File.01 『黄金の林檎』
GM : さて、それでは皆さん、それぞれオープニングが終了しましたが、覚えていますか?
千里 : 何か女の子を預けられたわね。
明良 : アフロから命令を受けて研究者を捕縛する。
瑞樹 : 口裂け女的マニューバをするOLのバットをぶち折った。
GM : なんというカオス、千里さんだけが日常にいます(笑) それを踏まえて最初に聞いておきますが、明良君は今後どう動きます?
明良 : ん? 薬なら一週間分受け取ってるぞ。
GM : いえ、今後の予定……と、その前に、そうだ忘れていました。 前回のCPで成長する技能などがありましたら、ご報告をお願いします。
瑞樹 : もう戦闘しちゃったし、レベルアップは次でいいや。 あげるものも思い浮かばないし。
明良 : そういえやそうか。
GM : まぁ、ある程度完成している人の物語ですからね。 一番成長する必要があるのは"惜しい人"である明良君の技能かもしれませんが(笑)
千里 : 惜しさが増すだけじゃないかしら。
GM : 「惜しい人」改め「美味しい人」に進化します。
明良 : おい(笑) そうだな。盗賊(精神)!と自動車技能を上げるか。
瑞樹 : 盗賊! は便利だね。
明良 : 3CP費やせば盗賊!は知力-1になる。 あと自動車に0.5CP
GM : さり気なく自動車は使いましたからね。 まぁ、BBSの方のアップも手が空いたらお願いします。
明良 : 0.5CP余ったな… まあとっておこう。以上で。
千里 : 明良:「よーし、ここで未使用CP使っちゃうぞー」 明良:「あっ、0.5CP足りないっ!」 みたいな感じになるのね。
GM : さすが明良君。
明良 : おい(笑) あ! そうだ。成分探知に1CP入れて12にしておく。
GM : ああ、あの一度も成功しなかった。
瑞樹 : ああ、あの何度も口の中突っ込みまくって。
千里 : ああ、あの変態のそしりばかりを受けた。
明良 : あれは敵リンクスの妨害だったんだ。
GM : 思えばあの時から明良君"惜しい人"伝説が始まりました(笑)
瑞樹 : さあ、今日も惜しい人伝説は続く!
明良 : くそう(笑)
GM : さて、それでは大体まとまったようですので、 ガープス・フォークロアを再開したいと思います。 よろしくお願いします。
千里 : よろしくするわ。
瑞樹 : よろしくおねがいします!!
明良 : よろしくな。
GM : 今回の始まりは、例によって千里さんとアンデキンバーです。
明良 : 俺は方針としては麻薬の流通を押さえに行く。
GM : とりあえず、麻薬の方を処理しに行くんですね。
明良 : タイミング的に、例の研究者が生活費目当てにやってそうだからな。 だからアンデキンバーに行く予定はない。 鶴辺さんのほうに用事があるなら呼び出していいけどな。
GM : まぁ、明良君の出番は後ですのでその時に(笑)
千里 : 松風栞ちゃんが居るのかしらね。
GM : いえ、栞ちゃんはまだ来ていません、およそ三時くらいの時間帯です。 そろそろ来るかな、という時間にやってきたのは別のお客様です。
千里 : ふぅん。 「いらっしゃいませー」
GM : 万愚節「やぁ、どうもこんにちは。席は空いているかな」
瑞樹 : え、生きてたの?
明良 : 生きてたのか?(笑)
GM : 勝手に殺さないでください(笑)
千里 : まぁ、名前がエイプリルフールだしね。 「はい、どちらの席にいたしますか?」
GM : 万愚節「ああ、ちょっとマスターに……いや、君達でもいいのだが、話を聞きたいのでね。 空いているのなら、カウンターで良いかな?」
千里 : 「はい」 案内するわ。 そう言えば、様子はどんな感じ?
