File.00 『マヨヒガ』

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  GM : では、千里さんからです。
  千里 : 了解よ。        アンデキンバーかしら。
  GM : からでも構いません、千里さんは光に包まれたあと、        意識を失い、気づくと自宅のベッドの中でした。        ちなみに日付は12月23日の朝です。
  千里 : じゃ、起きて伸びをするわ。        「……さて、と。どうなったのかしらね。記憶がすっぽ抜けてるけれども」
  GM : 調子は良好、とは言うものの少し寝すぎたように頭が重い感じです。        まるで、今までの全てが永い夢だったような、そんな気分。        強制力があるわけではありませんので、内部での事はしっかり覚えていますが。
  千里 : 「ふぅん……」
  GM : ともあれ、思考する間も時間は進み、今日も今日とていつもと同じ朝がやってきました。
  千里 : 「ま、別に劇的な変化が起こるわけではなし……。         皐月さんと後で連絡でも取ってみるかしら、ね」        いつものように支度を開始するわ。
  GM : はい。何か無くなっているものがあるでもなし、        出勤すれば毎度同じく萌花はだらーんとしていて、        千代子さんはニコニコ、マスターはコーヒーを見ています。
  千里 : 特に変わったことはしないけれど、日中に隙間をみて、皐月さんに連絡を取ってみるわ。        事件の方がどうなっているか、ね。        具体的には、建巳さんの行方とかね。
  GM : はい、その件ですが、あえて変化というか、        早朝からお客さんとして皐月早苗刑事がやってきます。        早苗「お、おはようございます」
  千里 : それは助かるわね。        「あら、おはようございます。         日中にでも、お電話をかけようかと思っていたのですが」
  GM : 早苗「あ、それはどうも、お手数をおかけします。           ……ん、まだ掛けてませんし、おかけしますところです?」        はて、と頭をひねっています。
  千里 : 「ふふ」        お客さんの方はどのくらいいるのかしら?
  GM : まったく居ないわけではありませんが、まだ朝の時間なのでそんなに多くは入っていません。        いるお客さんも、コーヒー一杯で新聞を読んでいるようなタイプの人とかですね。
  千里 : じゃ、少し御話しできるかしらね。        「それで、事件の方に進展など、在りましたでしょうか?」
  GM : 早苗「あ……は、はい、その件なのですが」
  千里 : 注文してもらったのを渡しつつ。        何注文したのかしら。
  GM : アイスコーヒーミルク・砂糖付き(直火焼き)ですね。
  千里 : そう。スタンダードね。
  GM : 早苗さんはグラスを受け取ると、どこか言いづらそうに身を縮めつつ、
  千里 : 「はい」        話を進めてもらおうかしら。
  GM : 早苗「と、とりあえず、建巳郁子さんなんですけれど、           あの後、ある場所で保護されました」
  千里 : 「それは良かったです」
  GM : 早苗「詳しくは守秘義務が、なんですけど、           発見当初は意識を失っていたんですが、今は健康ってことらしいです」        ずずず、とストローで一口。
  千里 : 「成程……と言うことは、とりあえずの解決を見た、のでしょうか?」
  GM : 早苗「は、はい……その……」        まるで後ろめたい事があるかのように、目線を逸らします。
  千里 : 「はい?」
  GM : 早苗「ほ、本当は、建巳さんに暴行を加えた、           レインコートの人物を捕まえるまでが仕事だと想うのですが……           どういうわけか、また捜査が打ち切られてしまいまして……」
  千里 : 「……成程」
