File.00 『マヨヒガ』

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  GM : 今回、瑞樹さんがどういう行動するかによって今までの準備が全て無駄になるが(笑)
  瑞樹 : ええ、なにそれ。
  GM : 前回の宿題。
  瑞樹 : この前の終了後の話し合いによると、        明良が犬のように這い回ることが決定してた気がする。
  GM : なんて物理的な探索方法だろう(笑)
  瑞樹 : まあ、死臭のするほうへ行くのがいいんじゃないのという結論でした。        つまり明良を犬のように(ry
  GM : しかし、なぜ瑞樹さんが明良君の能力を知っているんですか(笑)
  千里 : リンクスについても知らなかったはずよね。(笑)
  明良 : だろ?(笑)
  瑞樹 : おお!        そーいえばそうだった。
  GM : しかも、千里さんにも「生命のぱぅわーを辿った」とか言ってて、        犬のように二時間も這い回ったことは黙っているのに(笑)
  明良 : だから這ったのは一瞬だっての(笑)
  GM : 前回、千里さんの蜃気楼で世界が幻に包まれた所からですね。
  千里 : そうね。
  明良 : で、これからどうするんだ?
  瑞樹 : 死臭のするほうへ降りる予定。
  千里 : 今日は浅賀さんがリードしてくれるみたいよ。
  瑞樹 : おお。        私か!
  明良 : 当てにならねえな。
  瑞樹 : じゃあ、いきなり瑞樹が腐臭のするほうへ走ることにしよう。        突貫!
  GM : 周囲が幻に覆われているときに走ると危険ですよ(笑)
  瑞樹 : なんだってー!(笑)
  明良 : 「おい、どこ行くんだ!」
  瑞樹 : 「臭いの元!」
  明良 : 「なんのだ?」
  瑞樹 : 「くっさいにおいしてんじゃん!」        してる、よね?        そー言えば、幻覚はにおいはどうなるんだろう。
  GM : 聖堂内にまで臭っているかはともかく、        外では腐った臭いがぷんぷんしやがっていました。
  明良 : 「あの先生のところに戻るのか?」
  瑞樹 : 「先生が臭いの?         いや先生臭くなかったじゃん」
  明良 : 「ま、いい。で、この臭いが何だって?」
  瑞樹 : 「くさいにおいの元へ行くっつったじゃん!」        と走る走る。
  明良 : 「おい、探すのは柚穂だろ? どう関係してんだよ!」        追う追う。
  瑞樹 : 「いいかー。マヨヒガは既に完成しかけで、         柚穂の意志はいらなくなったから体から追い出されたと思われる!         だからいらなくなった物はゴミ箱にぽいされたんじゃないかってことだ!         そしてゴミ箱は大抵臭い!」
  明良 : 「いくらなんでも無理がねえか?」    ※ その考えは無かったわ、と思ったのはGMと画面の前の皆との秘密だ。   瑞樹 : 「じゃあ明良どこにいるか分かるの?」
  明良 : 「落ち着けよ。お前にしかわからないことがあるんじゃないのか」
  瑞樹 : 「なんだそれは」
  明良 : 「お前友達だろ!?」
  瑞樹 : 「つまり霊的な意味で、思い入れの強そうな場所が、         どこかあるんじゃないかとおっしゃるのですね!」
  明良 : 「霊的かどうかはしらんが、そんな感じだ」
  瑞樹 : むしろそれを前回終了時に言ってくれって感じである。
  明良 : お前何も考えてなかったわけか?(笑)
  瑞樹 : 私だけが知ってる情報が思い当たらなかったのだ。        「ううーん、思い入れありそーな場所思い入れありそーな場所……」        ぐぐぐぐぐを身をよじりながら考え中。
  GM : その漫才は今も桂一先生の前で行われているのだろうか(笑)
  瑞樹 : いや走ってったから外じゃないかな?
