File.00 『マヨヒガ』

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  GM : さて、シーンは明良君と千里さんが合流した時点、時間にすると5時ごろですね。
  明良 : そこからか。
  GM : 不気味な静けさをかもし出す遊園地の前からスタートです。        それでは合流しちゃってください。
  千里 : まだ開園してないんだったかしら。
  明良 : ああ。
  GM : はい、プレオープンは24日の予定です。
  千里 : じゃ、到着ね。
  明良 : とりあえず事情を話すか。        「ども」        むしゃむしゃ。
  GM : 何か食べてる!?
  千里 : コーヒーと餡パンでしょ。
  明良 : ああ。菓子パンをいくつか買い込んだ。
  GM : そういえばコンビニで買うとか言ってましたね。
  千里 : 「待たせたわね。本当にここなわけ?」
  明良 : 「ええ。建巳郁子はここに入っていったみたいですよ」        食いますか?と一個。
  千里 : 「ふぅん、良くわかったわね」        受け取るわ。
  GM : 人気と言うものが全く無い、静かな建造物の群れ。        警備の人間すら居そうも無いそこは、どこか一種異様な雰囲気を漂わせています。        此処にあって、其処にないような。
  千里 : 「警察には連絡入れてないけれど、要るかしら?」
  明良 : 「状況が混乱するだけだと思うっすよ。むしろこっちが不利になるんじゃないすかね」
  千里 : 「そう。で、どうしようかしら、だわ」        5個セットの一口サイズ菓子パンを開けて。        一つ取り出して食べてるわ。
  明良 : 「建巳郁子ですが、どうも怖がりながらも呼ばれるようにここに来たみたいですね」        そうだ。彼女の写真ってあったか?        「そうだ。建巳郁子の写真ってありますか?」
  千里 : 「私は持ってないわよ」        片手を開いて見せて。
  明良 : 「俺たち二人とも覚えてる人間すから、確認できないのが難点ですね」
  千里 : 「まぁ、それは仕方ないんじゃないかしら。         それにこんな閑散としたところにいるんだったら、すぐわかるんじゃない?」
  GM : ちなみに外見はショートカットでスレンダーな健康的スポーツ少女って感じです。        まぁ、千里さんは昏睡状態でしか見たことがないので、健康的かどうかは解らないでしょうが。
  明良 : 「刑事さんあたりどうすかね?」
  千里 : 「どうかしらね。捜査次第では持ってるかもしれないけど……」
  明良 : 「いや、まあ…ちょっと電話してくれませんか?」        むしゃむしゃ。
  千里 : 「良いけど。呼ばない方が良いわけよね?」
  明良 : 「ええ、建巳郁子のことを聞いてくれれば」
  千里 : じゃ、皐月早苗さんに電話するわ。確かできたわよね。
  GM : はい、一度掛かってきましたし、番号は知っています。
  千里 : じゃ、かけるわ。
  GM : ぷるるる、ぴっ。        早苗『はい、こちら皐月早苗警部補です』
  千里 : 「鶴辺千里です。建巳郁子さんの事件の目撃者です。         先ほど会いましたけれども。今日は」
  GM : 早苗『あ、鶴辺さん、ど、どうもです!           えっと、それで、なにかありましたでしょうか?』
  千里 : 「皐月さん、建巳郁子さんのお写真などって控えてらっしゃいますか?         ふと気になりまして。記憶との照らし合わせがしたいかな、と」
  GM : 早苗『建巳さんの写真ですか……えー(ぺらぺら)……あれ?           んっと……一応、ありますけ、ど』
  千里 : 「一応?」
  明良 : ん、この刑事が覚えてる時点でまだ消えてないか。
  GM : 早苗『こんな写真でしたっけ……なんか、薄ボケてるというか、ピンぼけてるというか』
  千里 : 「成程……ありがとうございます。また明日にでも見せて頂けるでしょうか?」
  GM : 早苗『あ、それでしたら、今から写真を写メします』
  千里 : 「わざわざありがとうございます」
  GM : 早苗『いえいえ、捜査に協力していただいているのですから、此れくらい当然なのですよ』
  千里 : 「アドレスは……以前伝えましたか」
  GM : 早苗『はい、×××〜、ですよね。今からお送りしますので』        というと、早苗さんは電話を切って、ついでメールが着信します。
  千里 : ありがとうございます、と返信しておくわ。        どんな感じ?
  GM : 病室で見た建巳郁子と同じ写真ですが……どことなくボヤけているというか。        えっと、アラインメイズは、人物にしか効果はありませんよね?        であれば、写真の印象からはどこか、希薄な感じ、としか解りません。
  千里 : 感情知覚だものね。        写真では、厳密に感じるのは難しいと思うわ。
  明良 : 「まだ建巳郁子は消えてないみたいっすね」
  GM : とりあえず、写真から消えているということはありません。
  千里 : 写メを見せて。        「そうみたいね」
  明良 : 「さて。状況整理しましょう」
  千里 : 「整理?」
  GM : 明良君の状況の整理は癖です(笑)
  明良 : 「そうっすね。結局何が起きてるとか、それでどうするか、ってことを」
  千里 : 「ふぅん」        肩をすくめるわ。
  明良 : 「この町で、しばらく前から。人が物理と記憶から消える事件が起きてたわけですが」
  千里 : 「ええ」
  明良 : 「それは解除された人間もいた。         戻ってきた・・・…つまり『どこかにいっていた』わけです。神隠しですね」
  千里 : 戻ってきた人間っていたかしら?
