File.01 『黄金の林檎』

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  GM : さて、前回の流れは覚えておりますか?
  瑞樹 : 建巳郁子VS浅賀瑞樹!
  千里 : あきら、惜しい人。        まんぐせつ、再登場。        みずき、また襲われる。        の、三本だったわね。
  瑞樹 : さ、さざえさん!
  明良 : 放課後の公園に剣士二人
  瑞樹 : 勝負でしょう。
  GM : 刀を持つと強くなるんですね、わかります。
  瑞樹 : 事実その通りだっ!(笑)
  千里 : みずき:「おろ〜」
  GM : るろうに瑞樹!?
  瑞樹 : りゅうなんちゃら、つむじ!
  明良 : あらし!
  GM : まぁ、大丈夫のようですので、再開したいと思います。        よろしくお願いします。
  瑞樹 : よろしくお願いします!
  千里 : よろしくするわ。
  明良 : よろしく。
  GM : さて、では舞台は瑞樹さんの霧立ち込める公園での決闘シーンからです。
  瑞樹 : はーい。
  明良 : ジャングルジムを背にするんだ。
  瑞樹 : 鉄パイプ相手なんだけど(笑)        まあ、イニシアチブから?
  GM : 距離は先だってばっと下がったから、5mとしておきます。        お互い武器を構えて、イニシアチブからですね。
  瑞樹 : はいー。
     建巳郁子 VS 浅賀瑞樹
  瑞樹 : じゃあ振るぜ!        (ころころ……) [1]+1 = 2
  GM : (ころころ……) [3]+1 = 4
  瑞樹 : おうまいがっ!
  GM : こちらが先手ですね。
  瑞樹 : あ。        先読み忘れてた。
  GM : この前のOL戦でも忘れてましたね(笑)
  瑞樹 : 当たらなかったから関係なし!        先読み!        (ころころ……) 16-[2,4,3] = 7        学園ルールじゃどうだったっけ。
  明良 : 学園?        能動防御の直前に判定。        成功すると能動+1、3成功以上で+2.1ターン1回。
  瑞樹 : フェイント無効は?
  明良 : ない。
  瑞樹 : OK、能動+2だー!
  GM : はーい。        では、行かせてもらいます。
  瑞樹 : 剣士の目となる瑞樹。        かもーん!
  GM : 建巳郁子は、ゆらり、と身体を左右に揺らしながら、幻惑するように一足で距離を詰めます。        (ころころ……) [3,4,6] = 13
  明良 : おお、こいつ…生命力高いぞ!
  GM : 《胡蝶歩》、知力との即決勝負で、差分だけフェイント効果です。
  瑞樹 : 胡蝶歩かっ!        素晴らしい。知力なんてほとんどない(笑)        (ころころ……) 9-[2,4,6] = -3        しっぱーい!
  明良 : まあよくて14だろあの動作。
  瑞樹 : だが胡蝶歩には弱点がある!        攻撃はほぼ大振りになることだ!
  GM : 大振りになるんですよね(笑)
  明良 : 全力攻撃すればいいじゃん?(笑)
  GM : ともあれ、瑞樹さんはその動きに大いに惑わされたっぽい!
  瑞樹 : 「むう!?」
  GM : 大振り攻撃        (ころころ……) [1,1,1] = 3
  瑞樹 : いらねえ(笑)
  明良 : こ、こいつ!(笑)
  瑞樹 : 胡蝶歩いらねえ(笑)
  GM : 世界はこんなはずじゃなかったことばかりだ(笑)
  明良 : 瑞希、あれだ、幸運使え。
  瑞樹 : 相手にな!        まさに今が使い時。
  GM : 後二回振ればいいのかな。
  明良 : そう。        それで一番悪い目を採用する。
  GM : (ころころ……×2) = 10 , 7        大振りは9だから、10で外れてしまうな。
  明良 : 幸運にも外れたんだな。
  瑞樹 : よーし、ラッキーだったぜ。
  明良 : 俺も運がほしい。
  GM : リアルラックはどうにもなりません(笑)
  瑞樹 : 次は私の番だ!
  GM : 鋭い一撃が叩きこまれる、と思った瞬間、偶然にもその一撃は軌道をそれる!
  瑞樹 : その隙を逃さず攻撃だ!