  GM : 早苗「街中に危険人物が居るかもしれない状態で、非常に遺憾なのですが、           ……勝手に捜査を進めるような権限もなくて」        申し訳ありません、と早苗さんは頭を下げます。
  千里 : 「ふふ。お仕事お疲れ様です」
  GM : 早苗「あ、あのあの、一応、夜間の見回りは強化されますし、           重要参考人扱いで見つけたら即座にしょっぴきますので!」        むん、と力瘤を作って気合を入れます。
  千里 : 「はい。期待しております」
  GM : 早苗「は、はい! ありがとうございます!」
  千里 : 「では、私は仕事の続きを……。ごゆっくりどうぞ」
  GM : 早苗「はい!」
  千里 : 「ところで皐月さん。心配することは在りませんよ」
  GM : 早苗「はい?」
  千里 : 「貴方は仕事を果たして下さったのですから。これからもお仕事、頑張って下さいませ。         応援してます」        くす、っと微笑んで、唇に人差し指を当ててから、その場を去るわ。
  GM : 早苗「あ…………ありがとうございます!」        とても嬉しそうに笑うと、早苗さんはコーヒーを飲んだあと仕事に戻って行きました。        結局のところ、今回の事件で千里さんは大きく関わることはありませんでした。        いつも流れの中にありながら、中心点ではなかった。        けれど、その中で千里さんは一つの事実を知ることが出来ました。
  千里 : ええ。        リンクスね。
  GM : 自分と同じような能力者――リンクスの存在。        そして、それに関わる組織があるらしい、との情報。        あとは、地味に明良君との繋がり。
  千里 : 地味ね。
  GM : 地味です。
  明良 : 俺が地味みたいな言い方だなおい?(笑)
  瑞樹 : まあ、リンクスと比べたら地味だよね(笑)
  GM : 実際、今回は能力らしい能力は嗅覚しか使ってませんし(笑)
  明良 : 傷を治すデモンストレーションはしただろ?(笑)
  GM : 予告映像みたいなものですよね(笑)        ともあれ、それらが今後どう関わってくるか、道はまだ出来ていませんが。
  千里 : ま、次回の鶴辺千里の活躍にご期待下さい、ってところかしらね。
  GM : そう、必ず関わる事になるのは、既にわかっています。        今回の出会いは、まさに準備期間。        ただ、それに"迷う"ようなことは、千里さんにはありえないのです。
  千里 : 結果は一つ。最終的に提出される解は一つだけなのだから。
  GM : と、言う辺りで再びお客さんが入ってきて、        千里さんはアンデキンバーで接客という、日常へ帰っていくのでした。        萌花「いらっしゃいませー」
  千里 : 「いらっしゃいませ」
  GM : 以上、千里さんの第0話、マヨヒガ事件のエンドを終了します。        が、もう一度尋ねますが今のうちに何かありますでしょうか?
  千里 : 特にないわ。残ってる謎は、次回以降に期待ってものばかりだものね。
  瑞樹 : 萌花さんはなんで遊園地にたどり着いたんだろう。
  GM : さて、なんとも言えませんね。        次回以降の伏線の回収に期待してください。        回収できたら、いいな!
  千里 : がんがん期待しておくわ。
  GM : ひぃ!
  明良 : じゃあ次俺か?
  GM : はい。        明良君は、エンディングになにか希望はありますか?        ちなみに、目覚め光に包まれた後、アジトでいつもと同じように目覚めます。
  明良 : 特にねえが。駄天使の遺言でもやっておくか。
  GM : 遺言て(笑)
  明良 : 「ん……」        頭を押さえて起き上がる。
  GM : 酷く、永い間寝ていたように、頭が重いです。        二日酔いに似た症状ですが、ずっと芯に残るような。
  明良 : 「ち……今何時だ」
  GM : 早朝、とは言いませんが、学校に行く時間よりはやや早い朝です。        ちなみに、日付は12月23日。
  明良 : 入ったのは何日だったか。        22か?