  明良 : 建巳郁子。
  千里 : 違うんじゃない?
  明良 : ん?        違いますか?
  千里 : 建巳郁子はそもそも行ってないんじゃないかしら。
  明良 : 俺たちから判断して、行っていた根拠はないですか?
  千里 : 行った根拠も、行ってない根拠もないけれどね。
  GM : 此れに関しては期間が開いたこともあるのでお答えしましょう。        建巳郁子ですが、明良君の調べた情報の中で、そこは調べられています。        ただ、描写はしてなかったかもしれません、それはすみません。
  千里 : どういうこと?
  明良 : 俺が忘れてるだけか。
  瑞樹 : あれだ、出席確認のときだ。
  GM : 出欠簿を調べた時、建巳郁子に欠席の印がつくようになったのは、        病院に搬送されてからです。
  瑞樹 : そう。        一回目んとき、呼ばれてなくって、        そのあとで、貧血で倒れたっていうのが来て、ようやく欠席ってことになった。
  明良 : そんな気がした。
  千里 : ああ、そうなの。
  GM : そう、最初は呼ばれなくても何の違和感を持たれていませんでした。
  瑞樹 : 代わりに隣のD君が消えた。
  明良 : そうだD君はどうした?(笑)
  GM : D君は明良君推定の神隠しにあいました(笑)
  瑞樹 : っていうかシーンにいない私が何で覚えてるんだ(笑)
  明良 : で、建巳郁子は一回消えた認識なんだ。
  GM : そうですね、一度消えて、戻ってきた、という認識でいいでしょう。
  明良 : なんか定員があるのかと憶えてたんだ。
  千里 : ああ、成程ね。        フックになって無かったわ。明らかな見落とし。ごめんね。
  明良 : いや、俺からも言ってなかったすからね。        じゃ、そんな感じですり合せたということで。
  GM : 情報の共有を今しているわけですから、遅くはないでしょう。
  千里 : 「ふぅん」
  明良 : 「で、それをしているのはどうやら俺たちの同類らしい。仮にリンクスAと呼びましょう」
  千里 : 「ええ。それで?」
  明良 : 「このリンクスAが俺たちにとって不利益な点は、無差別であることっすね。         いつ知り合いが巻き込まれるかわかったものじゃないし、多少ならまだしも目立ちすぎる。         だから、リンクスAを止めることが俺たちの目的となります」
  千里 : 「まぁ、そう言うことで良いわ」
  明良 : 「ここで問題はその危険性ですね」
  千里 : 個人的には別に止めなくても良いんだけど。
  明良 : 「どうやらリンクスAの能力は俺たちには効いてないみたいですが。         直に食らってどうか、と言うことはわかりません」
  千里 : 「ふむふむ」
  明良 : 「もしも効果があった場合、今度は俺たちが神隠しに遭うわけですね」
  千里 : どうやらリンクスについては佐奈川君の方に一日の長が在るみたいだから、聞きに徹するわ。
  明良 : 「とはいえ、どうやら脱出は可能のようなので、そこまで深刻視することもないかもしれません。         ま、要するに。このまま突っ込みますか?ってことなんすけどね」
  千里 : 「うん? それが聞きたかったの?」
  明良 : 「そうっすよ。これからどうするか、危険性はあまりないみたいですし、         このまま二人で行きますか、ってことです」
  千里 : 「あまりない?」        食べ終わった袋をくしゅっと丸めて。
  明良 : 「即死はしないだろう、って程度です」
  千里 : 「ふーん。そう言うものなのだわね」        思わず笑うわ。
  明良 : 「なんすか?」        むっとして。
  千里 : 「いや、佐奈川君。そう言う感覚でいる限り、『普通』の話は通じないわけよ。         それじゃ、行きましょうか」        ゴミを上着のポケットにでもしまうわ。
  明良 : 「そうっすね。俺としても鶴辺さんと一緒にいた方が安心です」
  千里 : 「頼りにして頂いて光栄の至りだけれども、それほど頼りにされても当惑するわ」
  明良 : 「リンクスAも、鶴辺さんも、俺のちんけな能力に比べたらとてつもないですよ。頼りにもします」        概念を実体化するって頭おかしいだろ…状態だ。
  千里 : 「ま、話してても解決しないでしょう。とりあえず入ってみましょうか」
  明良 : んじゃ、前に立つか。        「入場券はどこで売ってるんすかね」
  千里 : 「ここ、まだ開いてないでしょ」
  GM : はい、入り口、というか入場ゲートですが、何故か施錠されていないようで、
  明良 : がらがらと開くわけか。
  GM : 正面に誰も居ないチケット売り場があって、その脇から普通に入れそうです。
  千里 : 「無防備ね」
  明良 : 「開いてないけど出入りしてるのはいるみたいですね。いや、入るだけかな」        ちょっと匂いをかいでみるか。
  GM : どの地点で匂いを嗅いでいます?