  GM : はい、どうぞ。
  瑞樹 : 武器を狙う!        -3か。
  GM : はい。
  瑞樹 : よし、ここは必殺! 影花だー!
  GM : おお!
  瑞樹 : (ころころ……) 21-3-[5,5,6] = 2        あぶない、でも当たった。
  GM : 背後から脇の下をくぐらせるという、一見すると奇妙な一撃。
  明良 : それは一切の流派に見たことも聞いたこともない構えであった。
  瑞樹 : 桜花一刀流『桜陰』である。        能動防御−4でどうぞ!
  明良 : 自分も−2来るんだぜ。
  瑞樹 : そこは先読みで打ち消す。
  GM : (ころころ……) [6,3,4] = 13        おうふっ!        ギリギリで当たりました。
  瑞樹 : よかった!
  明良 : 13+2=15ぐらいだろう。
  GM : ダメージどうぞ。
  瑞樹 : まあ、武器だから、折れるかどうか分からないけど。
  明良 : レイピアだから6点で折れるぜえー。
  瑞樹 : 鉄パイプはレイピアじゃーないと思うな(笑)        ブロードソード以上じゃない?
  GM : 少なくともレイピアではありません(笑)
  瑞樹 : とりあえず、ダメージ!        (ころころ……) [2,2]+3 = 7
  GM : ギィンッ!
  瑞樹 : ぐ、折れない。ブロードソードが折れない。
  明良 : ブロードソードなら8点だからな。
  GM : 甲高い音が鳴り響き、打ち合わされる二つの武器。        しかし、折れない!
  瑞樹 : 「浅かった!」
  GM : 郁子「……やるね?」
  瑞樹 : 「そっちこそ!」        にやりと笑う。
  GM : フードに隠れ、建巳郁子の表情は見れない。
  明良 : ダメージ減るからか?
  瑞樹 : 刀なら3d6振ってるよ。
  明良 : なるほどな。        瑞希、手首を狙えばいいぜ。        それなら折れる。
  瑞樹 : ダメだ、傷害罪だ。
  明良 : 正当防衛じゃね?(笑)
  GM : 幸いにも霧が濃くて目撃者は誰も居ませんよ(笑)
  瑞樹 : クラスメイトが次の日手首折ってて、最後にあったのが私とか、噂立つだろ!(笑)
  明良 : 間違いなくな。
  瑞樹 : 折る。鉄パイプを。
  GM : 茨の道を突き進みますね。
     ラウンド2
  GM : では、第2ラウンド。
  瑞樹 : 先読みは、能動防御前でいい?
  GM : ええ、それで構いません。
  瑞樹 : 分かった。        来い! たつみん!
  GM : では、続いて建巳郁子はクルリと手首を回転させ、鉄パイプで円を描くように幻惑します。        《月雲》 (ころころ……) [1,5,5] = 11        武器、盾、敏捷との即決勝負。
  瑞樹 : これは武器技能で破れる。        (ころころ……) 21-[2,3,5] = 11        こっちが勝ってる?
  GM : くっ。
  明良 : 雑魚にしかきかない技だ(笑)
  瑞樹 : 胡蝶歩はいい技だよね。知力対決だから(笑)
  GM : では、瑞樹さんは此方の攻撃を読むことができ、僅かに能動防御が上がりました。        月雲の突き        (ころころ……) [5,4,5] = 14
  瑞樹 : 先読み!        (ころころ……) 16-[6,1,4] = 5        +2、当たったかどうか聞いてないけど多分当たってる。
  GM : ええ、普通の命中です。
  明良 : というかフェンシング技能でこの技使うとは器用な奴だなあ。
  瑞樹 : なんでフェンシングなんだ?(笑)        受け!        (ころころ……) 15+2-[3,5,2] = 7        余裕。
  GM : 格下にしか利かないと評判なだけあって、月雲はがっしりと受け止められました。
  瑞樹 : 「遅い」
  GM : 郁子「これも受ける……なかなか」
  明良 : この調子だと次はあれが来るな…(笑)
  瑞樹 : ううーん、本気でやるべきか?        まあ、奥義はやめておこう。
  GM : うむ、悩んでいるようなので少し情報を出します        今の建巳郁子からは、なにやら尋常ならざる雰囲気がかもし出されています。
  瑞樹 : ほほう
  GM : 例えるなら、身体よりも大型の獣と相対しているようなプレッシャー。        まるで追加HPがあるかのような存在感。
  明良 : こいつ人間じゃねえ!(笑)
  瑞樹 : 今人間じゃない!(笑)
  千里 : たとえてないわ。(笑)
  瑞樹 : だが鉄パイプは折る。        8で折れなきゃ考えよう。        だから、桜花一刀流「桜影」だ!