  明良 : まあ走ってたな。
  GM : 走って行ったら間違いなく閉まったドアに激突しますがね。        ……ちなみに閉めたのは千里さんです(笑)
  千里 : 任意だから、開けられるわよ。(笑)
  瑞樹 : 出て行けてよかった(笑)
  GM : ぬぅ、先生だけ出さないつもりか!?(笑)
  千里 : それは容易ね。>先生だけ出さない。        まぁ、破壊は可能なんだけど。
  GM : わざわざ作った聖堂を破壊したりはしませんよ。
  明良 : 「じゃあとりあえず臭いの元を探してみるか…」
  瑞樹 : 「そうだった! 探しながらでも考えられる!         心当たりを潰していけばいいのよ!」
  明良 : 「こっちだ」
  瑞樹 : 「おお!」        ついてく。
  明良 : 「お前たまには首の上についてるもの使えよ?」
  瑞樹 : 「今まさに使ってる」
  GM : そういえば1.5km圏内は今も千里さんの蜃気楼に包まれていますが、        どういう風景なんでしょう?
  千里 : 大体はこの世界を基調にした空間よ。        あんまり想像性を働かせる時間はなかったしね。        つまり、建物やら道順やらがかきまぜられた感じね。
  GM : メイズですね。
  明良 : 迷路か。
  千里 : ええ。
  GM : なんて厄介な能力だ。
  瑞樹 : すごい能力だ。
  明良 : 俺も迷いそうだな。
  瑞樹 : 鼻あるじゃん。
  千里 : 鼻を頼りにしないと迷うわね。(笑)
  明良 : まあいい、臭いの元か……あるのか?
  GM : まぁ、正直メイズってるので正しい風景なのかGMも解りませんが、        そのままなら墓地っぽい所に出ます。
  明良 : 墓地…アトラクションか。
  瑞樹 : 「ここ? 如何にもだ」
  明良 : 「一応聞くがここに柚穂がいると思うのか?」
  瑞樹 : 「分かんない!」        自信満々。
  明良 : 「てめえ!」
  GM : 胸を張って断言しましたよこの人(笑)
  瑞樹 : 「落ち着け。まず確認だよ」        墓地なら墓碑に名前書いてあるのかな。
  GM : 苔むしていたり、擦れて読めないものが多いですね>墓碑
  瑞樹 : 「柚穂ー!!」        叫んでみる。        「柚穂ー! いたら返事してー!」        返事を待つ。
  GM : ??「……ぅー……           …ぁー……ぁー……」
  瑞樹 : 「おお! 返事が!」
  明良 : 「どこだ!?」
  瑞樹 : 声の元へいこう!        「柚穂! 柚穂ー!」
  明良 : 付いていこう。
  GM : 墓石の一つ、比較的に真新しい墓石が、ガタガタと揺れています。        ゴトッ……ゴ……
  瑞樹 : 掘り返すぞー!
  千里 : 迷い無い!
  明良 : これどう考えてもゾンビフラグじゃね?(笑)
  瑞樹 : ここで迷う必要性など皆無!
  明良 : 「おい瑞樹。本当にここにあいつがいるのか…?」
  瑞樹 : 「返事したじゃん!」        明良は墓石の名前でも確認すべき。        私は既に掘り返し中。
  明良 : 墓石の名前か…
  千里 : 佐奈川君、匂いとかどうなの?
  明良 : 腐ってる。
  GM : GMの返事の前に答えを言われた!?
  明良 : 腐ってやがる早すぎたんだ。
  瑞樹 : 落ち着け明良。ナウシカ見てるんじゃない。
  千里 : 金曜ロードショーは良いから。(苦笑)
  明良 : わかった。
  瑞樹 : あとゾンビフラグなんて折り込み済みだ!
  GM : 折り込み済みで突き進む瑞樹さんが雄々しいです(笑)
  瑞樹 : でもできれば腐ってないとうれしいな!(笑)
  明良 : (しかしどうもこいつは当てになりそうにないな……)
  瑞樹 : がっがっがっがっが。
  千里 : 一応判定だかGMに意見を聞くやらするべきじゃないかしら。
  GM : じゃあ、まぁ……組み付きで敏捷の即決勝負でもしますか(笑)
  瑞樹 : なんだってー!
