂がにこやかに迎えてくれます。
  瑞樹 : てってってーと柚穂のほうへ行く。
  GM : 郁子「おはよう、嘉月さん。           それじゃ、浅賀さん、私は自分のコミュをアップしに行くから!」
  瑞樹 : 「おう、いってらっしゃいー!」        コミュ? とか思っとく。
  GM : と、運動部グループを指差して郁子は手をふって教室の別枠に向かいました。
  瑞樹 : 運動部かー。なるほろ!
  GM : 建巳郁子は普段は同じ陸上部や、運動系の部活連中とつるんでいることが多いです。
  瑞樹 : 一応私も剣道部所属。
  GM : まぁ、グラウンド組と道場組の差でしょう。
  瑞樹 : なるほど!
  GM : 逆に瑞樹さんは柔道部と仲がいいのかもしれない。
  瑞樹 : ありえる。        お隣さんだから。        でも柔道の技は使えない。
  GM : お隣さんだから技が使える、という自体だったら明良君はもっと強いはずです(笑)
  瑞樹 : 確かに!(笑)
  GM : 柚穂「珍しいね。郁子と一緒だったんだ?」        と、コミュという意味ではクラス中に網を張っている中心人物・嘉月柚穂は首を傾げます。
  瑞樹 : 「うん。昨日から一緒だった」
  GM : 柚穂「へー、いいじゃない。交友関係を広めるのは大賛成」
  瑞樹 : 「昨日は大事件を解決してたからね……!」        ごごごごごごごご。
  GM : 柚穂「事件……? はっ! そうか!           ゴーストバスター瑞樹の、新たなる事件簿ね!」
  瑞樹 : 「ゴーストはバスターしなーい!         私が相手できるのは実体がある相手だけですー!」
  GM : きゅぴーん、と目が取材色に染まります。        柚穂「ということは、ゾンビとかスケルトン系?           あ、でも最近は実体化するユウレイもいるっぽいし」
  瑞樹 : 「剣で切れる相手なら問題ナッシングです」
  GM : 柚穂「わっ、頼もしい。でも、それって記事にして良い相手?」        ネタは歓迎、けど警察沙汰はごめんだぜ、とばかりに様子を伺います。
  瑞樹 : 「そーいえば相手方は口外厳禁っぽい相手だ」
  千里 : 浅賀さん駄目ね。(笑)
  瑞樹 : ダメだった。        えへ。
  GM : 柚穂「それは聞かずにはいられない!           さぁさぁさぁ、此処だけの話って名目で、ちゃっちゃと白状しちゃいなよ」        ずずい、と目を輝かせて詰め寄ります。
  瑞樹 : 「絶対秘密だよ? 実は昨日ね……」
  GM : 恐ろしい速度で情報が漏洩しました(笑)
  瑞樹 : ごにょごにょと、早苗さんと栞ちゃんと千里さんのことはぼかして伝えよう。        あ、明良のことも伝えない。        警察が誘拐されたとか、言っちゃだめってそれくらいの分別はある!
  GM : 登場人物全員、イニシャルトーク(笑)
  瑞樹 : が、自慢話はしたい!(笑)
  GM : 誘拐犯をぶちのめした、というだけで充分異常事態だと思いますが(笑)
  瑞樹 : いや、ぶちのめした記憶がないよ。        私は殴ってない気がするようなするような。
  千里 : ぶちのめさせては居ないと思うわよ。        佐奈川君が喧嘩早かっただけで。
  GM : 郁子は屈強さんをぶちのめしました(笑)
  瑞樹 : そう、たつみんが強かった!(笑)        あと明良の活躍は私の活躍に差し替えられた。
  千里 : 私、平和愛好/専守防衛 だもの。        だから戦わないシナリオを用意したんだけどね。(苦笑)
  GM : まぁ、あっちから攻撃してきましたし(笑)
  千里 : 全くみんな勝手なんだから。
  瑞樹 : 明良の失敗はなかったことになった。        むしろ明良の存在は消えた。
  GM : 明良君の扱いが(笑)
  瑞樹 : 鍵は私が木刀でドカーン! と!