  明良 : どうやっておるんだ?
  瑞樹 : 普通に振れば、期待値は10点だぜ。        だから、影花。
  GM : 期待値は裏切るんですよ(笑)
  明良 : 期待するなよ(笑)
  瑞樹 : 相手の技が見たいのよー!(笑)        武器狙い影花!        (ころころ……) 21-3-[5,3,6] = 4
  明良 : じゃあ予言してやるけど、多分たくさん攻撃されるぞ?(笑)
  GM : (ころころ……) [5,2,1] = 8        受けました。
  瑞樹 : マージーでー(笑)        「2度は通じないか!」
  GM : 郁子「それは見たよ」
  瑞樹 : 「ちょっと楽しくなってきたかも……」        構えなおそう。
  GM : 何気に達人同士の戦いっぽくなってますね(笑)
     ラウンド3
  GM : 第3ラウンド。
  瑞樹 : 何が来るんだ。        四連か?
  明良 : 四連だな。
  GM : では、期待に添えましょう、構えるのは紫電の太刀、突き出されるは群雲の雨。        《多段突き》 (ころころ……×4) = 9 ,14 , 8 , 9
  瑞樹 : 四連だ!
  明良 : クリティカルはないな。
  瑞樹 : 14で四連を当てる?        相手の技能は20以上、達人だ。
  明良 : 20は達人レベルだな。
  GM : 結構、ギリギリでしたが。
  瑞樹 : とりあえず、先読み!        (ころころ……) 16-[4,5,6] = 1        ぐうー、ここで+1か。        受け2回だー!        (ころころ……×2) = 2 , 6        次は、後退避け。        ボクシングの避けボーナスが効いてくる。        (ころころ……) 12+3+1-2-[2,2,5] = 5        最後は何もなし。ただの避け。        (ころころ……) 12+1-2-[6,3,2] = 0        よし! 避けきった!
  千里 : 危なかったわね。
  GM : ほほう。        郁子「今のを――避けられるとは思わなかったな」
  瑞樹 : 「っぶなかった!」
  明良 : 突き返せばそれで決まってたんじゃね?(笑)
  瑞樹 : 突き返しなんてない!(笑)
  明良 : ないのかよ!(笑)
  GM : あれ、使える技ですけどね(笑)
  瑞樹 : 突きが来ない可能性のほうが高いじゃん。        相手超能力者を想定してたんだから、かめはめ波じゃん。
  GM : まぁ、確かに。
  瑞樹 : だから、必殺技を使うぜ!        「これで決める!」        まず流水。        (ころころ……) 14-[1,3,4] = 6        ぺかー。        4マス移動で相手の後ろに回りこむ!        これで相手は能動防御ー2
  GM : そう来たか!?
  明良 : はええ!        こいつライテイブレードか?(笑)
  瑞樹 : さらに影花!        「桜花一刀流『桜影』!」        武器狙いー。        (ころころ……) 21-3-[4,5,6] = 3        出目が高いです。
  GM : 合わせて−6とか、正直きっついけど。        (ころころ……) [2,6,6] = 14        く、当たった!
  瑞樹 : 水面に映る桜のごとく、前と後の挟み撃ち! に見せ掛け。        ダメージ!        (ころころ……) [5,1]+3 = 9        ブロードソードなら折れる。
  GM : むぅ、普通のブロードソードを想定していたので、鉄パイプは真ん中から圧し折られました。
  明良 : がきいん。
  GM : 鈍く、それで居て金高い金属音。
  瑞樹 : 残心。
  GM : 郁子「―――ッ!」        フードに隠れた表情の中で、建巳郁子が息を飲むのが解ります。
  瑞樹 : 「私の勝ち……だよね」
  GM : 郁子「……そうね」        ふ、と。        張り詰めていた空気がほどけていきます。
  瑞樹 : 「はぁ〜……」        木刀しまおう。
  GM : 郁子「参ったな……負けるとは思わなかった」        フードを打ち上げ、顔を出しながら建巳郁子が嘆息します。
  瑞樹 : 「私に勝とうなど10年はやーい!」        びしぃー!