  GM : やたら勢い良く掘り進む瑞樹さん、その時!        ??「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛……っ!」
  瑞樹 : 「!?」
  GM : ボゴッ、と地面の下から黒い手が瑞樹さんを掴もうと伸ばされます。
  瑞樹 : 掴む!
  明良 : 掴むな!
  瑞樹 : なんで!?        むしろ掴んで掘り出すべきところ!
  明良 : じゃあ組み付き成功だな。
  GM : まぁ、まさか掴み返されるとは思っていませんでしたが、とりあえず瑞樹さん。
  瑞樹 : はい。
  GM : 貴方が掴んでいる腕は、アーノルドシュワルツネッガーよりぶっといです。
  瑞樹 : 「ゆず、ほじゃない?」
  GM : これで柚穂だった方が怖いと思うのは私だけだろうか(笑)
  明良 : 「当たり前だろ!」        蹴りくれる。
  瑞樹 : どっちに?
  GM : とりあえず、ここからは戦闘ターンです。
  瑞樹 : アーノルドシュワルツネッガー対瑞樹!
  GM : 相手はとりあえず腕、組み付きに成功している状態から、        瑞樹さんは穴を掘っていたので膝立ちってところですか?
  瑞樹 : そんな感じ?
  明良 : まあそうなるわな…
  瑞樹 : 屈んだ状態かな。
  明良 : そもそも素手で掘ってたのか? まあ他にないよな…
  千里 : 嘉月さんは教会に置いてきたの?
  GM : 前回、背負って行ったような気がしますが>柚穂(ボディ)
  瑞樹 : おお、背負ってた!(笑)        なんてこったい(笑)
  明良 : 俺も忘れてたぜ…(笑)
  千里 : 危ないわね。
  明良 : 置いていけ。
  千里 : 佐奈川君、守ってあげるのよ。
  瑞樹 : 無茶言うな。
  明良 : 逆に考えろ。        鶴辺さんが守ってくれると考えるんだ。
  瑞樹 : いや、既に背負って出てきてるじゃん。
  GM : 背負ったことも忘れて墓穴を掘ってましたけどね(笑)
  瑞樹 : 二重の意味で墓穴掘ってた!(笑)
  明良 : 文字通りだなおい。
  千里 : ま、進めなさい。
  明良 : そうだな。        本体は俺が面倒を見ていよう。
  GM : 瑞樹さんと腕は近接距離、明良君は横で見ていたので1mの隣接、かな。
   ぶっとい腕 VS 瑞樹&明良
  瑞樹 : 戦闘開始だから、イニシアチブ?
  GM : そうですね、イニシアから行きましょう。
  瑞樹 : いにしあちぶー        (ころころ……) [2]+1 = 3
  GM : (ころころ……) [5] = 5        明良君もお願いします。
  明良 : (ころころ……) [4]+1 = 5
  GM : 同時なので振りなおし。        (ころころ……) [4] = 4
  明良 : (ころころ……) [3] = 3
  GM : 腕の方が早かったようです。
  千里 : あっけにとられてたわけね。
  GM : むしろ瑞樹さんの行動に(笑)>呆気に
  明良 : いや予想済みだった。        まあどうせゾンビにやられるような奴じゃないし、        これからどうするかを考えないとな。
  瑞樹 : 明良、一応言うけど、素手でゾンビに勝てるほど強くないよ?(笑)
  明良 : 嘘はいい。
  瑞樹 : ち、確かに素の明良よりは強い。        とにかくゾンビの行動だ。        っていうか、私柚穂背負ったまま?
  GM : どういう体勢ですか(笑)
  瑞樹 : だよね。明良に預けておいたことにしよう。
  明良 : ああ、柚穂は俺が面倒を見てる。
  GM : とりあえず組み付けるとは思っていませんでしたが。        ……まぁ、倒しに挑戦してみましょう。        こっちの体力とそっちの体力、敏捷、柔道のいずれかの即決で勝負です。
  瑞樹 : ま、間合いは使えない、っぽいなー。
  明良 : あれは近接に侵入する相手に使うもんだ。        もう侵入されてる。
  瑞樹 : のー!
  GM : むしろそっちから来ましたからね。
  瑞樹 : いや、敏捷だって高いもん!        こーい!