GM : 千里さんにとっては、覚えているかも解らない半年前に一度来店しただけの初老の紳士です。
千里 : ま、そうね。 道をきかれたりしたわ。
GM : 今も、その時と印象の変わらない人のよさそうな笑みを浮かべています。 紳士スマイル。
千里 : そう。まぁ、何も無いのなら何も無い方がいいわ。
GM : まぁ、しっかり覚えてもらえるほどは会話はしていませんしね。
千里 : ええ。
GM : 万愚節「注文はコーヒーで」
千里 : 「承りました」
GM : カウンターに腰掛けると、懐から黒いノートのようなものを取り出してペンを構えます。
千里 : DEATH-NOTEね。
瑞樹 : 名前書かれたら死んじゃう!
GM : 万愚節「さて、覚えてもらえているか微妙だが、 私は半年ほど前にもこの街に来ていた記者でね。 今回も、取材の為にここを訪れたのだよ」
千里 : 「ええ。記憶してます」 二コリと微笑んで頷くわ。
GM : 万愚節「それは重畳だ。 もっとも、以前着たときは記事にする筈の通り魔に襲われてね。 幸い、命に別状はなかったのだが、退院したときには 既に事件は解決していたようなのだ」
千里 : 「あら、それは災難でしたね…… 後遺症などは無く、回復なされたのです?」
GM : 万愚節「ありがとう。その辺りは医者にも言われたが、頭を強くうってね。 数日の記憶が多少曖昧になってしまったよ」 とんとん、とペンでノートを叩きながら。
千里 : 「成程……」
明良 : お、効いてたのか?(笑)
千里 : (「記憶を消すために殴ったのかしらね……?」)
GM : 万愚節「まぁ、細かい部分はメモしておいたので、大して困ることは無かったのだけれどね」
千里 : 「不幸中の幸いと言う状況ですね」 て言うか、解決したのね。あの事件。
GM : 解決したというか、自然消滅した感じですかね。
千里 : 成程よ。
GM : 万愚節氏も警察情報などから細かい状況を得ているので、 警察が追うのを止めたイコール事件解決、という判断のようです。
千里 : ふぅん。 ま、おかしな事件だったし、心には留めておくわ。
GM : 万愚節「……さて、そこで質問、というか 何か知らないか聞きたいことになるのだけれどね」 周囲の客に聞こえないよう、やや声を潜めて、
千里 : 「はい?」 こちらも声をひそめてみるわ。
GM : 万愚節「ここ最近、おかしな客などは現れていないかね? クレーマーというか、精神的に錯乱しているような」
千里 : 「そうですねぇ……」 記憶を探ってみるけれど……居るかしら?
GM : 少なくとも、千里さんの記憶にはありませんね。
明良 : 瑞希の遭遇したのはクレーマートいうレベルか?(笑)
千里 : あれはクレーマーじゃなくて、クリーチャーでしょうね。
GM : マスターも、ふと考えたようですが首を横に振ります。
千里 : 「……特に思い当りませんけれど」
GM : 万愚節「ふぅむ……いや、すまない。おかしな事を質問してしまった」 万愚節氏は、軽くバッテンを書くようにノートを纏めると、そのまま懐に仕舞いました。
千里 : 「いいえ」 軽く微笑して受けておくわ。
GM : 万愚節「実際は、記事になるような事件が起きなければいいのだがね…… ……まぁ、地道に探すか」 注文で出てきたコーヒーをすすりつつ、万愚節氏は韜晦するようにそう呟きます。
千里 : 「以前も仰ってましたね、似たようなことを」
GM : 万愚節「おや、覚えていてくれたかい? 自説のようなものでね」 苦笑するように表情を変えつつ、 万愚節「記者なんて職業をしているとね、思うんだよ。 もう少し、世界は平和にならないもんか、とね」 カチャン、と飲み終えたコーヒーをソーサーに卸します。
千里 : 「ふふ」