  明良 : くぐってすぐ。建巳郁子の匂い意外に人の気配は残ってるか?
  GM : ほうほう、ゲートをくぐりましたか。        ちなみに、建巳郁子は何故かゲートを乗り越えていきましたが、スライドすれば開きます(笑)
  明良 : 乗り越える? ジャンプしていったのかよ。
  千里 : 開かないでよじ登ったってことじゃないかしら。
  明良 : なんでだ…?
  千里 : 佐奈川君を先に行かせてみるわ。私は。
  明良 : まあいいんすけどね?(笑)
  GM : さて、ゲート内、つまり園内に侵入した明良君。
  明良 : ああ、なんだ。
  GM : とりあえず、知覚判定をお願いします。
  明良 : おっとそうだ。瑞樹の臭いを確認しないと。        (ころころ……) 15-[6,6,1] = 2        何とか成功。
  GM : では、そのゲートをくぐった瞬間――変わったことに気づきました。
  明良 : 何がだ?
  GM : そう、言うなれば空港の内と外のように、        出た瞬間から別の国の匂いがするような、そんな感覚。
  明良 : 「……?」
  GM : 嗅覚の鋭い明良君ならば、明らかな違和感として解るかもしれません。        一歩の距離で、はるか異国まで来たかのように、空気から違います。
  明良 : とりあえず振り返ってみる。
  GM : 振り返ると、其処には誰もいません――        あ、千里さんは、ゲートをくぐった瞬間、明良君が霞むように消えました。
  千里 : へぇ。
  明良 : うお消えた?!
  瑞樹 : 佐奈川明良の消失
  明良 : お前の方が先に消えてんだよ!
  千里 : 佐奈川君に電話してみるわ。        「あら消えた」        とか言いながら。
  GM : 『おかけになった電話番号は、只今電波の届かない場所か電源が――』
  千里 : 「……ふぅん」        ぱちん、と携帯を閉じて。
  明良 : とりあえず姿勢を低くして索敵。        ゲートの陰に隠れる。
  千里 : 「このまま帰っちゃうって言う選択肢も」
  明良 : ひでえな?(笑)
  GM : 千里さんがクールに鬼です(笑)
  千里 : 「あるにはあるけれど、まぁ、無視できない、だわねぇ……」        ちょっと様子をうかがうわ。
  瑞樹 : まず明良が出れるかどうか確認したら?        遊園地から出たら帰れるかもしれない。
  明良 : 俺からも鶴辺さんにかけてみるか。        PRRR
  千里 : 繋がんないわよね。
  明良 : つながったら怖いな(笑)
  GM : ぷるるる、ぷるるる……ピッ。        ??『…………』
  明良 : こわっ!?
  瑞樹 : つながった!
  明良 : 「もしもし?」
  GM : ??『………………ぃ』
  明良 : 「?」        耳を澄ませる。 『…かえりたいかえりたいかえりたいかえりたいかえりたいかえりたいかえりたいかえりたいかえりたい……』   明良 : 「!?」        聞き覚えはあるか?
  GM : 機械音声のように無機質な感じです。
  明良 : 切る。
  GM : ぶつっ。
  明良 : 「どーやら『効いた』みたいだな…」        低い姿勢のまま回れ右して、ゲートから出るように歩いてみる。
  GM : はい、ゲートから出ても、特にその雰囲気は変わることはありません。        また、先ほどまで居た場所なのですが、        どうも作り物めいているというか、薄っぺらな印象に変わっています。        同じ場所のはずなのに、どこか細工がずれているような、そんなチグハグな印象ですね。
  明良 : とりあえず鶴辺さんはいないわけか。
  GM : はい。
  千里 : それじゃ。        さっき食べてた菓子パンの袋を結んで、ゲートに放ってみるわ。
  GM : ひゅう……てんてんてん。        普通に、園内に転がっていく感じです。
  千里 : 「無機物は駄目みたいね」        腕を組むわ。
  明良 : とりあえず、鶴辺さんがくるはずだから、しばらく待ってみるか。        「やれやれ……         こういうときに動くとはぐれるってどっかで習ったよな…」
  GM : 来なかったら大笑いですね(笑)
  千里 : 「……ま、良いわ」        てくてくと、私も園内に入るわね。
  瑞樹 : 千里さんすげえ!        勇気ある!