  明良 : 技能20レベルだからな…俺だったらやばかったかもな。
  瑞樹 : 「と、言いたいとこだけど、正直やばかった!」
  GM : 郁子「まぁ、私の必殺技も百八式まであったんだけど」
  瑞樹 : 「マジで!?」
  GM : 郁子「うん、冗談だから」        折れた鉄パイプを所在なさげに持ちながら、建巳郁子は無表情に笑います。
  瑞樹 : 「び、びっくりした。         百八つも出されたら負けるかもしれない」
  GM : 郁子「凄いわね」
  瑞樹 : 「鍛えてますから!」        むきーっと、力瘤。
  GM : 郁子「そう。じゃあ、確認も済んだことだし、行きましょうか」
  瑞樹 : 「っていうか、たつみんこそすごい強かったんだけどって、どこへ?」
  GM : ぽいっ、と鉄パイプの破片を近くにあった屑籠に放り込みつつ、        郁子「奢るって言ったでしょう?」
  瑞樹 : 「お、おお! おおお!         仕合が楽しすぎてすっかり忘れてた!         危なかったぜ……」
  GM : 郁子「アンデキンバーって言ったかな。近くに喫茶店があるから、其処にしましょうか」
  瑞樹 : 「あそこかー! あそこ大好き! たくさん食べよう!」
  GM : 10回に1回の割合でスペシャルランチや、        困惑により気絶が待っている知る人ぞ知る隠れた名店です。
  瑞樹 : いつも行っててたまに当たるから知ってるよ!(笑)
  千里 : それ、営業停止にならないかしら……。
  GM : それも込みで頼んでるんでしょう。        郁子「説明する必要もなさそうだけれど、浅賀さんは何となくなし崩しに巻き込まれそうだし。           いろいろ、説明してあげるわ」
  瑞樹 : 「おう? おお。よく分かんないけど、よろしくお願いします」
  GM : 郁子「それじゃあ、行きましょうか」
  瑞樹 : 「おー!」
  明良 : いいのかそれで?(笑)
  瑞樹 : 超乗り気。
  GM : 瑞樹さんだから(笑)        まぁ、そんな訳で、いつの間にか霧も晴れましたんで、        アンデキンバーへと向かいつつ、シーンをカットします。
  瑞樹 : はーい        ついに第1の必殺技を使ってしまった。
  千里 : 第一。
  瑞樹 : 第一にして最高の必殺技がっ!
  GM : 色々な意味で瑞樹さんの将来が心配でなりません。
  瑞樹 : 心配されてる。
  明良 : もうだめだ。
  GM : 駄目ですか(笑)
  瑞樹 : 明良よりは問題ないはず。
  GM : いや、どうだろう(笑)
  瑞樹 : とりあえず、次のシーンへ行くがいい!
  GM : とりあえず、次のシーンは明良君です。
  明良 : ああ。        侵食値いくつだっけ?
  GM : そのネタはもういいです。
  千里 : 48%からよ。
  明良 : わかった。
  GM : そして応えないでください(笑)        しかも、何ですかその具体的な数字は(笑)
  明良 : さてと。        とりあえず俺は新型の麻薬…アプリコットだったか。それの実態を探しに行くぜ。
  GM : 明らかに名前が違いますね(笑)        アンブロシアです。
  明良 : そうだった。        んじゃ、麻薬の売人らしいことをするか。
  GM : そういえばバイヤーでしたね。        どういうのがらしいことなのかは良くわかりませんが。
  明良 : まあな。他のバイヤーに連絡を取ってみる。        ルール的には、情報屋になるか?
  GM : 情報屋/ストリートを一時的に売人仲間という扱いにしましょうか。
  明良 : わかった。        ま、信頼できない程度でちょうどいい。普通に振ってくれ。
  GM : 登場判定からお願いします。        ん、登場から私が振るんですか?
  明良 : じゃあ俺が振ろう。        (ころころ……) 15-[2,4,5] = 4        出た出た。
  GM : 麻薬のバイヤー・うるぞう(仮)さん。
  明良 : うさんくせえな(笑)
  GM : 麻薬の売人がうさんくさくないわけないでしょうに(笑)
  明良 : 直接か? 電話か?