  GM : 22日の午後ですね。
  明良 : 「……」        とりあえず瑞希に電話する。
  GM : とぅるるるるる。        瑞樹さん、出て構いませんよ。        兄弟を追い出した直後辺りです。
  瑞樹 : がちゃり        「もしもし、瑞樹です」
  明良 : 「起きたか? 覚えてるか?」
  瑞樹 : 「なんだ明良か。何で朝っぱらから電話かけてるの?」
  GM : ちなみに覚えている範囲で、瑞樹さんも明君も記憶に欠損はありません。
  明良 : 「確認」
  瑞樹 : 「なんの?」
  明良 : 「憶えてなきゃそれでいいんだ」        切る。
  瑞樹 : 「あ」        切られた。
  明良 : 「ふう……ま、なんとか落着か」
  GM : あれは勘違いしているフラグですね(笑)
  千里 : フラグと言うかそのままじゃないかしら。
  瑞樹 : ふふふ、私は全て知っておるぞ!        むしろ確信を得たといっても過言ではない。
  明良 : なんのだよ?(笑)
  瑞樹 : このままなら夢かリアルか分からない状態だったけど、        明良が夢のことを聞いてきたことで、リアルであったという確信を得るにいたったのだ!
  GM : 明良君、誤魔化したいなら徹底的にとぼけて、        「夢でも見たんじゃね?」とでも言うのが良かったですね(笑)
  明良 : 「さて……次の連絡役が来るまで、やることやっとくか」        駅のロッカーだったな。
  GM : はい、緊急時の連絡用に幾つか番号が振られています。        3番ロッカーも、その一つですね。
  明良 : 着替えていく。私服で。
  千里 : 放っておいたらどうかしら。
  明良 : 引継ぎ資料だったら、組織に対して有利になれるからな。確認しておかないと。
  GM : では、ロッカーに向かいますか?
  明良 : ああ。        てくてく。
  GM : ロッカーは、普段明良君が麻薬のやりとりをしているのと似た、        所謂コインロッカーの一種です。
  明良 : 手袋をして、三番を調べる。
  GM : はい、所定のキーを差し込むと、普通に開くことができました、
  明良 : ん。        罠を確認。
  GM : 開けてから(笑)
  明良 : おっと(笑)        じゃあなしで。
  GM : 中には、一つの電話機が置かれています。        最近の携帯電話よりもちょっと大型の、いわゆる一つの衛星電話。
  明良 : ふむ?
  GM : と、その時に、その電話が音を奏で始めます。
  明良 : 「……」        取る。
  GM : ピピピピピピピピ……ぷっ。
  明良 : 返事はしないで聞こう。
  GM : ???『――報告を聞こうか』        しわがれた老人の声が聞こえます。
  明良 : 誰…だ?
  GM : さて、明良君は直接会ったことはないかもしれません。
  明良 : 状況を考えると駄天使の上司、か?        てことは慎重に対応しないと不味いな。
  GM : 普通に考えるとそうでしょう。
  明良 : 「強化人間『サイロイド』です」
  GM : ???『――話すが良い』
  明良 : えーとなんだっけ、あのポチョムキンの所属。
  GM : 誰何することもなく、声は促します。
  明良 : うんたら教団。
  瑞樹 : ポチョムキンは違ったじゃん。
  明良 : そうだっけ?
  GM : ポチョムキンの所属が何処かは知りませんが、連絡のあった敵対組織は統合教団です。
  瑞樹 : とにかく、リンクスは排除完了でいいんじゃないの。
  明良 : まあそうだな。
  瑞樹 : 堕天使の生死は不明。程度で。
  明良 : 「自分の連絡役は謎のリンクスとの交戦で行方不明に」
  GM : ???『――任務は』
  明良 : 「自分に課せられていたリンクス探索任務は終了しました」
  GM : ???『――追って、新しい連絡係を遣わそう』
  明良 : 「了解しました」
  GM : ???『――全ては委員会の為に』        それだけ言うと、電話の声はブツッ、と切れてしまいました。        とりあえず、これでリンクスの件については明良君に全て報告権限が届くでしょう。        好き勝手書けますよ。
  明良 : まあそういうことだな。        柚穂のことは伏せておくか。
  GM : はい。
  瑞樹 : ありがとう!