  GM : では、千里さんも知覚判定をお願いします。
  千里 : 了解よ。        (ころころ……) 16-[5,4,6] = 1        成功だわ。
  GM : はい、では千里さんも空気が変わったことに気づいて構いません。        で、ちょっと微妙に違うのかもしれませんが、        アラインメイズで異空間に引きずり込むというのがあるかと思いますが、        感覚としてはアレに近いかもしれません。
  千里 : そう。        「……ふぅん」        空気が変わったところで、腰に手を当てて周囲を見渡すわ。
  GM : 振り向くと明良君が中腰でゲート付近にたむろしています。        明良君も、見ていたら空間に滲み出るように千里さんが出現しました。
  明良 : 「お久しぶりです」
  千里 : 「浦島太郎? それともジョーク?」
  明良 : 「後者です。冗談も通じないなんて世知辛い世の中っすね」
  千里 : 「どうも常識を逸脱してるみたいじゃない?」
  GM : さて、時に明良君。
  明良 : おう?
  GM : 先ほど尋ねられた瑞樹さんの匂いですが、はっきり感じます。
  明良 : まじ?
  GM : なんというか、周囲が作り物めいている分、ハッキリ匂いを感じとれるようです。
  明良 : ここで瑞樹の匂いがっ!と言ってあたりをかぎだすと変態だからな。
  瑞樹 : なれよ。変態に(笑)
  GM : 四つんばいで二時間走行した時点で(笑)
  明良 : 四つんばいは一瞬だっての!(笑)        「ん……鶴辺さん。俺の探してる奴の気配がします」
  GM : 明良君、治癒能力と言った割りに人探しに大活躍してますよね(笑)
  明良 : いや、生命オーラを感じるんだよ(笑)        なんでも生命オーラで片付く。
  千里 : 「私は感じないわ。案内してくれると助かるだわね」
  GM : あ、そうだ、もののついでに超嗅覚で判定をしてください。
  明良 : 「ちょっと待ってくださいね」        (ころころ……) 15+4-[5,1,3] = 10        嗅覚判定だけならかなり行くな。
  千里 : 俄然やる気出したわね。
  瑞樹 : 本当だ。
  GM : やたらハッキリ感じましたね。
  明良 : まあ瑞樹のためですから。
  GM : では、瑞樹さんと一緒に、何者かの匂いを感じます。
  明良 : なにいっ!?
  瑞樹 : いや、まあ、そりゃそうだ(笑)
  明良 : 誰かって誰だよ。
  GM : んー、柚穂の家で感じた匂いです。
  明良 : 柚穂か。あいつも消えてたな。
  GM : ただ、そうですね。        その達成値ですし。        …………若干、作り物くさい?
  瑞樹 : なん・・・だと・・・?
  GM : 柚穂の匂いに間違いはないのですが、        まるで柚穂を見本に似せてつくったような、そんな微細な匂いの違い。
  明良 : 置いておくか。        とりあえずぐるりと回って、匂いの方向を探るか。
  GM : 内部に少し行ったところで、端の方のグルメストリートの方角へ移動しています。
  明良 : そういえば風は吹いてるのか?
  GM : んー、停滞している感じです。        外でありながら、まるで屋内のように。
  明良 : ふむ。遠くまでは届かないが長く残るな>臭い
  GM : そりゃあ、他に匂いの元になりそうなものがありませんからね。
  明良 : なるほどな。
  瑞樹 : ここにはたった二人しかいないのか。
  千里 : 「……」
  明良 : てことは…この構造物は無味無臭と言うことか?
  GM : 匂い自体はあるかもしれませんが、どこか薄っぺらいというか。
  明良 : ちょっと砂を口に含んでみる。
  GM : 砂の味がします。
  明良 : 「ん……ぺっ」        やるんじゃなかった。じゃりじゃりする。
  GM : なにがしたかったんだろう(笑)
  明良 : それより俺には成分分析があるじゃねえか        地面に右手を付いて、成分分析してみるぜ。
  GM : 失敗するんですねわかります。
  明良 : (ころころ……) 11-[1,2,2] = 6        成功だっ!
  GM : なん……だと……!?
  明良 : 勿論失敗したら敵リンクスの妨害だ。        で、なんかわかるか? ただのアスファルトか?
  GM : えー、地面ですか……ここは舗装されているのですが、        アスファルトに非常に酷似した未知の物質で出来ています。        ぶっちゃけ、アスファルトっぽいなんだかよく解らないもので出来ています。        あえて言おう……夢と絶望で出来ています。
  明良 : ダークマターか!        敵が羽を生やしたら一目散に逃げよう。
  GM : 第一位と二位の差は歴然です。
  明良 : 3位と4位の差は?
  GM : 命中率?
  千里 : 良くわかんないんだけど。
  GM : ともあれ、どうします?
  明良 : 戻そう。        「鶴辺さん」
  千里 : 「……何か分かったかしら?」
  GM : いきなり OTL したんでしたね。
  明良 : 「俺の知り合いですけど(入り口の案内板を指して)こっちの方にいるみたいっすね」        グルメストリートだったか。
  GM : はい、いわゆるレストラン等が立ち並ぶエリアですね。        軽食屋が主でしょうけれど。
  千里 : 「ふぅん……よくわかるわねぇ」
  明良 : 「まあ、生命の気配って言うか、そんなものです。         それから、一応。ここの物質、全く生命エネルギーを感じないっていうか、紛い物です」
  千里 : 「それが佐奈川君の……えーと、“能力”ってやつかしら」
  明良 : 「デザインD。ま、生命エネルギーを感じたり、軽く弄ったり、そんな感じです」
  千里 : ところで、携帯を開いてみるわ。
  GM : 圏外マークがついています。
  千里 : いいえ。        時間類の確認よ。
  GM : ああ。               12月24日 17:26   GM : って感じですかね。
  千里 : 数日進んでない?