  千里 : 意表をついてツイッター。
  GM : どちらでも、聞くのはアンブロシアについてで良いんですか?
  明良 : ああ。
  GM : じゃあ、電話で聞いたことにしておきましょう。        (ころころ……) 15-[2,3,3] = 7
  明良 : まあ、そんなもんか。
  GM : お、結構たくさん情報が出てきました。
  明良 : 出目がよかったな。        「最近アンブロシアってのが流れてんだろ?         どうなんだ、それ。少し教えてくれよ」
  GM : うるぞう「ああ、所謂アッパー系の絶頂感や多幸感を味わえる、             ってタイプの薬だが、少し普通の物と違ってな」
  明良 : 「効くのか?」
  GM : うるぞう「効果も桁違いだが、なにより依存性がほとんど無いってのが売りらしい。             つまり、止めるのも続けるのも自己責任ってこった」
  明良 : 「なんだそりゃ。そんなんでリピートすんのか?         つーかそんな薄いもん、すぐ慣れちまうんじゃね?」
  GM : うるぞう「それだけ一度に味わえる効果が凄いってこともあるが、             こいつは地味に境界を乗り越えててな。             なんと、特に今まで麻薬なんぞに手を出したこともない、             社会人や学生なんかに飛ぶように売れてやがる。             依存性が無いってのが『お手軽』な感じでいいんだろうが、             付属効果として普通とは逆に美容にいい、なんて噂もある。             健康食品ブームなんかと同じ流れで買い続けてるみたいだぜ」
  明良 : 「ふうん。大したブームだ」
  GM : うるぞう「でだ、ここからが達成値5以上の情報なんだが」
  明良 : 「メタだな」
  GM : うるぞう「こいつは、最近流行った、と言われちゃいるが、             実際は結構前から潜在的に売られていたらしい」
  明良 : 「なんだそりゃ? なんかで火がついたってことか」
  GM : うるぞう「売り物に手を出すのは二流ってことで、俺は経験したことは無いんだがよ。             なんでも、使い続けると『声』が聞こえてくるらしいぜ?」
  明良 : 「幻聴だろ。よくある」
  GM : うるぞう「それがそうでもない。その『声』に従うと、             実際に不思議な力が手に入るって話だ」
  明良 : 「で、出元は? どこの893から買ってんだ?」
  GM : うるぞう「売ってる奴はよく解らん。実は出所はインターネットらしい。             ネット販売のみ、って奴か」
  明良 : 「は、お前もネットで落としてんのか? つーか扱ってないのかよ」        とりあえず片手間でパソコン起動するか。
  GM : うるぞう「俺が扱ってるのは純正品だけだ。             それ以外で、街で売ってるのは、大抵が転売目的のチンピラだなぁ」
  明良 : 「そりゃ通販ならな。そいじゃ商売上がったりってことか」        インターネットエクスプローラー起動。        ぐぐってみる。
  GM : ぐぐって出てくるのはギリシャ神話だと思いますが(笑)
  明良 : ちっ(笑)        まあ、さておき…もう用事はねえな。        「んじゃな。飢え死にしない程度にやっとけ」
  GM : うるぞう「売り上げに響くんでどうにかして欲しいのはこっちも同じだ。             また何かあったら情報回すぜ」
  明良 : 切る。
  GM : ぴっ。        まぁ、実際に注文をした人でなければサイトは知らんでしょう。
  明良 : いや、なんとか割り出そう。
  GM : ほほう。
  明良 : こういう時のために俺は技能を……あれ? ハッキングがねえ?(笑)
  GM : コンピュータ操作はあるんですが(笑)
  明良 : くそ、そういえば削ったのを忘れてた(笑)
  GM : あ、ありますよ。        盗賊!セットの中に。
  明良 : お。        そういえばそっちに入ってたか。
  GM : では、判定どうぞ。
  明良 : よし。んじゃ無理矢理割り出すか。        (ころころ……) 14-[6,6,3] = -1        げぼあっ!