  GM : 先の通り、今回の任務の報告は、        「堕天使行方不明」「リンクス処理完了」「エアーマンが倒せない」の三本でお送りします。
  瑞樹 : エアーマン関係ない(笑)
  GM : とりあえず、報告関係は以上ですね。
  明良 : 他にやることもないし、終わりでいいぜ。
  GM : 明良君は、今回の事件でリンクスの能力という物を嫌というほど感じました。
  明良 : やべえやべえ(笑)
  瑞樹 : 明良程度じゃ歯牙にもかけられないのか!
  明良 : てめえはもっとだ!
  瑞樹 : なんだとぅー!
  GM : 委員会には、そんなリンクスがわんさと居る筈です。        ただ、朗報もありました。
  明良 : ああ。リンクスの協力者だな。        これは収穫だ。
  GM : 委員会とは繋がりの無い、千里さんというリンクスの協力者。
  明良 : いや、協力者というか……切り札か。
  GM : 正直、明良君も全てを話していませんし、今後も協力体制が作れるかは不明ではありますが、        ともあれ、誓いである組織の打倒、そのスタートラインに立てたと、言えるかもしれません。
  明良 : ああ。
  GM : まぁ、懸念事項としては――        守るべき対象である、瑞樹さんがこっちに足を踏み込んだかもしれない点。
  明良 : まああの馬鹿はなあ。
  瑞樹 : ばかいうなー!
  GM : とはいえ、それは今後のこと、今回の件はミッション終了といえるでしょう。        まだ何か出来たというわけではありませんが、とりあえず。
  明良 : ああ。やれやれ。
  GM : ――――学校行くべきですね、最近サボってますし(笑)
  明良 : 午後から行く。
  GM : はい。        では、締めに何かあれば。
  明良 : 「やっと始まり、ってところか」        以上だ。
  GM : はい、ここからが、始まりです。        お疲れさまでした。
  GM : というわけで、トリの瑞樹さんのエンディングです。
  瑞樹 : こーい!
  GM : 例によって、23日の朝、兄弟達を追い出した後。        夢の中とは違い、和気藹々と朝食を取っているときです。
  瑞樹 : 「おいしーい!」
  GM : 母「あらよかった。ご飯が余っているのよ、もっと食べない?」
  瑞樹 : 「食べる食べる!」
  GM : 兄「食いすぎると走れなくなるぞ」        弟「姉ちゃん、どうせ遅刻寸前でダッシュするしね」        父は、ずずっ、とお茶を啜っています。
  瑞樹 : 「その程度で走れなくなるような鍛え方はしてないのだ」        と適当ぶっこく。        「っていうか遅刻前提?         今日は早く起きたからそんなことないもん」
  GM : 兄「お、これ明日オープンのとこじゃん」        たわごとを無視して、テレビを指差します。
  瑞樹 : 「軽くスルーしおる……お?」
  GM : TV『――でしたが、シンボルである教会の鐘が何者かに壊されるという事件があり――』
  瑞樹 : 「あららー」
  GM : 弟「ありゃ、誰かの悪戯?」        母「嫌ね、せっかくクリスマスのオープンなのに」        父(ずずずっ)
  瑞樹 : 「まったく、誰がやったんだか」
  GM : TV『――であり、プレオープンは予定通り明日の24日に行われる予定です』        兄「お、オープンはするみたいだな」
  瑞樹 : 「ああ、オープンは予定通りなんだ」
  GM : 弟「メインが閉鎖ってのもあれだけどねー」        父(ずずずっ)        と、そんな会話をしている間に、そろそろ登校の時間です。
  瑞樹 : 「おお!? もう時間だ!         ごちそうさまでした!」        がちゃがちゃと急いで片付けて出かける準備。
  GM : 母「はい、お粗末さま」        兄「あー、俺等もそろそろ出ないとやばいな」        弟「兄ちゃん、後ろ乗っけてってくれ」        父(ずずずっ)        ちなみに、兄弟たちはそれぞれ別方向なので瑞樹さんとは登校が被ることはありません。        兄が大学生、弟が中学生くらいということで。
  瑞樹 : 「ち、うらやましいぜ。私は一人でダッシュなのに」
  GM : 兄「ダッシュするような時間より早く出ればいいだろうに……さ、いくか」        弟「いってきまーす!」
  瑞樹 : 「おお! 私も行ってきますー!」
  GM : 母「気をつけていくのよー」        父(ずずずっ)
  瑞樹 : かばん引っつかんでダッシュ!