  GM : 進んでます(笑)
  千里 : そうよね。        「……ところで佐奈川君。今日ってイヴだったかしら?」        携帯を見つつ。
  明良 : 今日何日だったか。
  GM : 外では22日の筈です。
  明良 : 「二日早いんじゃないすかね」
  千里 : 「そう」        そう言って、携帯画面を見せるわ。               12月24日 17:28   明良 : 「……浦島太郎?」
  千里 : 「かしらね」        いじって、さっきもらった写メを開くわ。
  明良 : とりあえず能力が使えたってことは体内時間はリセットされてないんだな?
  GM : ええ、あくまで表記上そうなっているだけです。
  千里 : 写真はぼやけたまま?
  GM : あー……そうか、では、はっきり写っています。
  千里 : 「どうやら……『こっち側』にはいるようね」
  瑞樹 : じゃあ、たつみさんはここにいる?
  明良 : 俺も瑞樹の写真を確認しよう。
  GM : 瑞樹さんは写っていませんね。
  明良 : マジか。
  GM : もちろん、柚穂もですが。
  明良 : 一応確認するが先生は?>写真
  GM : 先生は最初から消えてませんが。
  明良 : いや、こっちに着たら消えるかもしれないだろ?(笑)
  GM : あっちの正常が歪んだわけではないようで、元々写っていた写真はそのままのようです。
  千里 : 成程ね。
  明良 : この写真は向こうのものか。        あ、自分の写真持ってたら消えてるかもしれないな。
  千里 : 一緒に来てる時点で、映ってるんじゃない?        向こうで、皐月さんから私の記憶は消えてるかもしれないけれど。
  明良 : ま、さておこう。
  千里 : 「ま、だからどうって感じね」        携帯をしまって。
  GM : 事態は異常、でもそれは最初から解っていましたからね。
  明良 : 「状況を整理しましょうか。         ま、取れそうな手段は二つ。なんとか脱出するか、リンクスAを探すかってことですが。         気をつけてくださいよ。とりあえず、相手の能力が『効く』って事はわかったんですから」
  千里 : 「そっちの方に向かいましょうか。         せっかく入れたんだし、探しましょう」
  明良 : 「ういっす。どうも」        しかし無策で行くのもなんだな…
  瑞樹 : 策って立てられるの?
  明良 : いや、ない(笑)
  GM : 内部に入ると収集するような伝手がありませんからな。
  明良 : リンクスの能力が圧倒的過ぎるんだよ(笑)
  瑞樹 : それがリンクスだ(笑)
  GM : その分、弱点も多いんだけどね、CPの関係上(笑)
  明良 : じゃ、多少小走りで行くか…気配を探りながら。
  千里 : あ、そう言えば。        門って開いてるのかしら?        こちら側からでも。
  GM : ゲートですか?
  千里 : ええ。
  GM : それでしたら、開きっぱなしです。
  千里 : そ。
  明良 : 拳銃の一丁でも用意しておくべきだったか…
  千里 : 持ってないのね。(笑)
  GM : それに関しては手抜かりとしか言い様がありません。        荒事になる可能性があった時点で申請すれば堕天使がくれたかもしれないのに(笑)
  明良 : 鶴辺さんと組んだ時点であまり接触したくなくなったからな、あっちとは。
  瑞樹 : 拳銃程度でどうにかなる相手なのか?(笑)
  明良 : 牽制程度にはなるんじゃね?(笑)        まあ、鶴辺さんを拳銃以上の兵器と思えば問題ない。
  GM : そこら辺は能力によると思いますけどね(笑)        とりあえず、千里さん相手だったら拳銃は逆効果、相手の武器を増やすだけですが(笑)
  千里 : ま、進みましょう。
  明良 : ああ。        シーンはまだ続くか?
  GM : 合流するところまでやって切ろうかと。
  千里 : がんがんやりましょ。
  GM : では、案内板の通りにグルメストリートへ進んでいくと、        瑞樹さんの匂いがどんどん濃くなっていきます。
  明良 : そろそろか…
  GM : そのうち、一つの店……なんだろう、シャングリ・ラ・バーガーとでもしますが、        の中から瑞樹さんの匂いの元が感じ取れます。
  明良 : じゃ、ハンドサインで鶴辺さんに。
  千里 : うん?
  明良 : (あの店です。様子見てきますから)
  千里 : (そ)        軽く親指立てておくわ。
  GM : 瑞樹さんも、状況を見て何か行動していいですよ。        ちなみに柚穂(?)は未だに苦しんでいるだけです。
  明良 : 忍び足で窓に近づいていく。
  瑞樹 : 知覚は出来ぬのであった。        9じゃ無理だ。
  明良 : 勝ったな。
  瑞樹 : 柚穂の前でどうするか悩む。        起こして事実確認するか、それとも……。
  明良 : <忍び>(ころころ……) 14-[4,4,6] = 0        お?