  GM : ぶっとい腕「う゛あ゛あ゛ぁ゛!」        (ころころ……) [6,2,6] = 14        うおう。
  瑞樹 : (ころころ……) 15-[2,4,4] = 5        つぇーい!
  GM : 余裕で耐えられた(笑)        腕は瑞樹さんを引きずり込むつもりか、押し倒そうとしましたが何とか耐えています。        次は明良君ですが、どうします?
  明良 : 見てる。
  GM : なにその余裕は(笑)
  明良 : (しかし柚穂の本体ってのはなんなんだ…?)
  瑞樹 : 振り払う必要がある!        両手で組み付かれてるわけじゃないから、勝負は五分と五分だ!        「ぬぉー!」        ぎぎぎぎぎ。
  GM : はい。
  瑞樹 : 振りほどきには間合いが使えるぜー!        (ころころ……) 18-[4,5,1] = 8        どりゃー!
  GM : (ころころ……) [3,2,2] = 7        ちぃ、両手で組み付いてたら勝ってたのに。
  瑞樹 : よし!
  GM : 瑞樹さんは腕を振り解いた!
  瑞樹 : 振り払った!
  明良 : (この体は成長した柚穂の体……         ということは、元の体の柚穂がいるんじゃないのか?)
  GM : ぶっとい腕「う゛あ゛ぁ゛!」
  瑞樹 : 「逃げるぞー!」
  明良 : 「わかった」
  瑞樹 : と言っても、次のターン?
  GM : まぁ、振り解かれましたし、逃げるなら腕はゆらゆら揺れた後、        また墓石の下に戻っていきました。        ゴゴゴゴゴゴゴ……
  瑞樹 : 柚穂をまた背負って墓から離れる。
  瑞樹 : 「ぬう、外れか」
  明良 : 「まあ普通に考えてな。         で、柚穂はどこにいると思う?」
  瑞樹 : 「お、落ち着いて考えよう」        ぐるぐる。        柚穂はどこにいるんだろう。
  GM : うーん、では瑞樹さん。
  瑞樹 : 学校?        学校は、変だな。先生の話からして。
  GM : ちょっと意志力判定してください、意思の強さ足してもいいです。
  瑞樹 : おお?        (ころころ……) 15-[3,3,3] = 6        調子いい。
  GM : 5は越えたか。
  瑞樹 : よすぎるくらい。
  GM : では、先の柚穂が倒れた時感じたショックイメージがリフレインします。
  瑞樹 : おぉぉ。
  GM : あの時に感じたのは複数の絶望、悲しみ、そして逃避への思いでした。        そして、逃げ出したいと思った何かが、何処へ向かうのか。        普通に考えれば、思い出の場所や、慣れた場所、落ち着く場所、などでしょう。
  明良 : 「どこだ、どこにいるんだ?」
  瑞樹 : ー?        部室か自室か。自室か!
  明良 : 遊園地の外か?
  GM : 思い入れのある場所、逃げ出した人は何処へ逃げるでしょう。
  明良 : 思い出せ思い出せ。
  瑞樹 : お、おちつけー!
  明良 : とりあえず自分の部屋じゃなさそうだぞ。
  瑞樹 : 自宅は家族がいる。部室は部員がいる。        学校も自宅も逃避場所にならない。
  GM : でも、瑞樹さんは知っていますよね?        柚穂は、誰と共に居ることを望んでこの世界にあるのでしょう?
  瑞樹 : なん・・・だと・・・?
  明良 : どういうことだ?
  瑞樹 : 「先生……?」        仮面をかぶらなくてすむ場所は、        二つか?        私か先生。        で、私の傍に柚穂はいなさそう。
  明良 : お前じゃねえのか?
  瑞樹 : 私?        マジで?
  明良 : あ、いや        気にするな。        間違いだった。
  GM : その意見で間違いとか地味に酷い言い草ですね(笑)
  瑞樹 : ありえない話じゃないから。どっちも。
  GM : 大丈夫です、瑞樹さん。        思うままに行きましょう。                「……っと、結構時間過ぎちゃったわね。どうする?」   GM : ここは【夢の国】なのですから。                「この後スタバでも寄って帰る?」   GM : 瑞樹さんと共にあることを望むと思うならば、瑞樹さんの思うところへ向かってください。                「おっけ。それじゃあ寄り道して帰りましょうか!」   GM : いつものスタバでも、よくだべっている部室でも。
  瑞樹 : よろしい!        スタバとかすごい勢いで忘れてたー!        突撃だ!        スタバへダッシュ!