  GM : というわけで、朝の登校風景、某麻帆良学園ほどではありませんが、        少々遅れ気味の生徒が走っていたり、諦めて歩いていたりします。
  瑞樹 : 諦めるものかー!
  GM : と、その中に、瑞樹さんは見覚えのある長髪眼鏡が小走りに走っているのに気づきました。        柚穂「はっはっは……寝坊したー!」
  瑞樹 : おお!?        「柚穂だ!」
  GM : 柚穂「!? 瑞樹だ!」
  瑞樹 : だだだだだーっ! っと追いつく。        上から下まで見て。        「おお! 柚穂だ!」
  GM : 柚穂「やばい! 瑞樹が居るってことは、遅刻確定!?」
  瑞樹 : 「あ、ひどい! 私遅刻したことほとんどないよ!         いつもぎりぎりだけど!」
  GM : 柚穂「そうだねー、いつもギリギリを低空飛行だもんね」        てけてけと走りながら、柚穂は疲れたような笑みを浮かべます。
  瑞樹 : 「いいのさー。その分眠れるものー」        ふ、生命力の高い私はそう簡単には疲れないのよ!
  GM : 柚穂「寝すぎは太るって言うよー?」
  瑞樹 : 「太らないように毎朝ランニングを欠かしません」
  GM : 柚穂「なんという自己暗示、遅刻の言い訳としては最悪だわ」        呆れたようにため息一つ。
  瑞樹 : 「そ、そこまで……あ!」
  GM : 柚穂「ん、なに? 忘れ物?」
  瑞樹 : 「柚穂にあわせてたら遅刻してしまう!」
  GM : 柚穂「親友を見捨てる発言!? 酷い! 鬼! 悪魔!」        ぎゃーぎゃー!
  瑞樹 : 「ふ、私は友を見捨てるような女子ではない」        と、手を差し出す。
  GM : 柚穂「瑞樹!」        キラキラ、と目を輝かせながら、その手をガシッ、と掴む。
  瑞樹 : がしっと、しっかり握る。        「もう離さないぜ! 必殺瑞樹だーっしゅ!」        超ダッシュ!
  GM : 柚穂「あはは! はは、って、えええ、早ッ!? きゃああああああっ!!!」        ずだだだだっ!
  瑞樹 : カールルイス顔負けのスピードでだっしゅだーっしゅだっしゅ!
  GM : 桂一「おー、お前等遅刻するぞー、急げ急げー」        校門前には、今日も桂一先生が立っています。
  瑞樹 : 先生め! 違うと分かっててもむかつく!