  GM : そして、明良君の惜しい伝説は留まることを知らなかった。
  明良 : ちょっと待て?(笑)        14だぞ?(笑)
  GM : いやあ、明良君は外しませんねぇ(笑)
  千里 : さすがに惜しいわね。(笑)
  瑞樹 : すごいなー。明良(笑)
  明良 : 「あー、くそ、なんだこれ。みっつからねえ」        がしがし。        くそ。バンピーでもアクセスできるんだからすぐ見つかると思ったのに(笑)
  千里 : パンピー以下ってことかしら。
  GM : まぁ、実際問題としてペナルティも無かったんですが、失敗したらわかりませんよ(笑)        ちなみにそれら作業に大分時間をとられましたので、        いまや学校で言う放課後に入ろうという時間帯です。
  明良 : ふう…        考え方を変えよう。        1.今から街に出て現物を持ってる奴を見つけ出して一石二鳥        ネット通販なんて何日待つかわからないしな。        さて、この手の物を持ってそうな奴か…        効能から考えて女子に当たってみるのがいいかもしれないな。        瑞希は除くが。
  瑞樹 : 女子なのに!        薬に手は出さないけど。
  明良 : 柚穂か?
  瑞樹 : 柚穂はいろいろ知ってるだろーね。        もしかしたら、だけど。        でも、巻き込むの?
  明良 : まあそれが妥当なところだが言訳が面倒だな。
  GM : 薬が欲しいんだ、はぁはぁ。
  明良 : どーっすっかな。鶴辺さんに話してみるか?
  瑞樹 : 話すがよい。
  GM : 組織のことを説明もしていませんが、組織の任務には巻き込むんですね(笑)
  明良 : 問題は理由をどう説明するかだ。        やめとこう。それくらいなら柚穂に聞くか。        放課後になったんなら着替えて学校に行くぜ。
  GM : はい。        放課後になってから学校に行くってのもアレですが(笑)
  明良 : 気にするな。
  GM : では、学校に着きますと、グラウンドでは運動部が駆け巡り、        吹奏楽部の合奏の音が微かに漏れ聞こえる、        ごくごく普通の放課後という状況です。
  明良 : とりあえず教室に向かうが。        何食わぬ顔で見回してみる。
  GM : 教室では、幾人かの生徒が残って雑談していますが、その中に柚穂は居ませんね。        生徒D「あれ、佐奈川じゃん。今日休みじゃなかったっけ?」
  明良 : 「ああ。休みだったぜ。ところで瑞希と柚穂は?」
  GM : 生徒D「ああ、ってお前……ええと、浅賀は知らないな、もう帰ったと思うよ。            嘉月さんは、部活じゃないかな?            浅賀と一緒じゃなければ、だけど」
  明良 : 「部活……なんかやってたっけ?」
  GM : 生徒D「情報処理研究会だよ。コンピュータルームが部室な」
  明良 : 「コンピ研か。         あ、そういや、なんかのサイトをやってるって聞いたことあったな」
  瑞樹 : あ、剣道部さぼっちゃった。
  GM : まぁ、今更です。
  瑞樹 : まーいいや。剣道部より楽しかったし。
  明良 : 「わかった。んじゃな」        ひらひら手を振って教室を出る。
  GM : 生徒D「おー。あんまりサボると先生がまた怒るぜー」        てをぷらぷらと見送ります。
  明良 : じゃ、コンピ研に向かうか        ぶらぶら。
  GM : 部室である電算室、所謂コンピュータルームは、ずらっとパソコンが並び冷房完備。
  明良 : 黙って入って見回してみる。
  GM : その奥まった端の方のPCに齧りついて、一心不乱にタイピングを続けているのは、        お探しの嘉月柚穂その人です。
  明良 : いたいた。        じゃ後ろまで近づいて声をかけるか。
  GM : 柚穂「……幽霊退治……バスター……霊能女子高生……」
  明良 : 「おい、柚穂」
  GM : 柚穂「ゴーストバスター瑞樹が、極楽に逝かせてあげる、って、へ?」        しゅた、と変なポーズを取ったまま、柚穂は振り返ります。
  明良 : 「よう。また変なもん書いてるのかよ」
  GM : 柚穂「おー……おぉっ!? 佐奈川君が学校に来てる!?」
  明良 : 「ああ。ちょっと色気のない話がしたいんだがいいか?」
  GM : 柚穂「ん。ああ、ちょっと待ってね。           えー……ゴーストバスター瑞樹の次の戦いにご期待ください、と」(カチャカチャ)        エンター、更新。        柚穂「おっけ。で、なに? 瑞樹なら今日は郁子と一緒に帰ったけど?」
  明良 : 「ふうん? いや全然関係ない話なんだけどな」        顎で出口を指す。
  GM : 表に出ろい!