GM : 万愚節「とはいえ、記事がないと職も無くなってしまうのでね。私はもう少し働いてくるさ」
千里 : 「人が事象を事件にするのでしょう。 だから、人が居る限り事件はなくなりません。 それゆえに、貴方のような方がいらっしゃるのです」 くすり、と人差し指を唇にあてて。 「――自説ですけれど」
GM : 万愚節「私の記事で、嫌な世の中だと思ってくれる読者が居れば、 逆説的だが良いことかもしれんね」 立ち上がり、微笑と共に清算をすませます。
千里 : 「ありがとうございます。またお越しください」
GM : と、手を挙げて出て行こうとした万愚節氏が、ふと振り返ります。 万愚節「そういえば、この店ではアップルパイは作っているかね?」 ちなみにアンデキンバーには大抵の代物がメニューにあります。
千里 : 際物だけじゃないのね。(笑)
GM : キワモノもあります(笑)
千里 : 「はい、御座います」
GM : 万愚節「そうか。最近、林檎の売れ行きがいいと聞いていたのでね。 では、次に訪れた時は、それも所望しようと思うよ。ごちそうさま」 言い置いて、氏は退店していきました。
明良 : 何しにきたんだか。
千里 : 「……林檎ねぇ……」
GM : さて、そうした客を捌いていた午後のこと。
千里 : ええ。
GM : ふと、気づくと、既に時刻が六時を回っています。
千里 : あら。
GM : 小学校が終わるのが、大体三時過ぎから四時頃でしょうか。
千里 : 栞ちゃんが来てないわけね。
GM : はい、そうなります。
千里 : うーん? 皐月刑事さんが栞ちゃんを連れてきたのは、 昨日? それとも数日前?
GM : ここは、数日前としておきます。 昨日までは、栞ちゃんもちゃんと時間通りに来ていました。
千里 : と言うことは、来るのは今日が初めてじゃないと言うことね。
GM : まぁ、言い切ってしまうと待ち合わせに遣われているだけなので、 来ないからといってどうしようもないことなのですが。
千里 : 心配ではあるわね。 ま、皐月さんにお電話するくらいかしらね。
GM : そうですね。 では、その辺は連絡したということで、一端シーンはカットしますが、よろしいでしょうか?
千里 : 了解よ。
GM : では、シーンをカット。
GM : 続いてのシーンは…… 明良君は麻薬の流通調査に行くということは、学校に行きませんよね?
明良 : ああ。サボる。
瑞樹 : またか!(笑)
明良 : いいんだよ成績優秀だから。
瑞樹 : く、知力高い奴はこれだから……。
GM : 出席日数は大丈夫なんでしょうか(笑) では、学校のシーンということで瑞樹さんの方が先ですね。
瑞樹 : おお! かもーん!
GM : 瑞樹さんが警察にしょっぴかれた、翌日のことです。
瑞樹 : しょっぴかれた。
GM : これで瑞樹さんも明良君と同じ犯罪者に……。
瑞樹 : 犯罪してなーい!! 捕まったんじゃないから!
GM : そうですね、状況を聞かれて、後は少々のお説教を受けたら帰してくれました。
瑞樹 : まあ、まあ、不審者に声かけて暴れたら、怒られるよね(笑)
GM : 剣道部だからって木刀で暴徒鎮圧したらそりゃ怒られますよ(笑) お互いに怪我がなかったので説教で済んでいるところですね。
瑞樹 : よかった。脚負ったり腕折ったりしなくて良かった。
GM : その時は傷害罪だったでしょうが……まぁ、そんなこんなの明けて翌日。
瑞樹 : あの人は結局どうなったの?
GM : 現在は拘置所、留置所? ともあれ、警察で保護してもらっている状況です。 近いうちに精神鑑定でしょう。
瑞樹 : よかった。
GM : さて、その朝、学校に辿りついた瞬間、柚穂が食いついてきました。
瑞樹 : なんと!