  GM : では、いつも寄り道をしているスターバックスでよろしいですね?
  瑞樹 : イエス。アイアム。
  GM : はい……ちなみにどうやって移動します?        こうしている間にも時間は進みますので、悪しからず。
  瑞樹 : 柚穂背負って走り。
  千里 : 普通に迷うんじゃない、そうすると。
  瑞樹 : はぁー!?
  GM : ちなみに、徒歩で二時間、車で三十分とします。
  明良 : 「おいっ! どこ行くんだよ!」
  瑞樹 : 「スタバ!」
  明良 : 「そこに柚穂がいるのか!?」
  瑞樹 : 「いる!」
  明良 : 「わかった、けど遠いから車にするぞ!」
  瑞樹 : 「おお! 車運転できるのならお願い!」
  千里 : どちらにしろ迷うのは間違いないんじゃないかしら。
  GM : 1.5km圏内は未だ蜃気楼に沈んでいますか(笑)        町はどっちだ!?
  瑞樹 : 明良ガンバ!
  明良 : 落ち着け。
  瑞樹 : 落ち着く。
  明良 : それでも仙道なら何とかしてくれる。
  瑞樹 : いないんだけど。
  GM : ネタを挟まないと気がすまないんですか(笑)
  明良 : じゃあ、俺は先生の車を盗んでるから、お前は鶴辺さんに連絡しろ!
  瑞樹 : いえっさー!        ぴぽぱ!        あれ?        携帯通じなくね?
  千里 : 圏外じゃないかしら。
  瑞樹 : よし分かった。        明良柚穂を連れて行け。        私は走って戻る。        明良の2倍近い移動力はある。
  GM : とぅるるるる……ぷっ。        ??「ぃいいいいいいいいひっひっひっひっひっひっひっひ!!」
  瑞樹 : 「もしもーし! もしもーし!」
  明良 : 携帯使えねえ!
  GM : ??「ぃいいいいいいいひっひっひっひっひっひっひっひ!!」
  瑞樹 : 「明良、柚穂お願い」        ぴっと、携帯切って。
  GM : 動じないな(笑)
  瑞樹 : 「走るわ」
  明良 : 「わかった! 迷うなよ!」
  瑞樹 : 千里さんの元へダッシュ!
  千里 : まぁ、1度変えたあとは変更してないから、多分大丈夫かしらね。
  GM : 道順のわかっている迷路みたいなものですね。
  瑞樹 : よかった!
  千里 : で、場面切り替わるのかしら?
  GM : では、一端シーンを切って、時間をちょっと戻した千里さんのシーンに移行します。
  千里 : 了解よ。
  瑞樹 : はーい。
  GM : バタン、ドタドタドタ……二人が出て行った頃です。
  千里 : じゃ、先生と二人きりね。
  明良 : そうだな。
  千里 : 別に何をするでもないけれど。
  GM : 桂一「ふぅ……勝手に理想郷を塗り替えてもらっては困るんだけどな」
  千里 : 「そのものは変わってないんだから、良いんじゃないかしら」
  GM : 桂一「表面上が変わってしまうことが問題だ。この世界はまだ、安定していないのだから」        ため息をついて、千里さんを恨めしそうに見ます。
  千里 : 「そ。あの子たちは……特に浅賀さんの方は、その安定に賛成ではないみたいだけど?」
  GM : 桂一「賛成反対は関係ないな。俺は理想を実現させるためにあるのだから」
  千里 : 「ふぅん……」
  GM : 楽しげに歪んだ瞳から、ゆっくりと光が消えていく。        ツヤ消しの絵の具を塗りたくったような、ただ黒いだけの瞳。        徐に、桂一先生は口笛を吹き始めます。        桂一「〜〜♪ 〜〜〜♪」        アコースティックなロック調で、口笛には向かない選曲ですね。
  千里 : 様子を見ているわ。
  GM : ただ、その旋律にあわせて、世界に歪みが走りはじめます。        (ころころ……) [5,2,6] = 13        前回の千里さんの蜃気楼は達成値1でしたか。
  千里 : そうね。