  千里 : 勝てそうね。
  瑞樹 : (ころころ……) 9-[4,3,6] = -4        ダメだった(笑)
  千里 : そんなことなかったわ。
  GM : まぁ、気づきませんね(笑)
  明良 : よし。        窓から中の様子を探る。
  GM : 内部を覗くと、いわゆるファーストフード店という感じの内装で、        その一角に瑞樹さんっぽいのと、その直傍で見知らぬ女性が横たわっています。
  瑞樹 : 柚穂の汗拭いたりしとく。        木刀はいつでも抜けるように。
  GM : 甲斐甲斐しく看病しているようです。
  明良 : (瑞樹…!)        と、誰かか。
  GM : 嘉月柚穂に良く似ています。
  明良 : 見つけたはいいがどうするか…操られているかもしれないしな。
  GM : そこら辺は自由にやってください(笑)
  明良 : とりあえず気絶させるか?(笑)
  GM : なんでそうセメントなんだ(笑)
  瑞樹 : この私相手に戦闘とはなかなかいい度胸だ。
  明良 : こいつ!
  瑞樹 : というか、私の実力はあんたがよく知ってるでしょーに(笑)
  千里 : まーまー。早く進めて。(笑)
  明良 : とりあえず鶴辺さんのところに戻る。        こそこそ。
  千里 : (おかえり)
  GM : やたら慎重だ(笑)
  明良 : 「いました。俺の知り合いと、あと見知らぬ女性が一名。女性は意識がないようです」
  千里 : 「ふぅん。で、どうするの?         話を聞いたりできそうだし、無視して通り過ぎるのはないでしょう」
  明良 : 「……声をかけるんで、何かあったらバックアップお願いします」
  千里 : 「わかったわ」
  明良 : じゃ、隠れるのを確認してから。        「瑞樹!」
  瑞樹 : びっくりして刀構えて振り向く!
  明良 : 「待て、俺だ! 明良だ!」
  瑞樹 : 「……明良?」
  GM : 果たして、瑞樹さん視点において唐突に出現した明良君は本物だろうか(笑)
  瑞樹 : 「本物?」
  明良 : 「ああ、本物だ」
  瑞樹 : 「じゃあ両手挙げてて」        木刀構えつつ。
  明良 : 「待て、お前こそ本物の瑞樹か?」        両手挙げつつ。
  瑞樹 : 「本物だよ! って、証明どうやってすればいいのか分かんないけど」
  明良 : 「本物の瑞樹ならマリーアントワネットの物真似が出来るはずだ」
  瑞樹 : 「パンがなければ糞便を食べればいいじゃなーーい」
  明良 : 「傲慢! やっぱり瑞樹だ!」
  GM : 仲良いな、キミら(笑)
  瑞樹 : 「ってなにやらすか!」
  明良 : 「まあ一応な」
  瑞樹 : とりあえず、明良の口ん中は赤くないよね?        まっかっかじゃないよね?
  GM : はい、別に半月状に裂けてたりしません。        まぁ、それを言うと先生も裂けてませんでしたが(笑)
  瑞樹 : 「マジで本物?」        ぐ、先生の例が!        いや、柚穂の世界なら、明良のこんな側面を柚穂は知らないはず。
  GM : でしょうね(笑)
  明良 : 「じゃあお前もなんか質問していいぞ」
  瑞樹 : 「いやいいや。たぶん本物だ。         私にマリーの真似要求するのは明良くらいだ」
  千里 : 仲良いわね。
  瑞樹 : 「っていうか明良なんでここにいるの?」
  明良 : 「殴っていいか?」
  瑞樹 : 「なんで!?」
  明良 : 殴る!
  瑞樹 : 受ける!