GM : 柚穂「瑞樹! 幽霊の群れとガチバトルした上で全てをなぎ払ったって本当!?」
瑞樹 : 「ええ!? もう伝わってる!?」
GM : 柚穂「ううん。私が来た時はまだ誰も知らなかったよ」
瑞樹 : 「おお、よかった」
GM : 柚穂「だから、私が尾ひれをつけて広めておいた」
瑞樹 : 「広めるなー!! なぜ、なぜ広めますかあなたは! 大体幽霊倒してないよ! なんか、えーと、不審者? 的な人だったよ!」
GM : 柚穂「瑞樹の武勇伝がいまさら一つ増えたところで誰も驚かないって!」
瑞樹 : 「幽霊退治とか相談されたら困る! あとバット折っただけだから! 一人だったから! なぎ払ってないから!」
GM : 柚穂「おおー、生の声はやっぱり違うなぁ……そこら辺もっと詳しく」 メモを取りつつ。
瑞樹 : 「はっ!? 聞き出されている!?」
千里 : その日のうちに、浅賀瑞樹のあだ名はゴーストバスターとなるのでした。
瑞樹 : やめてー! ゴーストバスターしてないから! バットクラッシャーだから!
GM : 旧校舎で幽霊が出るんです、という相談がわんさかと(笑)
瑞樹 : やめてえー!
明良 : 達人になれ(笑)
瑞樹 : 既に達人だ!
明良 : おお。それなら多分幽霊も斬れるぞ?(笑)
瑞樹 : 斬れないからー!
GM : 柚穂「うーん、不審者を取り押さえたってだけじゃあ、 前にあった『不良狩りのボクサー』と似た記事にしかならないなー」
明良 : 待て、それは俺か?(笑)
瑞樹 : 私じゃないならいいなー(笑)
GM : 明良君はむしろ狩られる不良でしょうに(笑)
瑞樹 : 私も実はボクシング出来るんだよね(笑)
明良 : ああ、瑞希もボクサーだったな(笑) つまりお前が不良狩りで俺が不良という記事か?(笑)
瑞樹 : ただの喧嘩?(笑)
GM : それは記事になるんでしょうか、全員身内ですが(笑)
千里 : 考えてみたら、300CPの人間って埒外よね。
GM : なにを今更(笑)
明良 : 特に瑞希は丸まる人間の部分につぎ込んでるからな。
瑞樹 : 「ううー。あ、そうだ」
GM : 柚穂「ん? なにか新情報あり?」
瑞樹 : この前撮ったあの不審者が書いてた文様を見せよう。 「その不審者、こんなんバットで書いてたよ」
GM : 柚穂「なにこれ? 林檎の絵?」
瑞樹 : 「りんご? なにそれ?」
GM : 柚穂「知らない? 薔薇科の果物なんだけど」
瑞樹 : 「いや、りんごは分かるけど。 あの甘くておいしい奴」
明良 : どういう質問だよ(笑)
瑞樹 : あの地面にかかれてたのを見よう。 りんごなの?
GM : 俯瞰視点で客観的に見れば、林檎に見えなくもない……気はしますが、 言われないとそう思いません、というくらいですね。
瑞樹 : 「言われてみればりんごに見えなくもない…… ぜんぜん分かんなかった、柚穂すごーい!」
GM : 柚穂「これはアレかな、交霊術とか、そういう儀式? それともUFOでも呼ぼうとしてたのかな?」
瑞樹 : 「なんか、もうちょっとだったのにー! とか言ってたよ。バット折ったら。 すごい速さで書いてた、反復横とびの選手かと思った」
GM : 柚穂「どんな選手か! ……それにしても、何か見覚えがあるのよね」
瑞樹 : 「見覚え? りんごに?」
GM : 柚穂「うーん、こんな感じのを見た覚えがあるから、 林檎かなぁ、と思ったわけで……なんだったか」 こてん、と首をかしげます。
瑞樹 : 「がんばれ柚穂! 思い出すんだ! 看板とかか! お店で見たとか!」
GM : 柚穂「看板……かんばん……がんばん…… かんぱん……お店の料理は世界一ぃぃいいいいいっ!」
瑞樹 : 「ど、どうしたー!?」
GM : と、そんな感じで柚穂と瑞樹さんがうんうん唸っていると、背後から声を掛けられます。
瑞樹 : おお?
