File.01 『黄金の林檎』

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  GM : 続いては、相変わらず事件とは無縁のアンデキンバー、        千里さんと、続いて瑞樹さんのシーンです。
  瑞樹 : お?
  GM : 先ほど、建巳郁子の先導でアンデキンバーに向かったでしょう。
  瑞樹 : おお!        なるほど!
  千里 : 了解よ。
  GM : なので、千里さんが仕事をしているところに瑞樹さんが客としてやってくる形になります。
  瑞樹 : はーい
  千里 : 放課後よね。4時くらいかしら。        もう少し後かな。
  GM : ええと、時刻は既に6時になろうという時間ですね。
  千里 : 結構遅いのね。
  瑞樹 : まあ、仕合ったからね。
  GM : 5時に学校が終わったとして、公園で仕合って、それからですからね。
  千里 : 学校終わるの5時なの?
  GM : よく覚えていません(笑)
  瑞樹 : 私も記憶が曖昧(笑)
  GM : 実は、さっきの千里さんのシーンが6時だったので、        その後に合流という形にしただけなので。
  瑞樹 : とりあえず、アンデキンバーに来たのだった。
  千里 : 了解よ。
  GM : というわけで、女子高生が二人客としてやってきました。        萌花「いらっしゃいませー」
  瑞樹 : 「こんにちはー!」
  千里 : 「いらっしゃいませ」
  GM : 郁子「二人、煙草は吸わないわ」        淡々と、建巳郁子は告げます。
  瑞樹 : 「吸えませーん!」
  GM : 萌花「それでは、奥の席へご案内しまーす」
  千里 : 「(この喫茶店、もはやファミレスとかのノリよねぇ)」
  明良 : そんな感じだな。
  GM : そのノリなのは主に萌花のせいですが(笑)
  瑞樹 : お昼はモダンな感じなんじゃないかしら(笑)
  GM : 普段は落ち着いた静かなクラシック音楽の似合うモダンスポットなんですけどね(笑)        まぁ、そんな訳で、奥の席に案内される二人です。
  瑞樹 : 鼻歌交じりで向かおう。
  GM : ちなみに、千里さんは建巳郁子に会ったことがありますね。
  千里 : 在るわね。        言葉を交わしたことは無いけれど。
  GM : それだけでなく描写はありませんが、        救急車を呼んでもらったことで親御さんと一緒にお礼に来ました。        ただ、その時は明るい元気な少女という印象だったのですが、        今の彼女はややクール系の雰囲気をかもし出しています。
  瑞樹 : あ、あれ?
  明良 : あれじゃねえよ(笑)
  瑞樹 : そーいえば、なんかイメージと違う気がしてた。
  明良 : 明らかにおかしいだろ?(笑)
  瑞樹 : これがイメチェンってやつか!
  千里 : ふぅん。
  GM : って、そうだ、千里さんなら解るのですが、        その時に挨拶に来た時は感じなかったのですが、        現在の建巳郁子からは、病院で見たのと同様の念が二重になって見えているような。
  千里 : 迷ってた子よね。初対面時に。
  GM : ぶれています、現在もかなりぶれています。
  明良 : 乗っ取られてるんじゃね?(笑)
  千里 : 今でもそうなのね。
  瑞樹 : ぶれぶれぶれ。
  千里 : つまり        自動的なのね。
  GM : ええ、自動的なんです。
  瑞樹 : そ、そうなのか。
  GM : 前回、千里さんがボケた時はどうしようかと思いました(笑)
  瑞樹 : ぶぎーなぽっぷなのか。        そんなんと戦ってたのかー!