  明良 : まあそういうことだ。
  GM : 柚穂「長くなる? んじゃ、端末落として、と……」
  明良 : 先に出ておくか。
  GM : てきぱきと支度を整え、荷物を持って出てきます。        柚穂「お待たせ! それで、何が聞きたいのかしら?」
  明良 : 「アンブロシアって薬知ってるか?」
  瑞樹 : 直球だ!(笑)
  明良 : 他にどう聞けと?(笑)
  GM : 聞きようってものがあるとは思いますが、まぁ(笑)
  瑞樹 : 柚穂をそんなアンダーグラウンドなことに関わらせるなとか思ったけど        瑞樹は今仕合中だから分かんないのであった。
  明良 : 変に含みを持たせない方がいいだろ。        バンピーにも回ってる話なんだからな。
  GM : 柚穂「んー……心当たりはあるよ? けど、なんでそんな事を?」        伺うように問います。
  明良 : 「調べてる。理由は聞くな」
  瑞樹 : 柚穂すげえ。        明良ぱねえ
  GM : むしろこの問答で情報を得ようという明良君が凄い(笑)
  明良 : 瑞希の要望に沿ってるじゃねえか?(笑)
  GM : 柚穂「聞くなって言われても、物が物だからね。           クラスメイトから犯罪者を出したくないし」        既に手遅れだがな!
  明良 : ふむ…と少し考えよう。        柚穂に頼んで持ってきてもらうとしても、それは無理だろうな。
  GM : 柚穂に買えと(笑)
  明良 : いや、持ってる奴を知ってるかと思ったんだ。
  GM : 今の聞き方じゃあそこまでは解りませんね。
  明良 : 多分知ってるだろうな。        が、納得させるような言訳はどうも、ない。
  GM : むしろ納得させられたら驚きです。
  明良 : 現物さえ手に入れば、後は臭いでなんとでもなるんだけどな。
  GM : その犬のような鼻便りの捜査はどうにかならんかと思いますが、まぁ置いておきます(笑)
  明良 : いいだろ、麻薬犬馬鹿にしてるのか?(笑)
  GM : 人間がやるなと言っているのです(笑)
  明良 : さておき。
  GM : 柚穂「流石の私も現物は持ってないし、かといっておいそれと人に話すのも、ね」
  明良 : けどここで引き下がっても無駄足だしな。        「ちょっと待て、考えを纏めてる」        いや待てよ…        そうか。こいつは多分サイトを知ってるな。        調査の一巻で調べたはずだ。
  GM : 明良君にしては鋭い考察です。
  明良 : 記事にはしてないかもしれないがな。
  GM : 記事に出来るわけもなし(笑)
  明良 : こいつが知ってるのも、新型麻薬のことを調べたということだろう。        その効果についての情報も、ある程度は持っているはずだ。        それだけ聞き出しておくか。        効果と出元が俺の知りたい情報だからな。        「よし」
  GM : 柚穂「まとまった?」
  明良 : 「現物をくれとは言わないから効果を教えてくれ」
  GM : 柚穂「その質問もどうなんだろう、って思うけど……まぁ、いいか」        うーん、と悩みつつ、
  明良 : 「お前が興味持つようなことなんだろ?         で、記事にはできなかった。         別に言いふらしゃしないからさ。勿論瑞希にもいわねえ」
  GM : 柚穂「まぁ、そうね。正直、始めはオカルト物かと思ったんだけど、           物がマジもんの薬っぽかったからね」
  明良 : 「らしいな」
  GM : 柚穂「言いふらすのが心配なわけじゃないんだけど。           とりあえず、始まりは一種の都市伝説ね」
  明良 : 「声が聞こえる?」
  GM : 柚穂「あ、もうそれは知ってるんだ?           そうね、最終的にはそういう症状が現れるって話」        とんとん、と考えを纏めるように頭を叩きつつ。
  明良 : 「続けてくれ」
  GM : 柚穂「まず、メールが届くの。【まきますか、まきませんか】みたいな。」
  明良 : 「なんだそりゃ」
  瑞樹 : どこかで聞いたことあるフレーズ(笑)
  明良 : 薔薇人形?(笑)