  GM : 柚穂「おはようございまっす!」
  瑞樹 : 「おはよーせんせー!」        だだだだだーっ。
  GM : 桂一「転ぶなよー」        そのままの勢いで下駄箱まで。
  瑞樹 : だだだーききーっ!        「到着!」
  GM : 柚穂「くはあっ! ま、間に合ったけど、ジェットコースター気分、かも……」        ぜいぜい、と息をつきながら柚穂が頷きます。
  瑞樹 : 「本日は瑞樹便をご利用いただきまことにありがとうございましたー。         またのご利用をお待ちしております」        ぺこりとおじぎ。
  GM : 柚穂「またの機会が無いことを祈って……あ、そうだ」
  瑞樹 : 「お?」
  GM : ふと、柚穂が顔を上げます。        柚穂「瑞樹さ、明日ヒマ? 実は、           例のシャングリ・ラって遊園地のプレオープン・チケット貰ったんだけど」
  瑞樹 : 「遊園地? しゃんぐりら?         おお! 行く行く!」
  GM : 柚穂「おっし! んじゃ、明日の終業式が終わったら、午後から遊び倒しましょ!」
  瑞樹 : 「おっけー! 遊びまくりだー!」
  GM : 柚穂「それじゃあ、今日の授業が終わったら――           ――約束どおり、スタバで明日の計画を立てよっか♪」
  瑞樹 : 「!         お、おお!         約束だもんね!」
  GM : 柚穂「うん!」        瑞樹さんにとって、今回の事件は、いつの間にか巻き込まれ、        気づくと走りぬけていた、そんな感じでした。        何かが変わったわけでもありませんし、特別な力に目覚めたわけでもありません。        ただ、日常のほんの直傍に、ちょっとした不思議が存在するらしい。        そんな事を知った、一風変わった出来事でした。        あえて言うならば―――その件に、幼馴染と、知り合いのウェイトレスが、        関わっているらしいというのが、収穫といえば収穫でしょうか。
  瑞樹 : 柚穂ともっと仲良くなれたことが一番の収穫さ!
  GM : はい、そうですね。        なんとなく、続いていく日常。        それこそが、一番の宝という……ありがちですが、大切な一コマでした。        なにか、締めがあれば、それで。
  瑞樹 : な、ないよ!?
  GM : じー(期待に満ちた目)
  瑞樹 : やめて! 何もでないよ!        なんだ、なんか台詞言えというのか!
  明良 : おい(笑)
  GM : まぁいいでしょう……では、二人仲良く教室へ向かうところで、        今回の出来事を締めさせて頂きます。
  GM : フォークロア、第0話、マヨヒガ事件、これにて終了します。
  瑞樹 : わーい
  千里 : お疲れ様よ。
  GM : お疲れさまでした。
  明良 : お疲れ様だ。
  瑞樹 : お疲れ様でしたー!
  GM : 事件の規模の割りにそれほど起伏なく終わりになだれ込んだ感じでしたね。        これにてプロローグ的な部分は終了ですが、楽しんで頂けたら幸いです。
  千里 : そうね。
  瑞樹 : 楽しかったー!
  千里 : 楽しめたわ。        GMは手際はつかめたかしら?
  GM : 正直、一杯一杯でした(笑)
  千里 : そう。
  GM : もう少し、削れたかなと想う部分は幾つかあります。
  千里 : 次回からの本番に、一層の期待をするわ。(笑)
  明良 : だな
  GM : ひぃ!(笑)
  瑞樹 : 夢の国をなんとかしたほうがよかったのか。
  GM : そこら辺は流動的ですね、なんとかされてもストーリーは進みましたし。        第一話以降が多少変わる程度で、どう進んでも最終話はすでに決まっていますので。        とりあえず、今回の終わりを鑑みて第一話を修正します(笑)
  千里 : そう。
  GM : 想定している中でも一番ストレートに進んだ感じですね。
  瑞樹 : わわわ        最終話は決まってるのかー!
  千里 : ポチョムキン動かしちゃったものね。
  GM : もう少しこじれるようなら、無理やり事を起こすつもりだったのですが。        あえて言うなら、ポチョムキンとエンカウントはするつもりでした(笑)
  瑞樹 : ポチョムキンとやりあえるのかとちょっと楽しみにしてた(笑)
  GM : ダイスに言ってください(笑)        なにはともあれ、もう一度言いますがお疲れさまでした。
  千里 : ええ、お疲れ様。
  瑞樹 : わーい!        お疲れ様でしたー!


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