  明良 : あのな、明らかになんかの影響を受けてただろ?(笑)
  瑞樹 : どーりで強いわけだ!        死合いだったら負けてたかも知れぬ。
  千里 : まぁ、話を進めて頂戴。
  瑞樹 : はーい。        メニューをあけてどれにしよーか悩んでいよう。
  GM : 郁子「好きなものを頼んでいいわよ」
  瑞樹 : 「はーい!」
  GM : 萌花「今なら、【私のオススメ】がお勧めですよ!」
  瑞樹 : 「おすすめは遠慮します!」
  GM : 萌花「なぜに!?」
  瑞樹 : 「だって、おすすめは、ねえ?         とりあえず、キャロットケーキ3つ!」
  GM : 萌花「ご一緒に、バーバリアン・オレンジシューは如何ですか?」
  瑞樹 : 「キャロットケーキ3つ!」
  GM : 郁子「アイスコーヒー」
  瑞樹 : 「あ! オレンジジュースも!」
  GM : 萌花「るーるー……キャロットケーキ3、アイス1、オレンジ1、かしこまりましたー」        酷く残念そうに、萌花は去っていきます。
  瑞樹 : 「にんじんケーキ3つなんて、夢のようだ……」        まだ来てないけど。
  GM : 郁子「そう、良かったわね」        ぱたん、とメニューを閉じて。        郁子「さて、何処から話しましょうか」
  瑞樹 : 「おお。         どこからでもどーぞ。         何の話かわかんないけど」
  GM : 郁子「世界は危機に瀕しているわ」
  瑞樹 : 「か、環境問題?」
  GM : 郁子「うん、冗談だけど」
  瑞樹 : 「びっくりした」
  GM : 郁子「状況によってはこの町は滅ぶわね」
  瑞樹 : 「滅ぶ!?」        デジャブを感じる。        「ど、どゆこと?」
  GM : 郁子「儀式があるの」        淡々と。
  瑞樹 : 「儀式?」
  GM : 郁子「そう。儀式」
  瑞樹 : 「えーと? なんの?」
  GM : 郁子「そうね。簡単に言うと神様になるための儀式、かしら」
  瑞樹 : 「か、かみ・・・ごっど?」
  GM : 郁子「ペーパーじゃあ、ないわね」        ただ淡々と、建巳郁子は言葉をつづります。
  瑞樹 : 「か、神様とか、なれるのか」
  GM : 郁子「なれるんじゃないかしら。           学問の神様、菅原道真だって元は人間よ」
  瑞樹 : 「な、なるほど」
  明良 : 瑞希、落ち着け(笑)
  瑞樹 : みずきこんらんちゅう。
  明良 : 落ち着け。
  瑞樹 : 落ち着く。
  明良 : これは詐欺の手口だぞ。
  瑞樹 : なん・・・だと・・・?
  明良 : まず相手を混乱させてからもっともらしい理屈を刷り込むんだ。        宗教の勧誘と同じだ。        いいか、こう言うんだ。
  瑞樹 : おう。
  明良 : 自分、仏教徒ですから。
  GM : 刺しますよ(笑)
  明良 : ぎゃー!
  瑞樹 : 仏教徒も人が神になってなかったっけ?        「神様になると、なんかあるの?         神社建てたり?」
  明良 : こいつ馬鹿だなあー(笑)
  瑞樹 : でも判定は明良より成功する。
  GM : それは明良君が残念なだけです。
  瑞樹 : そうか!