  GM : 幻に幻がかぶさるように、聖堂内の風景が書き換わっていきます。
  千里 : 「……あら」
  GM : 桂一「無駄遣いはしたくないんだが……まぁ、見える範囲くらいはな」        ちなみに、外は未だにメイズっていることに変わりはありません。
  千里 : 成程ね。        「無駄遣い――心の澱、と言う奴のことかしらね」
  GM : 桂一「そうだな。本来、゛ココロの澱゛を投影できるのは、嘉月柚穂だけだったんだが。           協力者を得ることで、他人の"ココロの澱"を搾り取ることが出来てな、           それを利用させて貰っている」
  千里 : 「それがポチョムキン」
  GM : 桂一「その名前をつけたのは、嘉月柚穂だけれどな」
  千里 : 「嘉月さんが名付けたのね。ふぅん……」
  GM : 桂一「知ってるか? 今回はポチョムキンがそうだが、           嘉月柚穂の情報サイトでは、彼女のオリジナルの噂が幾つかあるんだ」
  千里 : 「あら、そうなの?」
  GM : 桂一「空想を投影することで、ネットの世界で理想郷を投影していた。           ……一種の代償行為だな」        こんな怪人がいたら面白いんじゃないか? こんな人を見たよと話してみれば?        こんな奴がいるわけないよね?        でも、話の種にはなるよね?
  千里 : けれども、それは嘘――        「――妄想の好きな子だったのね」        くす、と笑って。
  GM : 桂一「澱が溜まっていたのさ。何処かで発散しないとやばいほどにな」
  千里 : 「発散する方向が随分とまぁひねくれていると思うけれどね」
  GM : 桂一「だが、全て発散できるこの世界では、これ以上”ココロの澱”が溜まることはない」
  千里 : 「だから外部からの徴収が必要なのね」
  GM : 桂一「そう、まだ足りないんだ……           【Shangri-La of Gold】(黄金の理想郷)を完成させる為には」
  千里 : 「まぁ、それは良いんだけどね。         話してくれたことには感謝するけど、だからどうしたと言う感じではあるわ」
  GM : 桂一「ん、別に話したことで何か翻意を促そうと思っているわけでもないさ。           ただ、こうして長々と人と話すのは初めてでね。           ……更に言えば、もう話すことも無くなるだろうし」
  千里 : 「その理想郷とやらには、貴方は行かないわけ?」
  GM : 桂一「俺の役目は理想郷の完成……そこまでだからな。           まぁ、そこに"仲春桂一"はいるだろうが」        居なかったら、そこは理想郷たりえない。
  千里 : 「別の貴方ってことね」
  GM : 桂一「理想の"仲春桂一"さ」        ただ嘉月柚穂のために、嘉月柚穂を想い、嘉月柚穂だけに尽くす。        嘉月柚穂の仲春桂一。
  千里 : ふぅん。        「ところで、嘉月さんの意識はいったいどこに行っちゃったのかしら?」
  GM : 桂一「さて? とりあえず弾き出されたのは見ていたが」
  千里 : 「貴方も特に知らないと言うこと」
  GM : 桂一「知っても意味がないこと、だな」
  千里 : 「成程」
  GM : 桂一「時が来れば、必然的に嘉月柚穂は"神の子"を出産する。           そうすれば、今の大人の姿こそが"正"であると世界に認識される。           その為の"処女受胎"、この世界に「神の子」を迎え入れる為の儀式。           神の生まれた日から、世界は始まるんだ」
  千里 : ちょっと浅賀さん待ちましょう。        私やること本当に無いわ。
  GM : そうですね。        というか、いい加減喋りすぎた気がしてきました(笑)        そろそろ瑞樹さんにエアクラッシュして欲しいところですが(笑)
  明良 : 呼ばれてんぞ。
  瑞樹 : エアクラッシュ!        どーん!