  千里 : こいつ!(明良代理)
  GM : 言いそうだ(笑)
  瑞樹 : 言う言う(笑)
  GM : 柚穂「はぁー……くそう、なんだかボカされすぎて、           それも記事には出来ないッぽいなぁ」        ぽりぽりと、困ったように頭をかきます。
  瑞樹 : 「というわけで私とたつみんは見事誘拐犯から被害者を助け出したのでした!         プライバシー保護のため名前は伏せさせていただきました」
  GM : 柚穂「おめでとう。瑞樹が嘘をつくとは思えないから本当のことなんでしょうけど、           あんまり危ないことしてちゃダメよ?」        今無事だからいいけど、とたしなめるように言います。
  瑞樹 : 「うう、でも困った人がいたら助けるのが人の道なのよ?」
  GM : 柚穂「うん。だから、瑞樹が間違ったことをしたとは言わないわ。           けど、危ないことに自分から首を突っ込むのはエヌジー」
  瑞樹 : 「ぬう、分かった。         出来る限り危ないことに首突っ込まないようにする!」
  GM : 柚穂「しっかし、これも記事に出来ないんじゃ……           あー、平和そうなネタだけど、やっぱり此れしかないかー」
  瑞樹 : 「どれ?」
  GM : 無念そうに、柚穂は瑞樹さんの前に一枚のプリントを差し出します。
  瑞樹 : 見よう見よう。
  GM : 仲春桂一結婚式のお知らせ。
  瑞樹 : 「先生結婚すんの!?         いや待てその情報前から聞いてた気がする」
  千里 : 浅賀さんは元気ね。(笑)
  瑞樹 : 「つまり結婚式のお知らせが届いたんだった」
  GM : 柚穂「そう。それも此処、日取りを見てよ」
  瑞樹 : 「どれれ」
  GM : つい、と一部分を指差します。        今週の土曜日の日付が書かれていますね。        ちなみに、今日は金曜日です。
  瑞樹 : 「明日だ」
  GM : 柚穂「イエス、イット、イズ。           ……まったく、なんだってこんな切羽詰ってから連絡するんだか」        記事が間に合わないじゃない、と柚穂はぶつぶつ文句を言っています。
  瑞樹 : 「ぎりぎりすぎるー!         記事にさせないためにぎりぎりにしたとか……」
  GM : 柚穂「なーんか、お父さんもお母さんも、           実際に結婚するお姉ちゃんも、そこら辺をはぐらかすのよねぇ……」        なんでなんだろう、と心底不思議そうに首をかしげる柚穂です。
  瑞樹 : 「なんでじゃろ?」        いや、まあ、分からないわけじゃない気がしなくもない。
  GM : 柚穂「ま、何でもいいけど……あ、そうだ、瑞樹。明日って暇?」
  瑞樹 : 「おう? 多分暇」
  GM : 柚穂「じゃあさ、一緒に見学に行こうよ。先生の結婚式」
  瑞樹 : 「招待されてないんだけど、私、いいの?         先生の結婚式、気になるけど」
  GM : 柚穂「いいのいいの。どうせ内輪の結婚式なんだし、先生だって顔見知りなんだし」
  瑞樹 : 「じゃあ行く!」
  GM : 柚穂「決まり! 他に誘いたい人がいたら           一緒に誘ってもおっけいだからね、佐奈川君とか、郁子とか?」
  瑞樹 : 「じゃあクラス全員か!」
  GM : 柚穂「なるほど、それはそれで!」        と、そんな他愛ない話をしていたところ、チャイムが鳴って、
  瑞樹 : 「クラス全員で結婚おめでとうって……おう、時間だ」
  GM : 一時限目の担当教師が、声を掛けながら入って着ました。        という辺りで、シーンはカットです。
  瑞樹 : OK!


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