  GM : 郁子「さぁ? なったことがないから解らないわ……ああ、こっちよ。ケーキはそっち」        建巳郁子は店員――千里さんを呼びます。
  千里 : あら。        「こちら、キャロットケーキになります」
  瑞樹 : 「あ、ありがとうございますー!」
  千里 : 「お待たせいたしました」        カチャカチャ。
  瑞樹 : 「んんー、にんじんだー」        ケーキを食べよう。
  GM : 郁子「ちょっと聞きたいのだけど」
  千里 : 「私にですか?」
  GM : 用意する間、千里さんに尋ねます。
  千里 : 「どうぞ」        営業用スマイル。        「(建巳郁子ちゃんね……浅賀瑞樹ちゃんと、そう言えば同じ高校だったわ)」
  GM : 郁子「このお店は、アップルパイは扱っているかしら?」
  瑞樹 : またりんごだ。
  千里 : 「アップルパイですか?」
  GM : 郁子「ええ。アップルパイ」
  千里 : 「はい、御座いますけれど。         ご注文で?」
  GM : 郁子「――そうね。じゃあ、お願いするわ」
  瑞樹 : ケーキに舌鼓を打ち中。
  千里 : 「(万愚節さんに、さっきも訊かれたのよね)         かしこまりました」        頷いて、下がるわ。        お一つよね。
  GM : はい。        郁子は、千里さんを見送ったあとコーヒーで舌を湿らせます。
  瑞樹 : 「たつみんりんご好きなの?」        千里さんが行ってから聞いてみる。
  GM : 郁子「別に。好きでも嫌いでもないわ」
  瑞樹 : 「おおう?         アップルパイが好き?」
  GM : 郁子「それも、さっきの話に通じるのだけれど」
  瑞樹 : 「さっきの?」
  GM : こっ、とコップを下ろし、
  瑞樹 : 「神様はりんご好き?」
  GM : えるしっているかしにがみはりんごしかたべない
  瑞樹 : 神様はりんご好きだった!!(笑)
  明良 : やべえ死神絡みかよ(笑)        名前知られた時点でアウトじゃねえか(笑)
  GM : 郁子「神になる為には、林檎を食べないといけないの」
  瑞樹 : 「りんご必須なのかー。         そーいえば、不審者さんもりんご描いてたなー」        にんじんケーキ食べながら。
  GM : 郁子「そう――やっぱり、そっちの人も会うべきね」
  瑞樹 : 「そっちの人?         不審者さんか」
  GM : 郁子「不審者の人。その人も儀式をしようとしていたのね」
  瑞樹 : 「神様になろうとしてた?」
  GM : 郁子「多分ね」
  瑞樹 : 「じゃましちゃったかな」
  GM : コーヒーを一口。        郁子「それで良かったのよ」
  瑞樹 : 「ならよかった!」
  GM : 郁子「儀式が成功していたら、この町は滅ぶんだから」
  瑞樹 : 「おお、そうだった!         神様になると町が滅ぶのか」
  明良 : 嘘をつくなあー!(笑)        って俺がいたらJOJOムーブをしていたな。
  瑞樹 : うそかどうかは私には分かんないぜ!(笑)
  GM : 私は別に騙そうとも誤魔化そうともしていませんが、        ただ喋っているだけで洗脳しているような気分になるのはなぜなんだぜ(笑)
  瑞樹 : おかしーなー(笑)
  明良 : お前が馬鹿すぎる。
  GM : ツッコミが無いと逆にどこまでも喋らされるような気分になる、逆誘導尋問か(笑)
  瑞樹 : ふはははははー!(笑)        「ん?」
  GM : 郁子「なにかある?」
  瑞樹 : 「私にお話って、そのこと?」
  GM : 郁子「ええ。否が応もなく、貴方は巻き込まれると思うから」
  瑞樹 : 「え、巻き込まれるの? 私。         なんかめんどくさそう」
  GM : 郁子「というより、既に当事者ね」
  瑞樹 : 「当事者なのか。         あの不審者さんのバット折ったせいか。         柚穂めー! 幽霊話なんてされていなければシカトしてたのに!」
  GM : 不審者と戦ったのは限りなく瑞樹さんの意思だったと思いますが(笑)
  瑞樹 : まあ、逃げなかったのは私のせいではあるけど!(笑)
  GM : 郁子「さっき言ったでしょう? 貴方から儀式の残滓を感じる、って」
  瑞樹 : 「途中でじゃましたから?」
  GM : 郁子「リレーのバトンみたいに、引き継がれたってところね」
  瑞樹 : 「ひ、引き継がれた?         私が儀式すると神になれたりするの?         儀式どうやってするか知らないけど」
  GM : 郁子「ええ」
  瑞樹 : 「マジか!         ちょっとやりたくなっちゃうぜ」
  GM : 郁子「代わりに、正気を失って街が滅ぶと思うけれど」
  瑞樹 : 「それは困る!         ところでこの話を聞いた私はどーすればいいの?         たつみんに協力したり?」
  GM : 郁子「私は私でやることがあるから、人に頼るといいと思うわ」
  瑞樹 : 「ほうほう。誰かの協力を仰ぐべきか!         つまり私がすべきことは、神の復活を阻止することなのだな!」        しゃきーん!        「ちょっとRPGの主人公っぽいね」
  GM : 郁子「行き過ぎると中二病だけれど」
  瑞樹 : 「もう遅い気がする」
  明良 : なんなんだろうなこの具体性のない会話(笑)
  GM : 郁子「けれど、そうね。力のある人を頼るべきね――そう」        つい、と。
  瑞樹 : そっち見る。
  GM : アップルパイを持ってくる千里さんを指差します。
  瑞樹 : 「千里さん?」
  GM : 黙ってコーヒーを啜ります。
  千里 : アップルパイをここで置いた方が良いのかしら?