  明良 : がっし。        「てめえ殴らせろ!」
  瑞樹 : 「なめんな! むしろ私がしばく!」
  明良 : 「なんでだー!」
  千里 : ぼーっと陰から眺めてるわ。        「(何やってるのかしら……彼女?)」
  瑞樹 : 「なんでここ来てるの? ばかなの? 死ぬの?」
  明良 : 「お前こそなんで消えてるんだよ。馬鹿なの? 死ぬの?」
  瑞樹 : 「え? 消えた? マジで?         私ここに来る過程の記憶ない。         むしろ起きたらここにいた」
  明良 : 「ばーかばーか」
  瑞樹 : 「ばか言うな! っていうか明良もここ来てんじゃんばかじゃん!         さっさと帰れ! 鐘んとこまで行ったら返してくれる人いるから帰れ!」
  GM : 本当に仲がいいな、この二人(笑)
  千里 : 「(うーん……)」        良し、私も近づいて、嘉月さんの様子を見ることにするわ。        お邪魔したら悪いし、技能なし値忍びね。        (ころころ……) 17-5-[4,3,2] = 3        成功ね。
  GM : 千里さん、優秀ですね。
  千里 : こそこそこそ。        嘉月さんはぱっと見どう? 迷ってはいないかしらね。
  GM : 柚穂(?)ですが、見てみるとかなり違和感を感じる状態になっています。
  千里 : あら。
  明良 : 「何言ってんだ? あとそれ誰だ?」
  瑞樹 : 「えーと、なんだ。話せば長くなるというか」
  明良 : 「今北産業」
  瑞樹 : (ころころ……) 9-[3,1,2] = 3        ところで千里さんを見つけてしまった。
  千里 : じゃ、それで構わないわよ。
  GM : まず、迷いというか、意思的なものが凄く希薄になっています。        その反面、下腹部、ようはお腹の辺りにやら混沌としています。
  千里 : ふぅん。        診断していいかしら。
  GM : はい、どうぞ>診断
  千里 : (ころころ……) 14-[5,4,3] = 2        2で成功。
  GM : つわりです。
  千里 : ふぅん。
  瑞樹 : つわりとか瑞樹には分からない。        知力的な問題で。
  GM : パーですか(笑)
  瑞樹 : いや、見てつわりかどうか分からないって意味で(笑)        説明終わったなら千里さんを見つけるよ!        「って、千里さん!?」        どーん、と明良を押しのけて千里さんの下へ。
  明良 : 「あー、この人は鶴辺千里さん……ってなんだ知ってんのか」        無意味に押し返す。
  千里 : 「あら、もっとやってても良いのよ。         浅賀さんだったっけ」        嘉月さんを見ながら。
  瑞樹 : 「あ、そうです浅賀瑞樹です。         千里さんなんでこんなとこ来ちゃってるんですか!」
  千里 : 「鶴辺千里よ」        ここで、浅賀さんと目を合わせて。
  瑞樹 : 「いや、もうちょうどいいや、千里さん医学的知識とかあります?」        おおう?
  千里 : 「そのまえに、佐奈川君の探してたのって浅賀さんで良いの?」
  明良 : 「そうです」
  瑞樹 : 「明良私探してたのか」
  千里 : 軽く人差し指に触れるわ。        「一応自己紹介ね。えーっと。この子、お友達?」
  瑞樹 : 「あ、そうです。嘉月柚穂って言うんです」
  明良 : 「おい嘘をつくな」
  瑞樹 : 「嘘? 嘘じゃないよ!         柚穂は柚穂だよ!」
  明良 : 「嘉月は俺たちの同級生だろ? つうか明らかに違うじゃねえか。姉だろ」
  瑞樹 : 「よく分かんないけどここに来たら大人になってたって言ってた!」
  千里 : 「まぁまぁ。とりあえず、そう言うのは後にして。         この子、どうやら悪阻みたい」        ちょっと困ったように。
  瑞樹 : 「おそ?」
  千里 : 「つわり。         おそでもいいけど」
  瑞樹 : 「つわり!? 出産近い!?」
  明良 : 「妊娠してるのか? 嘉月姉」
  瑞樹 : 「だから柚穂だっつーに!」
  千里 : 近そうなの?
  GM : そもそも、つわりは妊娠3、4ヶ月で安定するそうですが。
  千里 : そうよね?        でも、1日も経たずに3・4ヶ月の段階まで来ちゃってるってことよね。
  明良 : 「落ち着け。悪阻は妊娠初期の症状だ」
  瑞樹 : 「千里さん柚穂が出産したらこの世界が確定して外出れなくなっちゃうよ!」
  千里 : 「? どういう事?」
  瑞樹 : 「えーと」        すごい難しいぞこれ。プライベートな問題だ。        直情な私でも相当悩む。
  明良 : 「お前は一体何を言ってるんだ」
  千里 : じゃ、その迷ってるのを見て取って。        「言いたくないなら良いわ」
  瑞樹 : 「お、おう?」
  千里 : 「とりあえず、この子の赤ちゃんが生まれると困るのね?」
  瑞樹 : 「こ、困るんです!」
  明良 : 「(心を読んだのか…?)」
  瑞樹 : 「世界が閉じて帰れなくなっちゃう!」
  明良 : 「じゃあ……降ろすか?」
  千里 : 「と言うことは、今なら帰れるのね?」
  瑞樹 : 「鐘のところへ行けば、たぶん……」
  千里 : 「鐘。         って、何かしら?」
  明良 : そういうアトラクションか?