GM : 郁子「浅賀さん」
瑞樹 : 「おう?」
GM : クラスメイトの建巳郁子さんです。
瑞樹 : 「たつみんだ」
GM : 陸上部所属、ショートカットでボーイッシュな明るい感じの運動部系少女ですね。
明良 : またこいつか…不幸か何かか?(笑)
千里 : 第〇話で殴られちゃってた子ね。
GM : 郁子「ちょっと、放課後いいかな?」
瑞樹 : 「おおお? いいけど。 体育館裏? 告白か! わ、私女の人からとか初めてだよ!」
GM : 郁子「や。告白じゃないから。むしろ……決闘?」
瑞樹 : 「決闘……? ならば逃げるわけには行くまいだよ!」
GM : 郁子「うん、冗談だから」
瑞樹 : 「なん・・・だと・・・? えーと、とりあえず、放課後どこいればいい?」
GM : 郁子「ちょっと聞きたい事があるだけだから、奢るし何処か寄り道する感じでいい?」
瑞樹 : 「おごり! いいよ! どんどん寄り道していいよ!」
GM : 郁子「そ。ありがとう」 言いおいて、建巳郁子は去っていきました。
瑞樹 : 「また放課後ねー!」 なんだろう、用事。 決闘だといいなー(笑)
明良 : いいのか?(笑)
瑞樹 : 決闘以外だと、なんだ。幽霊退治持ちかけられたらどうするんだ!
明良 : そうだな……昨日のバット女が姉で、釘バット一刀流の仇をとりにきたとか?(笑)
GM : 柚穂「うむむむ……ふんぐるい……いあいあはすたー……ん? どうしたの、瑞樹?」
瑞樹 : 「放課後たつみんがおごってくれるからついてく事になった」
GM : 柚穂「うん? 郁子が? 仲良かったっけ…… 運動部っていっても違う系統だし、あんまり接点なかったんじゃ?」
瑞樹 : 「ん? そーいえばそうだ。 なんでおごってくれるんだろう?」
GM : 柚穂「はっ!? もしかして…… さっそく、『ゴーストバスター瑞樹 極楽大作戦!』のデビュー戦の依頼とか!?」
瑞樹 : 「ゆ、ゆうれいたいじ!? 幽霊ダメ! 幽霊倒せないじゃん! 柚穂めー!」
GM : 柚穂「これは記事にせずには居られない! よし、こうなれば放課後はHPの一大更新よ!」
瑞樹 : 「やめてー!! 幽霊いやー!」
GM : という、心温まる会話があった後、時間は一気に飛んで放課後がやってまいりました。
瑞樹 : おお! びくびくしながら待とう。 びくびく。
GM : 建巳郁子は、運動部らしい大き目のスポーツバッグを肩に担いで、 瑞樹さんのところまで着ます。 郁子「お待たせ。それじゃあ、行きましょうか?」
瑞樹 : 「お、おお! い、行きます!」 かちこち。
明良 : 11、13、10、11
GM : 行き成りなんですか(笑)
瑞樹 : 能力値?
明良 : ああ。推測してみた。
瑞樹 : バランス取れたいい能力。
明良 : まあ種目によっては体力9かもしれないな。
千里 : 建巳郁子:「僕は自動的なのさ」
GM : ブギーさん!?