  千里 : どーん。
  GM : どーん、とドアが開け放たれます。
  瑞樹 : 「千里さん!」
  千里 : 「ん、何?」
  瑞樹 : 「この、えーと、迷路的なのといてください!」
  千里 : 「解いていいの?」
  瑞樹 : 「解かないと柚穂見つけれないっていうかなんていうかとりあえず大丈夫なんで!」
  千里 : 「わかったわ」
  瑞樹 : 「ありがとうございます!」
  千里 : 解くわ。
  GM : 桂一「おう、お帰り。帰る気になったか?」
  瑞樹 : 「柚穂とね!」>帰る気
  千里 : 「解いたわ。         でも、そうするとポチョムキンさんが来ると思うんだけれどね」
  瑞樹 : そしてまたダッシュで戻る。        だーっ!
  千里 : 聞いてないわね。        肩をすくめるわ。
  明良 : 聞けよ?(笑)
  瑞樹 : 聞かなかった!(笑)
  GM : 素晴らしいエアクラッシュぶりです(笑)        機動平気ミズキさんにはエアリーディング機能は搭載していません(笑)
  瑞樹 : 車へ突撃!
  千里 : ま、教会ってことだし。        ため息をついて、椅子にでも腰掛けるわ。
  GM : 桂一「すまんね、落ち着きの無い子で」        苦笑しています。
  千里 : 「あんな元気な子、そうはいないわ」        で、どうするかしら?
  GM : 桂一「そうなんだよなぁ……」        どこか遠くを見るような目で、瑞樹さんの出て行った扉を見送ります。        何事もなければ、このまま茶のみ話が進むので切ってしまいますが。
  千里 : 切ってもらって結構よ。
  GM : はい。
  GM : では、柚穂さんを背負った明良君。        とりあえず、臭いを頼りに進んでいると、        ふと周囲の迷路が解けるように消えていきます。
  明良 : 「解除しなくても俺たちだけ影響外にしてくれれば良かったんだが……         いや、それともできないのか?」
  瑞樹 : 先に言ってそういうことは!
  千里 : 範囲内選択持ってないから、もろともよ。
  明良 : じゃあ駐車場に急ぐぜ。        盗んだ車で走りだーす。
  GM : はい、幾つかデフォルメされた車が止まっている中に、やけに現実感溢れる外車が一台。        学校で見たことがある、先生のスポーツカーですね。
  明良 : オープンタイプか?        柚穂を後部座席に寝かせる。軽く様子を見よう。
  GM : 密閉式ですが、実は鍵はかかっていませんでした。        ついでに言えば、キーは刺さりっぱなしのようです。
  明良 : ラッキーだな。
  GM : 瑞樹さん、登場していいですよ。
  瑞樹 : 「ただいま明良!」        助手席に入って。        がちゃするばたん。        「ってわけでゴーゴー!」
  明良 : 「ああ。柚穂を押さえてろよ!」
  瑞樹 : 「分かった!」        がっし。
  明良 : アクセルを踏み込む。
  GM : さて、それでは、        (ころころ……) [2,2,6] = 10        ち。        では、何事も無く……車は発進します。
  瑞樹 : 後部座席に移ってよう。
  GM : 柚穂は、今も死んだように気絶しています。
  瑞樹 : 「柚穂……」
  GM : 荒い息をついているものの、どこかループしているような。
  明良 : 駐車場をでて町のほうに向かう。        対向車も何もないな、楽なもんだ。        信号も無視だ無視。
  瑞樹 : 場所は教えておいたことにしとく。        ごーごー!
  GM : はい、では運転技能で判定をお願いします。
  明良 : おう。        (ころころ……) 13-[2,1,1] = 9        すげえ!
  GM : 無駄に(笑)
  瑞樹 : すっげえー!
  明良 : とばすぜええ!
  千里 : ぎゅいんぎゅいん。
  瑞樹 : はええー!(笑)
  GM : ギャギャギャギャ、内部に全く影響を与えずに鋭いドリフトをかましたり(笑)        きっとコップの水もこぼれませんよ(笑)
  瑞樹 : 「明良免許ないのにレーサーのようだ!」
  明良 : 「大切なのはカードじゃない、技術だ」
  GM : 浜面!?