  明良 : 俺はいなくてよかったなあー(笑)
  瑞樹 : いきなり正体ばれるぜ(笑)        「なるほど。確かに頼れる」        にんじんケーキをパクパク。        おいしーい! と感慨にふける。
  千里 : 「お待たせいたしました。アップルパイで御座います」        カチャリ。
  GM : 郁子「ありがとう。ところで、貴方――」
  千里 : 「はい?         (良く質問する子だわ)」
  GM : と、千里さんに郁子が話しかけようとした時、                バンッ!   GM : と力強く、店のドアが開かれます。
  千里 : あらま。
  瑞樹 : 「むぐ?」        にんじんケーキをほおばり。
  GM : 萌花「ほえ?」
  明良 : 誰だ?
  千里 : 皐月さんかしら。
  明良 : 事件か!
  瑞樹 : どう考えてもあの子が行方不明。
  GM : 立っているのは、荒く息を乱した松風栞ちゃん。
  瑞樹 : 逆!(笑)
  千里 : 栞ちゃんの方ね。どうしたのかしら?
  瑞樹 : 刑事さんが行方不明です。
  GM : そして、キョロキョロと見回し、千里さんを見つけると一目散に駆け寄ります。
  千里 : 「あら……? どうしたの、栞ちゃん。今日は遅かったわね。         ごめんなさい、今接客の最中で――」
  GM : 迷い、動揺、それ以上に焦燥。        この店まで走り抜けてきたのか未だ息は整わず、        それでも、少女は声を大に叫びました。               「―――た す け て!」   千里 : 「……わかったわ」        とりあえず軽く抱きしめて落ち着かせてから、建巳さんに、        「申し訳ございません、後でよろしいでしょうか?」        と聞いて、奥に下がろうとするわよ。
  GM : 郁子「――問題ないわ。私達も行くもの」        サクッ、とアップルパイを刻み、口に含む。
  瑞樹 : 「おお、行く。行きます」        がががっと、にんじんケーキ一気にほおばって。
  千里 : 「それは――どう言うことかしら……?」
  瑞樹 : 「ふぁたひもてふだひまふ」
  GM : 郁子「私も手伝います、ですって」
  瑞樹 : こくこく。
  千里 : 「(なんだか事態についていけないけれど――)」        けれど、こういう時の私の思考形態は、極めて単純(シンプル)。        「(――まぁ、良いわ)         ……いつだって、たどり着くところは一緒。早いか、遅いか、それだけの問題だもの」        小声で呟いて。        「わかりました。マスター、少し奥を借りますね」
  GM : マスターは重々しく、頷きます。        萌花「え、え? これは私も行くべき……や、接客してまーす」
  千里 : 「そうね、接客お願いするわ。ごめんなさい、頼むわよ」
  GM : 萌花「いえいえ、問題なしですよー。その子を助けてあげてください」        しゅた、と敬礼。
  千里 : 敬礼し返しておくわ。
  千里 : で、栞ちゃんから話を伺いたいところだけど、何がどうなってるのかしらね。
  明良 : まともに話を聞けるのか?