瑞樹 : げええー!(笑)
明良 : それは予想外だな(笑) だが精々偽ブギーの器だろ。
瑞樹 : 止めてブギーポップとか来たら対処できない(笑)
GM : さしあたり、建巳郁子は先導するかたちで前に立って歩いています。
瑞樹 : とりあえずついていくよ! 「え、えーと、建巳郁子さん?」
GM : 郁子「なに?」 振り向かずに、応えます。
瑞樹 : 「御用とは何でせうか? ま、まさか幽霊退治ではないですよね?」 びくびく。
GM : 郁子「幽霊退治? できるの?」
瑞樹 : 「幽霊は無理! 幽霊は!」 ぶんぶんと首を横に振って。 「だって幽霊触れないもん!」
GM : 郁子「そう―――よかった」
瑞樹 : 「お、おお? 幽霊退治じゃない?」
GM : 郁子「ええ。幽霊退治じゃあ、ないわ」
瑞樹 : 「なんだ! よかったー!」 安心した!
GM : 果たして今の会話で安心していいのだろうか(笑)
瑞樹 : 「柚穂が幽霊退治したーって噂流したから、 そんなお願い来たらどーしようかってびくびくしてたんだ!」
GM : 郁子「そう」
瑞樹 : 「安心しておごられることができる!」
GM : 郁子「よかったわね」
瑞樹 : 「さーどんどん寄り道していいですよ!」 わくわく。
GM : 会話を続けながら、建巳郁子は先へ先へと進んでいきます。
瑞樹 : わくわくついていこう。
GM : 何処に向かっているのかハッキリと……いえ、ハッキリと解ります。
明良 : アンデキンバーか?
GM : よくよく見れば、見慣れた風景、それは自宅への帰り道に近いです。
瑞樹 : 私の?
GM : ええ。
瑞樹 : 「およ? 私んちのほう来てる?」
GM : 郁子「ええ。先に、ちょっと確認しておきたいことがあったから」
瑞樹 : 「確認? 門限とか?」
GM : それには応えず、T字路を曲がります。
瑞樹 : 「待って待ってー」 ついてくついてく。
GM : 校門を出てから留まることの無かった歩み。 それが、目的の場所についてようやく止まります。
瑞樹 : どこだろ。 「おお? ここ?」
GM : 昨夜、瑞樹さんがバトルした公園ですね。
瑞樹 : 「公園で遊ぶの?」
明良 : やっぱり釘バット示現流か?(笑)
瑞樹 : きええーーー!! ってさけびながらバット、あれ?(笑) 結構不審者の特徴と似てるなァー(笑)
GM : 事件といっても、障害でも殺人でもないので、警察は居ません。 まぁ、バットの欠片とか地面に書かれた模様とか、そういった物は処理されたようですが。
瑞樹 : おおー
GM : 今では、小さな子供が遊んでいるような、普通の公園になっています。
瑞樹 : なんと平和な光景。
GM : 郁子「ここよね?」
瑞樹 : 「どこ?」
GM : 郁子「儀式があったの」
瑞樹 : 「ぎ、ぎしき?」
GM : 郁子「そう。儀式」
瑞樹 : 「昨日の不審者さんの?」
GM : 郁子「不審者――そうね。その人も見てみないと」
瑞樹 : 「あれ、何で知ってるの? あ、柚穂が言ったのか」
GM : 郁子「いいえ。今日は私は嘉月さんと話していないわ」 ゆっくりと、建巳郁子は振り返ります。 郁子「私は、知っているだけよ」
瑞樹 : 「お、う?」
GM : 郁子「来た時には既に終わっていたわ。残っていたのは残滓だけ」
瑞樹 : 「えーと?」
GM : 郁子「その残滓が、浅賀さん……貴方からも感じられる」
瑞樹 : 「え、私?」 ちょっと自分をごそごそと探る。
GM : 郁子「そう。貴方」
瑞樹 : バットの破片でも持ってきたかな。
GM : (ころころ……) [5,2,5] = 12
瑞樹 : な、なんだなんだ。
GM : 特に、瑞樹さん自身は感じるものはありません。 ただ、そうですね。 さっきまで遊んでいた子供達が、極自然な様子で遊び場を移して公園から出て行きました。
瑞樹 : ひ、人払いかっ!
明良 : こいつ…リンクスか?