  GM : 柚穂「実際は、貴方は今の生活に満足していますか、           みたいな一種のスパムメールみたいな文面なんだけどね。           普通だったら無視するようなメールなんだけど、不思議と最後まで読んじゃうのよね。           で、最終的に、           『新たなステージに上がる為に、共に【神】の声を聞きましょう』           みたいな文面で終わるのよ。           言ってて自分でも不審なんだけど、           メールを見た時はそれが真実だって、そんな気分にされたの」
  明良 : 「ふうん。都市伝説っぽい話だな」
  GM : 柚穂「で、そのメールに載ってるリンクを辿って行くと、           最終的に薬を販売しているサイトにたどり着く、って事らしいわ。           私は、途中でなんだか怖くなって止めたんだけどね」
  明良 : 「ん? そのメール、持ってるのか?」        ぎらーり。
  GM : 柚穂「あ、メールを辿ろうとしても無駄よ? 今はもうリンク切れになってるみたいだから」
  明良 : 「ちっ」
  GM : 柚穂「私もそっちは詳しくないんだけど、定期的に経路を変えてるんじゃないかな?」
  明良 : 「で、落ちがあるのか?」
  GM : 柚穂「ああ、えっと……そっからは、           実際に最後まで行った人の情報を集めてて知ったんだけど」        若干声を潜めながら、
  明良 : 「ああ」
  GM : 柚穂「始めは、その薬を使うと何でもできるような気分になる、           肌に張りが出て美人になれる、飲むだけでダイエットになる、とか」
  明良 : 「深夜通販か」
  GM : 柚穂「それが、段々「神の声が聞こえる」とか「神託を受けた」とか、           そういう宗教じみた発言になっていって」
  明良 : 「ぱねえ」             『林檎を収穫しよう、                 熟した林檎を収穫しよう。                   そうすれば階梯は開かれる』   GM : 柚穂「そんな言葉を残して、それ以来その人は、           いつも着てた掲示板に接続してきてないの」
  明良 : 「落ちがついたな」
  GM : 柚穂「やばいでしょ?」
  明良 : 「まあ普通に考えて、薬のやりすぎで廃人になったんじゃね?」
  GM : 柚穂「正直、これを記事にすると、メールのサイトの人とか、           薬の服用者とかに目をつけられそうな気がしたのよね」
  明良 : 「下手すると警察に目をつけられるな」
  GM : 柚穂「なので、そのメールを含め、集めた情報も丸ごと削除しちゃった」
  明良 : 「ま、それで正解だろ」
  GM : 柚穂「なんでそんな事を調べてるのか知らないけど、きっと危ないよ?」        やや心配そうにそう言います。
  明良 : 「俺もやめとくかなあー。いや、ちょっとそういう噂聞いただけだからな。         んじゃ、ありがとよ。今度なんか奢るわ」
  GM : 柚穂「お、情報料? 私は高いよ、スペシャルな奴をお願いね!」
  明良 : 「へいへい」        んじゃ別れるか。
  GM : にっと笑って、柚穂は部室に戻っていきます。
  明良 : さてと。
  GM : 今ごろ、瑞樹さんは決闘が終わった頃でしょうか(笑)
  明良 : とりあえずアンブロシアが確実にある場所は思いついたんだがどうするかなあー。
  GM : ほほう。
  明良 : まあK察に忍び込むかどうかってことなんだが。
  GM : ああ、そりゃあ確実にありますね(笑)
  明良 : だがリスクが高すぎるんだよな。        やってやれないこともないんだが。
  GM : まぁ、そうでしょうね。
  明良 : 鶴辺さんに頼めば一発だろうが頼める用件じゃねえしなー(笑)
  GM : なにせ、明良君は職員室に忍び込むのにも痕跡を残した前科がありますから(笑)
  明良 : てめえ!(笑)        まあそういうことだ。        ここは地道にいくか。        転売してるチンピラがいるらしいから。2,3たまり場を当たってみる。
  GM : まぁ、地道な作業ですね。
  明良 : そういうことだ。        シーン切るか?
  GM : そうですね。        では、その辺りでシーンをカットします。
  明良 : ああ。        「やれやれ。地道な作業になりそうだな」
  GM : 嘆息する明良君を移して、フェードアウトです。


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