  GM : 栞ちゃんは酷く興奮している様子ですが、途切れ途切れに言葉を繋ぎます。
  千里 : ええ。
  GM : 栞「お母さんの薬、持って行かないと、お姉ちゃんが、殺されちゃう……!」
  千里 : 「成程」
  GM : 栞「警察は、駄目だって……助けて、お姉ちゃんを助けて……!」
  千里 : 「わかったわ。誰からその話を聞いたのかしら?」        落ち着かせるように。
  GM : ぽろぽろと毀れる涙をぬぐいながら、栞ちゃんは言葉を選びます。
  千里 : よしよし、と撫でて。        栞ちゃんのご家族ってどんな感じなのかしら。        皐月さんから聞いてるかしら?
  瑞樹 : お姉ちゃんとは、皐月さんのことだったりして。
  GM : 早苗刑事から聞いているのは、自分が引き取ることになったこと。        後はそうですね、店での対応から、        早苗さんが「お姉ちゃん」と呼ばれていることくらいですか。
  瑞樹 : 刑事さんか!
  千里 : じゃ、浅賀さんの言うところが正しいかもしれないのね。
  瑞樹 : おおお
  明良 : つまりどういうことだ?        あの刑事が誘拐されたのか。
  GM : 栞「知らない人、おじさんが、薬を出せって……お姉ちゃん、私を助けようと……」
  千里 : 「ふむ、それはどんなお薬なのかしら?」
  明良 : わかるのか?(笑)
  千里 : 出せってこんな女の子に言っても仕方ないでしょう。        説明してるはずよ。        盗み聞いたのならそれはそれで、わからないと言うでしょうし。
  GM : 栞「お母さんの研究してるお薬……しんがたのうりょくかいはつやくのサンプル」
  瑞樹 : お母さんあんたー!(笑)
  明良 : お母さん…そいつかー!(笑)
  千里 : 「お家に在るの? それともそれは知らないのかしら」
  瑞樹 : もう場所を聞いたらすっ飛んできそうな瑞樹。
  明良 : あれ、おれまだそこまで行ってないぞ?(笑)
  瑞樹 : 明良は本当に惜しい人だなァー(笑)
  明良 : てめえー!(笑)
  GM : 栞「多分、これのこと……」        にゅ、と首から下げたペントップを取り出す。
  千里 : 「持ってるのね。ちょっと見させてもらうわよ」        拝見。
  GM : 硝子でできた水晶のようなケースに、        色とりどりのビーズのような物が浮かんでいるような感じのペンダントトップです。
  GM : ちょうどこんな感じ。
  千里 : 綺麗ね。
  瑞樹 : 綺麗だ。
  明良 : やばいな(笑)
  千里 : 「あまり薬には見えないけれど……。これは栞ちゃんが持ってなさい」        返すわ。
  GM : 栞「……うん」        元通りシャツの下に仕舞い直します。
  瑞樹 : うずうず。
  千里 : 「そのおじさんには何処で会って、何処に持って行けって言われたのかしら?」
  GM : 栞「おじさん、学校から此処に来る途中に……夜、12時までに中央東公園に来いって」
  千里 : 「夜12時」        時計を見るわ。        7時にはまだなってないくらいかしらね。
  GM : 午後7時前でしょうね。
  千里 : ここから、中央東公園までの距離は?
  GM : この位置が学校と駅の中間くらいで、駅から三十分くらいですから、        まぁ同じくらい二、三十分くらいでしょう。
  千里 : 成程ね。
  明良 : 中央東公園きやがったな…(笑)
  GM : 栞「渡さないとお姉ちゃんが……けど、誰かに渡したら大変な事になるってお母さんが……」
  千里 : 「後5時間……移動の猶予を多めに見積もっても、4時間在るわね。         栞ちゃんが今日遅れてきたのは、これを取りに行ってたからかしら?」
  GM : 栞「最初、おじさんにずっと問い詰められて……お母さんの家まで取りに行ってたから」
  瑞樹 : おじさんめえー!