  瑞樹 : 「夢の国の中心っつってたから、たぶん、遊園地の鐘のはず」
  千里 : 車って外にあったかしら。
  瑞樹 : 柚穂と乗ってきた車が外にあったような。
  明良 : その辺にパンフレットないか。
  千里 : 「なら、そこへ向かえば良いわけね」
  GM : 案内図を見た時に解りますが、        この遊園地には中央に教会のような城のような建物があります。        某ネズミーランドのシンデレラ城のような感じですね。
  千里 : 歩いてどのくらいかしら。
  GM : 同じ園内なんだからそれほど離れていません、射線さえ通ればその店からも見えます。
  明良 : 「ちょっと待て。脱出したとして、この世界はどうなるんだ? 他の連中は?」
  瑞樹 : 「明良と千里さんは普通に帰れるんじゃない?         柚穂が帰れれば、元に戻る、んじゃないかなぁ」        もう思いっきり隠し事しまくってる顔になってるけど。
  千里 : 「この嘉月さんが中心、ってことかしら」
  瑞樹 : 「な、なんでそれを!」
  明良 : 「嘉月姉がリンクスAなのか?」
  瑞樹 : 「だから柚穂だっつーに!!」
  千里 : 「そ。         じゃ、やることは一つね」
  瑞樹 : 「ど、どうするんですか?」        一応柚穂をかばうように移動。
  千里 : 「連れてくしかないでしょう」
  瑞樹 : 「連れて?         だ、大丈夫柚穂?」
  GM : 柚穂は絶賛気絶中です。
  千里 : 「この子を連れて、鐘を目指すしかないでしょうね」
  瑞樹 : 「健康っていうかなんていうか」        あたふた。
  千里 : 動かせは出来るんじゃないかしら?
  瑞樹 : 背負っていけといわれたら問題なく出来る。
  千里 : 診断したなら大丈夫そうかわかると思うわ。
  GM : 既に道端からこの店まで運んできたわけですからね。        多少苦しそうですが安定しているので、今すぐ出産とか破水ということはないです。
  千里 : そう。        「今ならまだ動かせそうよ」
  瑞樹 : 「よ、よかった」
  千里 : 「浅賀さん、様子からすると……急いでるんでしょう?」
  瑞樹 : 「もちです!」
  千里 : 「なんだか随分特殊に感じるのよね……異様なお腹の子の成長速度と言うか」        腕組んで。        「イヴ……」        ぴん、と直感するわ。
  瑞樹 : 「?」
  千里 : 「ああ。そう。         25日には生まれるわ」
  瑞樹 : 「25?」
  千里 : 「この世界は24日なんでしょう?」
  瑞樹 : 「ここずっと24日で時間間隔ないんですけど、今日何日なんですか?」
  千里 : 「12月24日……クリスマスイヴよ」
  瑞樹 : 「えーまー」
  千里 : 「イヴ」
  瑞樹 : 今日24日か!        あれ?        23やなかったっけ。
  千里 : 外の世界が22日でしょう?
  瑞樹 : そうか。外は22か。        なるほど。
  GM : どの道、この世界では24ですが。
  瑞樹 : 今17時何分だから、次の日になる瞬間、世界確定、つまり出産ではなかろうかと。
  明良 : 「……」
  千里 : ええ。        「クリスマスは――          イエス・キリストの生誕祭よ 」
  明良 : なるほど。
  千里 : 「彼女、もしかして。         処女妊娠したんじゃないかしら?」
  瑞樹 : 「な、なぜそれを……」
  GM : …………なんで解ったんだろう。
  瑞樹 : 千里さんすげえー!!
  GM : 千里さんの立ち位置でそこまで推理するとか(笑)
  千里 : 「だから、そう言うことよ。私、過程はともかく、解答に到達しちゃう気質なの」        パン、と手を叩いて。
  瑞樹 : 「不謹慎かもしれないけど、千里さんが来てくれて助かりました!         よくは分かりませんでしたが鐘の元へ柚穂を連れて行けばいいんですよね!」        自分の中で何か決断できたようだ。
  明良 : 「俺は?」
  千里 : 「佐奈川君がいなかったら、私はここまで来られなかったわ」
  瑞樹 : 「明良?」
  千里 : 「ええ」
  瑞樹 : 「なんで千里さん巻き込んでんの?」
  GM : 対応が随分違う(笑)
  明良 : 「色々遭ったんだよ。         話して欲しけりゃお前も事情話せ」
  瑞樹 : 「知らなくてもいいから話さなくていいよ!」
  明良 : 「てめえ!」
  千里 : 「とりあえず、少なくともここじゃ自体は好転しない。         佐奈川君、彼女背負える?」
  明良 : 「ういっす」
  瑞樹 : 「明良に背負わせるなんてさせない!         私が背負ってきます」
  千里 : 「……浅賀さん大丈夫なの?」
  明良 : 「でもはっきり言って瑞樹の方がゴリラですよ」
  千里 : 「そうなの……」
  瑞樹 : 「ぶっ殺すぞこいつぅ!」
  明良 : 「事実だ」
  瑞樹 : 「あんたがひょろいんだ」
  千里 : 苦笑して、人差し指を唇に。        「仲良いわね」
  瑞樹 : 「腐った縁です」
  GM : はいはい、基本方針が決まったらそろそろシーンを切りますよ(笑)
  瑞樹 : はーい。        柚穂を背負おう。
  明良 : ああ。
  千里 : ええ。
  GM : はい、では鐘に――理想郷の中心に向かう、というところでシーンをカットします。
  瑞樹 : 柚穂と帰るぜ!


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