GM : 後は、初夏だというのに、うっすらと肌寒い……霧が出てきたことくらいでしょうか。
瑞樹 : 「寒っ…… あ、あれ?」 きょろきょろ。人っ子一人いない?
GM : 郁子「どうかした?」 ジジジ、と建巳郁子はバッグのジッパーを開きます。
瑞樹 : 「今日こんな寒かったっけ、霧出てたっけ……」
GM : 郁子「さぁ。でも梅雨だもの、雨でも降るんじゃないかしら?」
瑞樹 : 「あ、なーるほど。 あ! 傘忘れた!」
GM : 郁子「私が折りたたみ傘を持っているわ。貸してあげる」
瑞樹 : 「あ、よかった。ありがとう! 降ったら貸してね」
GM : 郁子「いいのよ。私にはこっちがあるから」 そして、バッグから取り出したレインコートを徐に着込みます。
瑞樹 : 「おお。かっぱか」
GM : ええ、水色のレインコートです。
千里 : 追いつめられてるわねぇ。(他人事)
瑞樹 : 私は見たことないー(笑) だが実は知っている。 柚穂のホームページで見たからだ! でも水色のレインコートだけじゃ何にも分からないぜ。 あれ?
千里 : けれどそんなことは忘れてるのね!
明良 : 半年前だからな…(笑)
瑞樹 : 半年も前じゃすぐにはぴんと来ないぜ(笑)
GM : そうですね。 レインコートだけじゃあ、特に思い出すこともないでしょう。
千里 : 知力9だものね。
瑞樹 : 知力9だから!(笑)
明良 : 馬鹿だからな。
瑞樹 : ばかいうな!
GM : では、そのバッグの中から、使い古した鉄パイプが取り出されれば、どうでしょう?
瑞樹 : ばっと下がる!
明良 : バット示現流きた!
瑞樹 : 鉄パイプだ!
GM : 郁子「どうかしたかしら?」
千里 : 1.大きな縦笛だな、と思う。 2.実は配管工だったのかな、と思う。
GM : その選択肢は天然極まりない(笑)
瑞樹 : そ、そこまでおばかさんじゃ、ない、と思う! 「え、えーと、そ、その鉄パイプはなんでしょうか建巳郁子さん?」
GM : 郁子「これ? そうね、鈍器かしら?」
瑞樹 : 「ど、どんき」
明良 : こう考えればいいんだ。 決闘だ!
瑞樹 : 「え、えーと、なぜに鈍器をお出しになられていらっしゃるのでしょうか?」 と言いつつ、木刀に手を伸ばしておく。
GM : 郁子「言ったでしょう? 確かめたいことがある、って」
瑞樹 : 「お、おお」
GM : ひゅん、と振るその姿は陸上部というより、一種の剣士のようで。
瑞樹 : 「それはどのようなことなのでしょうか?」
千里 : 3.わかった、ダウジングだ! ここほれワンワンだ! 浅賀瑞樹:ぴこーん。
瑞樹 : だうじんぐ! そういうのもあるのか。
明良 : 4.放課後の公園に剣士が二人
GM : 勝負でしょう。
瑞樹 : どう考えてもそれだ。 既に構えておる。 この構えこそ、桜花一刀流必勝の構え。
GM : 郁子「貴方が」
瑞樹 : 「……」
千里 : み し い。
GM : 郁子「ただ、巻き込まれただけの存在なのか。 それとも――この場において、必然なファクターなのか、を」 フードを被り、表情が隠れる。 「確かめさせてもらうわ」 エンカウント!
GM : ……なんですけど、ちょっと戦闘の前にここで終わって起きましょう。
瑞樹 : なん・・・だと・・・?(笑) まあ、長くなるからね!(笑)
千里 : 画面が渦巻いて、てぃうんてぃんうてぃんてぃん(効果音)、 戦闘画面に切り替わるのね。
GM : 戦闘音楽に切り替わります(笑)