  千里 : 「成程ね」
  GM : 学校帰りに待ち伏せ→問い詰め尋問→電話で連絡を受けた早苗登場             →早苗返り討ち→返して欲しければ→今ココ
  千里 : まぁ、わかりやすい構図ね。
  瑞樹 : 刑事さんがぼこされたってことは、昨日の不審者と同系列に違いない。
  千里 : あとは、栞ちゃんから訊かなくても良いことかしらね。        おじさんの特徴については、もう少し落ち着いてからで良いでしょう。        きゅ、と抱きしめて撫でるわ。        「ん、大丈夫」
  GM : ぐずりながら、千里さんにしがみつきます。
  千里 : 「大丈夫だから、落ち着こう。泣くのも良いけれど、泣いてるだけじゃ、解決しないものね」
  GM : 学校が終わったのが4時頃、それから早苗さんが来るまで        2時間近く知らないおじさんに恫喝され、        助けに来てくれたお姉さんはおじさんにやられ、どうしようもなくて。
  瑞樹 : かわいそう……。
  明良 : 刑事ってのは過酷な職業だな。
  GM : それでも、言われた通りに薬を取り出して……        そこまでして、これからどうすればいいか途方にくれて。        助けを、ただ誰かに助けて欲しくて。
  瑞樹 : ここに来たんですね。
  GM : 栞「…………うん」        助けてくれる人の所に。
  千里 : 「……よしよし」 (撫で撫で)
  GM : 涙をこすりながら、栞ちゃんは頷きます。        と、言ったところで、そろそろ一端締めようかと思います。
  瑞樹 : おおお
  千里 : 了解よ。        「――で。         貴方達は、何のためにこの場に一緒について来たのかしら?」        と、私は建巳郁子と浅賀瑞樹の方を向いたわけよ。                 シーンカットね。
  瑞樹 : おうふ
  GM : はい。
  瑞樹 : 了解なのです。
  GM : 段々と事態が動いてきましたが、次回は明良君サイドから始まります。
  千里 : アフロデートね。
  瑞樹 : あふろでーとだ。
  GM : アフロとデート。
  明良 : ふざけんな(笑)
  瑞樹 : エアブレイクしなくてよかった。
  千里 : しかし、早苗さん何やってんのかしら。(笑)
  GM : なにって、人質(笑)
  瑞樹 : いや、ぶっちゃけ、私がオープニングで戦った相手みたいのだったら、        遅れとってもおかしくない気がする(笑)
  明良 : 警察官なら拳銃があるんじゃね?
  瑞樹 : 日本の警察官が銃を撃つか?
  明良 : 胴体重要機関狙って3射すればよかったのに。
  瑞樹 : 相手は多分丸腰だろーに。        瑞樹ですら武器しか狙わないのに。
  明良 : それもそうか。
  千里 : LAの警察でもそこまで動けないわよ。(笑)
  明良 : 俺は拳銃用意しておかないとな。
  GM : 日本の警察が行き成り胴体の重要器官に向けて発砲したら次の日新聞に載りますよ(笑)
  瑞樹 : でも今回はおじさんにゃ手か足一本取られる覚悟はしてもらう!        栞ちゃんをいじめた罪! 刑事さんを痛めつけた罪! ゆるすまじー!
  GM : 武器狙いでは許してやらんと(笑)
  明良 : 手首を落とすと(笑)
  千里 : 私は遠距離武器の方が楽だけどね。
  明良 : 今回の敵は飛び道具使う知性なさそうだからなあ。
  千里 : そう言えば、GM。
  GM : はい?
  千里 : アラインメイズの感情封印についてなんだけど、        迷いを封じるって在るのよね。
  GM : 迷いを断ち切る奴でしたっけ。
  千里 : ええ。        具体的に使い方を決めてなかったから使いづらいところが在ったんだけれど、        錯乱状態の人を落ち着かせるのに使えて良いかしら?        ダブルクロスの《帰還の声》って感じね。
  明良 : サニティ!
  GM : 具体的に使い方を決めてなかったのなら何故能力に(笑)
  千里 : んー、と言うか、私の能力は発想先発だからね。        それっぽいのを妖術から探した感じなのよ。
  GM : 始めに概念ありき、ですか。        とりあえず、問題ないですよ。
  千里 : ありがとう。


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