  明良 : リスペクト。
  瑞樹 : 「違法なんだけど」
  GM : では、予定していた時間より大幅に短縮した時間で、スターバックスに到着しました。
  明良 : 「いいからほら、ついたぞ!」
  瑞樹 : 「おお!」        柚穂を背負ってスタバへ入ろう。
  明良 : 車を駐車場の真ん中に放置して後を追う。
  瑞樹 : 店員さんはいない、よね。
  GM : 中は、いつも瑞樹さんが利用しているスターバックスと変わりありません。        店員さんは居ませんが、ちょっと薄暗い証明も、落ち着いた雰囲気も、いつものままです。
  明良 : いるわけがない。
  GM : ニセモノの作り物めいた町の中で、この中はどこかリアルです。
  瑞樹 : じゃあ、いつもどおり二人で座ろう。二人席。
  GM : いつも座るのは、窓際の席です。
  瑞樹 : 窓際に柚穂と二人で座る。
  GM : いつもと同じ席、いつもと同じメニュー表、いつもと同じ柚穂が居ます。
  瑞樹 : いつもと同じ?        いつもと同じ柚穂?
  GM : 柚穂「どうしたの? いつものラテじゃなくて?」
  瑞樹 : 「お、おお!?         ゆ、柚穂?」
  GM : 気づくと、        背負っていたはずの柚穂が、いつもの女子高生の柚穂になっています。        というか、席に座った瞬間に柚穂になりました。
  明良 : 俺にも見えるのか?
  GM : 明良君も、その瞬間の過程は見ていませんが、気づくと柚穂になっていました。
  明良 : おお。        (女子高生の姿…これが柚穂の本体か?)
  瑞樹 : 「マジ柚穂?」        かたかた。
  GM : 柚穂「? 何を驚いてるの、瑞樹?」        こてん、と首を傾げます。
  瑞樹 : 「柚穂だー!」        と、がばーっと抱きつく。
  GM : 柚穂「うぉあっ!? 気持ちは嬉しいけど私はノーマルだから!?」        じたばたじたばた!
  瑞樹 : ぎゅーっとだきつく。        「柚穂だぁ……」        本物だよね。
  GM : 柚穂「おー、よしよし……どうしたの、佐奈川君に苛められたとか?」        頭を撫で撫でと。
  瑞樹 : うるうると泣きそうな顔。        「だって、だって、柚穂、おなかぼこーってなって、起きなくなって……」
  GM : 柚穂「いや、意味わかんないんだけど」
  瑞樹 : 「私もよく分かんないよぅ」
  千里 : 佐奈川君は突っ込んだりしないのね。空気。
  GM : 運転手は運転がお仕事(笑)
  千里 : 時間もないし、出るのを誘ったらどうかしら?
  瑞樹 : 「とにかく、一緒に帰ろう!」        抱きつくのやめて、手を取って。
  GM : 柚穂「えー? まだ何も飲んでないのに……って、強引だなぁ」        苦笑しながら、柚穂は立ち上がります。
  瑞樹 : 「また明日こればいいさ!」        目をぐしぐしぬぐってから。
  GM : 柚穂「はいはい、それじゃあ明日は付き合ってもらうからね」        何でもないことのように。        明日の約束を交わします。
  瑞樹 : 「うん! 約束だ!」
  GM : ニッコリ笑って、店を出た瞬間にでろーんと倒れこみます。        その姿はまた大人の物に戻っていますね。
  瑞樹 : 「おおおおおおお!?」
  GM : ただ、その表情は安らかで、眠っているだけのように変化しています。
  瑞樹 : 「ゆ、柚穂?」        とりあえず抱きかかえる。
  GM : 柚穂「ぅ〜ん……むにゃむにゃ……」
  瑞樹 : 「……寝てるだけ?」        よ、よか、よかった。
  千里 : 中身は戻ったのかしら。
  瑞樹 : 私から見てもそれはぜんぜん分からない。        明良が匂いかげば分かるのかも。


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